| 奈留島は、博多から8時間10分、長崎から4時間30分という離島です。 遣唐使のたどる道筋にあったので、名前だけは万葉集の昔から知られています。「奈留」は、安全な寄港地という意味でしょうか? 水産業の不振で人口が減って、昭和40年代の活気はもうありません。かつて1万人弱に達していた人口は今3,000人強です。 奈留中学校の生徒数も順調に減って、平成14年度は147名だったのに、平成18年度は101名です。 日明貿易の時代には、たぶん海賊の根拠地のひとつだったと思います。東西南北どっちにでも出撃できる地形だからです。島内の夏井という集落には長期保存してもくさらないと言い伝えられている井戸があり、寄港した中国船がその水を積み込んだといいます。 けれど、証拠はなにもありません。奈留島を治めた最後の豪族が福江島へ移動するとき、すべての古文書を焼き捨てたせいです。 やましいことがあったのかも知れませんし、二度と帰らない誓いのためかも知れません。何にもわかりません。 静かな島です。 |
映像なし |
子どもたち |
奈留の時刻表 |