我が家のビール造り道具の紹介(道具を考える)

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 目次

  1. 鍋(Brewing Kettles)
  2. マシュタン(Mash-tun)
  3. (一次)発酵タンク(Primary Frementor)
  4. Glass Carboy
  5. Mill
  6. Wort Chiller
  7. 洗浄用ブラシ
  8. 打栓器
  9. 比重計

 


 はじめに

私が自家醸造に使っている道具について紹介させていただきます。私なりの見解を書きました。海外のhomebrew専門店からの通販で買い求めたものがほとんどです。最近では、アドバンスドブルーイングやビアクラブショップなど日本のhomebrew専門店でも買い求めることができるようになりました。  

(1)鍋(Brewing Kettles)                                     

 5ガロン(約19リットル)と7.5ガロン(約29リットル)の蛇口(Spigot)付きのステンレスの鍋(Kettle)です。5ガロンの鍋はスパージング用の温水を作るのに利用しています。7.5ガロンの鍋はマシュタンより麦汁を集め、麦汁(wort)を煮沸するのに使っています。7.5ガロンの鍋には蛇口があり、ウオートチラー(Wort Chillar)で麦汁を急速冷却した後、発酵タンクに麦汁を入れるのに便利です。蛇口がなければラッキングチューブで十分代用できます。
 鍋の材質ですが、アルミ、ステンレス、ホーローがありますが、アルミの鍋はできる限り避けた方がよいと思います。理由として(1)麦汁はPH5.0-5.5の弱酸性であり、アルミが溶けだし金属臭の原因となるのではないか。たとえアルミが麦汁に溶けても酵母がアルミを食べてしまうので心配ないという説もありますが、私個人としては気になりますのでやはり使いません。(2)アルミは自然界の動植物には基本的には存在しない金属です。体内に入るとどんな影響が出るかはっきりとしていません。たとえば痴呆と脳内アルミニュウムの量とが相関する報告もあります。それが真実かどうか別としても、アルミが体内に入ることには私個人としては抵抗を感じます。

          

(左図)5ガロンの鍋に水を入れています。75度に暖めてsparginhgに使います。
(右図)7.5ガロンの鍋に麦汁(wort) が入っています。煮沸中です。たくさんのアクが出低ます。

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 (2)マシュタン(Mash-tun)

 10ガロン(約38リットル)のPolarware Deluxe Mash Kettleを98年の夏のボーナスで買ってしまいました。約$350と少し高価な買いのもで、家族からもブーイングがありました。鍋には穴のあいた上げ底(False Bottom)、バルブ式の蛇口(Ball Valve Spigot)と温度計がついていて、マッシング(mashing)やロータリング(lautering)には便利がよいのですが、こんな高価なものでなくても、7.5ガロンのBrewing kettleにフィットするステンレスのFalse Bottomがあり比較的安い値段($40)で販売しています。スパージングやロータリングだけでしたら、Sparging Bagが約$15で販売しています。又クーラーボックスの保温性を利用して蛇口を取り付けマッシュング等に利用もできると思います。偉そうなことを言う資格はないのですが、日常のありふれたのもを利用して工夫をすることも大切なことと思います。

           

10ガロンのPolarware Deluxe Mash Kettleです。左から正面写真、上からの写真、false bottomです。

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 (3)一次発酵容器(Primary Frementor)

 最近は使っていないのですが、以前は飲水用のポリタンクを使っていました。ホームセンターで2000円ぐらいです。容量は22リットルあります。長い間(約4年間)、このポリタンクでビールを醸造していました。このポリタンクの利点は蛇口と5cmぐらいのホースが付いていてスムーズにビールを瓶詰めしたり、他の容器に移し替えたりすること(racking)ができますが、容器がいろいろと凹凸があり、しかも入り口が狭く非常に洗い難いのが欠点です。ふたを少しゆるめにして発酵で発生した炭酸ガスを外に逃がしてやります。

 ホームセンターで買った22リットル飲水用ポリタンクです(北陸土井工業株式会社製、PC CODE 22)。他に12リットルのサイズがありホームセンターで値段はどちらも1980円です。蛇口が1年ぐらいでだめになり、蛇口のみは750円です。

 下の写真は、Cellar Homebrew製の6ガロン(約22.8リットル)のプラスチック製の発酵容器です。利点は非常に洗いやすい。欠点は蓋が非常に開けにくい。蓋にエアーロックを取り付けられるようになっていて、空気の出具合で発酵の状態を間接的に観察することができます。最近、環境ホルモンについての報道が多いですが、プラスチック製なのでビールに対してどう影響を及ぼすかわかりませんが、使いやすいにで気に入っています。

 現在使っているのは、5ガロンのglass carboy で一次発酵、二次発酵をしています。

         

(左図)Cellar Homebrew製の6ガロンのプラスチック製の発酵容器です。冷えた麦汁を発酵容器に移しているところです。(右図)発酵容器の蓋をしめエアーロックを取り付けたところです。しばらくすると、エアーロックはぶくぶくします。

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 (4)Glass Carboy

5ガロン(約19リットル)のガラス製の瓶とCarboy Brush(右)です。

          

