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HIROSHIMA |
| この度エンジニアという職を離れる事になりました。 会社に入ってからでも14年。小学校の卒業文集には既に「エンジニアになる」という感じの事を書いていたくらいだから、そこから数えると23年間自分はエンジニアとして生きてきた事になりますな。 この世界を去るに当たり、エンジニアを生業とする方、目指している方に是非理解していて頂きたい事が有るので一筆執らせて頂きます。 NO MORE HIRISHIMA 御存知の通り広島は世界で最初に核兵器に被爆した街です。「NO MORE HIRISHIMA」というのも反核運動の合い言葉ですよね。 核兵器を発明したのはアインシュタイン博士です。つまり元々ヨーロッパ、それもドイツ側のものだったのですよ。でもヒトラーがユダヤ人の方々をイジメ過ぎてしまったものだから、彼らはアメリカに亡命してしまい、核兵器の開発はアメリカで継続されます。すなわち「マンハッタンプロジェクト」。 数十人の命を救う為に数十万人の命を奪う結果になってしまった訳ですが、その後も「見せ兵器」として実際に使用こそされていませんが数々の紛争の元となっており、その影響度はずっと大きなものになっています。 もし犠牲を顧みず開発を中止していたら・・・?。 今でこそ、そんな生死を賭ける様な判断はそう多くは無いですが、エンジニアという職業は意外と近い所に居るものです。記憶に新しい所では自動車の安全装備。現在これだけ「安全」が叫ばれていますが、発端は例の「NHKスペシャル」ですからね。考え方一つでこんなに変わってしまうものなのです。 世の中にはあまり変な事をしない様に「法律」という物が有るのですが、未知の領域の事は規制出来ませんし、日進月歩の技術開発に対して追い付いているとはとても言えません。 つまりこの世の中「何を作るか」という事はエンジニアの指先に掛かっているのです。世界を切り拓く新製品も、人類を破滅に導く発明もエンジニアには可能なのです。 エンジニアたるもの自分が何を作っているのか、それが世の中に何をもたらすのかを常々考えてもらいたいのです。願わくば貴方の作っている物が人々の幸福を生み出す製品でありますように。 |