こんなの欲しい

 以前から欲しいと思っているものがあります。それは

V型2気筒の車

 というのも、車ですと「シリンダ数が多い程エラい」という固定観念が有りますが、そこに疑問を覚えるのです。

 以前知人にお願いしてV8のコルベットに乗せてもらった事が有ります。V8のエンジンがどんなフィーリングなのか興味津々だったもので。
 でも低速で走っている分には「ドロッドロッ」と荒々しいサウンドで走ってくれるのですが、チョット回転を上げて行くと「ビューン」と非常に滑らかな回り方をします。
 車の場合「滑らかさ」を求める向きが多いですから、世間一般にはコレで良いのでしょうが
「迫力」に欠けます。正直言って「拍子抜け」だったのでした。

 先日(去年か)買い替えたトランポのハイエース。大衆的な2Lの4気筒ですが、低速トルクが細過ぎ。何回エンストしたことか・・・。
 ガソリンですからカタログ上の「パワー」は有ります。でもそれを発揮出来るのは高速道路を免停覚悟で走る時くらいなもので、常用する2000rpm以下でのレスポンスは実に頼りないものです。

 今の所バイクでしか味わえない大排気少気筒の、あの鼓動感、細心のアクセルワークを要求するあのレスポンス、「ごめんなさいぃ」と意味無く謝ってしまいたくなるあのサウンド!!。
 これを是非二輪の免許を持っていない方にも味わって頂きたいのです。ボヤボヤしていると車なんてそのうち全部燃料電池でモーターになってしまうのですから。

 でもさすがに車で単気筒はツラそうですし、エンジン自体の「見栄え」を考えるとV2気筒辺りが適当かと思います。新規開発も面倒なのでどこかにペースを求める事になるでしょうが、スーパーバイクベースの高性能1000ccか、ハーレーや排気量争いをしている和製アメリカンのものとするかは迷う所ですね。まあスーパーセブンみたいに色々なエンジンが使える様になっていると良いですね。当然LC8もアリ。

 そう、こういう「オモチャ」みたいな車はよく「軽自動車枠で」作られがちですが、敢えてソコには固執しない事とします。過去にはビートとかAZ−1という魅力的な車は有りましたが、結局「軽だし」という事で所有欲に訴えるものが有りませんでした。

 エンジンが決まりましたら車体を作らなければなりませんが、V2の良さを引き出す車体でなければなりません。こんな感じで如何でしょうか?。

 骨格:鋼管溶接フレームが良いでしょうね。板金で作ってしまうと型投資がデカくなります。

 外装:ヤゲン曲げor真空成形、部位を限ってFRPというところ。やっぱり型投資を抑える為。カバー範囲も最低限に雨風をしのぐ程度とし、構成部品丸出し。外観にもバイクのイメージをフューチャーしてしまいます。当然の様にオープンね。
 「カッコイイデザイン」は思い切ってアフターマーケットの手に委ねてしまいましょう。フレームさえしっかり作っておけばレーサー風でもレトロ風でもバハバグ風でも思いのまま!。

 ドア:思い切って無し。オープンなんだから上から出入り。サイドシルがベルトラインまで来る訳だからボデー剛性に寄与する事間違い無し。その分高さは抑えても良いでしょうが。
 「デートカーに使えないじゃないか!」という声が聞こえて来そうですが、乗り降りが難しければ協力するしか無い訳で・・・あとは聞くだけ野暮。

 駆動系:エンジンの鼓動を感じる為、後続車にエンジンを見せびらかす為・・・と理由を付けてミッドシップ。細かい理屈は抜きにしてもミッドシップはオトコノコの永遠の憧れなんです。
 ミッドシップとなるとエキゾーストは短いスペースの中で排気管長とマフラー容量を稼がなければなりません。よってエキゾーストは左右方向に往復する事になるでしょう。すると後方からの見栄えにエキゾースト系が占める比重はかなり大きくなります。となるとメーカーが何と言おうとアフターパーツメーカーがこぞってマフラーを売り出すでしょうね。ノーマルはショボイ鉄マフラーで充分。

 メーカー出荷状態は「とりあえず走る最低限」に徹します。世の中にはマフラーからメインジェットまで「換えないと気が済まない」人が大勢居るので、しょうもない所でメーカーが気張っても無駄になるだけです。その分車両価格を抑えた方がマシ。
 こういう「スキ」を作っておく事でアフターパーツマーケットを刺激し、オリジナルを求める市場にそのベースを供給する訳です。メーカーって何でも「完成品」を出したがりますが、下手な絵より無地のキャンバスの方が需要が有ると言う事で。

 どうです?メーカー各社さん。欲しく有りませんか?、商売として!。

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