サスセッティング@鶴里

 

 真面目にサスペンションのセッティングをやってみたので報告しします。

 事の起こりは4月のON ANY SUNDAY。鶴里のコースもオープンから1年も経つとコーナーの出口には細かいギャップがいっぱい。このレースで「コーナーの出口でアクセルを開けられない」という症状が発覚。
 それまでは「こんなもんでしょ?」としか思っていなかったのだけど、始めて他のKTMとレースペースで走った事で全然加速が足らない事に気付きました。

 何故アクセルが開けられないのかと言うと、原因は「Rrサスの突き上げ」です。突き上げが激しい為アクセルを開けても地面からタイヤが離れてしまい、加速につながらないのです。他のリンクレスKTMはちゃんと加速しているので、これはもうセッティングに原因が有るとしか思えません。

 丁度オープンエリアさんで「Rrサスオーバーホールお試しキャンペーン!」中だったので早速お願いし、ショックのマウント及びスイングアームのメインピボットもグリスアップしてセッティングに挑みました。
{注:Rrショック下側のピボットはコーティングしてあるので注油禁止です。}

 先ずはサグ出し。サービスマニュアルにはスタティックサグ{0G>空車1G}の指定しか無いのですが、本社に研修に行って来た中島さんに由ると「絶対95mm取らなきゃダメ」との事です。しかもプリロードは「6{標準}〜5mm」{狭い!}との事で、この範囲で合わなければスプリング交換という事です。
 スプリングのストッパーは一回転でサグが約10mm変動します。初期位置から1回転締めましたが、自由長が1mm程ヘタっていたので丁度6mmくらい。{体重がバレる?}

 ダンパーのセッティングは全て標準位置に戻して試乗開始。先ずはFrサスから決めていきます。
 標準位置では手に来るショックがキツいので、圧側を−2してみました。手に来るショックは低減され、コーナーの進入もイメージ通りのラインに乗ってきます。圧側が強いと思い通りインに入れないという事を発見しました。
 このセッティングは結構感触良かったのですが、今回はちゃんとここから前後に振ってみてベストポイントを探ってみました。結果+側ではやはり手に来るショックがキツく、−側ではボトム気味で、且つコーナーでインに入り過ぎる印象。拠って最初の−2がベストと判断しました。

 次はFrの伸び側。特に不満が有った訳でも有りませんが、取り敢えず+2してみました。手に来るショックは更に軽減されましたが何となく気に入りません。接地感が乏しいのでしょうか?。おまけに登りのギャップではハンドルが振られる症状も出てしまいました。結局−1戻した所でベストとしました。

 実はこの前の週は風邪をひいてしまい、熱は下がったもののまだ咳が出る状態。加えてSOUND OF FOURの余韻で足がまだ痛かったのでした。調子は悪かったのですが、逆にセッティングが合わないと「2周走るのも辛い」状況だったので、セッティングを出すにはかえって都合が良かったかも・・・。

 さて次はいよいよRrサス。オーバーホールの効果は絶大で、非常に良く動く様になっていました。その分動きすぎて「落ち着かない」印象。よって先ずは伸び側を+2としてみます。走行してみたところ、サスの動きが抑えられて重ったるい印象。「ちょっと強すぎ?」と思いつつコーナー立ち上がりのギャップに進入したところ・・・「!!!」。今まで散々悩まされた「Rrサスの突き上げ」は完全に姿を消し、思う以上にスピードが乗ります。コーナーではオーバーランしてしまう程でした。
 ただ動きが重い印象が有るので−1戻してみます。全体的な動きは「バッチリ!」という感じなのですが、このセッティングでは「Rrサスの突き上げ」は消す事が出来ませんでした。ここはスピード重視で初めの+2をベストとしました。

 圧側は強くしてしまうと余計に重い印象になったので標準のままとしました。足が痛かった為にジャンプはほとんど飛ばなかったので、着地でボトムする様なら見直します。

 リンクレスサスの場合、伸び側のセッティングは重要みたいです。オープンエリアさんではオーバーホール時にシムを全部チェックして、各車のデータを残して有ります。これに拠ると車種・年式でシムのセットが全く違う事に驚かされます。それだけまだ進歩の可能性が有ると言う事ですね。

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