インプレッション:OFF−ROAD編

 とっても軽い印象です。ウエイトが低い位置に集中していて、上の方には「何も無い」感じがします。走ると「あっちに行きたい」と考えただけでバイクは「すいっ」とバンクして向きを変えてくれます。以前のLC4では燃料タンク近辺に「ズシッ」とした重量感が有り、「如何にしてこのカタマリを進行方向に向けて行くか」というのがテーマだったのですが、そんな事は全く考えなくて良くなりました。
 逆に余計にバンクさせたり、ハンドルや体をこじってしまうとバランスが崩れてトラクションを失ってしまいます。LC4にはこの辺に「鷹揚さ」が有ったのですが、繊細になってしまいましたね。

 自分自身リンクレスは初めてなので、その動きには興味津々。
 先ずはコーナー立ち上がりに有る細かいギャップ。まだ馴らしなので全開加速という訳に行きませんが、ギャップの有るラインを選んでアクセルを開けると・・・バイクがパタパタ暴れます。あれ?リンクレスってこんなものなの?とは思うのですが、Rrタイヤに使い古しのMT21{馴らし用に}を装着しているにも拘わらず路面を無駄に引っ掻いている様子は有りません。トラクションが途切れ無いのです。

 お次はジャンプの着地。1G付近ではとってもソフトなサスペンションなので、不安の有る所で有りました。しかし着地の瞬間「ぺしっ」と一瞬にしてショックを吸収してしまいます。リンクのサスと大きく異なるのは、この時にストローク感が無いこと。何と言うか ・・・無反動ハンマー で叩いた様な感じです。
 「後でSX用の固いスプリングを入れよう」とか考えていましたが、その辺のMXコースを自分のレベルで走るくらいなら必要なさそうです。

 リバウンドで跳ね上げられる様な動きが無いので、安心して前に乗って行けます。

 クラッチは油圧でスムーズでは有りますが、スプリングが強いのか?ちょっと重いですね。

 エンジンは当たりが出始めたのか、吹け上がりが軽くなって来ました。大排気の4stですと極低速、アクセルオフからの開け始めに唐突さが有って乗りにくかったりします。以前のLC4でも超ショートストロークのエンジンで、昔のXR600に比べるとかなりマイルドだったのですが、FCRの特性{アクセル開度に対してバルブ開度がプログレッシブになっている}とアクセルリンケージの軽さが{2本ワイヤーなので1本ワイヤーよりスプリングが弱いし、抵抗感も少ない。}相まって、とってもコントローラブルです。それでも欲張ってアクセルを開け過ぎると容易にスライドアウトしてしまう程のパワーは持ち合わせています。
 パワーは申し分無いです。一応馴らしリミットの5000rpmを上限に乗っていたのですが、もう完全に「本気モード」でした。この上が有るのかと思うとそら恐ろしく感じます。

 Rrフェンダーからハミ出す巨大なサイレンサーは消音効果もバッチリ。誰に聞かせても「静かだね」という感想です。
 むやみにサイレンサーを替える趣味は無いし、アルミのボディ&メッキのテールキャップがカッコイイのでこのままの予定です。

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