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最終更新 2009年7月 (このページの「現在」という表現は、上記の日付が基準となります) |
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「ハードディスクドライブ」とは、パソコンに記憶させたいデータを長期的に保存しておくパーツの事です。
しかしハードディスクはパソコンのパーツの中で最も酷使される部分であり、故障する事が一番多いパーツでもあります。 なお、最近は円盤(ディスク)にデータを書き込むのではなく、「フラッシュメモリ」という長期的にデータを保存できるメモリにデータを保存する「SSD」というパーツも登場しています。 |
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| ハードディスクドライブの性能は、容量や通信速度、内部の構成など色々あります。 少し複雑ですが、容量以外は全て動作速度に関係したものです。 |
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HDDはデータを記録する場所なのですから、記録量が一番ポイントですね! 通常 「GB(ギガバイト)」 という単位で表され、100GB と 300GB なら、単純に 300GB の方が 100GB の3倍、記憶容量があります。
最近は 1TB もある大容量のハードディスクも一般化してきました。
HDD の中に入っている円盤の事を「プラッタ(プラッター)」と言います。 記憶容量の項目で、「容量が多い HDD ほどデータが小さい範囲に詰め込まれるので、読み込むのに必要な時間が短縮されます」と書きましたが、実はこのプラッタ枚数によっては一概にそう言えない場合もあります。 プラッタ1枚の容量の事を「プラッタ容量」と言い、これも製品によってそれぞれ違っています。 例えば、100GB の HDD があったとして、プラッタ枚数が1枚だと、プラッタ容量も 100GB という事になります。 という訳で、これも HDD の速度の目安の1つになります。 「100GBプラッター」 とか言う表記で、お店側でプラッタ容量を明記している場合もあり、こういった表記があればプラッタ枚数も解りますね。
中の円盤(ディスク)が回る速度の事です。 回転数が速いほどデータの読み込み速度も速いのですが、速く回るほど熱も持ちますし、エラーも起きやすく、振動にも弱くなります。
でも、これは製品によって異なり、高回転でも安定したものや静かなものもあります。 基本的には速い方が良いと考えておきましょう。 (小型のパソコンなどに使用される小型(2.5インチ)HDDだと 5400rpm も多いです)
「バッファ」とは、HDD に内蔵されているメモリ(一時的にデータを保持する場所)のことです。 CPU が処理したデータを HDD にデータを書き込み、さらに CPU がデータを HDD からデータを読み込もうとしても、HDD は読み書きを同時には出来ません。 これを防ぐため、読み書きが終わっていないデータはバッファ(キャッシュ)に一時的に記憶しておき、CPU からの要求がない時にその読み書きの処理を行って、出来るだけ CPU を待たせないようにする仕組みが作られています。 ですからこのバッファ容量がたくさんあるほど、HDD や CPU が忙しく動く時でも、パソコンの動作が安定化・高速化します。
パソコン本体とハードディスクがデータをやり取りする規格で、ATA33、ATA66、ATA100、ATA133 とかがありました。 しかし現在は「シリアルATA(SATA)」の規格が一般化しているため、もう古い形式ですね。 ATA の速度はマザーボード側も対応している必要があり、HDD とマザーボードで ATA の速度が違う場合は、遅い方に合わせられてしまいます。
2003年以降に登場した、新しいタイプのデータ転送の規格です。 略して「SATA」とも呼ばれます。
さらに2005年、シリアルATA の上位版「シリアルATAU(SATA2)」も登場しました。 SerialATA(およびSerialATAU)は新しい技術なので、古いパソコンだと使用できません。 ちなみに SerialATA の方が、ATA の取り付け部分(IDE)よりも小さくて省スペースです。
なお、最近は外部から接続できる 「外付け HDD 用の SATA」 として、「eSATA」 というものも登場しています。
ここまで述べた以外の、HDD の性能について説明いたします。
次に「流体軸受け」。 「ネイティブ・コマンド・キューイング」という言葉の略で、直訳すると「本来の順番に並べる」です。 データを読み込む時に順番通りでなく、読み込みやすい場所からバラバラに読み込んで、順番通りに並べ替えてコンピューターにデータを送ってくれる機能で、これがあるとデータの読み込みが高速化します。 これは「Serial ATA」の機能なので、SATA(SATA Rev 2 以降)の HDD なら常備されています。 他には「垂直磁気記録」という新機能も登場してきました。 最近は「振動センサー」が搭載されていて、書き込み中に振動を感じた場合、安全のために書き込み速度を落としたり、書き込みの確認・補正を行うようにする HDD もあります。 覚えておくと HDD を選ぶときの目安にはなりますが、新しいものなら「流体軸受け」や「NCQ」などの機能はほぼ適用されているはずですからね。 そして、HDD 選びの際にチェックしたいのが「付属品」。 |
