SONY APM SPEAKER HOMEPAGE

80年代に活躍したソニーの四角い平面スピーカー (APMスピーカー)

APM speaker is a square plane speaker of SONY.

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APMスピーカーエッジ修理 1 (考案者:ハマーさん、投稿者:裏道志さん)

1.準備するもの
 @セーム皮 いろいろ確かめた結果オートバックスで売っているものがいいです。(写真−1)
  出来ればLとRのスピーカーを同じ皮からとってLとRのfo,Qoの不一致を抑えます。
  (鹿革ではなく羊革です。サイズが大きく、貼り合わせる必要ありません。)
 A型を作る材料
  田宮模型製のプラ棒で中空、透明なもので外形8mmのもの(写真−2)
  DIYショップで売っている透明なビニールチューブで肉厚2mm、外形12mmのもの(写真−3)
 B合成ゴム系の接着剤、スプレー式のワイシャツなどに使う糊付け剤。(写真−4、5)
 Cエッジを黒く染めるための染料(写真−6)

写真-1

写真-2

写真-3

写真-4

写真-5

写真-6

2.型の製作
 プラ棒で90度のコーナーを作り4隅の形を定義します。プラ棒の一部をライターなどで熱くして何かの角におしつけます。注意すべきことは正確な90度のコーナーを作ることとコーナーが2次元でねじれないようにすることです。(写真−7)

 そしてそれらをビニールチューブで結合します。ビニールチューブをたて方向に切りプラ棒でコーナーをつなげます。このときAPMのサイズに合わせて正確に作ります。コーナーの部分は横方向に切れ目をいれてきれいなコーナーになるようにします。(写真−8)この方法によりにより簡単に辺の長さを調整できます。一度コーナーを作ったらビニールチューブの長さを変えることで異なるサイズのエッジの製作も簡単に出来ます。

3.エッジの製作
 エッジを水でぬらしてさらに均等に糊付けスプレーを吹きかけます。コーナーの部分は少なめのほうが良いかもしれません。そしてエッジを抑えるためにまた縦方向にきったビニールチューブを作りエッジの上から抑えます。乾いたら出来上がりです。(写真−9)

4.革染め
 出来上がったエッジに革用アルコール染料の原液を垂らして染めます。裏と表、両方から染めるとより一層黒くなります。 乾くと少しパリパリになっています。

5.カット
 できたエッジの切り取りですが、直線部分は簡単ですがコーナー部分は注意が必要です。カットしすぎるとコーナー部分が突っ張ってしまいウーファーの動きが悪くなります。ちょっと多めにしておくような気持ちでカットしその後で微調整しましょう。

6.硬さ調整
 染めたセーム革は硬くなっていますのでドライヤーで暖めながらほぐします。エッジの硬さ加減をみながら程好い軟らかさになるように調整します。一度ついた型の癖は簡単には崩れませんので、安心してください。


写真-7

写真-8

写真-9

7.振動板の固定
 エッジを接着する前に、振動板がロールしないように固定した方が作業が簡単になります。 ユニットの裏側から幅1〜2cmほどに切った布ガムテープなどで、振動板をフレーム部へ8箇所固定します。振動板をゆっくりと押してみてボイスコイルが擦らないか確かめます。固定するときに振動板に力が加わらないようにそっとテープを張るのが
コツです。(写真−10)もちろん接着が終了して乾いたら丁寧にガムテープを剥がします。

8.接着
 APMのフレームはエッジの接着部分はかなり少ないので大変ですが、ここがきちんとできれば振動版はなにしろアルミハニカムですのでやり直しがききます。古いエッジの残りは、きれいに取っておきます。シンナーなどでウレタンを溶かせるという話も聞きます。

9.確認
 空気漏れがないか、ピストン運動したときにボイスコイルとマグネットが擦れていないか確認します。空気漏れがあったらボンドでふさぎ、ボイスコイルが擦れていたら接着作業をやり直します。

10.試聴
 ご苦労様でした。ついに試聴です。お気に入りの音楽で聴くのはもちろんですが特に振動板が沢山ストロークするような低音がよく出ている音楽ソースを用意しましょう。

11.まとめ
以前エッジの破れているAPM-22ESを4000円でGetしました。サービスにいったら部品がないといわれ修理を断られました。その間なんとか直す方法を考えたのですがかなり時間をかけて悩んでいたのでその間エッジの破れたスピーカーを見ていましてその時間が長かっただけ感動はとても大きかったです。その後裏道志さんがエッジを黒く塗る方法を考えまして現在にいたってます。ほかにもっといい方法があるよとかこうしたほうが良いのではといったご意見によりさらに更新したいと思っています。
 


写真-10

完成写真