最終更新 2008年4月
(このページの「現在」という表現は、上記の日付が基準となります)
=CPUってなに?=
CPUとは「セントラル・プロセッシング・ユニット」の略で、「中央処理装置」という意味です。
パソコンの中心となり、パソコン全体の処理・計算を行う、まさに頭脳と言える部分です。
ですからこのパーツの良し悪しが、パソコンの性能に直結すると言っても過言ではありません。
それほど重要なパーツです。

(Intel Celeron) |
CPUはこのような平べったいタイルの様な感じです。
左のものは黒と緑の色をしていますが、種類によって多くの色があり最近は白いものが多いです。
下の画像の左側がCPUの裏面で、裏にはたくさんのトゲトゲがあります。
CPUをはめるマザーボード側にもたくさんの小さいツブツブの穴があって、このトゲトゲをツブツブに合わせてはめ込みます。
CPUは非常にデリケートなものなので、不用意に裏面のトゲトゲを触ったりしてはいけません。 |
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左の画像の右側にある黒い大きな物は「ファン」と呼ばれるもので、要するに扇風機です。
(形や色は様々なものがあります)
CPUは高い電力を集中して使うため、使用中はすごい熱を持ち、そのままでは焼けてしまいます。
そこで、このCPUファンを付けて風を送ってCPUを冷やしてやるのです。
この「熱」の問題は、パソコンにとって重要な問題です。 |
= CPUの性能とは? =
パソコンの性能を見る時には、まずCPUの性能が見られます。
そのぐらい重要ですので、CPU性能の見方はきちんと覚えておきましょう。
・クロック数
CPUの名前の表記の後ろに「1.8Ghz」とか「2.4Ghz」とか書いてある数字の事です。
単純にこの数字が大きいほど、処理が速い=性能が良い、と思って構いません。
CPUの性能はもちろん、パソコン自体の性能を見る時にも一番に見るべき重要な数字です。
クロック数の単位は1000Mhz(メガヘルツ)以上は1Ghz(ギガヘルツ)になります。
3Ghzだと、3000Mhzですね。
もし「1.6AGhz」など、数字以外の英文字などが混ざっている場合は、同タイプのCPUの新型や特殊型である事を表しています。
まあ基本的には、数字の方をメインに見ておけばいいでしょう。
・CPUの種類(銘柄)
CPUには、「Pentium」「Celeron」「Athlon」「Core」など、色々な種類があります。
これらのCPUの種類が違えば、当然性能も異なります。
CPUは「Intel(インテル)」という会社のCPUと、「AMD」という会社のCPUに分けられます。
取付け部の形状や、必要となる機能が異なるため、インテル社の CPU を使うパソコンに AMD 社の CPU を取り付けることは出来ません。
逆に AMD 社の CPU のパソコンに、インテル社の CPU を使うことも出来ません。
以下に一般的な CPU の種類をご紹介しましょう。
【 Intel(インテル)社の一般的な CPU 】
| Core 2 Duo (2006年から登場、高性能型 CPU、現在の主流) |
Intel(インテル)社が2006年の7月に発表した、最新型のCPUです!
「コア」(処理を行う中心となる部分)が2つある「デュアルコア」のCPUであり、最新技術によって処理速度が速く、消費電力や発熱も低くて、価格も一般的という一番優れたCPUです!