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そうすると当然・・・ 「もうメモリで HDD のようなデータ保存用パーツを作ってしまおう!」 という事になります。 SSD は HDD のように円盤が中に入っていて回転している訳ではないので、データのやり取りが高速で、熱もあまり発生せず、音も静かで、電力もあまり使わず、振動にも強くて、しかも軽いです。 しかし新しい技術であることもあって値段が非常に高く、容量あたりの値段が HDD の 10 倍以上します。 また、SSD で使われている 「フラッシュメモリ」 という部品はデータの書き込み回数に限界があり、ずっと使っているといずれ必ず壊れてしまう問題があります。 しかしパソコンの高速化に大きく影響し、例えば電源を入れた時に Windows が立ち上がる速度は SSD の方が速く、パソコンの動作速度はかなり向上します。 なお、最新型の Windows である 「Windows 7」 には SSD をより効率よく使える技術が導入されています。
SSD には2つの種類があります。 SSD の中にはデータを保存するスペース(セル)がたくさん用意されているのですが、1つのセルに1ビット(1単位)の情報のみを書き込むのが SLC、1つのセルに2ビット以上(2単位以上)の情報を書き込むのが MLC です。 そのため、SLC の方がシステムが単純な分、高速で、耐久性が高く、消費電力も少なくてすみます。 つまり、SLC は高性能で高価格型、MLC は安価で容量重視型、と言えますね。 ただ、SSD の最大の欠点はデータの記録容量が少ない事です。 とは言え、実際の性能は製品やメーカーによってかなり違っています。 SSD はまだ発展途上のパーツと言えるので、今後さらに改良が進み、性能も変わってくる事でしょう。
HDD(ハードディスク)も製品ごとに 「読み出し速度」 と 「書き込み速度」 が違うのですが、SSD は発展途上のパーツであるため、製品ごとの速度差が顕著です。 そのため、ショップやメーカーの方でその製品の 「読み込み速度」 「書き込み速度」 を、実際に測定した結果や雑誌の情報などを元に独自に表記している場合もあります。
読み出し速度、書き込み速度、共に単位は 「MB/s」 というもので表され、例えば読み込みが 「100 MB/s」 と 「200 MB/s」 の2種類があれば、200 MB/s の方が2倍速いことになります。 また、これらの速度にはファイルを順番に読み込んだり大きなファイルを処理する時の「シーケンシャル速度(順次読込/書込)」と、小さなファイルをバラバラに読み書きする時の「ランダムアクセス速度」の2種類があります。 基本的に SSD は HDD よりランダムアクセス速度に優れていて、HDD だと右の画像の測定で、一番下の段は 0.2〜1.0 ぐらいの測定結果にしかなりません。
HDD には、バッファ(もしくはキャッシュ)と呼ばれるメモリ(データを一時的に保存しておく場所)がありました。 SSD の場合、処理が高速なため、このキャッシュ(バッファ)のない製品が多かったのですが、処理が忙しくなると一時的に動作が止まってしまう 「プチフリーズ(略してプチフリ)」 が発生する事が後に判明します。 そのため現在はプチフリ対策として、SSD にもキャッシュが搭載される事が一般化しているのですが・・・ SSD としては、キャッシュがあるものの方が、新しくて高性能(プチフリもしにくい)と言えますね。
「MTBF」はパソコンの用語ではなく、一般的な機械製品の用語です。 「壊れるまでの時間って・・・ 絶対壊れちゃうの!?」 と思うかもしれませんが、SSD の内部のメモリは書き込みをするごとに劣化していき、将来必ず使用不可能になってしまう性質を持ちます。 そのため、どのぐらい持つかがこの MTBF で目安として示されています。 しかし SSD の技術改良が進んでいるため、通常使用で 20 年以上持つという高耐久の SSD も登場しています。 少しでも長持ちさせるため、SSD にはバッファ(キャッシュ、一時的にデータを保持しておくメモリ)が多めに搭載されており、頻繁に扱うデータは出来るだけそこに置いて、書き込みは出来るだけ控えるという方法が取られています。 これらの技術により、MTBF は徐々に気にしなくてもいいレベルになりつつありますが・・・ また、MTBF はあくまで 「壊れるまでの平均時間」 です。 |
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ハードディスクはパソコンに内蔵されているものとは別に、外から接続する外部機器のものも存在します。
