|
・CPU ソケット
CPU を取り付ける場所の事です。
いくつか形状があり、それに合っている CPU しか取りつけられません。
Intel 社の CPU(Pentium や Core)と、AMD 社の CPU(Athlon や Duron)はソケットの形が違うので、取り替え時には同じ会社の
CPU を使う必要があります。
ただし、同じ会社の CPU でも、新しいものと古いものでは、やはり取り付け部の形状は異なる場合があります。
FC-PGA(Socket370、Socket423、Socket478)、LGA 775、SocketA といった名前の、いくつかの種類があり、交換時にはその形状の取り付け部(スロット)に対応している
CPU にしなければ、CPU がはまりません。
もちろん、マザーボードとしては最新の CPU が取り付けられるものの方が高性能で、将来の拡張性も高いと言えます。
(代表的な CPU ソケット一覧)
| ソケット名 |
メーカー |
年代 |
使用できる CPU |
| Socket 370 |
Intel |
1990年代 |
Pentium II や Pentium III など。 |
| Socket 423 |
Intel |
2000年頃 |
Pentium 4(初期型)。 |
| Socket 478 |
Intel |
2001年以降 |
Pentium 4(中期型)など。 |
| LGA 775 |
Intel |
2004年以降 |
Pentium 4(後期型)や Pentium D、Core 2 Duo など。
突起がマザーボード側、穴が CPU 側にある。 |
| LGA 1366 |
Intel |
2008年以降 |
Core i7 用。 |
| Socket A |
AMD |
2000年頃 |
Athlon、Athlon XP など。 |
| Socket 754 |
AMD |
2002年頃 |
Athlon 64(初期型)、Sempron(初期型)など。 |
| Socket 939 |
AMD |
2005年以降 |
Athlon 64(中期型)など。 |
| Socket AM2 |
AMD |
2007年以降 |
Athlon 64(後期型)、Athlon 64 X2、
Sempron、Athlon X2 など。 |
| Socket F |
AMD |
2007年以降 |
Athlon 64 FX 用。 |
・メモリスロット
メモリを取り付ける場所の事です。
メモリスロットの数はマザーボードによって異なり、スロットがたくさんあるほど、メモリもたくさん付けられます。
ただし、メモリスロットがたくさんあるからと言って、付けた分だけメモリが増えるとは限りません。
マザーボードには対応できるメモリの量に上限があって、それを越えるメモリを搭載しても意味がありません。
また、Windows が 32bit 版 か 64bit 版かによっても認識されるメモリの量に上限があり、一般的な 32bit 版の Windows では
3.12G(3120MB) までしか認識してくれません。
(この点は CPU のページの 32bit/64bit で解説しています)
また、付けられるメモリの種類もマザーボードによって異なり、それに対応しているものでないと付けられません。
基本的には、メモリスロットがたくさんあって、高性能な DDR2 や DDR3 などのメモリに対応していて、搭載できるメモリの量の限界も多い方が、性能が良いと言えますね。
なお、最近のマザーボードには、同じ性能のメモリを2枚セットで使い処理を分散させることで、高速にデータのやり取りが行える「デュアルチャンネル」という機能が搭載されています。
この機能を使う場合、セットにする2枚のメモリを指定の場所に付けなければなりません。
付ける場所はマザーボードによって異なるので、メモリスロットが4つ以上あってデュアルチャンネルを使う場合は、マニュアルなどを見てメモリをセットする場所を確認しておきましょう。
(メモリを3枚使う「トリプルチャネル」という技術も登場していますが、こちらはこの機能が使えるかどうかはマザーボード側でなく、CPU 側の性能によります)
・IDE コネクタ
IDE コネクタは ハードディスクドライブ(HDD) や CD/DVDドライブ などを取り付ける場所です。
1つの IDE に2つの機器を取りつけられるので、IDE のコネクタが2つあれば、合計4つの IDE 機器を付けられる事になります。 |
 |
IDE には「ATA」というデータをやり取りする規格があって、ATA33、ATA66、ATA100、ATA133 などがあり、数字が大きいほど高速です。
マザーボード側と接続するハードディスク側、双方がこれに対応していれば、そのスピードで通信できるため動作が高速化します。
ただし、どちらかが遅いと、やはり遅い方に合わせられます。
よって高い速度の ATA に対応している方が優秀と言えます。
最近のハードディスク(HDD)は後述する「シリアル ATA コネクタ」に接続するのが一般的になっているのですが、CD/DVD ドライブはまだ IDE コネクタを使うものが多いです。
なお、IDE コネクタの隣りにはサイズの一回り小さいフロッピーディスク用のコネクタもあります。
ここにはフロッピーディスクドライブを付けるのですが、フロッピーディスクにはもう性能うんぬんの差はないので、とりあえずあればいいです。^^;