現在の主流と言えますね。
ただし使用するには Core 2 Duo に対応したマザーボード(基盤)が必要になりますので、古いパソコンでは使用できません。
デスクトップパソコン用のものと、ノートパソコン用のものの2種類が存在します。 |
| Pentium 4 (2000年から登場、かつての高性能型 CPU、現在は旧式化) |
最も普及していた CPU です。開発したのはIntel(インテル)社です。
安定性が高く、余力もあり、トラブルも少なく、使いやすいCPUでした。
でも最近は、新型の Pentium や Core の登場で旧式化しています。 |
| Celeron (CeleronD、CeleronM) (1998年から登場、廉価型 CPU) |
Intel社の廉価版CPUです。
最大の特徴はコストパフォーマンスで、値段が安いのが大きな利点です。
能力は Pentium や Core に劣りますが、ホームページを見たり、会計ソフトなどの高処理を必要としないソフトを使う範囲であれば、Pentium
や Core と比べても見劣りしません。
ただし高度な処理を必要とするソフトを使うときは、明らかに Pentium に劣ります。
2004年から新型となり、普通のパソコン向けは「Celeron D」、ノートパソコン用は「Celeron M」という名称になりましたが、その後に再び「Celeron」に統一されています。
現在は「Celeron Dual-Core」に移行中のため、旧式化しつつあります。 |
| Pentium Dual-Core (2007年から登場、廉価型 CPU) |
Intel社の新しい廉価版CPUです。 基本的には「Core 2 Duo」の廉価版です。
Pentiumという名前のブランドイメージが強いため、「Pentium Dual-Core」という Pentium と Core の両方が入っている名前になりました。
性能的には Core2 世代の Celeron ですが、デュアルコアのCPUとなっています。
高度な処理を必要とするゲームなどでは Core2Duo に劣るのですが、Celeron よりは高性能で、お値段も Core2Duo と Celeron の中間ですね。 |
| Celeron Dual-Core (2008年から登場、廉価型 CPU) |
Intel社の新しい廉価版CPUです。
CPU の主流がデュアルコアに移ったため、安めのデュアルコア CPU として「Pentium Dual-Core」が登場したのですが、かつての
Celeron ように、もっと安い CPU の需要も根強くありました。
そこで、最安値クラスの新型 CPU として、Celeron Dual-Core が登場します。
性能は低めですが、コストパフォーマンスは高く、安いパソコンで多く使われています。 |
| Pentium D (2005年から登場、かつての高性能型 CPU、すでに旧式化) |
「コア」(処理を行う中心となる部分)が2つある「デュアルコア」の CPU として、最初に登場したものです。
同時に2つの処理を行う事が出来るため、実質2つのCPUを積んでいるような使用環境になり、処理能力の向上が計られました。
ただ、すぐにデュアルコアの主流は Core2Duo に移っていったので、もう旧式となりつつあります。 |
| Core (2006年から登場、ノートパソコン用の CPU、すでに旧式化) |
Intel社のノートパソコン用のCPUです。 2006年1月に登場しました。
