2000/2/28 K.T. Stoddart's Kolsch (German-Style Kolsch)#52

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 今季の冬バージョンの最後として、German-Style Kolsch(Alt)を仕込むことにしました。レシピはPAPAZIAN著「HOMEBREWER'S GOLD」P179-181に記載されている、Stoddart's Kolschを基本として、麦芽の一部を変更しました。2OOO/1/22に、初めてダブルデコクションマッシュでGerman Pilsenerを仕込みました。今回も、ドイツビールということで二回目のダブルデコクションマッシュで仕込みたかったのですが、少し勉強不足で、このスタイルのビールはダブルデコクションマッシュで仕込むのが適当かどうか、大変悩みました。というのも、このスタイルのビールはエール酵母を使い、比較的高温(摂氏18-25度)で発酵させ、低温で熟成するという半エール半ラガーの特徴を持っています。そのため、ゴールド色で、ドライで微妙な甘みを持っています。また、「カラメル風味があってはならない、ホップの苦味は中程度であるが、風味や香りは低い。」などの、特徴があります。カラメル風味があってはならない点が引っかかりました。ダブルデコクションマッシュで仕込むときに、マッシュ液を沸騰させますので、その時にカラメル風味が付いてしまうのではないかと、気になりダブルデコクションマッシュで仕込むのを断念しました。私自身の勉強不足で、この判断が正しいかどうか解りません。結局、レシピに記載されているとおり、single-step infusion mashで仕込みました。

材料

  • アサヒモルトカナダ麦芽 2.75Kg
  • アサヒモルト小麦麦芽 450g
  • アサヒモルトドイツ麦芽 900g
  • (Total Grains 4.1Kg)
  • 2 HBU German Perle hops(α-acid7.6% Whole)--60 minutes(bittering)
  • 1 HBU Saaz hops(α-acid3.7% Whole)--60 minutes(bittering)
  • 1 HBU Tettnanger(α-acid4.2% Pellet)--30 minutes(flavor)
  • 14 grams Hersbrucker Hallertauer hops(pellets)--steep in finished boiled wort for 3 to 5 min.(aroma)
  • Irish moss 少々
  • Wyeast 2565 Kolsch Ale yeast

仕込み行程

摂氏65度でのsingle-step infusion mashで仕込みました。

麦芽4.1Kgを、Adjustable Schmidling Millで粉砕する。今回の、マッシングは20リットルの寸胴を使いました。いつもは、10 ガロン Palarware 社のMash Kettleを使ってマッシングをしていますが、このマッシュケトルはFalse Bottomと底との間にdead spaceがあり、マッシング時の水の量がその分多くなります。これはこれでよいのですが、今回は、きっちりレシピどおりに仕込みたかったので、あえて20リットルの寸胴を使いました。20リットルの寸胴に摂氏75度の温水を7.6リットル入れ、その中に粉砕した麦芽4.1Kg を入れ、よくかき回しました(Mash in)。麦芽100グラムあたり、185mlの水の量で少し少ないと感じました。マッシュ液は濃いめのお粥という感じです。すぐに、マッシュ液の温度は摂氏65度になり、この温度で維持するために、極々弱火でマッシュ液を温めました。焦げ付かないように、ゆっくりとかき回し続けました。今回のマッシングで、デジタル糖度計でマッシュ液の糖度を五分おきに測定しました。マッシングの時間は60分です。

mash inして五分後に糖度を測定しましたが、もうすでに糖度は19.8%ありました。麦芽の中にある程度糖化した糖分が含まれていて、マッシングが始まると同時に液の中に溶け出すものと思われます。マッシング開始後約40分で、糖度は27%となりほぼプラトーになりました。60分後の糖度が28.8%でした。60分間のSaccharification Rest終了後、火を強くしてマッシュ液の温度を摂氏75度とし、5分間放置しました(mash out)。

デジタル糖度計ですが、糖度が28%までしか、測定することが出来ない機種です。マッシング開始して40分後にはデジタル糖度計で測定不能になりました。おそらく。マッシュ液の糖度が28%を越えたためと考えられます。たまたまスポイドがありましたので、それを使い、マッシュ液1mlと水1mlを混ぜ合わせて、薄めたマッシュ液の糖度を測定しました。後半の糖度は少し誤差があります。今回のマッシングでは、麦芽100gあたりの水の量が185mlでいつもより少なく、そのためにマッシュ液の糖度が高くなりました。しかし、%yeildは61.4%ありましたので、糖化の効率という面からは、これでもよいと言うことになります。マッシュ液が濃いときは、マッシュ液の温度を一定にするために、ゆっくりと頻繁にかき回す必要があると感じました。

lauteringとsparging

いつもは、10 ガロン Palarware 社のMash Kettleを使って、ロータリングとスパージングをしているのですが、今回は久しぶりにメッシュバックを使ってしました。感想としてはかなり時間がかかりました。10 ガロン Palarware 社のMash Kettleでは、約1時間ぐらいでこの行程が終了しますが、メッシュバックでは約3倍の時間がかかりました。しかも、ロータリングでは麦汁が透明になるまで、約1時間かかりました。いや、1時間ロータリングをしてようやく透明になりつつあるという感じでした。もう少しロータリングが必要と感じつつ、時間の問題がありロータリングを終了してスパージングに入りました。やはり、10 ガロン Palarware 社のMash Kettleはロータリングとスパージングにおいては、かなりの実力を発揮するなーと改めて感じました。

スパージングは摂氏77度の温水 15リットルを使い最終的には、21リットルの麦汁を回収しました。この時点での麦汁の糖度は11.4%でした。麦汁の温度は摂氏52度で比重は1.038でした。

麦汁の煮沸(tatol boiling time is 90 min.)