・シリアル ATA コネクタ (Serial ATA コネクタ)
上で説明した IDE コネクタは、実は古いタイプのコネクタ(接続部)です。
2003年以降のマザーボードには、ハードディスクを取り付けるための、新しいコネクタが登場しました。
これが「シリアルATA」です。 略して「SATA」とも呼ばれます。
シリアル ATA は従来の IDE のコネクタよりも大量のデータを高速に転送する事ができるもので、様々な新機能にも対応しており、以前よりもさらにデータを効率的に送ったり受け取ったりする事が出来ます。
具体的には、通常の(IDE の)ATA 100 と、シリアルATA(150)では、データの速度は約3倍違います。
また、取り付け部分のサイズも小さめで、場所を取りません。 |
 |
さらに、2005年には、その上位版の「Serial ATA U」も登場しました。
これは、それまでのシリアル ATA のさらに2倍のデータ転送速度を持ち、データの読み込み効率のアップや、データの保護機能の追加など、様々な新機能も盛り込まれています。
(最近は SATA2 が一般化しているので、わざわざ「2」を付けずに呼ぶ場合も多いです)
ただ、昔のハードディスクを使用している人もまだたくさんいますから、現在の多くのマザーボードには IDE コネクタ と シリアル ATA コネクタの双方が付いているものが多いです。
もちろん、最新の シリアル ATA U などに対応している方が、マザーボードとしては高性能ですね。
・AGP スロット
グラフィックカードを取り付ける場所です。
グラフィックカードにはデータの高速な送受信を可能にする「AGP」という技術があり、それを活用するため、このように専用の取り付け部が設けられています。
AGP には「AGP x2」、「AGP x4」、「AGP x8」があり、倍率が高いほど高速です。
マザーボードとグラフィックカード、両方がこれに対応していればその分処理が高速化しますが、片方が遅い場合、やはり遅い方に合わせられます。
ただ、この AGP というのは今ではもう古い技術であり、最近のグラフィックカードは後述する「PCI Express スロット」という場所に接続します。
でも、一昔前のパソコンだと PCI Express スロットはありませんので、まだ AGP を使うパソコンは多くありますね。
注意として、マザーボードの中にはこの AGPスロット や PCI Express などのグラフィックカード取り付け部が、付いていないものがあります。
グラフィック機能がオンボードのマザーボードの場合、グラフィックカードを付ける必要がないからという事で、これらのスロットがカットされている場合があるのです。
でも、オンボードのグラフィック機能は大したものでない場合が多く、ビジネス以外の用途でパソコンを使う場合には機能が不足します。
しかし、そのためにグラフィックカードを増設しようとしても、AGP や PCI Express スロットがないとグラフィックカードが付けられなくて困ってしまう事に・・・
グラフィックカードには後述する PCI という取り付け部を使うものもあるので、こちらなら AGP スロットがなくても付けられますが、AGP より速度が劣り、数も少ないです。
・PCI スロット
様々な拡張カードを取り付けるためのスロットです。
音を出すための「サウンドカード」、通信を行うための「モデムカード」、「LAN カード」などのネットワーク用カード、テレビを見れるようにするための「TV
チューナーカード」など、色々なものがあります。
PCI スロットの数はマザーボードによって異なりますが、2〜6個ほど付いているのが普通です。
もちろんたくさんあった方が、たくさんの拡張カードを追加できますね! |
 |
いろいろな拡張カードのことも考えると、2つでは辛いものがあります。
出来れば4つは欲しい所です。
もしパソコンに PCI スロットが2つしかない場合は、やりくりを考えなければなりません。
マザーボードとしては、単純にたくさんあるほど良いと言えるでしょう。
・PCI Express スロット
2004年から登場した、新しいタイプの拡張スロットです。
AGP スロットと PCI スロットの区別をなくし、さらに従来の AGP や PCI のスロットよりも大幅にデータの転送速度が向上していると言う、最新の取り付け部です。
データをやりとりする速度は従来のものの約4倍で、多くの新技術にも対応しています。
見た目は PCI スロットや AGP スロットと似ているのですが、長さが違います。
PCI Express には x16 というものと、x1 というものの2種類があり、このうち、x16 はグラフィックカード(VGA)用で、
x1 の方は一般の拡張カード用です。
つまり、「PCI Express x16」は従来の「AGP スロット」に相当し、「PCI Express x1」は従来の「PCI スロット」に相当すると言う訳ですね。
取り付け部の長さは x16 は大きく、x1 はとても小さくなっています。
最近のマザーボードはこの PCI Express に移行しつつありますが、PCI Express 対応のマザーボードの多くには、AGP スロットが付いていません。
つまり PCI Express 用のマザーボードには、AGP 用のグラフィックカードを付ける事は出来ません!