「Core Duo」と「Core Soro」の2種類があり、CoreDuo の方は PentiumD のようにデュアルコア(コアが2つ)の CPU となっています。
様々な最新技術に対応して処理速度を向上させ、さらにノートパソコンのために消費電力を抑えて発熱も低くなっています。
ただ、この Core の技術を普通のパソコンの CPU に応用して作ったものが Core2Duo であり、現在はノートパソコン用の Core 2 Duo も登場しているため、Core は「性能が劣るけど、安めのノートパソコン用CPU」という位置付けになりました。 現在はあまり普及していません。 |
【 AMD社の一般的な CPU 】
| Athlon 64 X2、Athlon X2 (2005年から登場、高性能型 CPU) |
AMD社のデュアルコアのCPUです。 Pentium D のライバルと言えます。
「Pentium D」と同じく、「コア」(処理を行う中心となる部分)が2つあるCPUで、その性質も Pentium D と似ています。
ただ、Intel社が「Core」や「Core 2 Duo」を発売したため、その性能に対抗できず遅れを取る形になり、価格を安くすることで対抗しようとしました。
そのため現在は結果的に、コストパフォーマンスで勝負するCPUとなっています。
「Athlon X2」は Athlon64 X2 の後期型で、Core2Duo のライバルと言えます。 |
| Duron、Sempron (2000年、2004年から登場、廉価型 CPU) |
AMD社の廉価版 CPUで、Celeronのライバルと言えます。
性能的には他のCPUに劣りますが、価格が安いのが最大の特徴で電力消費や発熱が少なめという性質もあります。
Duron は2004年まで使われていた名称で、2004年以降は Sempron という名称に変わりましたが、CPU の特徴は大きく変わっていません。 |
| Athlon LE (2007年から登場、新型の廉価版 CPU) |
デュアルコア(コア2つ)や、クアッドコア(コア4つ)などが次々と登場する中で、あえてシングルコア(コア1つ)で AMD 社が発売した廉価版タイプの CPU です。
価格が安いのが最大の特徴で、Duron や Sempron の上位型とも言えます。
デュアルコアに対応していないソフトもまだ多いので、そうした少し古めのソフトをよく使う人をターゲットにしています。 シングルコアとしては現在 最高クラスの CPU と言えます。 |
| Athlon XP (2001年から登場、かつての高性能型 CPU) |
AMD社のCPUで、Pentium4 のライバルでした。
高性能な割に値段が安めという、お得なCPUとして普及しました。
現在は Athlon64 の登場で旧式化しています。 |
| Athlon 64 (2004年から登場、かつての高性能型 CPU) |
Athlon XP の上位版のCPUです。 Pentium4 の後期型のライバルでした。
Intel社の Pentium4 とAMD社の AthlonXP は激しい開発競争を続けていましたが、常に Pentium4 が一歩リードする状態が続いていました。
そこで新たに CPU を設計し直し、新しい Athlon として登場したのが Athlon64 です。
AMD社の CPU の中では一番普及していた CPU の1つですが、現在は旧式化しています。 |
【 高級な CPU 】
| Core 2 Quad (2007年から登場、最新型 CPU) |
Intel社が2007年に入って発表した、「コア」が4つあるCPUです!
