虫歯が割れたので歯医者へ行き、えらい目に遭う。
かなり深くまで虫歯菌が入り込んでいるので、神経を取ることにしたのだが、どういう訳か麻酔の効きが悪い。歯を削るときにやたらに痛むので、通常の3倍ぐらいの麻酔を射ってもらったが、これがこの後におこる惨事の火種であった。
一時間ぐらい経ってから喫茶店に入り、まだ麻酔が効いていて口の右半分が無感覚なままコーヒーを飲んだ。
30分ほど本を読み、そろそろ帰ろうとカップに半分ほど残ったコーヒーを一気に口に放り込んだとき、
ピューッ
いきなり右斜め前方に、長さ1mほどの茶色い線がボクの口元から飛び出した。
麻酔で痺れた唇がしっかり閉まらずに、コーヒーが吹き出したのだ。
ボクもびっくりしたが、回りにいた人たちはもっとびっくりしたことだろう。
いい年した大人がテーブルを越える程の勢いでコーヒーを「ピュー」である。
逃げるようにして喫茶店を飛び出したが、誰もボクに向けようとしない視線が逆にイタかった。
本日の教訓
「歯医者に行ったら半日は飲み食いしない」
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『TAXI』を観る。
運転オンチの刑事とスピード狂のタクシー運転手がコンビを組んで連続銀行強盗を追いつめる。という内容から『スピード』のごとき無限弾倉マシンガン有刺鉄線電流爆破ノンストップカーアクションを期待していたのだが・・・
フランス人ってアホ?
フランス映画がみんなこのようなアホなのか、この映画が特にアホなのかは知らないが、ただごとではないアホっぷりにビデオを見ていて、笑いが止まらなくなった。
日時と銀行を指定した襲撃予告を警察に送りつける銀行強盗という設定からすでにただごとではないが、襲撃前から銀行を包囲しているにもかかわらず、強盗が銀行に乗り込んで現金を奪って逃走するまでボケーと眺めている警察もまともではない。フランスには防犯思想というものがないのだろうか。
主人公の刑事は腰にタオル一枚巻いただけの裸で所内をうろつき回り、上司の女刑事をデスクに押し倒す。銀行強盗たちはタクシーの運転手に挑発されたぐらいで、奪った現金を積んだまま公道レースを始める。
ラストの空飛ぶベンツにいたっては悶死確実のアホらしさだ。
どの部分を切っても天然系のアホがあふれ出さんばかりの映画なのだが、気になるのはこんなビデオが10本近く常時貸し出し中とになっていること。
ひょっとして、『TAXI』をアホらしいと思うのってボクだけなの?
2時頃に起きて、散髪へ行く。
散髪というのは、どうしてあんなに気持ちいいのだろうか。
歯医者もあれぐらい気持ちよければ足繁く治療に通うのだが。
その昔、医者と散髪屋は同じ商売だったそうだが(散髪屋の赤・青・白の回転体は動脈血、静脈血、包帯を表している)、いったいどんな事情があって気持ちよい方と不愉快な方に分かれたのだろう。
ボクは歯医者の椅子の上では体がガチガチに固くなって、治療後はまっすぐに歩けないぐらい疲労困憊してしまう。
散髪屋みたいに歯医者も治療中に後頭部をマッサージしてくれてもよいと思うのだがなあ。
いろいろな用事があって、工場の事務室に行く。
壁に掛かっているホワイトボードに「職員のひとこと」が書いてあった。
・良いものは再度利用したくなる
・戦術は大切だが難しい
・食あたりが多くなっているので注意しよう
・リンパマッサージを試しています
いまひとつ、どうつっこんでいいのか分からない「ひとこと」である。
というか、この「ひとこと」を見て、ボクの勤務先が何をやっている会社か分かったら、かなり偉い。
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一日中工場。
O方、S藤と3人でタンクの温度を1分ごとに記録し、線グラフにする。
小学生の時に、アルコールランプでビーカーを加温し、水温を計ってグラフにしたことがあるが、大人になると同じことをしていてもお金がもらえる。
ビバ!大人
ハラショー!サラリーマン!
