三連休が近づくにつれ、鹿久居島南方の青い海と白い砂浜の思いが強まる。
お天気は、今回の三連休も先週同様、初日がベストのようだ。初日に照準を合わせ、以前から行ってみたかった鹿久居島を一周してきました。
6時にカヤックを積み込み、出艇地の赤穂八軒屋まで1時間で行ってしまう。日本海と違い短時間でいけるのは大きな魅力だ。
八軒屋の外れの小さな浜辺は静かな好条件の出艇地だ。初トレースに期待し鹿久居島を反時計回りに周回の船出となる。

出発直後、本土と鹿久居島を隔てた海域は規則正しく幅約500mを保っており、まさに人工の運河のようです。
太古の昔の地核変動によるものと自分なりに思っているが地質学的な文献があればお目にかかりたく思っている。
運河状ゆえ海水の流れもなく湖面のように静かな海です。また航路としての価値が無いのか、この5km程の運河を通過する間、出くわした船は一隻の漁船だけでした。
色んな思いをめぐらせながらの静かな運河の船旅を楽しみ日生にさしかかる。

 

日生らの鹿久居島東面は航路になっているらしく大小さまざまな船が激しく南北に行き交う。曾島や鴻島へ行く場合のこの航路の横断は非常に緊張するところだろう。
やがてバウを東に向け鹿久居島南面を東進すると又静かな海になる。
そして突然鹿久居島とその南の頭島にかけるアーチ橋の現場が目に飛び込む。
土木屋としては素晴らしい仕事だが、まさに利用価値の低い公共事業と思える。「島でいいんじゃないか」複雑な思いで過ぎ去る。

やがて「まほろば」という島のレクレーション施設を控える綺麗な砂浜に上陸。
この施設は合掌造りの棟が10棟程からなりオープンデッキのカヤックも10艇ほど置いている。
この合掌造りの建物は、今まで鶴島へ何度も来たとき、遠めに眺め興味を持っていたものだ。
ここの人と色んな話で盛り上がり、わたしのカヤックにも試乗してもらった次第。
この綺麗な浜辺で2時間のときを過ごし、再度艇に乗り込む。
鶴島までは一漕ぎで着き、後は勝手知ったる海岸線を赤穂に向け、丁度20kmの変化に豊む航海を終えました。
今年は、内海の魅力を再認識した年といえる。内海と日本海の主たる違いを自分なりに整理してみた。
1、時間的な条件は文句無く内海だ。
2、内海には多島海の持つ魅力がある。島巡りの面的な行動が取れるのに対し日本海ではピストン漕航になりトレース自体変化に乏しい。
3、内海の島々は、穏やかなスロープで海面に接し、綺麗な小さな砂浜を多く抱えている。
  島巡りしながらお気に入りの砂浜へ上陸し、のんびりとした極上の時間を過ごすことが出来る。
  日本海は侵食された男性的で複雑な断崖の岸壁は圧倒的だ。
4、日本海は、水の透明度が高く浅瀬では海底が見え、思わず奇声があがる。
  上陸すればスキンダイビングで海人になり、海の幸の恵みにあやかれる。
5、内海は波の穏やかな日が多い。これは安全性に繋がる。つまり手軽に一人で楽しめるフィールドである。
  いろいろ並べてみたが、それぞれ特徴があり、共に楽しむ器量が有れば、それで良しということです。

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