
大塚パーキングに5時30分に集まったものの装備の積みこみに1時間ほどもかかってしまう。
必要な装備は5ケ程度に種分けしてパッキングしておくと忘れたりせず早く積みこみも出きるのだが・・・。K嬢を含む彼らは、恐れを知らぬ行き当たりばっ旅族。「まー海だからおおらかにゆっくりやりましょー」
道中は、雲が多く一時雨も降るが、予報の通りよくなることを信じ米子道を北上する。
境港につく頃にはすっかりピーカンになり、2年前の記憶をたどり隠岐航路の七類港のドン詰まりの出艇地に到着。2年前はここから西の多古へ向かったが、今年は、東方へ向かい半島東端を回りこむ予定だ。
多くの夢を6艇のカヤックに積め込み最後の準備は、日焼け止めクリーム。使うのが三人で他の三人は見向きもしない。顔を見てなるほどと思う。
そして待望の日本海へ舟を滑らす。これで2日間世知辛い娑婆とはおさらばだ。

途中モズク取りの漁師夫妻とのコミニュケーションが有ったり、変化にとよんだ海岸美や点在する小島を眺めながらのパドリングは楽しいものだ。
やがて島根半島を回り込んだが待望の大山は靄って望めない。
そろそろキャンプ地への上陸時間になり、キャンプ地を捜すが良さそうな所が無く、折り返して半島北面にキャンプ地を捜しながら引き返す。
いい所無く、雑材が多く打ち上げられた玉石の浜をやむおえずキャンプ地として上陸。砂利浜を整地してテントを設営し、いよいよモグリ。
余り期待はしていなかったのだが、型のいいあわびがよくいる。型のいいのは一枚見つけることさえ至難の技と言えるのにここはまさに宝庫だ。サザエはもちろんタコまで収獲し大漁となる。打ち上げられた雑材で、テーブルを作り、その上に取れたての海の幸が並んで、賑やかに乾杯して盛り上がる。
夕日も朝日も見えない入り江のキャンプサイトだが、その分海の幸の豊富さが十分カバーしてくれる。
翌朝にも、ひとモグリして朝からあわびを戴く。この豊かな入り江をあわび湾と名づけてしまう。やがて装備を船に積めこみ、楽しかったあわび湾を後に、穏やかな海を七類港目指してパドリングを開始する。
途中けんちゃんのパドルがブレードの付け根で折れてしまうトラブルが起こったが木倉の艇とロープでつなぎ彼のパワーで引っ張る。やがて七類港に帰って来、
2日間の島根半島のシーカヤックの旅が、終わった。
