Rrハブ・・・

 割っちゃいました。

 原因は明らか。Rrスプロケットの取り付けボルトが緩んでいたのです。
 やけにチェーンの音が大きかったという証言有り。

 緩んでいるからと言ってそうそう直ぐに壊れる訳では無いのですが、その状態でフープスをバッコバッコ走ったり、トライアル車でもコンクリート真直角1mキッカケ無しステアに挑んだりすると割れます・・・。

 被害は甚大。ハブが割れているのに加え、Rrスプロケットもこの有様。チェーンは捩れるはチェーンガイドも歪んでしまいました。スポークも一本曲がっています。

 ですが不幸中の幸い。たまたまリベルタのお客様にRrハブをダンパー付きに変更するという御仁がおられる事を思い出しました。{なんでも後方確認をせずにUターンを開始したマイクロバスに、急ブレーキによるストッピー状態で突っ込み、窓ガラスを破って車内に突入した事で大した怪我も無かったという映画の様なホントの話。事故成金?で色々グレードアップ中だったのでした。}

 早速現場からお店に電話して買い取り交渉。結局ハブからスポーク、リムまで付いた状態で購入する事になりました。\21000也。リムは無傷でしたが、また何時クラックが入るか判らないので替えてしまう事にしました。
 裏を返すとリムの穴もスポークも合わないので、ダンパー付きハブへの交換のみというのは成立しないと言う事です。

 部品はアッセンブリの分が揃っているのですが、一度バラしてしまっているので組み立てないとイケマセン。リムの向きが決まっている?のと、一本目のスポークを通すのが難しいという事なので、初めの何本かを通した状態で受け取りました。

 清掃の為に何本か外しましたが、最初はこんな状態。

 スポーク&ニップルの清掃が終わったら、外側に来るスポークから先に通して行きます。

 スポークは調整が難しいのですが、先ずは全てのスポークが同じくらいの締め具合になるまで組み立ててしまいます。

 スポークの調整は
1.軸合わせ
2.左右位置合わせ
3.ブレ取り
の順番で行って行きます。

 軸合わせは単純。リムの外周が出ている所のニップルを締め、円周反対側のものを緩めればリムが動いて行きます。

 左右位置合わせは本来リムの中心を車両中心に合わせなければならないのですが、簡易的にリム側面とブレーキディスク取り付け面の差を元車に合わせます。写真参照。
 リム側面はこの様に糸を張って測定します。スポークに触らない位置に張るのがポイント。
 因みにココの寸法は33.5mmでした。

 どうやって左右位置の調整を行うかというとこういう事です。

 リムがR0の位置にある状態からA0のニップルを緩め、B0のニップルを締めると、リムがR1に移動します。
 長さがA0<A1,B0>B1になる為というのがお解り頂けますでしょうか。

 左右位置の調整では全周のニップルを均等に調整しますが、ブレ取りでは部分に限って行います。
 自転車のリムではバランスを取る為に円周反対側のニップルまで調整する必要が有るのですが、バイクの場合はリムの剛性が高いので、そこまで気にしなくても良さそうです。

 大体の位置が合ったら増し締め。
全てのスポークが叩くと「コーン」といい音がするまで締めます。

 もう一度1.〜3.の調整を繰り返し、車輪を回してもリムの縁の線がブレ無くなったら完了です。

 スポークの組み立ては初挑戦でしたが、大体±0.5mmには収まりました。

 スプロケット取り付けボルトの弛みはこの様に深刻な事態を引き起こすのですが、そうそう緩むものでは無いのでつい忘れがちになってしまうのですよね。
 スプロケット交換時にはボルト・ナットも交換する事をお進めします。新品のボルトには強力なネジロックが塗布されております。
 皆様もこれを他山の石としてお気を付け下さいまし。

-