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猫族の呟き |

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雲雀 |
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青空はヒバリの声で澄み渡り −虚心− |
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露草 |
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六月の花といえば紫陽花。 雨に濡れた花房は見事だけれど、白や淡い青、または濃い紫などの額紫陽花が、よりいっそう趣きが深いような気がします。 紫陽花は日本が原産でオランダの医師シーボルトがこの花に魅せられてヨーロッパに紹介した話は有名ですよね。 この時期、水辺では花菖蒲やかきつばた、水芭蕉といった眼にも涼しげな草花が沢山みられますが、私がいちばん心惹かれるのは道端に咲く露草です。 夕立の後、まだ黒く重たい雲の残る隙間から太陽が顔を出し、露草の葉の雨の雫がきらきら輝いて見える風情などは、なんとも可憐で美しく思われます。 |
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春の淡雪 |
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淡雪のこの頃続ぎてかく降れば梅の初花散りか過ぎなむ -大伴坂上女- |
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鬼は外 福は内 |
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あらかじめ炒った豆を桝にいれ供えてあったものを神棚からおろし、父が大きな声で開け放った窓から豆をまく光景は今でも脳裏に焼きついています。 「鬼は外! 福は内!」普段から厳しくて怖い存在だった父の、その凛と張った声が寒夜の空に響き渡ると、なんだか身の引き締まる思いとともに父の後ろ姿が大きく堂々としているのを幼心にも頼もしく思ったものでした。 蒔き終ると邪気が入り込まないように、ピシャっと大きな音で雨戸を閉めて、それから家族みんな一緒になって部屋に蒔かれた豆を年の数だけ拾って食べると、あちらこちらの家からも「鬼は外 福は内」の声が遠く聞こえてきて、行事というものの厳かさを味わったものでした。 「お父さんったら、なにもこんなにムキになって蒔かなくたって・・ねぇ」 翌朝、外に蒔かれた豆をそういって苦笑する母と共に片したのも今は楽しい思い出です。 |
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埋み火 |
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今日は朝からの雨。冬の雨ってどこかしら物哀しいですよね。心まで凍てついていきそうで、気持ちがどうにも塞ぎがちです。 |
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去年今年(こぞことし) |
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去年今年貫く棒の如きもの − 高浜虚子 − |
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年末の風物詩 |
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12月も半ばに差し掛かかると気忙しいものですよね。大掃除のなかでも大変なのは障子の張替えです。 昔は障子が多かったので、それは本当に大変な作業でした。いまも年末になると子供時代の懐かしい光景が浮かんできます。 この時期、大家族だった我が家では家族総出で大掃除をしました。 祖父も祖母も、父と母、叔父さん叔母さん、そして私達子供たち・・。男性陣は手ぬぐいで頭も鼻口も被って、部屋中の畳をあげては庭へ運んでバンバン叩きながら虫干し、女性陣は縁側でわいわいお喋りしながらの障子張りです。「さぁ〜おまえ達おいで〜、今日は思いっきり破っていいぞ!」なんて、父が号令をかけると、1年の汚れを吸って黒ずみ、薄くなった障子を私達子供達が競うようにビリビリ剥がしたものです。 |
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優しい雨 |
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今日は空気が和らいでとっても暖かい1日でした。夜半から降り出した雨垂れの音が何時やむともなく静かに響いて。窓を伝う雫の先には街灯の淡い瞬きが、微かに滲んで見えるだけ。この季節、街で暮らす猫たちを思うと冬の雨は厭わしいけれど、今夜のこの温かい雨は優しい慈雨となって大地に沁み入り、何処か軒下で丸くなっている猫たちの子守唄になっているかもしれません。 何時だったかコンビニの前で雨宿りをしていた人懐っこい猫ちゃん、缶詰めを買ってあげたら夢中で食べてたっけ。あの子はどうしているかな? あの日連れて帰ってあげれなかった心の疼きがちょっぴり甦ってきます・・・。こんな夜は静かな曲でも聴いていたい。 |
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木枯し |
