「約束」 作者:松本組 秋良さん |
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「俺、1月からNYに行くんだ」
俺、松本潤と彼女 結城ハルのクリスマスイブは
俺のこの言葉ではじまった。
俺は、ジャニーズ事務所からデビューした嵐の1人
今度、嵐はNYで活動することが2ヶ月前に決まった。
けど俺は今日までハルにこのことを言えないでいた。
中学の時から付き合っていて、ずっと一緒にいたから
お互いがどんなに大切な存在かが俺もハルも分かってた。
だからこそ言えなかったんだ。
離れてしまったらどうなるかが分かってたから・・・
現にニノたちがそうだった。
そんなニノを見ちゃったからますます言えなくなったんだ。
けど、そんな俺の背中を押してくれたのは翔くんだった。
『たった3年離れただけで壊れちまう関係なのかよ!
ハルちゃんのこと信じろよ。
おまえらならきっと離れても大丈夫だよ・・・。
そんなもろい関係じゃないだろ?』
って・・・。
ベンチに隣合わせに座ってる俺たち
ハルは何を思っているのだろう
怖くて・・・ハルの顔が見れない
思い沈黙が流れる・・・
それを最初に破ったのはハルだった・・・
「・・・知ってる」
「えっ?」
思いもよらない言葉が返ってきた
だって俺、このことハルに話したことなんか・・・
不思議そうにハルの顔を見る俺を見て、
ハルはにっこり笑った。
「バカだなぁ・・・ハルと潤、何年一緒にいると思ってるの?
潤のことなら何でも分かるって。」
「・・・」
「潤の様子おかしかったから翔くんに聞いたの。
そしたら翔くん『嵐がNYで活動することになった』って・・・
けどハルはどうしても潤の口から聞きたかったから待ってたの・・・。」
ハルはいつもと変わらない笑顔で話してる
けど・・・俺はすぐ
ハルが無理して笑ってるってコトに気づいた
「ハル・・・!」
俺はハルを抱きしめらずにはいられなかった
「ハル・・・お願いだからそんな顔して笑うなよ・・・。
おまえ鏡の前とかで練習しただろ?
おまえの顔、いつもと違うんだよ・・・。」
「・・・」
「お願いだから・・・そんな顔で笑うなよ・・・
無理して笑わなくていい。
俺の前で強がんなよ・・・」
そう言う俺の胸の中に顔をうずめて・・・それから、震えた声で言った。
「何年向こうにいるの?」
「3年ぐらい・・・」
「3年かぁ・・・長いね」
ハルの声が小さくなる。
きっとハルも不安なんだ・・・
そう感じた。
だからこの日俺は
決心したんだ
********************
(ハルの気持ち)
そしてとうとう、潤がNYへ行く日がいた。
今日まで私達は毎日のように電話、メールをした。
デートだってした。
映画見たり、遊園地へ行ったり・・・
まるで・・・普通の恋人同士みたく・・・
3年離れてしまうのは正直怖い・・・
このまま・・・
離れたまま別れを迎えるんじゃないかとか
いろいろな不安が私の脳裏をよぎる
「ついにこの日がきちゃったね。」
「うん・・・」
「ねぇ潤・・・切符見せてくれない?」
そういうと潤はポケットのなかから切符を出した
それを私は取り上げた。
「ハル?」
「潤・・・ここまで行くんだね。
私も買っちゃおうかな・・・。」
「バカなこと言うなって。
3年たったらまた逢えるじゃん。」
サンネンタッタラマタアエル・・・
この言葉が私の胸を刺す
私は不安を隠しきれなくなった
「3年たったらまた逢えるって・・・
私のところに戻って来るって
保証なんかないじゃない」
「ハル?」
「離れたらきっとダメになる。
ハルは1人で3年も過ごせない。
潤がいなくちゃやだよ・・・」
私はあとからあとから落ちる涙を
止めること出来なかった。
そんな私を潤は黙って抱きしめた
私がいってることわがままだって
潤を困らせてるって分かってる
けど・・・
言わずにはいられなかった・・・
「ハルー泣くなって。サヨナラじゃないんだから」
「サヨナラじゃないっていう保証・・・どこにもないじゃない。」
「ううん。俺のポケットの中にある」
そういって潤はポケットから小さな箱をだし、私に渡した。
「これ空けてみ?」
・
・
・
「潤・・・これ・・・」
「指輪。」
「・・・」
「俺の彼女はハルだけだから・・・
3年間待っててよ。
そりゃ3年って長いよ。
不安になるかも知れないよ?
けど、俺はハルに待っててほしいんだ。」
「潤・・・」
「だからさ、俺が帰った来たら・・・結婚しよう。」
思いがけない潤の言葉
私の目からは再び涙が落ちた。
「待ってる・・・絶対待ってる・・・3年間」
私の言葉に潤は優しく微笑んだ
3年は確かに長いよ?
けど私は潤を信じて待ってるよ
きっと・・・
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