立ち方再考{実走編}
 

 いよいよ走ります。{なに勿体つけてんだか}

 場所は平らな所を選びましょう。だからと言って人様の迷惑になる様な所{駐車場とかパドックとか・・・}ではやらない事。

 基本的にギヤは一速。スタンディングフォームを取って軽く走ってみましょう。
 この時常に自分のフォームが今まで作ってきたフォームと同じである事に注意して下さい。崩れてきたら一度休んでフォームを作り直しましょう。

 次に加速・減速を繰り返します。初めは長い周期で{加速・減速が各3秒くらい}フォームを確認しながら行います。減速はエンジンブレーキで充分ですね。
 同じようにフォームが崩れてきたら休んでやり直しです。

 この程度の事は通勤やツーリング中でもやろうと思えば出来る練習です。人間のコンピュータにはゴミ箱{Windowsなら「ごみ箱」}もアンインストールプログラムも無いので、新しい事はひたすら上書きして古い事を忘れる必要が有ります。ですから少しずつでも良いから頻繁に練習した方が良いです。
 かえってこういう「刷り込み」の行程では落ち着いて長い時間走行出来るツーリングの方が適しているとも言えます。{結構新しい発見もあったりして・・・}

 フォーム作りに慣れてきたらこんな事に挑戦してみましょう。
 それまでゆっくりと行っていた加速・減速の繰り返しを、段々早いテンポにしていきます。
 5〜6秒で一回のサイクルで行っていたものを、2秒で一回、1秒で一回・・・と早くして行きます。お判りかと思いますが、加速・減速に合わせて重心を移動していては追い付かなくなります。出来るだけ重心は動かさず、フォームの入れ替えで加速・減速Gに耐えられる様になりましょう。
 最終的な目標は1秒に二回のテンポでしょうか?。一般的な行進曲のビートに合わせてアクセルを開けるくらいのテンポです。

 左が加速、右が減速中の写真です。この練習での体の移動量なんてこんなものです。
 {ランダムに撮った写真の中から抜き出しているので、続きの写真では有りません。}

 ここで注目して欲しいのはサスペンション。前後とも加速で伸びて減速で縮んでいます。
 別に膝で押している訳では有りません。{それなら伸縮方向が逆です}
 リヤサスはスイングアーム式であるが故にこの様な作用をするのですが、何故だか解らない方はグランプリ出版から出ている和歌山利宏氏の著書・・・「バイク基礎工学」か「バイク進化論」を紐解いてみて下さい。{ここでは割愛!}

 何のきっかけが無くても、アクセルのON/OFFだけでこんな上下の波動が作れてしまうのです。これを路面の凸凹に合わせてやれば上下の波動は増幅されるので、そりゃもう気持ち良いくらい「ポヨ〜ン、ポヨ〜ン」とギャップを走破して行く事が出来るのです。
 実際トライアルの人ならきっかけが無くても飛んでしまいます。MXやEDバイクで出来たらきっとカッコイイぞ!。{目下練習中}

 上下の波動を体感する為に早いテンポで加速・減速を行ってみましたが、これが解るとよりゆっくり・長くやりたくなりますし、ジャンプの多いセクションより一見平らなコースが走りたくなってきます。それはやっぱり必要な事なので是非やりましょう。

 でも早いテンポでやる事にも意味は有ります。ウォッシュボードの頂点をかすめる様に走る場合、FRタイヤが山に当たってからRRタイヤが当たるまでの時間は0.1〜0.15秒くらいです。この間に減速から加速に移行する必要が有る訳で、ここで早いテンポの練習が活きて来ます。

ウォッシュボード走行中

 撮影の為に上記の練習をしていたら、「頂点をかすめる様な走り」が出来る様になっちゃいました。えへへ。

 フロントローなのでRRフェンダーにお尻が触りそうですが、減速準備中であることを考えても、決して「腰を引いている訳では無い」事がお解り頂けますでしょうか?。
 {体の重心の位置はステップの真上辺りでしょ?}

 低いフォームを取っているのは
・重心を低くする為
・ハンドルの移動に追従する為
・FRタイヤが山の手前に当たる様に飛距離を調節する為
です。

 以上で「立ち方再考」は終了します。自分もまだまだ練習中の身なので、完璧では無いと思いますが、皆様のステップアップのヒントになれば幸いです。
 もし、万が一、御意見・御要望が有りましたら、このサイトの何処かにあるメールアドレスまで御一報下さい。{無責任な・・・}

-