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道端の固まった落ち葉を一息に吹き散らすような、強い木枯らしの日でした。 最後まで枝にしがみ付いていた葉っぱ達も、この吹き渡る風に容赦なくもぎ取られ吹きさらわれていったことでしょう。 木枯らしの後には、耳が痛くなるほどの冷たい北風が吹いて、もうすぐ本格的な冬がやってきます。 風の音を朝からずっと聞い |
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聖夜にともる灯り |
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西の空に薄っすらとした茜雲が広がる夕間暮れ。遠くに見える山の稜線も次第に闇と融けあい、ひとつ、またひとつと、家々に門灯が点り始めてゆきます。 その柔らかな灯りは私たちを優しく包み、くたびれた心を和ませてくれます。 この時間きまって誘われるように、私はお買い物にでかけます。 両手に余る重い買い物袋を下げながら家までのほんの短い時間、とっぷりと暮れゆく空を仰ぎながらその日の空気を胸にいっぱい吸い込みます。 家々の窓から洩れる灯りを見上げれば、そこには灯りと同じ数だけの安らぎと幸福が閉ざされているようです。 それは誰も受け付けない、その家族の為だけの空間なんですよね。 手が届きそうなほど近いのに遠くかけはなれた空間。 その隔たりがなんだかとっても心地よくて・・・。 今宵は灯りがもっとも似合う聖夜。 夜の海に銀河の如く広がる華やかな光の祭典もいいけれど、野良猫が徘徊するような、うら寂びれた路地裏の小さな灯りの帯も妙に心をそそるものです。 いづこの街にも人が溢れ、それぞれが温かな灯りの待つ家路を辿っているんですね。 |
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雪模様 |
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東京にしては珍しく12月初旬での積雪になりました。 屋根も道路もすべてが徐々に雪で覆われると、自分を取り巻く日常的な場所が違った空間に見えてきたりしますよね。ふわりふわりと漂うように天から降り注ぐ雪は、自分の中の荒ぶる気持ちをも優しく包み込んでくれるようで安らぎを感じさせてくれます。「冬」と「雪」とくると、連想するのは篭るということば。 「冬ごもり」という言葉が季語にもありますよね。かまくらを作って篭るのは遊びの域を出ませんが、ぬくぬくとした安らかさがあって、なかなか楽しいものですよね。でも西行の詠んだ句には切々とした思いが込められています。 |
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小春日和 |
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小春・・・・なんて愛らしい言葉なんでしょうか。深まる冬を前に、澄んだ空は青く晴れ渡り、風も絶えた長閑な一日。嵩張るコートを脱いでぶらりお散歩には最適の好日ですよね。 近くの神社の境内には大きな銀杏の木があって、見事な黄金色に色づいています。地面にも沢山舞い散って、天も地も、それはそれは輝くばかりです。細い路地を抜けると野良猫ちゃんがいる空き地。隣家には山茶花の垣根があって、真っ白い花が可憐に咲き誇っています。♪さざんか さざんか咲いた道 焚火だ 焚火だ 落ち葉焚き♪焚火といえば焼芋ですよね。子供の頃は枯れ葉拾いを手伝った後に、こういう美味しいご褒美が待っていて皆でわいわい言いながら食べるのが嬉しかったんですよね。 それにしても最近は道端で遊ぶ子供達の姿を目にする事がなくなったような気がします。子供は風の子なんて死語になってしまったのでしょうか。 |
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落ち葉 |
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秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かえて 涙ぐむ 過ぎし日の おもいでや げにわれは うらぶれて ここかしこ さだめなく とび散らう 落葉かな−ヴェルレーヌ「落ち葉」− |
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あやとり |
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今日は週末とあって電車の中は満員。入り口から中ほどに押し込まれ、漸く吊り革を掴んでホッとした時、珍しい光景が眼に飛び込んできました。目の前の座席で小学校の高学年らしい女の子が2人して熱心に綾取りをして遊んで居るんです。「今時の子供もこんな古風な遊びをするのかしら?案外、子供達の間でいま流行ってるのかしら?でも、こういう遊びが今でも子供達に受け継がれているなんて嬉しいなぁ〜」なんて事を思いながら、綾取りの「綾」という語感が何だかとっても懐かしい響きで、暫らく頭の中は「あやどる」「あやなし」「あやふや」「あやぶむ」といった言葉の連想で一杯になってしまいました。その間も、子供達の手が器用に動いて交互に様々な紋様を形作っていきます。まさに縦横斜めに打ち違って綺麗な糸は「綾なす」状態。工夫次第で何通りの形が出来るものか判らないけれど、一本の糸でこんなにも夢中になって楽しく遊べるのは、きっと創造力を掻き立てて呉れるからでしょうね。そして、それが昔も今も遊びの基本なんですよね。 板切れ1枚、空き缶1個あれば充分!飽きることなく、とっぷりと陽が暮れるまで外で遊んでいた子供時代の自分が、一瞬、車窓に映りよぎっていきました。 |