麦汁が沸騰して、30分間が経過した時点で、ビタリングホップとして2 HBU German Perle hops(α-acid7.6% Whole)と1 HBU Saaz hops(α-acid3.7% Whole)を加えました。7.4グラムのGerman Perle hopsとを7.6グラムのSaaz hopsをホップバックに入れて投入しました。hot breakは取り除くことなくそのままにしました。60分が経過した時点でフレーバーホップとして1 HBU Tettnanger(α-acid4.2% Pellet)すなわち6,7グラムを加えました。残り15分の時点でIrish moss 少々とImmersion Chillerを入れました。

90分が経過して火を止め、ホップバックを取り出し、Immersion Chillerに水を流し麦汁を摂氏18度にまで冷却。冷却時間は約30分間でした。麦汁は19リットルとなる。Immersion Chillerを取り出しワールプールを実施、鍋にフタをして15分間静値しました。この間に、発酵タンクをエチルアルコールで消毒しました。発酵タンクに約17リットル入れ、cold breakを含む沈殿物約2.0リットルは破棄しました。1リットルの予備発酵していたWyeast 2565 Kolsch Ale yeastをpichingして本日の行程は終了しました。初期比重は摂氏18度で1.054でした。

その後の経過

2/29 発酵栓がぶくぶくして、発酵が始まっています。発酵温度は18度です。

3/28 2/28に仕込み、発酵温度を18℃以上に確保するため、電気カーペットを利用しました。一週間発酵温度を18℃に保ちましたが、発酵が激しくて、発酵栓にまで泡が届きました。幸い、発酵栓の外には出ませんでした。一週間の発酵後澱引きしたいのですが、澱引きに使うGlass Carboyが、使用中のため澱引きせず、電気カーペットを取り除き、我が家で一番寒い場所である、玄関脇に置きました。発酵温度はだいたい、10℃で経過しています。3/26にAmerican-Style Premium Lagerの瓶詰めが終わり、Glass Carboy が空きましたので、本日3/28に澱引きをしました。澱引き時の若ビールの温度は11℃で比重は1.012でした。

これから、低温で熟成しないといけません。Glass Carboyにセーターを着せて、段ボール箱に入れて、バルコニーに置きます。だんだんと暖かくなりますので、どの程度の効果があるのか解りませんが、朝の気温は10℃以下の時もありますので、幾分かは低温熟成の効果があると期待しています。理想的には冷蔵庫があればいいのですが、Glass Carboyが入るような冷蔵庫はなかなか見あたりません。あと、バルコニーに置いた場合、これからの季節では、朝と昼との温度差が気になります。

5/7 本日、瓶詰めしました。40日間、澱引きした若ビールをバルコニーに置いていました。5月に入って急に暖かくなりました。若ビールの温度は摂氏22度でした。言い訳ばかりですが、大変瓶詰めが遅れてしまいました。

最終比重は1.010、推定アルコール容量濃度は約5.7%。

大瓶8本、小瓶3本、中瓶2本、5リットルミニケグ2本。

第二回JHAの自ビールコンテストに応募作品とする。

7/19 昨日、JHAの自ビールコンテストの結果が送られてきました。

  • 瓶の状態---コメントなし
  • アロマ-----審査A:コメントなし(9点/最高点12点)、審査B:アセトアルデヒドを感じる(7点/最高点12点)
  • 外観-------審査A:少々濁りあり(2点/最高点3点)、審査B:ヘッドが少ない、きめも少ない、少々濁った感じ(1点/最高点3点)
  • フレーバー--審査A:後味に甘みを感じる(15点/最高点20点)審査B:甘いフルーツビールのようだった(15点/最高点20点)
  • マウスフィール-審査A:少々アルコール感が強い(3点/最高点5点)、審査B:フルーテイでアルコールのような感じが強い、渋みを少し感じた(3点/最高点5点),
  • 全体的な印象--審査A:スタイルにあった感はあるが少々重すぎる。もっとサッパリとさせたい。(5点/最高点10点)、審査B:発酵温度が高いためにエステりーになってしまったようです(7点/最高点10点)。

二人の審査員の協議の結果、私のケルッシュは最終スコアー35点(50点満点)でした。30点以上が合格なので、一応合格しました。審査員が指摘しているようにフルーツ臭(エステル臭)がしたのが、このビールの減点ポイントになったようです。ケルッシュ、アルトはエールビールでありながら低温で熟成します。そのため、フルーツ臭は少ないのがこのスタイルのビールの特徴です。低温での熟成が充分でなっかたのが、フルーツ臭が強く残った原因と考えられます。

二次発酵の温度管理の重要性を感じました。


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