パソコンのグラフィックカードの増設・取替を考えている人は、そのパソコンが PCI Express なのか AGP スロットなのかを確認しておくようにしましょう。
なお、グラフィックカード以外の拡張カードはまだまだ従来の PCI スロット を使用しているものが多いので、PCI Express 対応のマザーボードにも、通常の
PCI スロットが付いているのが普通です。
・各種コネクタ( I/Oパネル)
パソコンの後部には各種機器を接続するためのコネクタ(さし込み口)がたくさんありますが、これはマザーボードに付いていて、「I/O パネル」といいます。
この I/O パネルについているコネクタの数や種類はマザーボードによって異なります。
キーボードやマウス、ディスプレイやプリンターを付けるコネクタは必ずありますが、色々な拡張機器を取りつけられる「USBコネクタ」や、USB に代わる新しいコネクタ「USB2.0」や「eSATA」といったものはマザーボードによってその有無や数が違います。
もちろん USB などのコネクタがたくさんあった方が、その接続を使用する機器をたくさん付ける事が出来ますね。
しかし USB コネクタは、「USBハブ」というものを使えばその取り付け数を増やす事が出来るので、USB コネクタが2個だからと言って、絶対そのパソコンに
USB 機器を2個しか付けられないという訳ではありません。 |
 |
・オンボード機能
これはマザーボードに最初から備わっているグラフィックやサウンドの機能の事です。
グラフィック機能がマザーボードに備わっていれば、グラフィックカードを使わなくても画面に絵や文字を表示できますし、サウンド機能が備わっていればサウンドカードがなくても音が出せます。
よって、その分パソコンを安上がりに作ることが出来るので、特にメーカー品のパソコンでこの様なオンボード機能のマザーボードが使われる事が多いです。
しかし、オンボードの機能は専門のグラフィックカードやサウンドカードに比べると劣るため、ゲームをやったりビデオを見たりなど、パソコンを様々な用途に使いたいのであればオンボードの機能ではやはり不充分となってきます。
その場合、普通にグラフィックカードなどを付ける事になりますが、そうするとオンボードの機能には意味がありません。
つまり、グラフィックカードを取り付けるのであれば、オンボード機能は必要ない事になりますね。
(ただ、サウンド機能については・・・ 最近はオンボードでもかなりの高音質になっています。 そのため、音質に凄くこだわる人でない限り、サウンドはオンボードでも特に問題なくなっています)
パソコンの性能をチェックする場合は、グラフィック機能やサウンド機能がオンボードなのかそうでないのかを調べておきましょう。
また、オンボードの場合、グラフィックカードやサウンドカードの増設をした場合は、その部分のオンボードの機能を OFF にする必要があります。
マザーボードとしては、オンボード機能があった方が良いかどうかはそのパソコンの用途によって違ってきます。
そのパソコンが完全なビジネス用であり、それほど高いグラフィック機能を必要としないなら、グラフィック機能はオンボードでも構わないでしょう。
しかし、3D グラフィックのゲームなどを楽しみたいのであれば・・・ グラフィックカードは必須であり、オンボードでは頼りになりません。
・Low Profile (ロープロファイル)
これは「性能」とはちょっと違うのですが・・・ パソコンの拡張を考える際にとても大切なものです。
「Low Profile(ロープロファイル)」とは、日本語に直訳すると「小型」です。
つまり、小サイズのパソコンやパーツの事を言います。
と言っても、ノートパソコンのことではありません。
最近のパソコンには、「スリムタイプ」とか「ブックサイズ」、「省スペースタイプ」などと言われる、本体が小さめのパソコンが多く発売されています。
これらは置き場所を取りませんから、設置する際には便利で、しかもカッコイイです。
しかし、サイズが小さいと言う事は・・・ そのぶん取り付けられるパーツに大きさには、制限が出来るということでもあります。
もし自分のパソコンが小さめのタイプの場合、グラフィックカードや拡張カードを交換したり、新たに取り付けたりしたい時に、「Low Profile」かそうでないかに注意しなければなりません。
もし「Low Profile」のものしか取り付けられないパソコンの場合は、Low Profile 対応品を買わないと、物理的にケースの中にパーツが入らないことになります。
