SOUND OF FOUR R2
(20/MAY/'01)

 

 愛知県は足助町の「香嵐渓モトクロスランド」で行われた「SOUND OF FOUR」に出場しました。
 このレースはその名が示すとおり4st車のみによるモトクロスレースです。

 自分も4stに乗っており、この「香嵐渓」は今住んでいる所から一番近い{30分}所なので、一度は出ようと思っていたレースなのですが、今まで各種の事情により今まで出られませんでした。今回念願叶って初めて出場したのですが、同時にこれがラストチャンスになってしまいます。{7月には東京に帰るのよ}

 クラス分けは
MINI:ホイール径がF19,R16以下の事、外観がミニで有る事。
250:総排気量300cc以下
OPEN:排気量無制限、何でもアリ。
OPEN PRO:ライセンスがIB{「元」でも}以上の人、自信のある人。

 自分は520でライセンスは持っていないので、OPENクラスへのエントリになります。まあNAまでが相手ならばそこそこのレースになるのではないだろうか?{根拠無いけど}。
 んが、エントリリストを見ると「あれ?この人って・・・IBだよね?」とか、「実はIBでした」という人がチラホラ・・・。
 ウワサではOPEN PROが対象としているのは実質IBの固定ゼッケンからで、尚且つトレール車ベースでのエントリでは主催者からOPENクラスに誘導された様です。{具体的には「最後の2連」が飛べるかどうかという所が境界線らしい。瀬戸師匠の承認が必要?。}これで自分が上位入賞する可能性はほぼ無くなりました・・・。
 まあ順位は気にせずに、バイクに恥ずかしくない走りをしたいものです。{KTMライダーでライセンス持ってないのは自分だけでした。他はIB以上。}

 当日の天候は晴れ。しかもここ数週間まともな雨が降っていないので、コースは乾燥しきっていました。スタッフの方及び心ある観戦者、参戦者が水を撒いてくれたので、ホームストレートは幾らか良くなりましたが、埃は凄かったです。

 先ずは練習走行。スタートの感覚、1個目の山から降りてくる所の飛び出しジャンプ、そこからターンした直後のキャメルジャンプが飛べる事を確認。あと前日サスセッティングとハンドル位置を変更してしまったので{前日にそんなことすんなって}これらの感触の確認をしておく。この時は「大体良いんじゃないの?」と思って居たのですが・・・。

 さて第1ヒート開始。OPENクラスからレースは始まります。5秒前のサインが出ると皆が一斉にエンジンを吹かします。地面まで震えて凄い迫力です。5・4・3・スタート!ってあれ?やけに早いじゃねーか!。
 一瞬出遅れて集団の中に埋没。埃の中を追いて行きますが、 前が見えないので何度かコースアウトしかけます。仕方が無いので集団がばらけるのを待つ事にしました。件の大きなジャンプは飛ばない人も居るので、有る程度ばらけていないとペースも上がりません。とは言っても流石OPENクラス、まともに走って抜ける人なんて一人居たか居ないかと言うところ。
 そのうち前方に#41、KLXの小川選手発見。ウエスタンチャレンジでお世話になっている笠原さんのお友達で、鳳来卿で一緒のチームだった人です{この人も実はIBだと}。じわじわと間が詰まって行くので「これはイケルかも・・・」と彼を目標に頑張ります。

 10分くらい経った頃だろうか?。ホームストレートに戻ってくる所に2段の階段下りジャンプが有ります。速い人はスピードと空を飛ぶ呪文?で一気に下まで飛んでしまいますが、凡人は一個ずつ降ります。
 いつもの様に一個目を飛んだ所で、バイクがちょっと振れてしまいました。このまま地面が平らだったら何とかなるレベルだったのですが、ジャンプはもう一つ有ります。一瞬の着地で修正された反動で今度は逆方向に振られたまま飛び出してしまいました。2個目の方が滞空時間が長いので、バイクの振れは「で、俺にどうしろと?」というレベル。
 案の定着地すると押さえが効かず転倒モードへ。4速へ入れようかというスピードなので、正直言って非常にヤバい状態。このまま転けたら足の2・3本{有るのか?}覚悟しなければならないのだろうか?。
 どんな体勢だったのか覚えていないけれど、「Rrタイヤに接触したブーツがゴリゴリ言っているのが記憶に残る状態」でスピードが落ちてくれる様祈ります。その甲斐あってか?結局転倒はしたものの、特に被害は有りませんでした。
 転けた後、エンジンは回っていましたし、手もしっかりとグリップを握っていました。先ずエンジンを止めない様に空吹かしし、そのままハンドルだけ持ってバイクを引き起こします。後は跨って走り出すだけです。4stにしては素早いリカバーでしょ?。「これぞ4stのコケ方やぁ!」。
 ポイントはコケてもグリップを放さない事と、ハンドルだけ持って引き起こしが出来る事。これは慣れと体力と執念が必要なので、普段から練習しておく事をお薦めします。但しハンドガードは必需品です。