USB 接続は最も取り付けが簡単で、かつ一般的ですが、データ転送速度が遅めなので、あまりハードディスクには向いていません。 USB には旧型の USB(1.1) と、高速な USB2.0 というものあり、ハードディスクで使うなら USB 2.0 でなければデータの送受信が遅くなりますので注意して下さい。 コードや中継機器が USB2.0 に対応しているものを使用しましょう。 速度にはやや劣りますが USB はコードを刺すだけで簡単に使えるので、一番手軽で便利なのも確かです。 eSATA(イーサタ)は 2006 年から登場した新型コネクタで、外部からコードを刺して使えるシリアルATAです。 しかし現在は USB2.0 に速度で劣るため、パソコン用の機器にはほとんど使われていません。(ビデオカメラなどでは多用されています) USB2.0 より速い「IEEE1394b」も登場したのですが、eSATA の方が速いので、あまり普及していません。 もちろん IEEE1394 用の端子がパソコンに付いていないと使えませんね。 SCSI 接続は昔からあるもので、それを付けるには SCSI カードというものがパソコンに付いていなければならず、この SCSI カードが結構な値段だったりするので価格面では少々辛いのですが、データ転送速度は速く、ハードディスクには向いています。 また、これらのものとはちょっと種類が違うのですが、特殊な外付け HDD として 「NAS」 というものも登場しています。 NAS は「Network Attached Storage(ネットワーク・アタッチ・ストレージ)」の略で、ネットワークストレージとも呼ばれます。 通称はそのまんま「ナス」です。 これは簡単に言うとネット回線で繋がった外付けハードディスクで、例えば家に複数のパソコンがあって、それぞれが同じネット回線を利用している時、そのネット回線に NAS も繋げておくと、それぞれのパソコンでその HDD を共用することが出来ます。 NAS の電源が入っていれば、外出先からインターネットを通じてその HDD にアクセスする事も可能です。 欠点は、インターネットに使う LAN ケーブルで接続を行う事。 一般的な LAN ケーブル(100BASE-TX)の速度だと、USB 2.0 の五分の一ぐらいの速度しか出ません・・・ 高速な「1000BASE-T」というケーブルを使えば USB 2.0 の2倍以上の速度が出るので問題ないのですが、この場合はルーターなども Gigabit LAN (1Gbps、ギガビット・イーサネット)という速度に対応していなければなりません。 しかし複数のパソコンを使っている人にはとても便利ですし、無線 LAN がある家なら無線を通してのアクセスも出来ます。 あまり初心者向けではありませんが、データのやり取りはラクになりますね。 |
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ハードディスクの中身を複数に分割しておく事を「パーティション分け」と言います。 ハードディスクは言わばデータを入れる入れ物な訳ですが、その中身を複数に仕分けしておけば、データを分類しやすくなります。そして、ハードディスクの中を分割した場合、その1つ1つを「パーティション」と呼びます。 コンピューター上では、パーティション分けを行うと、それぞれが別の保存スペースとして認識されます。 パーティション単位で保存方法の設定を行う事も可能です。 パーティションには、かならず「C:」とか「D:」とかのアルファベットが付きます。 しかし、普通にパーティションを変えるには、「フォーマット」をしてデータを全て消去して、初期設定をやり直さなければなりません! よって、普通は簡単に変更できるものではありません。 しかしパソコンショップなどでパーティションを簡単に変えられるソフトも売られていますので、パーティションを分けたり、逆にまとめたい時などは、こういったソフトを利用するのが普通ですね。 なお、パソコンのメーカーの方の話によると・・・パソコンの初心者の方からの質問で、「ハードディスクにCとDがあるんですけど、Dの方は使っていいんですか?」といったものが数多く寄せられるそうです。 もちろん、C以外の場所にも保存して構いません。 と言うか、もったいないので使いましょう! |
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参考までに、簡単に HDD の取り付けについて説明しましょう。
【おまけ:プレステ3のHDDの交換について】 PLAYSTATION3のハードディスクは市販のものと交換することが可能です。
対応のハードディスクは、2.5インチでSerialATA規格の内蔵型ハードディスクです。 ただし、交換に関するトラブルはソニーでは対応してくれないので、自己責任で行うようにしましょう。 |
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「RAID(レイド)」とは、複数のハードディスクを同時に使いスピードアップやバックアップを行う技術の事です。
HDD を2個以上使う RAID は、以前は大手企業でしか使用されていませんでした。 しかし HDD の価格が下がり、2つ以上の HDD を組み込んでもそんなに高価にならなくなった事や、技術の進歩によって割と簡単に設定できるようになった事、設定さえしてしまえば使用するのは簡単なことなどがあり、一般の家庭用パソコンでも普及が進んでいます。 |
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