「Low Profile」というのは1つの規格で、Low Profile 対応のマザーボードを使う場合は、同じく Low Profile 対応のケースやパーツでパソコンを構成する必要があります。
もちろん、そのぶんパーツの選択肢は狭まってしまいますが・・・
とにかく、小さなパソコンは、小さなパーツで作られているというのを覚えておきましょう。
・チップセット
「チップセット」とは、マザーボード全体のシステムを統括する部分です。
つまりマザーボードの中心部であり、パソコンの心臓部とも言えます!
マザーボードの性能はこのチップセットに左右されます。
異なるメーカーのマザーボードでも、チップセットが同じなら、基本的な部分の性能は同じと思っていいでしょう。
参考までに、最近のチップセットを以下に掲載しておきましょう。
いきなりこんな表を見せられても解かりにくいとは思いますが・・・
各項目の意味については、表の後に解説を付けています。
とにかく、マザーボードはチップセットによって性能に差があることが解かると思います。
Pentium4/Celeron 対応 (CPU の Socket 478) チップセット
(2000年〜2004年のマザーボード)
|
対応 FSB |
対応 メモリ |
デュアル
チャンネル |
AGP
スロット |
ATA
接続 |
USB |
VGA
オンボード |
HT |
| 845D |
400Mhz |
DDR 266/200 |
× |
○ |
100 |
1.1 |
なし |
× |
| 845G |
533/400Mhz |
DDR 266/200
SDRAM 133 |
× |
○ |
100 |
2.0 |
あり |
× |
| 845GL |
400Mhz |
DDR 266/200
SDRAM 133 |
× |
× |
100 |
2.0 |
あり |
× |
| 845GV |
533/400Mhz |
DDR 266/200
SDRAM 133 |
× |
× |
100 |
2.0 |
あり |
○ |
| 845E |
533/400Mhz |
DDR 266/200
SDRAM 133 |
× |
○ |
100 |
2.0 |
なし |
× |
| 845GE |
533/400Mhz |
DDR 333/266 |
× |
○ |
100 |
2.0 |
あり |
○ |
| 845PE |
533/400Mhz |
DDR 333/266 |
× |
○ |
100 |
2.0 |
なし |
○ |
| 848P |
800/533/400MHz |
DDR 400/333/266 |
× |
○ |
100 |
2.0 |
なし |
○ |
| 850E |
533/400Mhz |
RD-RAM 800-40 |
× |
○ |
100 |
1.1 |
なし |
○ |
| 865G |
800/533/400MHz |
DDR 400/333 |
○ |
○ |
SATA/100 |
2.0 |
あり |
○ |
| 865GV |
800/533/400MHz |
DDR 400/333 |
○ |
× |
SATA/100 |
2.0 |
あり |
○ |
| 865PE |
800/533/400MHz |
DDR 400/333 |
○ |
○ |
SATA/100 |
2.0 |
なし |
○ |
| 865P |
533/400MHz |
DDR 333 |
○ |
○ |
SATA/100 |
2.0 |
なし |
○ |
| 875P |
800/533MHz |
DDR 400/333 |
○ |
○ |
SATA/100 |
2.0 |
なし |
○ |
| SiS650 |
400MHz |
DDR 266
SDRAM 133 |
× |
○ |
100 |
1.1 |
あり |
× |
| SiS651 |
533/400MHz |
DDR 333/266/200
SDRAM 100/133 |
× |
○ |
133 |
2.0 |
あり |
× |
| SiS645DX |
533/400MHz |
DDR 333/266/200 |
× |
○ |
133 |
1.1 |
なし |
× |
| SiS648 |
533/400MHz |
DDR 333/266/200 |
× |
○ |
133 |
2.0 |
なし |
× |
| SiS648FX |