 再スタートを切ったのは良いけれど、一つ問題が・・・「誰も居らん」・・・。大体皆似た様なペースで走っているのだろうか?。抜く相手も抜かれる相手も周囲に居なくなってしまいました。
 このままチェッカーか?と思ったのも束の間。ついに私の背後に同じ柿色のバイクが登場。バイクの色は同じだけれど、ゼッケンは赤のバックグラウンドに白文字で01番。そう、IAの角掛選手です!。OPEN PROへのエントリですが、「{2ヒートで}30分しか走れないのぉ?」とご不満だったようで、賞典外だけれどもOPENクラスへも出走して頂いておりました。
 バイクは自分のと全く同じ'00の520EXCで{シートだけSX(笑)}、元試乗車だった奴なので調子は悪そうでしたが、これが速いのなんのって!。「来た」と思ったら「あっちゅ〜間」に見えなくなってしまいました・・・。バイクはああやって走れる様に出来ている筈なんですけどねぇ{最後の2連も飛ぶし}。おっかし〜な〜。
 練習走行を含めて「IAの走り」というものを堪能させて頂きましたが、何と言うか・・・「凄まじく精度が良い」という印象です。ベストラインに何の滞りもなく「ズバッ!」と入って行きますし、何周走っても何も無い限りぴったり同じラインを走って行きます。
 全日本を観に行っても、「自分と比べてどうなんだ?」という所はなかなか想像出来ませんが、今回同じコースで一緒に走る事が出来たのは良い経験でした。

 そして程なくチェッカー、結局10位でした。転倒前に前を走っていた小川選手が6位だったので、「転けなければ・・・」と思ったのですが・・・。鱈とレバーは禁句ですね、ハイ。

 昼休みを挟んで第2ヒート。第2ヒートもスタートはクジ引きで決めます。今回のクジは「3」、幸先良いぜ!。こんなに良いクジは初めての快挙かも?。
 今度のスタートは数を数えずに、旗の動きだけに集中します。スタートの反応は良かったのですが、3速に入れて「それ〜っ!」とアクセルを開けたとたんタイヤが横滑りを始めてしまいました。結局それ以上開ける事が出来ず後方集団に埋没・・。スタートの練習は先週やっておいたのですが、晴天続きで路面が乾燥し過ぎた為にグリップが落ちていた様です。こうなると、また集団がバラけるのを待つしか有りません。

 3周目辺りからいよいよ反撃開始!と言っても追いていくのがやっと。結局「居るべき所に居る」と言う事なんでしょうね。で、6周目くらいにまたもや転倒。1個目の山から降りてきた後のキャメルジャンプに「ちょっとスピードが足りないかな?」で進入。丁度1車長分届かずに平面部に着地。ここでちよっとバランスを崩したまま再度飛び出してしまい、後は周知の通り・・・。

 またもやエンジンを止めずに再スタートしたのだけど、再び悲しい単独走行。最後の周には集中力が切れてギヤ抜け転倒を喫し、這々の体でチェッカー。結果は11位。
 精一杯走ってこの結果ならばそこそこ満足出来ますが、両ヒート共転倒してしまったのは悔やまれます。自分としてはダメダメのレースでした。あぁっ、悔しい!。

 リベンジ・・・したいけど東京からは遠いなぁ・・・。

3番クジを引いて満足の図

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