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あじさい |
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こころをばなににたとえん こころはあぢさゐの花 ももいろに咲く日はあれど うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて ― 萩原朔太郎「こころ」 ― |
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知らぬ同志が |
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この数日は強風が吹き荒れましたね。華奢な私など「オズの魔法使い」の竜巻にさらわれるドロシーのように怖い思いをしましたぁ(あっ皆さん、座布団飛ばさないでぇ〜^^;) 先日の夕方、最寄の駅前に買い物に行こうとバスに乗り込んだときの事です。私の後から小走りに掛けて来たお婆さんのスカーフが風に煽られて飛ばされてしまったんですが、咄嗟に若い運転手さんが素早くバスを降りて数m先に落ちたスカーフを拾ってくれたんですね。いつもぶっきらぼうな運転手さんが多いのに、こういう人も居るんだなって、ちょっと感心しました!乗り合わせたオジサンの「息子と運転手さんは同じ位だなぁ〜」の一言を皮切りに、自然とお婆さん、私、運転手さんも交えての夫婦談義といった四方山話に花が咲き、西陽を背に走るバスの車中には、いっときほのぼのとした笑いが溢れました。私はこの時、ふっと独身の頃に乗った田舎の乗合バスに居る錯覚を覚えたんです。それだけ今の都会生活では見知らぬ人達と言葉を交し合うことなんて滅多にないんですよね。♪知らぬ同志が小皿叩いてチャンチキおけさ〜♪なんて歌があったけど、このバスでの十数分間はとても心和むひと時でした。(うわぁ三波春夫、古すぎ!私ってまだ若いのに何故こんなのまで知ってるんだろ^^;) |
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風とともに |
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むかし、よく線路を歩いて帰ったものです。枕木を1つおきに飛び越えたり、地面に耳をつけて何かが迫ってくるような音にワクワクしたり・・・道草はとても愉しいものでした。遠く連なる山並みは緑ゆたかに笑い背を包む陽は暖かかった。土手のように盛り土された線路の両側にはシロツメ草や菜の花が風に揺れていて、それを見ている私も一緒に揺れて・・・。ふっと花を摘む手を休めると、見えない風が甘い香りを放ちながら頬をひと撫でして囁いて行く「ここに居るよ」って。風は自由の代名詞。どんな垣根を作っても至るところ随意に風は立ち、野面をわたる。それにひきかえ何て自分はつまらないんだろう。心に幾つも柵をめぐらし小さく囲ってしまおうとする。この胸につかえた小さなわだかまりも早く消え去ってくれないか・・。今 ゆきすぎる風とともに。 |
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はらはらと |
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さくら花ちりぬる風のなごりには水なきそらに波ぞたちける ―紀貫之― |
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いつまでも |
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家に居るとよく電話がかかってくる。大抵は何かの勧誘だったりセールス。今日はもう3回も!! だから「お母さんは今いません!」って言ったら「ふふふっ」って軽くいなされちゃった、ぐやじい〜 >< うぅ〜ん、可愛い声だってよく言われるんだけどなぁ〜通用しなかったか! でも、良いのさ!心はいつまでも乙女なんだもぉ〜ん ^^ゝ |
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心の傷 |
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むかし誰かがテレビで言ってた言葉が記憶に残ってる。「人の言動に傷つくのは勝手に自分で傷ついてるだけだ」って。ネット世界のネガティブな部分ではこういう被害妄想的な感情が災いしてトラブルを引き起こす事も少なくないようだけど、たとえ一瞬へこみそうになっても「傷ついてる場合じゃぁ〜無いよ」って立ち直れる心の強さを持ってないといけないよねぇ ♪さぁ、泪をふいて〜ルルル・・あなたに愛をあげましょう 星のひびきのような 風の光るような きらめく愛を♪(作詞:阿古 健) |
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見上げてごらん |
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冬空にらんらんと蒼白い光を投げかけて一際冴えるシリウス。まだ浅い春の宵、北の空に煌くのは北斗七星。四季折々に夜空を仰ぎ見る時誰もが心に甘い郷愁を感じるのは何故だろう?太古の人々も感じたであろう宇宙の深淵に触れて抱く夢や浪漫のせいなのか・・・悠久の時のなかでは、瑣末な事に一喜一憂する自分のなんとちっぽけな事か!そう想い至るとき、人は涯のない空間に包み込まれているという安堵感に充たされるのだ!なぁ〜んて気取ちゃって^^; この時期一番判り易い星座はオリオン座。オリオン座の下には猟師に睨まれてうずくまるうさぎ座が・・。星を眺めていると涙が乾いてきますね。 |