800/533/400MHz |
DDR 400/333/266/200 |
× |
○ |
133 |
2.0 |
なし |
○ |
| SiS661FX |
800/533/400MHz |
DDR 400/333/266 |
× |
○ |
SATA/133 |
2.0 |
あり |
○ |
SiS655
FX/TX |
800/533/400MHz |
DDR 400/333/266 |
○ |
○ |
SATA/133 |
2.0 |
なし |
○ |
| P4M266 |
400MHz |
DDR 266/200
SDRAM 133/100 |
× |
○ |
100
(133もあり) |
1.1 |
あり |
× |
| P4X266A |
533/400MHz |
DDR 266/200
SDRAM 133/100 |
× |
○ |
100
(133もあり) |
1.1 |
なし |
× |
| P4X400 |
533/400MHz |
DDR 333/266/200 |
× |
○ |
133 |
2.0 |
なし |
○ |
| PM800 |
800/533/400MHz |
DDR 400 |
× |
○ |
SATA/133 |
2.0 |
あり |
○ |
| PT800 |
800/533/400MHz |
DDR 400 |
× |
○ |
SATA/133 |
2.0 |
なし |
○ |
| PM880 |
800/533/400MHz |
DDR 400 |
○ |
○ |
SATA/133 |
2.0 |
あり |
○ |
| PT880 |
800/533/400MHz |
DDR 400 |
○ |
○ |
SATA/133 |
2.0 |
なし |
○ |
| (項目解説) |
| ・対応FSB |
= |
そのチップセットで使用可能な CPU や メモリ のFSBです。
FSB については こちら で解説しています。 |
| ・対応メモリ |
= |
使用可能なメモリの種類です。使用可能なうちで、最も高性能のものを記載しています。 |
| ・デュアルチャンネル |
= |
同じ性能のメモリを2枚セットで使うことで、データの処理速度をアップさせる技術です。 |
| ・AGP スロット |
= |
グラフィックカードを付けるための AGP スロットの有無です。
もちろん、ないと AGP のグラフィックカードは付けられません。 詳細は こちら を。 |
| ・ATA 接続 |
= |
ハードディスクなどを接続するための ATA スロットの速度です。
数値が大きいほど性能がよいです。 詳しくは こちら を。
シリアルATAにも対応しているものは「SATA」と表記しています。 |
| ・USB |
= |
USB 接続には、旧タイプの 1.1 と新タイプの 2.0 があります。
2.0 の方が、データの転送速度が速いです。 |
| ・VGA オンボード |
= |
グラフィック機能がオンボードかどうかです。
オンボードならグラフィックカードがなくても画像などが表示できます。 詳細は こちら を。 |
・HT
(ハイパースレッディング) |
= |
CPU の処理速度を高速化する技術です。
対応している CPU を取り付ければ処理速度がアップします。 |
Pentium4/Celeron D 対応 (PCI Express、CPU が LGA 775 対応) のチップセット
(2004年〜2006年ごろのマザーボード)
|
対応 FSB |
対応 メモリ |
PCI
Express x16 |
デュアルコア
対応 |
ATA
接続 |
最大
メモリ |
VGA
オンボード |
| 910GL |
533Mhz |
DDR 400/333 |
× |
× |
SATA |
2GB |
あり |
| 915GL |
800/533Mhz |
DDR 400/333 |
× |
× |
SATA |
2GB |
あり |
| 915PL |
800/533Mhz |
DDR 400/333 |
○ |
× |
SATA |
2GB |
なし |
| 915GV |
800/533Mhz |
DDR2 533/400
DDR 400/333 |
× |
× |
SATA |
4GB |
あり |
| 915G |
800/533Mhz |
DDR2 533/400
DDR 400/333 |
○ |
× |
SATA |
4GB |
あり |
| 915P |
