名作劇場レコードレビュー 【2】 |
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日本コロムビア株式会社 ■ CX−7221 ■ |
![]() 85.6/15 オススメ度 : ★★★★★★★★★★ 『とんがり帽子のメモル』のBGM集です。 音楽を担当したのは『銀河鉄道999』や『パタリロ!』の曲も手がけている青木望。 (#名作劇場の作品では『三千里』の挿入歌と、『フローネ』の主題歌の編曲 を手がけています。編曲の仕事が最も多いようです。) 最初は『ピーターパン』のようなふんわりとした(ありふれた)メルヘンチックな 音楽を予想していたのですが、『メモル』のBGM集はこの予想とはまったくかけ離れた 神秘的な音楽世界が広がっていました。まず第一に感じたことは、少しも子供向け に媚びていないことです。 主題歌や挿入歌のインストゥルメンタルの殆どは落ち着いたピアノのソロ演奏 ですし(これがあまりにも素晴らしく、そして何より美しい・・・。)、 ジャズ風の音楽がかなりの部分を占めている印象を受けました。 ですが、だからといって『メモル』のBGMがジャズばかりかというと決して そうではなく、『メモル』のBGMは音楽の幅がとても広いというのが率直な感想ですね。 中でも山野さと子の歌う挿入歌のラララバージョンなど、 その全体から醸し出されるような幻想的な美しさにしばし圧倒されました。 (ソング集の挿入歌そのものより遥かに良い。) 名作劇場の作品という枠の中では、ここまで大胆な音楽的演出はできないでしょう。 BGMがここまで主張して良いのかと心配になるほど、 やりたい放題のまさにミュージカル状態。けれどこの独創性が素晴らしい。 余談ですが、サントラというのは作品を見ていなくても、BGMから ストーリーが見えてくるのが良いですね。 のんきで陽気な音楽からはメモルの無邪気さと、そこから引き起こされる楽しい 大事件のような展開がイメージ出来ますし、優しく繊細なマリエルの音楽からは、 胸の奥に自分だけのメルヘン世界を持っている少女であることが想像出来ました。 (もしかすると、少し自閉症気味の少女なのかも?) またメモルとマリエルの作品の中での不思議な二面性が音楽に表れている部分も面白いですね。 最後に一言。ただ音楽メニューが整然と並んでいるだけのオーソドックスなBGM をあまりに聴き慣れているせいか、このサントラには一種の衝撃のようなものを 受けました。それはまさに、音楽という名の音の芸術品です。 |
日本コロムビア ■ CX−7280 ■ |
![]() 86.8/1 オススメ度 : ★★★★★★★★★☆ 収録曲 1 「なな色マジック」 歌:山野さと子 2 「私のダンシング・ボーイ」 歌:橋本潮 3 「アップルどりいむ」 歌:遊佐明子 4 「シンデレラエクスプレス」 歌:石渡マキ 5 「ストロベリー探偵団」 歌:かおりくみこ 6 「ギンガム☆エイジ」 歌:岡村佳枝 7 「ふたりのメトロノーム」 歌:かおりくみこ 8 「君のぽーきゅぱいん」 歌:山野さと子 9 「虹の伝説」 歌:橋本潮 10 「ヒミツの麦わらぼうし」 歌:山野さと子 イメージアルバム全盛期の花の86年に発売された なかよしソングのベストアルバムです。 全10曲中、6曲に補作詞が付いていることから、 頭を飾る「なな色マジック」以外の曲も、恐らく読者から募集した歌詞が 採用されているのだと思われます。 多少曲のクオリティーにばらつきはあるものの、 なかよしソングの歌の玉手箱とも言うべき、 バラエティーに富んだ楽しいアルバムになっています。 注目すべきは80年(爽やか)世代の波に乗る山野さと子、橋本潮、岡村佳枝に混ざり、 70年世代のかおりくみこが力強い確かな存在感を見せていたところでしょう。 『キューティーハニー』を彷彿とさせる「ストロベリー探偵団」でのスリリングで 色気のある歌声や、静かに、そして壮大に歌い上げる「ふたりのメトロノーム」など、 その歌の演出力は他の若手を圧倒していました。 山野さと子の歌った最も素晴らしいアニメソングと言っても過言ではない 「ヒミツの麦わらぼうし」は別格ですが、今回のアルバムはそれぞれの曲に、 それぞれの作品の個性や面白味があり、歌い手の持ち味もよく出ていたと思います。 ただ残念なのは、アルバムの顔に位置付けられている「なな色マジック」のデキが 今ひとつだったことです。 歌詞が、作曲が悪いのではなく、その調和が中途半端に感じられ、 「初めての Teen-age love 甘酸っぱくて レモンライムの香りね」など、 しっとりとした大人の音色で歌われても、ただ滑稽に思えてしまいますから。 またこの曲調は橋本潮の方が得意とする(実績のある)曲調でもありますが、 企画モノなのであまり細かいことを言っても仕方ないのでしょう。 もし仮に私が86年になかよし編集部にいたら、「全曲山野さと子に歌わせるべきだ!」 と間違いなく言ってたでしょうから(笑)、この夢のような玉手箱アルバムを素直に楽しむ方が吉です。 |