 エールビールの場合、一次発酵はだいたい一週間で終了します。エアーロックが落ち着きましたら、一次発酵容器からGlass Carboyに若ビールを移します。澱はできる限り入れないようにします。これを澱引きといいます。。一次発酵容器の底には酵母やホップなどの沈殿物がたまっています。それらを取り除くために澱引きをします。澱引きをしないと、酵母臭などがビールに付いたりします。その後、Glass Carboyの中で、ゆっくりとした発酵が続きます(二次発酵)。二次発酵中はできる限り光の当たらない場所に保管します。透明なガラス瓶ですので、明るいところに置いておきますとビールに日光臭が付いたりします。場合によってはGlass Carboyにセーターなどを着せて日光を避けたりします。Glass Carboyに移して2-3週間すれば瓶詰めです。Glass Carboyの底にも酵母などが沈んでいます。ラッキングチューブで他の容器に移します。できる限り底に沈んでいる酵母等はGlass Carboyに残します。別の容器に移したビールにpriming sugarを入れ瓶詰めします。ビールをGlass Carboyに入れると大変重たくなります。Carboy Hadleを取り付けると持ちやすくなります。Glass Carboyの欠点として、洗いにくいことです。Glass Carboy用の洗浄ブラシもありますが少し使いにくいです。プラスチックの容器と違って、Glass Carboyはガラス製ですので容器からのいろいろな物質の遊離の心配はほとんど無いと考えられます。

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 (5)Mill

下の写真は私の使用しているCorona製のMillです。plate-typeのmillで本来はcornを引くためのmillです。

 Mill-1     Mill-2

grainをcrushすると言いますが、crushとは押しつぶす、押し砕くという意味です。理想的なcrushは麦芽の殻はそのままで中身が3-5かけらぐらいに砕けている状態と思います。Corona製のMillはplate式でcornを引くためのものですので、これで麦芽を引いた場合、殻も砕けてしまいます。現在、私はCorona製のMillを使用していますが、其の点が気になります。殻まで砕けてしまうと、mashing時にタンニンなどが湧出してしまい渋味の原因になるのが気にかかります。Millにはroller式のものがあり、現在order中(99年2月)です。届きましたら、報告させていただきます。

現在は、ローラー式の破砕機を使っています。ローラーの間隔を調節可能なMillです。商品名はAdjustable Schmidling Millです。149.95ドルの商品です。このミルの利点は、セーラーの6ガロンの発酵タンクに直接乗せることができ、粉砕した麦芽は直接、セーラーの発酵タンクに入っていきます。古くなった発酵タンクを利用すると良いと思います。欠点は、ローラーの柄の長さが短く、小麦麦芽を粉砕するときにはかなりの労力が必要になります。小麦麦芽を粉砕するときは、Corona製のMillが使いやすいと思います。

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 (6)Wort Chiller

 チラー(Wort Chiier)は沸騰している麦汁の温度を10-20分間で冷たい温度に下げるために使います。下図はImmersion TypeのWort Chiierで、殺菌のため沸騰している麦汁にやく5分間から10分間くらい浸け、火を止め冷たい水を銅管に流します。

      

All grainでビールを仕込む場合、チラーは必要です。沸騰した麦汁を急速に冷却することにより、雑菌の繁殖する時間を与えません。チラーを使わずに、ゆっくりと麦汁を冷却した場合には、細菌汚染が必発です。また、急激に麦汁を冷却することによりDMSが減少します。DMSはDimethyl Sulfideの略語でビールに野菜の煮た臭いの原因となる物質です。Malt Extractで仕込む場合、少量の水とMalt Extractとで煮込んだ後、冷たい水が入っている発酵容器に煮込んだMalt Extractを入れる場合には、チラーは必ずしも必要としませんが、この場合だと冷たい水道水に含まれる塩素がビールのフレーバーに影響を及ぼすのではないか気になります。Malt Extractで仕込む場合でも、仕込む麦汁すべてを沸騰させ、チラーで冷やすようにすれば(水道水の塩素は蒸発するので)よりおいしいビールができると思います。
 Wort ChillerにはImmersion Typeのほか、counter-flow typeのwort chillerがあります。ビニールホースの中に銅管を入れ、銅管には沸騰した麦汁を入れ、外側のホースの中には冷たい水を入れて麦汁を冷却する方法です。
 私の場合、Immersion TypeのWort Chiierを約$50で買いましたが、簡単に造ることができます。冷房空調施設の部品を取り扱っている店で、径9mmの銅管10mを求めればDIYすることができます。5500円でした。少し高いと思いましたが買っていまいました。 清潔な状態で麦汁を冷やす他の方法があれば、チラーがなくてもよいと思います。なかなかアイデアが浮かばないのでチラー使っています。

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 (7)洗浄用ブラシ

 ビール仕込みの行程の中で一番つらいのが、瓶の洗浄です。私の場合、ビールを飲んだ後瓶を水道水で洗浄して底につている酵母等を洗い流しラップをかけておきます。ビールを仕込むときに洗浄用ブラシを使い中性洗剤で瓶を洗い何回もすすぎます。その後エチルアルコールで消毒しビールの瓶詰めをします。

    

私が使っているブラシは、ソゴーホップで買いました。馬の毛でできています。6ヶ月ぐらいでブラシの毛のしなやかさがなくなり、非常に洗いにくくなります。年に2−3回くらい新しいものに買い変える必要があります。もう少し耐久性があれば、理想的なのですが。

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 (8)打栓器

ソゴーホップで2500円で買いました。これは必需品です。簡単に栓をすることができます。グローリッシュ瓶を使えば、打栓器は必要としませんが、王冠も安いですし(144個$2.5)これを使っています。

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 (9)比重計

比重計は仕込んだビールのアルコール度数を測定するのに必要です。酵母を投入する前の麦汁の比重をOriginary Gravityといいます。一次発酵が終わり瓶詰めする段階での若ビールの比重をFinal Gravityといいます。簡易的にアルコール濃度の測定法は、たとえばOriginary Gravityが1.050、Final Gravityが1.010としますと、(1.050-1.010)/0.0075=5.3%となります。ここでのアルコール濃度はalcohol by volume(v/v).(アルコールの容量濃度;容量%)といい、ビールの容量に対するアルコールの容量の割合を意味します。

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