古文書研究会
・発足のお知らせ
・開講にあたって(講師より)
・講座概要

上花輪歴史館文書研究会 発足のお知らせ

 上花輪歴史館は、高梨家に残されていた多くの資料を基に平成6年(1994)に開館した歴史系博物館です。既に、建物や庭は公開され年中行事と共に皆様に愉しんで頂いて居りますが、他方、高梨家に伝わる文書群については、当館での調査整理が出来たという段階です。
 その内容は「醤油醸造販売業に係るもの」、「地方文書(村経営に関わるもの)」などです。
 醤油関係文書は、寛文元年創業の高梨本家の家業に関わるもので、凡そ一万三千点の文書があります。
 地方文書は、当地・上花輪村はじめ五ヶ村の村文書、凡そ二万点が伝えられています。
 五ヶ村の内訳は、上花輪村、中根新田、堤根新田(以上、現千葉県野田市)、忍領額田村(現埼玉県鴻巣市)、伊勢屋村(現東京都江戸川区)です。額田村文書は元和3年(1617)〜明治13年(1880)の、伊勢屋村文書は元禄10年(1697)〜明治22年(1889)の、村営全般に関わる文書であり、これらは、疲弊により高梨家へ村営を依頼した際に渡された物と考えられます。
 その他、今上村、野田町、中野台村、山崎村(以上、現野田市)の文書も、部分的にではありますが伝えられています。

 以上の様に、高梨家文書には江戸〜明治期の物が多く残っています。これらを研究していくことは、歴史としての今、そして未来を考えた時に大変役立つものと思われ、ここに、文書研究会を発足致したいと思います。
 皆々様には、是非、文書が発する魅力にとりつかれて頂きたいと切に希望しています。
                          上花輪歴史館

古文書講座開講にあたって
 本年度より上花輪歴史館収蔵の古文書を使用して、古文書解読講座を開催します。いわゆる「くずし字」で書かれた古文書は、少々難しいと思うかも知れませんが、皆さんの先祖からのメッセージだと思えば、少しは身近に感じることができるかもしれません。今から300年くらい前の古文書を読むこともあれば、近いもので100年に満たないものも少なくありません。江戸時代の野田市域に暮らした人々の生活や文化を貴重な古文書を通じて理解してゆきたいと考えております。
 最初は「村明細帳」や「宗門人別帳」などの基本史料を通じて、野田市域の村々の特徴をつかんでゆきたいと思っております。比較的簡単な古文書から読み進めてゆきますので、まったく読めない人も大歓迎です。ただし、本当にはじめての方々には、しばらくの間は辛抱強さが必要です。諦めずにコツコツと野田市の歴史を知りたい、調べたい方のご参加をお待ちしております。将来的には史料集の刊行も考えておりますので、皆様と協力しながら楽しく読むことが出来ればと考えています。
                          石山秀和

講座概要
 とき:2007年9月より月1回(第4火曜日)。17:30〜19:30
    (初回・9月25日、第二回・10月23日、第三回・11月27日)
 場所:興風会館
     住所:千葉県野田市野田250
 講師:石山秀和(江戸東京博物館 専門研究員(都市歴史研究室))
 定員:30名
 会費:実費(コピー代等)
 用意する物:筆記用具(鉛筆)
お問い合わせ先:上花輪歴史館(TEL:04-7122-2070)

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