コロムビア アニメックス ■ CX−7515 ■ |
![]() 86.7/26 オススメ度 : ★★★★★★★★★★ 『おはよう!スパンク』の漫画家で知られる、たかなししずえの作品集(イメージ ソング集)です。山野さと子の歌が5曲、荒川務の歌が2曲、BGMが3曲収録されています。 とにかくこのアルバムは素晴らしい。一曲一曲のクオリティーがとても高く、 中でも山野さと子の歌う「ヒミツの麦わらぼうし」と「元気でーす」など、アニメの主題歌 になっていてもおかしくない、何故人知れずイメージアルバムの中にこっそり入っているんだろう? と不思議に思ってしまうような名曲です。(#「元気でーす」は当時『エスパー魔美』など、 藤子アニメの挿入歌として使われていたそうです。)やはりこのアルバムを解説する上で、 メイン曲の「ヒミツの麦わらぼうし」について語らなければ、アルバム解説する意味はありません。 この曲のことを敢えて一言で言うなら、「空ちゃんのぼうし」という作品のあらすじに、 そのままメロディを付けた感じの曲なのですけど、多くの音楽ファンはこの曲を聴いて 「ああ・・山野さと子のファンで本当によかった・・。」と心底思うことでしょう。いつからでしょうか、 山野さと子の話題をする時、私は呪文のようにこんな言葉を繰り返すようになりました。 「山野さと子の代表(運命を変えた)曲は間違いなく『メモル』と『メイプルタウン』 ですが、山野さと子の影のベストソングは間違いなく「ヒミツの麦わらぼうし」 だと思いますよ。もう私が断言します。」と。 それほど山野さと子を代表する珠玉の名曲であり、 優しく繊細で、少しせつない、そんな80年代後半の女の子向けアニメソングの魅力をすべて凝縮したような 名曲中の名曲だと思います。(私は、かつてこれほど好きになった曲はありません。) 呪文がどうとか、何か気持ちが入りすぎて怪しげな解説になってしまった(笑)。 |
アニメ歌の花束 日本コロムビア株式会社 ■ CPY−11 ■ |
![]() 82.12/21 オススメ度 : ★★★★★★★★★☆ 82年に発売された山野さと子のカバーアルバムです。 当時の有名アニメソングが山野さと子によって数多くカバーされています。 とりあえず有名どころを全部山野さと子に歌わしてしまおうという、その大胆な選曲 にまず驚きます。アルバムにはカバーを中心に「キャンディ」、「ラムのラブソング」、 「おはようスパンク」、「Lはラブリー」、「パタリロ」など全15曲が収録 されていて、多くのファンはこの豪華な顔ぶれを見ているだけで もう十分お腹いっぱいに満足してしまうと思います(笑)。 さて、肝心の曲の方の感想ですが・・・最も期待していた「キャンディ」 のカバーは正直言ってかなり期待はずれのデキでした。 ただ漠然と堀江美都子の歌い方を忠実に模倣(コピー)しているだけで、 山野さと子であって山野さと子の声ではない、聴き手にとってあまり面白味のない カバーになっています。元々声質などが似ていることもあり、そこにあるのはオリジナルに対して 上手いか下手いかの違いだけで、この曲に関しては名前をありがたがる以外、楽しむ要素が殆ど 見つからないですね。山野さと子の声(歌い方)で歌っていれば、もっと違った 面白味があったのでしょうが・・・。ファンだからこそ、本当の意味で山野さと子版 「キャンディ」を聴きたかった。 思わずひれ伏してしまうような豪華な曲名の数々とは裏腹に、カバーということで あまりお金のかけられない、カバー独特の安っぽい作りになっている印象は拭えま せんが、「おはようスパンク」、「Lはラブリー」、「パタリロ」などのカバーは 山野さと子の持ち味が遺憾無く発揮されている感じでとても良いですね。(特に「パ タリロ」は楽しんで歌っている感じで面白いです。やはりこの手のアルバムは別名 カラオケアルバム?)一方「ラムのラブソング」や「心細いな」などはお世辞に も良いカバーとは言えず、山野さと子の歌の幅があまり広くないことを露呈 してしまう形になっています。 オススメ曲はカバーではなく、『バッテンロボ丸』の挿入歌だという「プティプティチェリー」です。 詳しくは言えませんが(笑)、この曲は個性的です・ご・いのです。アルバムそのもののオススメ度は、 曲のクオリティーというより、アルバムの希少性などを考えて9です。 このアルバムを聴いていて、やはりオリジナルは曲の完成度が違いますし、 特別大掛かりなものを除き、カバーはあくまでカバーだという、 そんな言葉が頭をよぎりました。(良し悪しのことではなく、あくまで楽しみ方のことですが。) |
