16 籾蔵

建物の名前
籾蔵(もみぐら)
建築の時代
江戸時代(180年前と云われる)

役割
  • 蔵。この蔵には、特に飢饉等に備えて食料を備蓄してあった。
構造
  • 穀蔵として建てられたもので、火災に備えて、屋根は上屋掛けと呼ばれた造りである。蔵は漆喰の箱の形で、屋根の漆喰を保護する為に屋根を乗せてあるので、大変軽く造られている。壁部分も保護の為に柿しぶで塗った板が付けられてある。火事発生の時は屋根も壁板も取り外されて、漆喰の箱型にして隙間は味噌や壁土で目貼りをして、防御した。これは、火事の多い江戸町で建てられた方法である。
  • 毎年10月には、火の用心の心掛けに書かれているように、目貼り用の土をそばに用意し、非常用の『持ち出しつづら』の点検をした。
生活
  • 江戸時代には毎年200石(1石は180リットル強)この蔵に貯え、1000石になったら、古い籾から使った。また、蒸したタニシもかますに入れられしまってあった。
  • 飢饉の時は500石、600石と放出して、近在の村や伊豆七島まで穀物を送った。蒸しタニシもこの時使われた。
関連