社会人マンセー
子供の頃に戻りたい。などと言う人もいるが、ボクは大人の方が断然いい。小学生だと500リットルパスの液温をグラフにしても、せいぜい花丸をもらうのが関の山だ。
ボクがせっせとグラフにデータをプロットしている時に、半分幽体離脱したみたいな顔で船を漕いでいたO方もS藤もそう思うだろ?
ゴミが5トンほど本社の地下室にたまっていたので、そのゴミを発生させた6名に処分作業をやらせることにする。
今日の朝9:00に集合するよう連絡しておいたのだが、
誰ひとり来やしねえ。
ゴミ処理問題に対する、世間の認識をかいま見たような気がする。
本をどんどこ買うが、読むペースが全然追いつかない。
必然的に未読本が溜まりまくりである。
『新耳袋 第五夜』だの『空想刑事読本』だのといった、ここでとりあげる気も起きないような本は読むくせに、小説や科学書などは手もつけていない。
ちまちましたジャンク本は読むが、腰の入った本に没頭する状況を作れない日々。ゆとりのない生活をしていることを実感する。
今度の週末は用事もなにかもおっぽり出し、本を詰め込んだカバンだけ持って、あてどもなく電車で旅に出かけようか。
同僚の女の子が取引先の営業マンについて話している。
「D社のK納さんって、茶色くて耳に穴が開いている人ですよね」
大抵の人は耳に穴が開いている。
しかし、「茶色い人」・・・エディ・マーフィ?
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カルビー「じゃがりこ」の原料に遺伝子組み換えジャガイモが混入していたため、全品回収の騒ぎになっている。
たしかにBt遺伝子導入ジャガイモ「ニューリーフポテト」は厚生労働省から認可が下りていないので、原料に混入してしまったら回収はやむをえない所ではあるが、「悪法といえども法は法」の見本みたいな話である。
ニューリーフポテトはコロラド芋虫に対して選択的に強い毒性を持つタンパク質を作り出す性質が付与されているが、それが人間をはじめとする脊椎動物に害をおよぼすという根拠や実例は全くない。
例によって「なんとなく気持ち悪いので、理由はないけどとにかく反対」というやつだ。
むろん、ボクは遺伝子操作作物(GMO)全面肯定派ではない。GMOには直接・間接的環境破壊や大手資本による世界農業の支配化などのリスクがつきまとっていて、とても手放しに歓迎できるしろものではない。その潜在的危険性は原子力のそれに匹敵するとボクは見ている。
しかし、それはあくまでもGMOを開発・運用していく上での危険性であり、GMOを食べて人体に悪影響が及ぶ可能性は限りなく小さい。
今日のGMOに対する一般市民の反応は、
「原子力発電所を作ったら、漏れた放射能でトカゲが巨大怪獣になって街を襲うのではないか」
というレベルだ。
金曜ロードショーで『コマンドー』を放映している。
マイ・フェイバリット・ムービーのひとつだ。
「映画のよさは火薬と筋肉の量で決まる」というのがボクの持論なので、シュワルツェネッガー主演のアクション映画というだけでうれしい。
その上、なにも考えていない登場人物、いくら撃っても弾帯の減らない機関銃、シューティングゲームの雑魚キャラのようにバタバタ死んでいく敵兵士。地雷→機関銃→拳銃→ロケットランチャー→手榴弾→ショットガンとこれでもかというほど武器を振り回しているのに、最後はナイフ→殴り合いにというお約束パターン。
バカアクション映画の見本と言わざるをえない。
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次回金曜ロードショウは『おもひでぽろぽろ』、その次は『魔女の宅急便』。
『千と千尋の神隠し』のCMとしか言いようのない編成だけど、宮崎映画なので許す。
新宿でMさんといろいろ話をする。
Mさんは完全歩合制の仕事をしているので、ボクが勤めている会社では先日ボーナスが出たという話をすると、とてもうらやましがっていた。
どう考えても年収がボクより多い人からボーナスの額についてうらやましがられても、いまひとつ釈然としません。
ちなみに、Mさんは駕籠真太郎(*1)のファンだということなので、氏賀Y太の『毒どく猟奇画廊』(*2)を紹介してあげると喜んでましたが、女の子なのに駕籠真太郎や氏賀Y太のファンというのはかなりヤバイです。
いや、男でもかなりヤバイ人の部類に入るけど。