これを「クアッドコア(QuadCore)」と言います。
対応したソフトを使う場合、処理を4つのコアに分散して行えるため、さらに処理効率が上がるのですが・・・ やっぱり、お値段はすごく高いです。
ただ、今後はこのクアッドコア(コア4つ)が主流になっていくと言われており徐々に価格も下がりつつあります。
いずれは一般的なものとなりそうですね。 |
| Pentium EE (2004年〜2006年、かつての最高級 CPU) |
Intel社の最高ランクの CPU でした。EEとは「エクストリームエディション」の略です。
シングルコア(コアが1つ)の「Pentium4 EE」と、デュアルコアとなった「Pentium EE」があり、超高性能でしたが値段がすご〜く高いです!
また、Core2Duo の登場によって、すでに旧式化しています。 |
| Core 2 Extreme (2006年から登場、最高級 CPU) |
Intel(インテル)社が2006年の7月に発表した、最新型CPUの上位版!
最強クラスのCPUと言えますが、お値段がものすごーく高いです!!
さらに、使用するには最新のマザーボードも必要になります。
デュアルコア(コア2つ)のものとクアッドコア(コア4つ)のものの2種類があり、型番が「X」のものはデュアルコア、「QX」は新型のクアッドコアです。
いずれにせよ、お金持ち用(?)ですね。 |
| Athlon 64 FX (2004年から登場、AMD社の最高級 CPU) |
AMD社の最高ランクのCPUで、Pentium EE の Athlon 版といった性能です。
PentiumEE と同じく、コアが1つのものと2つのものがあります。
超高性能&超高価格で、例によってお金持ち用です。 |
| Xeon (サーバー用CPU) |
Intel(インテル)社が販売しているサーバー用のCPUが「Xeon」です。
「サーバー」とは多くのパソコンが通信を行う時に、その中心となって処理を行うコンピューターのことで、一般のパソコンよりも高い処理能力が必要とされます。
主に企業などで利用されるものであり、一般の人が使うCPUではありません。
高性能なので、パソコンのマニアだと欲しがる人もいますけどね。 |
| Opteron (サーバー用CPU) |
こちらはAMD社が販売しているサーバー用のCPUです。
やはり企業の大型コンピューター向けのものであり、一般の人が使うCPUではありません。 |
| Phenom (2007年末に登場の新型CPU) |
AMD社が満を持して発売した、コアが4つある「クアッドコア」のCPUです。
ところが(2008年初頭現在)、思ったような性能が発揮されず従来型の CPU よりも低性能、加えてトラブルが相次いで発覚し、2007年度の最大の失敗作と言われる CPU になってしまいました。
今後改良されていくと思われますが、問題山積みの状態で、まだまだ不安な状況ですね。 |
( 昔の CPU )
| Pentium II、Pentium III (1997年、1999年に登場、昔のCPU) |
Intel社のCPUで、かつて最も普及していた一般的なCPUでした。
その後、後継の Pentium4 にその座を譲っています。 |
| Pentium M (2003年から登場、かつてのノートパソコン用 CPU) |
ノートパソコン用のCPUで、熱に弱いノートパソコンを守り、バッテリーも長持ちさせるために消費電力を抑えて、発熱量も少なくなっています。
また、最新技術によって処理速度も通常の Pentium より高くなっていました。
現在は Core シリーズの登場によって、古いタイプとなりました。 |
| K6、K6-2、Athlon (1997年、1998年、2000年に登場、昔のCPU) |
| AMD社の昔のCPUで、K6がPentiumII、AthlonがPentiumIIIのライバルでした。 K6-2は値段が安めのCPUで初期のCeleronのライバルと言えました。 |
現在、一般的に普及しているCPUは上記のものです。
廉価版のCPU(Celeron、Sempron)と、上位のCPU(Pentium、Athlon、Core)ではどのぐらい性能が違うかですが・・・ これは用途によります。
ホームページを見たり会計や表計算のソフトを使う範囲なら、どちらでもあまり変わりません。
しかし、ゲームをやったりビデオ編集をしたりするのであれば、高い処理能力がないと動きが遅くなったり、ぎこちなくなったりしてしまいます。
もし3Dグラフィックのゲームをやるのであれば、Celeron2Ghz よりも、Pentiumの1.5Ghz の方がスムーズに速く動く事でしょう。
最もCPU能力の目安になるのはクロック数ですが、CPUの種類も、使用するソフトや用途によってはそれ以上の影響を持つので注意して下さい。
パソコンをいろんな用途で使いたいのであれば、やはり廉価版のCPUよりも、上位CPUであるPentium4 や Athlon64、Core2Duo
などの方がいいですね。
・デュアルコア、クアッドコア
「コア」とはCPUの処理を行う中心部分です。
つまり、この「コア」がコンピューターの頭脳と言えますね。
もともと「コア」は1つのCPUの中に1つしかありませんでしたが、2006年頃から1つのCPUの中に、2つのコアがあるものが登場してきました。
これを「デュアルコア」と呼びます。
デュアルコアだと、コンピューターが多くのソフトを同時に動かさなければならない時でも、2つのコアにその作業を分散することが出来ます。
これによって作業の効率化が進み、処理が速くなる訳ですね。
使用するソフトがデュアルコアに対応していれば、1つのソフトを2つのコアで効率的に動かす事も可能です。
ただ、中心部となる「コア」が2つあるのですから・・・ フルパワーで動いたときの電力の消費量は通常と比べて多くなり、発熱も高くなってしまいます。
これを抑えるために、デュアルコアのCPUはコアが1つしかないCPU(シングルコア)よりも、コア1つあたりの能力は抑えられています。
よってデュアルコアのCPUは、「クロック数」はやや低めです。
このため、デュアルコアに対応していないソフトを1つだけ動かす時は、デュアルコアでない方が、処理が速くなる場合もあります。
とは言え、対応するソフトはどんどん増えていますし、新しいウィンドウズ 「Windows Vista」 も複数のコアでの動作に最適化されています。
今後はデュアルコアが主流となっていくのは間違いありませんね。
2007年にはコアが4つもある「クアッドコア」まで登場しています!
