2004/5/30 Dream for IPA (INDIA PALE ALE )#84
5/30に今期春バージョン第3作目を仕込みました。今期春バージョンは今回で最終になります。今回の大きな特徴はbase maltのアサヒモルト社の地エール麦芽を粉砕前に1時間日光浴をさせたこと。また、プロテインレスト無しのシングルデコクションマッシュで仕込んだことです。イギリス産(?)のwell-modifiedな麦芽(解けの良い麦芽)を使ってデコクションは一般的ではありませんが、前々回の仕込みでデコクションをすることにより糖化液のpHが低下するデータが出ましたので、麦汁のpHを5.2前後に低下させる目的でデコクションしました。ただ、今回はpH計が故障してしまい、各工程での糖化液、麦汁のpHを測定することが出来ませんでした。残念無念!!今回は初期比重は1.056でした。さて、どのようなビール(IPA)が出来るでしょうか?今回のビールの名前ですが、「Dream for IPA」という意味の名前を付けました。IPAでいつも連想する言葉があります。それは「フロンティア精神」という言葉です。「フロンティア精神」にリンクする意味に「古い殻を破り、新しい芽を出す」という言葉があります。現状ではダメな時にはこの様な考えが大切だという信念で私は生きていますが、その信念をIPAに託し、そのIPAへの夢と言うことでこの名前を付けました。
今回のIPAの材料です。
- アサヒモルト社地エール麦芽:5Kg
- British Light Crystal Malt:80g
- Cascade Hops(α-酸 5% Leaf)56g:60分間の煮沸
- Cascade Hops(α-酸 6.5% Pellet)16g:60分間の煮沸
- Cascade Hops(α-酸 6.5% Pellet)28g:火を止めて投入
- Wyeast #1056 American Ale Yeast
(2004年5月30日醸造日記記載分) base maltのアサヒモルト社地エール麦芽5Kgを1時間、日光浴させました。天日干しをして気がついたことを列記いたします。
- 当日は湿度が高いけれども、太陽の光が直接差し込む条件でした。
- 麦芽の香りがぷんぷん感じました。非常にいい香りで、麦芽には本来この様な香りがあるのだなぁ、少し感動いたしました。
- この香りは、マッシング時には、麦汁にいろいろと、風味など好条件になるのではないかと、密かに感じた次第です。
- ただ、一時間というのは、表面を乾燥するには十分でも、麦芽全体を乾燥するには短すぎると感じました。麦芽粉砕する際、やはり湿り気を感じました。
- 乾燥すれば、麦芽の重量が少なくなりますが、誤差と考えていいなかなぁ、と少し悩みました。
1時間の天日干しで、麦芽(地エール麦芽)はかなり香ばしいかおりがします。粉砕して感じたことですが、麦芽は湿り気を感じました。
デコクションの模様です。約5分間と短い時間でしたが、糖化液のpHは十分低下したと思います。今回は pH計の故障のため、各ステージでの糖化液のpHを測定することが出来ませんでした。
今回のデコクションでも、いわゆるthickest mashではなくしゃぶしゃぶの糖化液を煮沸しました。
マッシュアウト終了時の写真です。香ばしいかおりが立ちこめています。
煮沸時間は60分間です。初期比重を1.056に設定していましたので、麦汁に沸騰水を加えて調節しました。今回はpH計が故障で使用出来ないために各ステージでのPHを測定することが出来ませんでした。今回使用したホップはCascade Hopsのみ、使用した酵母はWyeast#1056 (American Ale Yeast)で、一般的なIPAではあまり使用しない酵母を使用しました。モダンタイプのIPAとは、イギリス産の麦芽をメインに、ホップと酵母はアメリカン風といういみでモダンタイプと命名しました。
6/8の夜に澱引きをしました。発酵温度は25℃前後でした。昼間帯はアイスノンでglass carboyを冷やす工夫しました。澱引き後に感じたことですが、酵母の沈殿は、いつもに比べて少なく、若ビールは濁っています。現在発酵中である印象を受けました。比重は1.026でした。もう少し、この状態で発酵を続けて熟成のために冷却します。
若ビールを飲みましたが、まだまだ甘く、カスケードホップのここちよい風味とアセトアルデヒド、硫化水素計のフレーバーなどミックスされていて、まだまだ飲める状態ではないと感じました。
back