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海 猿  

直球ストライク!こっぱずかしい青春モノ

いやぁ〜、何なんでしょう。この恥ずかしげもない直球ストライクの青春映画は。観ているコッチが照れくさくなるくらいにベタベタの展開に、友情あり、恋あり、試練ありとまさしく青春てんこ盛り丼映画そのもの。
海上保安庁って、いわゆる海の警察庁なわけで海上自衛隊とは全く違う。飽くまでも海の安全な航行を支援する警察で、そこの潜水士になるための50日間の過酷な訓練のために全国から広島県呉市に集められた14人の訓練生が通称「海猿」。
訓練生の中には元サラリーマンの仙崎(伊藤英明)、漁師の息子で訓練生一のオチコボレ・工藤(伊藤敦史)、エリート訓練生・村田(川口 淳)、やはりエリート訓練生で沈着冷静な三島(海東 健)らが含まれている。潜水士になれば海難救助の際に人命救助の最前線に就くことができるうえに女性にもモテる、などという軽薄な志望理由もあったりしながら彼らに課せられた訓練はなかなかに過酷で、かれらは互いに励まし合いながら友情を育てていく。
順調に訓練をこなしていく中、仲間の一人で、仙崎と相棒(バディ)を組む工藤が溺れかけていた海水浴客を救助しようとして殉職してしまうという事件が起きる。
俄に死の現実を目の当たりにして恐怖に囚われてしまう仙崎。
一度は退職すら考えるほどに落ち込んでしまった彼だが、やはり一度抱いた夢はそう簡単に諦められない。仙崎は最後の海上訓練に赴き、夢の潜水士資格取得に向けて恐怖を乗り越えようとする。
しかしその海上訓練で思いもかけない事故が起こる。工藤の代わりに仙崎と相棒を組んだ三島と共に突然変わった潮流に流されてしまったのだ。酸素ボンベには一人分の酸素しか残っていない。海底40m。三島は足が石にはさまって身動きがとれない。果たして仙崎は三島を救えるのか?
全編を通して全くズレない青春モノ。その後の展開も簡単に分かってしまうほどストレートな青春映画。主人公の恋模様も絡めたりして、こんなにもずっぱまりの青春映画は今どき珍しいくらいだし、大映テレビも真っ青のデレデレの展開。「愛と青春の旅立ち」か「トップガン」かってなくらいに「パクリじゃん!」と思わせることもないではないけど、これくらい恥ずかしげもなく青春をヤラれるとむしろ爽快。
ちなみに、映画の最後に予告編らしきものが流されます。
ん?続編もあり?
伊藤くん、まぁ、頑張ってくれたまえ。