これだと対応しているソフトなら、処理を4つに分散させることが出来ます。
ただ、クアッドコアに対応しているソフトは数少ないですけどね。
コア1つのCPU
(シングルコア) |
コア2つのCPU
(デュアルコア) |
コア4つのCPU
(クアッドコア) |
Pentium 4
Celeron
Core Solo
Athlon LE
Athlon 64
Sempron、Duron
その他、旧型の CPU 全て |
Core 2 Duo
Pentium Dual-Core
Celeron Dual-Core
Pentium D
Core Duo
Pentium EE
Athlon 64 FX
Athlon 64 X2 |
Core 2 Extreme QX
Core 2 Quad
Phenom |
*PentiumEE と Athlon64FX にはシングルコアも存在します。
なお、デュアルコアやクアッドコアのCPUを使うには、それを取り付けるマザーボードの側も対応していなければなりません。
ですから、古いパソコンにデュアルコアのCPUを付けることは、残念ながら出来ません。
・プロセッサナンバー、モデルナンバー
最初に、CPU の性能を現す数値として「クロック数」を上げました。
しかし、最近の CPU は名前にクロック数を表す「Mhz」の単位ではなく、「520」とか「2000+」とかの数字が書かれているものが多いです。
これは、今の CPU は特殊技術によってクロック数以上の性能を発揮するようになったため、従来のクロック数表記のままでは性能をアピールできないという事で、別の表記になったためです。
「プロセッサナンバー」はIntel社(Pentium や Core など)での呼び名です。
「モデルナンバー」はAMD社(Athlon など)での呼び名です。
どちらも用途は同じです。
現在は、ナンバーと性能の関連性がなくなりつつありますが・・・
基本的に、ナンバーが高いほど高性能の新しいタイプだと思って構いません。
参考に、最近のCPUのナンバーを少し一覧表記しておきますので、もしナンバーを見る機会があったらチェックしてみて下さい。
【参考:最近のCPUのナンバー】
| Intel 社 |
Core 2 Duo |
E8200〜E8500
E6300〜E6850
E4300〜E4600
T5400〜T9300 |
E6000番台が2007年までのタイプ。
E8000番台は2008年以降の新型タイプです。
百のくらいが大きいものほど高性能で、十の位が高いものは改良型や新型を意味しています。
E4000番台は、少し古いマザーボードでも使えるようにしたやや性能の低い廉価版のタイプです。
最初のアルファベットが「T」のものはノートパソコン用で、千の位が奇数のナンバーになっており、最新型は9000番台です。 |
| Core 2 Extream |
QX9650
QX6700〜QX6850
X6800 |
最初が「QX」のものはコアが4つのクアッドコアです。
最初が「X」ならコア2つのデュアルコアですね。
QX9650は、2008年に登場した新型です。 |
| Core 2 Quad |
Q9300〜Q9550
Q6600〜Q6700 |
Q6000番台は2007年度のタイプです。
Q9000番台は2008年度に登場した新型です。 |
Pentium
Dual-Core |
E2140〜E2220 |
E2140、E2160、E2180、E2220があります。
それぞれ 1.6Ghz、1.8Ghz、2.0Ghz、2.2Ghz です。 |
Celeron
Dual-Core |
E1200 |
まだ種類が少ないですね。
E1200 は 1.6Ghz です。 |
| Core |
T2700〜T2300
T1300 |
T1300(1000番台)はCoreSoroです。
T2300〜T2700がCoreDuoで、数値が高い方が高性能ですが全てほぼ同時期に登場しました。 |
| Pentium 4 |
670、672
660、661、662
650、651
640、641
630、631 |
630番が3Ghz、640番が3.2Ghzという感じで0.2Ghzずつ上がって行き、670番で3.8Ghzになります。
つまり十の位が高いものほど高性能です。
また、一の位が1や2のものは新型や改良型のCPUです。
500番台は2005年〜2004年のタイプです。 |
| Pentium D |
960〜920
840〜820 |
900番台が2006年に販売開始された新型です。
800番台は2005年に登場していた初期型ですね。
クロック数は共に、2.8Ghz〜3.6Ghzです。 |
| Pentium EE |
965、955
840 |
965、955の方が2006年に登場の新型です。