日本コロムビア株式会社 ■ CAR−504 ■ |
![]() 86.5/21 オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ 山野さと子のオリジナルファーストアルバムです。 大ブレイクした山野さと子の黄金の86年に発売された、まさに汚点とも言えるこのアルバムは、 当時事務所側がアイドル路線を狙ったのでしょう、80年代後半のB級アイドルの アルバムという感じになっています。初めてアルバムを聴いた時の感想は「なんて酷い アルバムなんだ。」でしたし、何か曲の頭数を揃える為に作られたような、恐ろしく質の 低い曲が惰眠をむさぼるようにゴロゴロしています(笑)。ところがしばらく聴いていると、 一部の山野さと子ファンはこのアルバムがとても魅力的なものに思えて来るのではないでしょうか。 そう、こんな山野さと子の声が聴けるのはこのアルバムだけなのです。 「アニメ歌の花束」が予想より随分面白味がなく感じられたのに比べ、 この「不思議の国のSA・TO・KO 」には溢れんばかりの個性や面白味、 そして聴けば聴くほど味が出るような奇妙な噛み応えがあるように思えます。 (最初は苦痛でしかなかった曲調に慣れた頃、他にない独特の魅力があることに気づきました。 もっとも、山野さと子が歌っている、ということが何より大前提ですが。) とても一般の人にオススメ出来るようなアルバムではありませんが、 山野さと子ファンはとりあえず味が出るまで噛んでみましょう。 オススメ曲は「デザートの決心!」、「おやすみCALL」、「あまのじゃくジェネレーション」です。 皮肉にも、これ以上酷い曲はなかなか聴けるものではないという意味で、 「十円木馬」は山野さと子の歌の歴史に残る一曲だと思います。 インターネット上で80年代のB級アイドルソングを調べてみたところ、 菊池桃子「青春のいじわる」、中山忍「駈けてきた処女」、「恋はお伽噺じゃない」 など、何かタイトルを聞いただけで思わずゾッとしてしまいそうな(笑) 同系統の曲が沢山出てきました。恐らく音楽の歴史的に見ても、アイドルソングとアニメソング ほど変化の激しいジャンルは他にないのではないでしょうか。一見単純なようで実は奥が深く、 その時代時代で様々な表情を持っているように思えます。 |
日本コロムビア株式会社 ■ CX−7244 ■ |
![]() 85.9/21 オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆ 漫画『なぎさボーイ・多恵子ガール』のイメージアルバムです。 【 収録曲 】 1 「プロローグ」 作曲/編曲:田中公平 2 「なぎさBOYのテーマ」 歌:岡村佳枝 3 「2人のSchool Days」 歌:山野さと子、藤原いくろう 4 「雨の分身」 歌:山野さと子 5 「恋はミステリー」 歌:山野さと子、藤原いくろう 6 「夏休みは恋休み」 歌:山野さと子、藤原いくろう 7 「FOR YOU」 歌:藤原いくろう 8 「あなたしか見えない」 歌:山野さと子 9 「多恵子GIRLのテーマ」 歌:岡村佳枝 10 「エピローグ」 作曲/編曲:田中公平 #2〜9 作詞:園部和範 作曲:藤原いくろう 編曲:田中公平 『なぎさボーイ・多恵子ガール』のテーマ曲を元アイドル歌手の岡村佳枝 が歌い、その他を山野さと子と藤原いくろうが歌っています。 曲を手がけている人間があの問題作『不思議の国のSA・TO・KO』とほぼ一緒でしたから、 当初はあまり期待してなかったのですが、全体的にかなり質が高く、 奇をてらっていない正統派の曲作りには良い意味ですっかり予想を裏切られました。 「なぎさBOYのテーマ」などユーリンの歌は初めて聴いたのですけど、 若い女性ならではの甘ったるいブリブリ系兼キンキン系の歌声は、 その名の通り女性が聴くと頭がキンキンしてしまうこと請け合いです(笑)。 ただアイドルソング風ですが質が高いので今でも十分楽しめますし、 この独特の気持ち良さはちょっとクセになります。 あたかも新田恵利のように一言一言はにかみながら歌うところなど、 『奇面組』の挿入歌「恋はコットン」にも似てますが、やはり時代なのでしょう。 (誰もそんな曲知らないぞ〜(^^;) 藤原いくろうというと、同じく山野ソングを数多く手がけている 小坂明子や佐藤ありすと比べB級感が拭えないのですが、 このアルバムでは自らも歌っており、歌声は杉山清貴を一回り地味に した感じでなかなか悪くないです。 卒業をテーマにした山野さと子の「あなたしか見えない」は、テーマ曲と並んでこのアルバムの 一番のオススメ曲です。この曲は94年に発売された山野さと子のオールディーズ アルバムにも特別収録されている曲で、恐らく本人にとってもかなり思い入れのある曲なのだと思います。 このアルバムでは若い頃の高い声で(歌に歌わされるように)情熱的に歌っていますが、 94年版では情熱を内に秘めた感じで(自分のものとして)しっとりと気持ちを馳せるように歌っていました。 もっとも私はこの85年版を聴いて初めてこの曲が素晴らしい名曲であることに 気づいたのですから、人の感じる曲の良し悪しとはわからないものですね。 (85年頃の声がまた良いのだ・・。) |
日本コロムビア株式会社 ■ CAY−687 ■ |
![]() 84.9/1 オススメ度 : ★★★★★★★★☆☆ |
ヒット曲集 日本コロムビア株式会社 ■ CAK−784 ■ |
![]() 86.3/21 オススメ度 : ★★★★★★★★★★ 『メイプルタウン物語』のソング集です。 主題歌2曲と挿入歌が8曲収録されています。 改めて言うまでもないですが、「メイプルタウン物語」は女の子向けアニメソング 史上に残る名曲ですね。派手さや個性のある曲なら他にも色々あるでしょうが、 「メイプルタウン物語」は正統派女の子向けアニメソングの王道という感じで、 テンポも良く、優しさや可愛らしさに満ち溢れています。 繊細でメルヘンチックな感じのEDもまた良いですね。挿入歌についてですが、これがまた非常に クオリティーが高く、個性やバラエティーにも富んでいます。 パティ、ボビー、グレテルにはそれぞれテーマソングがあり、 間奏で「二度と遊んでやらねぇからなーっ!」などの台詞が入るのが楽しいのです(笑)。 (#パティの曲のみ台詞なし。) このソング集を聴いていてつくづく思うのは、やっぱり小坂明子と山野さと子は 間違いなくゴールデンコンビだということ。(デモテープを小坂明子が歌っていた 影響で歌の遺伝子が受け継がれている?)小坂明子が曲を手掛けて、歌姫山野さと子が その曲を歌う。主題歌だろうが、挿入歌だろうが、もうこれで悪い曲になろうはずがありません。 オススメ曲は「憧れの場所」、「元気です私!」、「おやすみなさい」、「ウエルカム メイプルタウン」です。劇中で使われるかどうかもわからない挿入歌という存在で ありながら、この問答無用の名曲揃いぶりにはただただ圧倒されるばかり。 「元気です私!」では「やってくる リンリンリリンリン〜♪」と自転車のベルの音を 楽しく歌詞に織り交ぜていて何とも面白いです。 どこか「野に咲く花のように」を彷彿とさせる「憧れの場所」はこのソング集屈指の名曲ですね。 また「ウエルカム メイプルタウン」の終盤には、なんと主題歌の「メイプルタウン物語」が コーラスで入るという豪華な演出があり、ファンには鳥肌ものです。 主題歌と違い、挿入歌の多くは小坂明子(作曲)と佐藤ありす(作詞) のコンビによる曲なのですが、何か小坂明子が一人で曲を手掛けるより、佐藤ありすとコンビで 曲を手掛けた方がより音楽の幅が広がる感じがしますね。 主題歌はもちろん、この作品の挿入歌のクオリティーはアニメソング界の奇跡です。 余談ですが、86年の当時、誰にも負けない自分だけの領域をしっかりと確立したからこそ、 山野さと子は23年間も第一線で活躍してこれたのではないでしょうか。 やはりそういった意味でも、小坂明子は山野さと子の恩人だと言えると思います。 また、山野さと子の恩人は、私にとっても恩人でもあるのです(笑)。 |
ヒット曲集 日本コロムビア株式会社 ■ CAK−814 ■ |
