アプローチ
松本インターから、国道158号線(通称:上高地線)を上高地方面に10km弱走り、波田町役場前の"鍋割"信号の直前で右折します。梓川橋を渡り対岸で左折、すぐに右折して丘に上っていき、左方向の金松寺を目指して進みます。金松寺を左に見てなおも進むと道幅は、すれ違いが困難な細い道に変わります。ここから約1km程、山に向かって進むと、林道の車止めゲートに出会います。車はこれ以上進めませんので、脇に2−3台止められる空地に車をデポするか、そこより50m程戻った所に3−4台止められるスペースがありますので、そこに駐車させることになります。
登山コース
車止めのゲートの脇を越えて林道を上っていきます。ここから林道の終点までは約2km、標高差200mの上りです。付近はキノコ山で採取禁止の立て札がアチコチに掛かっています。林道終点まで来ると、右側に丸木で土止めされた階段状の登り道が見え、ここからが本格的な登山道となります。
暫くは沢の左岸の山腹をゆるく辿ります。やがて沢が急峻に立ち上がるところから道は沢から離れ、急な山腹をジグザグを切りながら高度を上げていきます。この辺りは、ヒノキが植林されてはいますが、未だ丈が低く、下草や潅木の方が勢いがよく、明るい雑木帯といった趣です。途中、3箇所にカモシカの食害から植林を守るために作られた網戸が関所のように登山道に立ちふさがっています。3つ目の網戸を通過すると、道は、ヒノキが高く育ち、昼でも暗い植林帯に入り、さらにジグザグに登っていきます。この辺りは、下草もない美林帯で、木材の切り出しも始まっています。上へ登るにつれてカラマツの木が混じるようになると、やがて木が伐採された明るい山腹に飛び出します。この山腹を巻く登山道からは展望が開け、松本平の向こう側に美ヶ原、鉢伏山、八ヶ岳、南アルプスなどの山々が望めます。ここまで、林道の終点から約1時間で、ちょっと休憩を取るには、ちょうど良い場所だと思います。
見晴らしの良い山腹を抜けると、またカラマツ林に囲まれた山腹を斜上していきます。途中、金松寺山への道を左に分ける第1の分岐点があり、そこから3分ほど行くと水がチョロチョロしみ出ている所に出ます。なおもユルく巻き道を辿っていくと稜線に辿り着きますが、ここは先ほどの金松寺山へのもう一方の分岐(第2の分岐点)で、ここまで、金松寺山を経由しても余り時間は変わりません。
ここからは、カラマツ林の快適な尾根道を進みます。ややキツイ坂を標高差100mも登ると、前方に目指す天狗岩が見えてきます。辺りもだんだんと開け、鉢盛山や御岳などを眺めながらの、快適な登りとなり、やがて肩とおぼしきところを過ぎて、最後の標高差50mの登りでは、右側に大滝山や常念岳が見え隠れしながら、やがて頂上に到着します。
頂上は、小広い草地で、三角点とともに山名案内板が立ってます。そこからの眺めは、足元の松本平越しに、晴れていれば美ヶ原、鉢伏山、八ヶ岳、諏訪湖、富士山などがグルッと右回りに見渡せます。さらに右に目を転ずれば、甲斐駒ケ岳から塩見にいたる南アルプス、木曾駒ケ岳など、そして近くには鉢盛山、御岳、乗鞍岳などが楽しめます。穂高は奥穂、前穂、明神岳などが、カラマツの木や前山(徳本峠〜蝶が岳)の稜線越しに頭だけ見えます。
頂上から50mほど戻った所から右へ行く踏み跡をたどれば、すぐに天狗岩と称される平たい岩場があり、その上で眺望を楽しみながらノンビリと昼寝もできます。
(2000/10/28記)
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小さい社の脇に駐車

キノコ採取禁止の立て札のある林道を行く

林道終点からいよいよ登山道を登る

見晴らしのよい山腹を巻く道から。雲海越しに美ヶ原

天狗岩を望みながら快適な尾根道を登る

天狗岩頂上(山名案内と三角点がつつましく)
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