840の方が2005年に出た初期型です。 |
| Celeron |
420〜440
523〜550 |
2007年、通常の Celeron D とノートパソコン用の Celeron M は統合され、名前がただの「Celeron」になりました。 よってこちらの方が新型です。
400番台は普通のパソコン用、500番台はノートパソコン用です。
523 は性能は抑えめですが、消費電力が非常に低い特殊タイプです。 |
| Celeron D |
326〜365 |
基本的に、数値が高いほど新しくて高性能です。
326で2.5Ghz、346で3Ghz、365は3.6Ghzです。 |
| AMD 社 |
Athlon 64 FX |
70〜74
57、62 |
50番台は初期型のタイプで、やや性能に劣ります。
60以上は新型タイプで、デュアルコアとなっています。
70以上は2007年に登場した新型ですが、ソケット(取付部)が異なります。 |
| Athlon X2 |
BE-2400
BE-2350
BE-2300 |
2400は2.3Ghzで、2350は2.1Ghz、2300は1.9Ghzです。
新しいCPUなので、まだ種類が少ないです。 |
| Phenom |
9600 BE
9500、9600 |
9500 と 9600 は2007年末に登場したものですが・・・
欠陥があって、想定された性能を発揮できません。 |
| Athlon LE |
1600〜1640 |
1600が2.2Ghz、1620が2.4Ghz、1640が2.6Ghzです。 |
| Athlon 64 X2 |
6000+〜3800+
6400+BE |
3800+から6000+まで200ずつ違うものがあります。
3800が2Ghz、4200と4400は2.2Ghz、4600と4800は2.4Ghz、5000と5200は2.6Ghz、5400と5600は2.8Ghz、6000は新型で3Ghzです。
BE(Black Edition)というのは調整が可能なマニア向けCPUです。
同じクロック数(Ghz)でナンバーの高いものは高性能・高価格、低い方は廉価型です。 |
| Athlon64 |
4000+〜3000+ |
こちらも数が多いほど高性能なのですが、4000と3700だけはやや新型で、それまでのものより少し高い性能を持ちます。 |
・FSB
FSB とは「フロント・サイド・バス」の略で、マザーボードの基本クロック数の事です。
「ベースクロック」とも呼ばれます。
CPU は、このマザーボードの基本クロック数を何倍かして、実際に動作するクロック数にしています。例えば500Mhz なら、100Mhz×5 とか、66Mhz×7.5
という具合です。
この倍率の事は内部倍率と言います。
まあ、こういう難しい話は置いといて・・・
この FSB は CPU の性能を考える上で、クロック数や種類と同じぐらい大切な数値です。
なぜなら FSB は CPU がそれ以外のパーツとデータのやり取りをするスピードだからです。
ですので同じクロック数でも、この FSB が高い CPU の方が性能が良くなります。
例えばさっきの例で言うと、同じ 500Mhz の CPU でも、FSB が 66Mhz のものより、FSB が 100Mhz のものの方が、性能が高い訳です。
また、マザーボードには、「このマザーボードは FSB200Mhz までが動作可能です」みたいに使用可能な CPU の FSB 制限があります。
自分のマザーボードが FSB533Mhz までなのに、FSB800 で 3Ghz の CPU を買ってしまうと、付けても全く動いてくれません。
この場合どうしても 3Ghz の CPU が付けたいなら、FSB533 のものを買えば動いてくれます。
なお、メモリ(というパーツ)にも FSB があって、昔は「マザーボード」と「CPU」と「メモリ」の FSB は全部同じにしないといけませんでした。
しかし最近は CPU とメモリの FSB はそれぞれ別になっていて、メモリ側の FSB は「メモリーバス(メモリのFSB)」と呼びます。
FSB は主に、パーツを増設したり取り替えたりする際に注意すべき数値ですね。
・キャッシュ
キャッシュとは、データを一時的に保存しておく場所の事です。
データを一時的に保存しておく場所には他に「メモリ」がありますが「メモリとやり取りするよりも、CPU自体に必要なデータを置いてしまえば、もっと高速になるじゃないか」という考えがあって、そのために CPU にもデータの保存場所が設けられました。
キャッシュには「1次キャッシュ(L1キャッシュ)」と「2次キャッシュ(L2キャッシュ)」がありますが、同じようなものだと思って構いません。(最近は3次キャッシュのあるCPUも増えています)