![]() 87.4/21 オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ 『新メイプルタウン物語』のソング集です。 声優のつかせのりこと龍田直樹が歌う「悪党ブルース」を除き、 10曲中9曲を山野さと子が歌っています。 ううん・・・(沈黙)。大半の曲は小坂明子が作詞、作曲と手がけていますが、 このソング集は正直期待はずれの出来だと言わざるおえません。 主題歌はともかく、挿入歌に対して前作と同じクオリティーを過度に期待 してるとかなりガッカリすると思います。 物語の舞台がメイプルタンから近代的な南国に移ったこともあり、 サンバやロック調など賑やかな歌が多いのが特徴なのですが、 このアルバムを聴いていて一番思うことは、全体的に曲の質が低いということ。 アニメソングでありながらどれも個性が薄く、挿入歌などみんな同じ曲に 聴こえてしまいます。(特に2曲目の「5月の旅」と3曲目の「ハロー!ハロー!!」など、 まるで繋がっているかのように同じ曲に聴こえる。) 続編ということで、どうしても前作の『メイプルタウン物語』を引き合いに出して しまいますが、これは曲調うんむんというより、単に曲の質がA級かB級かの違いでしょう。 『メイプルタウン物語』や『キャンディ』のアルバムを、ソング集の本来あるべき姿(理想) なのだと思うのは、少し高望みし過ぎなのかもしれません。 おっとっと、言い忘れるところでしたが(笑)、オススメ曲はED曲の 「もっとフレンド」です。少しも肩を張らない、いかにも小坂明子らしい柔らかな曲調ですね。 きっと優しい名曲とはこういう曲のことを言うのでしょう。私も大好きな曲です。 |
ヒット曲集 日本コロムビア株式会社 ■ CAK−808 ■ |
![]() 87.1/21 オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ 『オズの魔法使い』のソング集です。 主題歌2曲と挿入歌が8曲収録されています。 小坂明子が手がけている主題歌の「ファンシーガール」は、 はっきり言って「メイプルタウン物語」そのまんま(笑)。 ただまるっきり同系等の曲とは言え、やはり山野さと子を代表する 名曲のひとつであるのは間違いないでしょう。 (例えるなら、チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」と「涙のリクエスト」を比べるようなもの。) 挿入歌のクオリティーはなかなか悪くないという感じで、 山野さと子の歌う「秘密のフェアリー」などメルヘンチックでとても可愛い曲に なっています。オススメ曲は岡田操の歌う「夢のオルゴール」です。 本当は山野さと子の曲をオススメしたいところですが(笑)、 文句なしにこの曲が一番良い挿入歌なので仕方がありません。 歌い手も曲もとっても良いです。 |
ファーストアルバム キャニオン ■ C25G0104 ■ |
![]() 81.6 オススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ 収録曲 1 「明日も片思い」 2 「マジカルパーティ」 3 「涙のレイニーストリート」 4 「チャイニーズ ティ」 5 「小さな旅」 6 「AI・愛・AI」 7 「恋するベッキー」 8 「星空のメッセージ」 9 「素足のフローネ」 10 「フローネの夢」 潘恵子のファーストアルバムです。 オリジナルソングが6曲、アニメの主題歌などが4曲収録されています。 当初あまり記憶に残らず、レビューするつもりもなかったのですけど、 改めて聴き直していて意外に楽しめましたのでレビューしてみました。 まず印象的なのは、やはり時代でしょうか、オリジナル曲6曲中、 5曲がイントロ部分で電話の音、都会の雑音、雨音、鳥の鳴き声、飛行機の騒音 と効果音が演出として入ります(笑)。 今聴くと時代を感じてしまいますが、当時は歌やBGMにSEが入ることは 珍しくなく、特にアイドルものに多かったようですね。 (中でも特に多いのは電話のベルの音。) 名作劇場でも渡辺岳夫の曲に時々SEが入っていました。 さてアルバムの感想ですが、 声優的歌唱力を生かして喋ってるように歌っている「マジカルパーティー」など 聴いていると、当時、今で言うアイドル声優の走りのような存在だったように思えますね。 どの曲も潘恵子のハスキーボイス全開で、声を楽しむ、という意味では良いのですけど、 一度聴いただけで覚えてしまうアニメ関連の曲と比べ、 オリジナル曲はメロディを覚えたり、なかなかピンッと来るまで到達するのに 時間がかかってしまうかもしれません。 オススメ曲は子守唄のように優しい「小さな旅」と、パワフルな歌声が魅力の「マジカルパーティー」です。 特に言うまでもないですが、アニメ関連曲は「星空のメッセージ」を筆頭にすべて良いです。 曲に振り当てられた意味不明の星座が謎だったセカンドアルバムより、 一曲一曲の個性ははっきりしていると思います。 |
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