*1 人間の尊厳をまるで無視したマンガを描く人。
マガジンZで連載中の『パラノイア・ストリート』はかなり毒気が抜けていて残念。
往年の『動力工場』シリーズ並の作品をまた書いてくれないものか。
*2 人間の尊厳をまるで無視したイラストとマンガを描く人。
大抵の人は見ただけで吐くと思うので、『毒どく猟奇画廊』へのリンクは張りません。
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デビッド・ブリンの『ガイア』(ハヤカワ文庫、上下巻1200ページぐらい)を読んでいる最中なのに、山ほど本を注文してしまう。
この本のうち、どれほどをきちんと読めるのか。
最近、地震が本気で怖い。
大型の地震が来ると、落っこちてきた本に頭をつぶされて、比喩ではなく本の山に埋もれて死ぬかもしれない。
そんな死に方をしたら、他にめぼしいニュースがないとき、新聞紙面の埋め草に
「落下した本に潰されて死亡。文字通り『本望』か」
などと書かれそうで、すごくイヤだ。
会社に行って、ちょびっとだけ仕事。その後、ホームセンター、デパート、クリーニング屋を回って帰る。
ゴミだらけの部屋から逃避しているという見方もあるが。
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上京してきたT石氏と新宿で邂逅。
K野一家、N村氏、T石氏、ボクとで新宿の茶店に集まる。
K野Aちゃんは、ずいぶん大きくなっていた。
ついこの前まではやっとつかまり立ちができる程度だったのに、今日はそこいら中を走り回っている。
子供の成長の早さに感心するべきか、時間が想像以上に「速く」過ぎ去ってしまう自分の年齢におびえるべきか。
K野一家が帰った後、場所を滝沢に移して一時間半ほどだべる。
話題は主に鉄棒について。
逆上がりって、地面に足をつけた状態から始めるものなの?ボクは鉄棒の上に腕で体を乗せた状態から始めるものだと思っていたのだが。
N村氏も7時に脱落。
家族ができるとつきあいが悪くなるねえ。
T石氏と2人になったので、浪漫房へ移動。
T石氏はビールと日本酒、ボクは肉とチーズの料理を食って2時間ほどとりとめのない話をして解散。
・・・なんか、Web日記みたいなことを書いてしまった。
読み返しても、ちっともおもしろくないが、まあこんな日もあるでしょう。
本日の労働時間は12時間。
中途半端に忙しい。
もう少しバタバタすると泥のように疲れたり、妙にハイになったりするのだが。
なんか中途半端だ。
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明日から広島に出張。
「国内線」などという野蛮な交通機関を利用することになっているのでちょっとブルー。
八丈島や沖縄に行くのならともかく、本州内を移動するのになぜあのようにせわしない交通手段を使わねばならぬのか。
なにはともあれ広島である。
スペシャルミックスそばトリプル(お好み焼き)を食べたり、原爆ドーム前でジャーマンスープレックスホールドを極めた記念写真を取ったりしてこよう。
次回更新予定は27(水)。
体調がすごい勢いで悪くなる。
出張中に体をこわさなくても良さそうなモノだが。
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コミック 伝説マガジン No.1
なんだこりゃ。
復刻マンガが人気を博しているからといってこれはないだろう。
『鉄腕アトム』
鬼のようにつまらない。
手塚治虫作品の底辺に常に流れていた人間への絶望と希望の葛藤が全く感じられない。やっつけ仕事の見本みたいな内容。
携帯電話とインターネットの世界でアトムが活躍する話を作ろうというぐらいの気概がないのか。
『オモライくん2001』
永井豪の悪意がひしひしと伝わってくる怪作。この雑誌の中ではダントツのおもしろさ。
| 6月28日(木) 『カイジ』のおもしろさに気づく日 |
体調が悪いときに限って、いらぬ道草を食いに行く。
マンガ喫茶で『カイジ』の1〜5巻(限定ジャンケン編)を読んで、意外とおもしろい作品であることに気づく。
週間ヤングマガジンに連載中の『カイジ』は毎週読んでいるが、『天』『アカギ』『金と銀』などのマイナー誌連載の福本作品と比べて、水で薄められたかのような迫力のなさを感じていた。