とにかく、キャッシュがたくさんあって、キャッシュサイズも大きいほど、たくさんのデータを一時的に記録出来るのでCPUも高速化します。
キャッシュが特に影響するのは、同じような計算をひたすら繰り返すような処理の場合・・・
つまり、ゲームや高度なグラフィックの表示などですね。
この時には、キャッシュが多い CPU の方が動きが高速化するでしょう。
基本的にキャッシュ(主に2次キャッシュ)は、Celeron や Sempron などの廉価版の CPU は少なく、Core や Athlon
などの高性能 CPU は多めです。
・ソケット形状
これは性能ではないですが・・・
CPUをはめるための取り付け口の事を「ソケット」と言い、その形のことです。
これがマザーボードと合ってないと、当然付けられません。
LGA775、Socket478、Socket939など、色々な種類がありますが、Intel 社の CPU と、AMD 社の CPU はソケット形状が違うので、取り替え時には同じ会社の CPU を使う必要があります。
交換とかを考える時は、まずマザーボードのソケットタイプをチェックしておきましょう。
いま使っている CPU がどのソケットに対応したものなのかを調べれば、マザーボードのソケットタイプを知る事ができます。
・○○命令、ハイパースレッディングなど
他にも、ハイパースレッディング(HT)とか、SIMD拡張命令とか、SSE拡張命令など、色々な名前の説明がCPUについている場合もあります。
ハイパースレッディング(HT、HyperThreading)とは、Intel社が開発した、CPUの処理を高速化する技術でCPUの空いている部分を有効利用して処理能力を高める方法です。
従来よりも20〜30%処理が早くなると言われていますが、発熱や消費電力も高くなります。
「○○拡張命令」などは、CPUのデータ処理を効率化するための追加技術の事で、これに対応しているソフトを使った場合にデータの処理速度が高速化します。
他にも、電力消費を押さえる「エンハンスド・スピード・ステップ(ESS、SS)」や、作業効率を向上させる「バーチャライゼーション・テクノロジー(VT)」、「ウィルス保護機能」などの新技術があります。
今後も様々な技術が登場し、CPUの性能を高めていくことでしょうね。
でも、初心者の方はここまで気にする必要はないでしょう。
CPU の種類とナンバー、クロック数が解れば、性能はほぼ解ります。
交換などをする際には、FSB とソケット形状なども気にする必要がありますけどね。
・その他
それ以外にCPUの性能でよく言われている事を説明します。
まず、「コアの名称」。
CPUの中央部の核となる部分「コア」には、それぞれに名称があります。
どのコアを使っているかでCPUの性能は変わってくるので、パソコンの上級者はこのコアでCPUの話をしたりします。 石、と呼ぶ場合もあります。
でも、初心者は特に気にしなくても構いません。
カッパーマイン(PentiumIII、Celeron)とか、サンダーバード(Athlon)、パロミノ(AthlonXP)、ノースウッド(旧Pentium4)、プレスコット(Pentium4)など、色々な呼び名があります。
「プロセスルール」
これはCPUの内部の細かさの事で、この数値が小さいほど高性能と思って構いません。
0.13μ(ミクロン)とか、0.09μとかいう、もはや想像もつかない世界です。
= CPUの取り付け =
参考までに、簡単にCPUの取り付けについて説明します。
CPUは、「CPUソケット」と呼ばれるマザーボードの台座に取りつけられます。
ソケットにはいくつか種類があって、それに合ったCPUしか付きません。
もしCPUの交換をする場合は、自分のマザーボードのCPUソケットのタイプを知らなければいけませんね。
(そんなにたくさんの種類がある訳ではないです)
CPUはパソコンの心臓部ですから交換というとすごい事のように思えますが、実際には簡単です。
右のようなソケットの場合は・・・
CPUを外すには、まずファンを外し、台座の横にあるレバーを手前に引きます。
ネジが付いているものは、そのネジをドライバーで外します。
するとCPUが浮き上がるので、手で取って取り外します。
取り付ける場合も、トゲトゲをツブツブの穴にはめる感じで台座の上に置き、レバーをゆっくり倒すか、もしくはネジを止めるだけです。
トゲトゲとツブツブは角の一部分が欠けているので、その部分を合わせて置く様にします。
この点にだけ注意しましょう。
と、CPUの着脱はこれだけで、簡単なのですが・・・
難しいのが「CPUファン」です!
ファンは「グリス」と呼ばれる油をCPUの上部に薄く塗ってから、台座の横にある突起に金具を引っかけて付けるのですが、この金具がメチャクチャ硬い場合があります!
