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しばらくかなりぐったりしてたんで、プラス1更新をする気力体力がございませんでしたが、月もかわったことだし、まだちょっと胃は痛いしアトピーもひどいんだけど、更新しましょうかね。うん、この壁紙は好きだし。このシステムになってから使いましたっけか?ということで更新更新。
2007年11月1日(木)
2007年11月1日(木) ●浪漫の部屋からプラス1!●
その6 最後の大正浪漫
先日10月26日には、MANDALAにおける「女たちの大正浪漫」ライブにおこし下さった皆様、どうもありがとうございました。あいにくの雨で足元のお悪い中――これ「終わる田舎」って変換するよ――沢山のお客様においでいただきましたし、またかなり喜んでいただけて、私もとってもほっとしたんですけれどもね。しかし、終わってから、つくづく思ってたんですが、あのシリーズは一応これでそろそろおしまいかなあ、って思ってました。つまり「大正浪漫ライブ」というネタですねえ。
こないだは第3部のラストで、阿部定をモチーフにしてラヴェルの「ボレロ」をやる、という強引な(笑)ことをやったんですが、なんとなく、「これがやりたかったんだ」っていう気持と、「これがやれたからもう燃え尽きたかな」という気分が半々というか――そもそも1部は竹久夢二をやったんだけど、こっちはまあ普通というか、「竹久夢二」という素材を与えられたから、こうやってみました、というような感じで、なんとなく久々に短いミュージカルを1本作ったような気分だったんですが、最初は第2部で「柳原白蓮」をやるつもりだったんです。でも、なんとなく「もうお腹いっぱい」というような気分になってしまって、結局構成をかえて、第2部は「大正浪漫カフェ」と名付けて、自分の考える、大正浪漫の雰囲気いっぱいの曲を並べて「第3部への間奏曲」みたいなかたちにしてしまいました。でも、そもそも、柳原白蓮についていろいろ資料見たりしてたんだけど、あんまり「どう扱っていいか」イメージわかなかったんだなあ。
あー、誤解を招かないようにいいますと、大正浪漫そのものに飽きたとか、そこでやりたいこと、やりおわったとか、もう大正浪漫から手をひいちゃう、足を洗うとか、そういうことじゃあないんです。「ライブネタで大正浪漫をやる」ってことがですね。なんとなく、「ああもうしゃぶりつくしてしまった」っていうかね。考えてみると「花陽炎」シリーズ以来、なんかものすごく何回も扱った気がするのでねえ。曲的にも「紅椿」とか、今回考えてみて「ああ、もういい」って思ったですもんねえ。曲としてはすごく好きですけど、花木さんで、MANDALAで「紅椿」、「またかい」ってすっごく言われそうな気がしたし。といって今回やった2部の歌曲もまあ、そんなに新鮮ではなかった、「あ、あれか」だったと思うので――そのこと自体が、もう限界かなって思ったですねえ。1部の曲については、今回作ったやつばかりで、特に「夢二好み」っていうワルツの曲が、歌詞も、曲の作りもけっこう気に入ったので、これはどこかでまた使いたいなあって思うけれど。まー何をいうにも「ボレロ」がやれて私はほんとに嬉しかったので、それで燃え尽きたってことかなあ。あの曲、リハのときから、とにかくやるたびに、さいごのフレーズにむけてがんがん高揚していって、それで「ダダダー、ダダダダダダ」って終わって、まだパーカッションとナレーションは続いてるんだけど、それを聞きながら、思い切り叩いた右腕がジンジンしびれてるんです。「ああー気持ええー」って思ってましたからねえ。それを味わえたことで、なんかもう、「ああ、これでいいや」って思った、っていうかね。
大正浪漫そのものは、やめるとかやめないというような趣旨のものじゃなく、「大正浪漫でしか書けないもの」が出てくればいつでもそれをやるのが当然、というか、私のなかにはいくつかの街角があって、「今日は、というかこの作品では、次にはこの町に行ってみたいな」ってまた出かけてゆく。浅草があって新宿があって(渋谷にはゆかない(爆))六本木があって、今日は浅草の気分〜って着物に着替えて浅草へ出かけてゆく、っていうような、そういう感じなんですね。着物も六本木に着てゆく着物と浅草に着てゆく着物じゃ全然違うので、そうやってそのゆくさきにあわせたおしゃれして、小物も髪型もみーんなそれにあわせて整えて、さて出かけましょうみたいな。うん、そういうものなのでね、私にとっていま、大正浪漫とか、東京サーガとかって。東京サーガってのは「自分の住んでる六本木」みたいなとこがありますけれどねえ。だから、これが「基本」っていうかね。グインの世界って、何なのかな、浦安かな(大爆)いや、あの、ほら、「砂漠の国」だの「パロの国」だの「ケイロニアの国」だのあってー(笑)(笑)
だから、大正浪漫の小説はこれからもずっと書いてゆくと思いますし、だからといって、定期的に書くという筋合いでもない。「気が向いたら」「書きたくなったら」「書くことが出来たら」というのが最大で、それなしで書くのはイヤだな、って思う。でもまあ、そろそろ次書いてもいいのかなって思うけれど――あの「阿部定ボレロ」って、小説にするの、難しいだろうなあ。やっぱりあれは耳に聞こえてないとねえ。それに、阿部定を真面目に小説にしたら、どっちかというとやっぱり「グランドクロス・ベイビー」みたいになっちゃうんだろうしなあ。
ま、ともかく、ライブってのはあまり長いこと延々とやってるとやっぱり飽きてしまう、きくほうもやるほうもですねえ。いまやってみたいライブっていうと、全然おもむきかわったものになってきそうで、またそれについてもじっくり考えてみたいと思うのですが、いや、とにかくこないだの自分としての感想ってのは「ピアノがうまくなるとものごとが楽じゃー」っていうのと、「ボレロやれてえがったー、楽しかったー」というのにつきる(笑)ほんっとに、あの「ボレロ」ってやつは、燃えるですねえ(^^;)あれだけ、でも、なんかの機会に再演したいと思っても、20分ですからね(^^;)ほかのものって、もしかして、「ボレロのための序曲」だったのかもねえ、私にとっては。ま、満足です、そういう意味では。さーて今日はまんだ林檎さんと「伊集院対談」なんだけど、どんなお着物着ようかなーっと。
2007年11月1日(木)