早い話、
「福本さんもメジャー誌に連載してしまうとこんなモノか」
と思っていたのだが、単行本で一気に読むとこれがメチャメチャな迫力で迫ってくる。
こうして読み返してみると分かるのだが、週間連載では、テンションが高まってきたところで「次回に続く」となるため、今ひとつ盛り上がりに欠けたのに対し、単行本では途切れることなく読み進められるので、テンションがひたすら上がり続ける一方なのである。
これでもウン十年マンガを読んで来て、それなりに目が肥えたつもりでいたのに、単行本で読み返すまで、『カイジ』のおもしろさに気づかなかったとは不明の至りであると言えよう。
もっとも、週間連載だと読み終わったところで冷静になるため、プロットの矛盾に気づいて
「んなワケないやろ!」
とつっこんでしまうということもあるのだが。
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プロジェクトXの再放送をやっている。
今回は自動改札機の開発秘話。もう眠いので録画する。
前回の広辞苑編纂記も録画したっきり見ていない。
見れば感動するのは分かっているのだが。
それにしても、プロジェクトXのディレクターも題材選びで苦労しているのだろうなあ。
『600万部を達成した日〜週間ジャンプ誕生秘話〜』
とか
『チョコレートで包め〜ポッキーを開発した男達〜』
などのように、特定メーカーのCMになりかねない番組を作るわけにはいかないだろうし、
『増粘多糖類の限界に挑む〜耐酸耐熱性カラギーナン開発の日々』
といったなにがなんだか分からないマニアックなモノを題材にするわけにもいくまい。
オリエント工業(*)あたりを題材にすると、きっとムチャクチャおもしろい番組が作れるはずだが、NHKがそこまで行くにはあと200年はかかる。
* こういうのが嫌いな人もいるので、直リンクは張りません。
どうしても知りたい人は自分(の家のパソコン)で検索してください。
間違っても会社や学校のパソコンで検索したりしないように。
このクソ暑いのに、ネクタイを締めて外回り。
3時頃、熱中症で死にそうになる。
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同僚のI淵さんの携帯に送られてきた謎々を見せてもらう。
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1)国
2)砂
3)教育
4)日本
5)砂
6)英語
7)砂
8)富士
9)砂
10)?
11)砂
12)東京
?にくるモノは何か
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謎々は好きなので、しばらく考えたが分からない。
ちなみに
答と解説
関東圏以外では通用しない謎々だし、そもそも問題自体に欠陥がある。
答えが分からなかったので悔しいが、それは
「ああ、そうだったのか、そんなことに気づかないなんてオレはバカだった」
というたぐいのモノではなく、欠陥のある問題を考え続けて、時間を無駄にしたのが悔しいだけだ。
ナンセンスクイズですらない愚作だが、最近はこういうのが流行っているのだろうか。
ガイア上・下(デビッド・ブリン/ハヤカワ文庫)読了。
上下巻併せて1200ページを越える大作だが、この本を読むのははっきり言って時間の無駄。
地球内部に落してしまったマイクロブラックホール。地球を食いつぶすこの極小の怪物をアレックス達はいかにして捕らえるか、というネタ一本に絞りこめば面白くなっていたのだろうが、そこに環境破壊とコンピューターネットワークの発達までを盛り込み、さらにいくつものエピソードを小刻みにスィッチしながら、ストーリーを進行させるという形式を取っているため、もうどうしようもないぐらい混沌とした内容になっている。
おまけに、終盤はご都合主義の嵐が吹き荒れる中、ハルマゲドンが勃発し、やたらに人間くさい超越者の降臨、とげっそりするような展開が続く。
<知性化>シリーズがおもしろかっただけに『ガイア』にも期待していたのだが、よもやこれほどひどい内容とは。
メジャーSF作家の大作にもかかわらず、何一つ賞を受賞していないというところで、その内容を推測するべきであった。
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