なぜこんなに硬いかというと、CPUの熱を少しでも効率良く冷やすため、ファンがCPUに密着する様にキツイ金具になっているのです。
ただ最近のCPUファンは取り付けやすいようにレバーがついていたり、ひねって台座につけるようなタイプもありますので、一昔前よりも付けやすくなっています。
いずれにせよ、ファンによって付け方が違うので、説明書で確認して行って下さい。
どの方法を取るにせよ、マザーボードに傷を付けないよう慎重に行いましょう。
邪魔なパーツがある時は外した方が無難ですね。
取りつけたら、CPUファンについている電源コードを、マザーボードのファン用の電源ソケットに付けます。これはCPUソケットの近くにあるはずで、3つのピンが出ていてこれに刺し込みます。
小さく「CPUFAN」という字も書いてあるはず。
当然、電源がついてないとファンも動かないので注意です。
付けたらパソコンの電源を入れてみて、ファンが回っているか確認しましょう。
もしファンが回っていないと、CPUが焼け付きます!
CPUはパソコンの中心部ですから、うまく付いていなければパソコンも動かないので、パソコンが起動したら、その時点で取り付けは成功ですね。
実際にパソコンパーツを交換する場合は、
書籍などを買ってそれを見ながら行う事をお勧めします。
=CPUファンについて=
ここで、CPUファンと熱について少し説明しておきましょう。
「CPUファン」は CPU にくっつける扇風機であり、風を送ってCPUを冷却するもので、回転数が速いほど冷やすも高いと考えて構いません。
ただし、回転が速いと音がうるさかったりするので注意です。
これはモノにもよりますけどね。
CPUファンは「ヒートシンク」と呼ばれる部分と「ファン」と呼ばれる部分に分かれています。
「ファン」とは要するに扇風機の事で、「ヒートシンク」とは鉄の板が縦にたくさん並んでいるような部分で、ファンの下にあります。
伝導してきた熱がヒートシンクから放熱され、ファンからの風で冷やされる訳です。
CPUファンは風を送って冷やすものですが、他に水冷式の大がかりなものもあり、こうした物を含めてCPUを冷やすもの全般を「CPUクーラー」と言います。
CPUファンもCPUクーラーの1つという事ですね。
まあ、特殊な状況でない限り普通はファン(送風式)のもの使うと思って構いません。
CPUは熱に弱く、通常60℃〜70℃を越えると危険と言われています。
この温度はマザーボードによっては測定可能ですが、対応していない場合は測定できません。
温度にはケース内の換気、風通しの良さ、ケース自体の大きさなんかも関係してきます。
もちろんCPUの種類によっても異なります。
まあ普通に使う限りあまり気にする事はないのですが、熱に弱い事は頭に入れておいて、通気孔を塞いだりとか、暑い中で長時間使うとか、そういう事をすると誤動作の元になる事ぐらいは覚えておくべきです。 特に夏は注意ですね。
(おまけコメント)
CPUの性能を表す「クロック数」は買った時に決まっていますが、これをムリヤリ規定値以上に引き上げる方法があります。
これを、「クロックアップ」と言います。
その名の通り、クロック数をアップさせて通常以上の性能を発揮させる事で、よくパソコンの説明にも出てきます。
なぜこんな事が出来るかというと、例えば2GhzのCPUは本当は2.5Ghzで動作する事も可能だったりするのですが、限界ギリギリの性能を発揮していたのではCPUの安定性に問題が出たり、トラブルが発生しやすくなるため、安全のために少しパワーを落として使用するようになっているのです。
しかし、「本当はもっと高いパワーを出せるのなら、限界まで出してやろう」という考えもある訳で、マシンの性能を追い求める人の中にはクロックアップを積極的にやっている人もいます。
最近はソフトで簡単にクロックアップできたり、マザーボードやパーツの中にもクロックアップを考えて作られた製品があったりします。
ですが、安全のためにセーブしているパワーを限界まで出す訳ですから、それはメーカー保証外の行動ですし、トラブルも発生しやすく、それで壊れても自分の責任です。
また、パーツの寿命も確実に縮まり、熱対策も強化しなくてはなりません。
いずれにせよ、コンピューターの知識が豊富で、行動に責任の持てる人だけがやるものであり、良い子は手を出さないようにしましょう。
良い子じゃない人は、インターネットの検索などで「クロックアップ」という言葉を調べてみれば、説明しているページがたくさん見つかるでしょう。
しかし、あくまで参考程度にするべきです。

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