SUGOで解った事

 '07 世界選手権菅生へ行って来ました。

 エバーツも引退しちゃったので、ライディング研究についてはあまり期待していなかったのですが、行ったら行ったで収穫は有りました。

 まずはここのところ重点課題にしているジャンプでのアクセルワーク。「戻して飛ぶ」という奴ね。
 これは海外勢どころか全日本勢も「基本的には戻して飛んでいる」という事が確認できました。斜面が掘れてきて、姿勢の制御が必要になると飛び出しで開ける選手が出て来る程度。
 よく空中で「バババババ・・・」と姿勢制御の為に吹かしまくっている人が居ますが、あれも戻して飛んで、空中で開け直していました。

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 もう一つ、海外勢と全日本勢の大きな違いが有ったのがコーナーの立ち上がりですね。
 まあ違いとして良く言われるポイントですが、「アクセル戻してねぇ」とか「安定している」とか、結果として見えるものでしかありません。ダースポでワタライ君が「海外勢は後ろに乗っている」とか書いていましたが、あれも同じ様に後ろに乗っている全日本勢が追い付けていないので判断難しい所です。
 今回その根本の違いを垣間見れたと思うので、書いておきます。

 何が違うのかと言うと、主にコーナーからの脱出に使うシッティング加速での身体の意識が全く違うのです。図に書くとこんな感じ。

とにかくRrタイヤの接地力を上げようと言う意識。
もちろん全日本勢
とにかく前身のウエイトを丹田に集めようという意識。
海外勢のもの
 MXバイクに使われるプログレッシブな特性を持つサスペンションは、以前にも書いた様に発散し易い振動系(平たく言えばハネ易いという事)です。よって安定した接地力を得ようとするならば、とにかく荷重を掛けすぎないことが大切です。
 接地力はスイングアームによるアンチスクワット効果で自然と上がるので、これで充分です。

 但し、加速Gは非常に強力なので、海外勢と言えどもシートの前方に座り続けられずに後ろへズレていますが(そういう意識は無いのかも?)、この意識が違うだけで車体の挙動は別のものになっていました。

 実際に見ていると、Aの意識で乗っているライダーはギャップを踏む度に跳ねてしまい、Rrタイヤが空転している時間が長いのです。
 加えてRrタイヤが跳ねればラインの安定性も損なわれるので、場合によってはアクセルを戻す必要も出てきます。これがアクセルを開け続けられない理由でしょう。

 Bの乗り方であれば、ギャップを踏んでもサスペンションが効果的に働いて、安定して加速を続けられます。

 海外勢もAの乗り方になる事が有りますが、それは深いギャップを越える為にフロントアップにする等の瞬間的なものに限られています。

 またこれが写真に撮ってしまうと解らなくなってしまうのです。実際海外勢と全日本勢で乗っているポジションも、フォームも大差無いと思いました。でもこの場合は「意識」に大きな違いがあり、それは「どこが固定されていて、どこがフリーになっているか」という所に現れてくるものですから。

 「意識だけで挙動が変わるのか?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、例えばサスペンション。ダンパーの違いだけで挙動は全く変わりますよね?。
 固定してしまえば車体は路面のうねりと直結して動きますが、適切にセッティングすれば車体は路面のうねりと無関係になれます。

 身体は骨と筋肉で出来ています。筋肉をどう使うかで、外乱に対する反応をコントロールできる訳です。前述した様に、ここでは「どこが固定されていて、どこがフリーになっているか」という事が重要ですから、その差が大きな違いなのです。

 でも筋肉の一本一本を個別に動かしている訳ではありませんよね?、多くの筋肉を統合してコントロールするインターフェースが「意識」なんです。

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 今回はバイクで行ったので、「プレミアムライド」に参加して決勝後のコースを走ってきました。

 でも950で行ったので、「走行を楽しむ」より「帰って来られるか?」が大問題。
 だって深いワダチは腹がつかえそうなくらい掘れているし、普通のギャップは「フープス?」というくらいの高低差です。それがジャンプの斜面直前まで続くのですから・・・。「950でどこまで飛べるかな?」と楽しみにしていましたが、ジャンプはもとより加速どころではありませんでした。前進するだけで精一杯です。
 まあなんとか浅いワダチを選び、ギャップもナメナメでなんとか一周して来ました。多少離陸はしたので許して下さい。

 「できるだけ軽く」と思って燃料ギリギリで行ったものだから、最後にはガス欠っぽくエンスト。なかなかエンジンが掛からず、スタッフの方総出での押し掛け大会となりました。
 スタッフの方、読んでいたら厚く御礼申し上げます。

 来年はタイヤもブロックパターンにして、燃料も多めに入れて行こう・・・。

浮いてますね〜

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