800/533Mhz |
DDR2 533/400
DDR 400/333 |
○ |
× |
SATA |
4GB |
なし |
| 925X |
800Mhz |
DDR2 533/400 |
○ |
× |
SATA |
4GB |
あり |
| 925XE |
1066/800Mhz |
DDR2 533/400 |
○ |
× |
SATA |
4GB |
なし |
| 945G |
1066/800/533Mhz |
DDR2 667/533/400 |
○ |
○ |
SATA2 |
4GB |
あり |
| 945P |
1066/800/533Mhz |
DDR2 667/533/400 |
○ |
○ |
SATA2 |
4GB |
なし |
| 955X |
1066/800Mhz |
DDR2 667/533 |
○ |
○ |
SATA2 |
8GB |
なし |
| SiS649 |
800/533/400MHz |
DDR2 533/400
DDR 400/333
(DDR1でのデュアルチャンネル非対応) |
○ |
○ |
SATA |
2GB |
なし |
| SiS656 |
800/533/400MHz |
DDR2 667/533/400
DDR 400/333 |
○ |
× |
SATA |
4GB |
なし |
| PT880 Pro |
1066/800/533Mhz |
DDR2 533/400
DDR 400/333 |
○
(AGPもあり) |
× |
SATA |
4GB |
なし |
nForce4
SLI |
1066/800/533
/400Mhz |
DDR2 667/533/400 |
○ |
○ |
SATA2 |
16GB |
なし |
nForce4
Ultra |
1066/800/533Mhz |
DDR2 667/533 |
○ |
○ |
SATA2 |
16GB |
なし |
RADEON
Xpress
200/1100/
1150/1600 |
1066/800/533
/400Mhz |
DDR2 667/533/400
DDR 400/333 |
○ |
○ |
SATA |
4GB |
あり |
480X
CrossFire |
(最大1066Mhz) |
DDR2 667/533/400
DDR 400/333 |
○ |
○ |
SATA |
4GB |
あり |
| (項目解説) |
| ・対応FSB |
= |
そのチップセットで使用可能な CPU や メモリ のFSBです。
FSB については こちら で解説しています。 |
| ・対応メモリ |
= |
使用可能なメモリの種類です。使用可能なうちで、最も高性能のものを記載しています。 |
| ・PCI Express x16 |
= |
PCI Express 用のグラフィックカードを付けるための スロットの有無です。
もちろん、ないと PCI Express のグラフィックカードは付けられません。 詳細は こちら を。 |
| ・デュアルコア対応 |
= |
デュアルコアという、コア(中心処理部)が2つある CPU を使えるかどうかです。 |
| ・ATA 接続 |
= |
最新のマザーボードはすべて ATA133 です。
また、「シリアルATA(SATA)」か「シリアルATAU(SATA2)」に対応しています。 |
| ・最大メモリ |
= |
メモリをいくつまで搭載できるかです。 これ以上はメモリを付けても、無効です。 |
| ・VGA オンボード |
= |
グラフィック機能がオンボードかどうかです。
オンボードならグラフィックカードがなくても画像などが表示できます。 詳細は こちら を。 |
※新しいマザーボードは全て、ハイパースレッディングやデュアルチャンネルに対応しています。
また、USB は全て 2.0 です。
※製品によっては、対応FSBやメモリが広くなっているなど、独自の調整がされているものもあります。 |
【ちょこっと追加解説】 |
| 955X |
= |
2005年前期に登場。 デュアルコア CPU を使える新世代機として登場した。
ただし後に発売された「Core 2 Duo」には対応していない。 |
| 945G/P |
= |
955X の廉価型。 安くて デュアルコア CPU が使えるお得なマシンとして登場。
Core 2 Duo は一応動くが、Intel 社の公式サポート外。(動かないものもある)
最大搭載メモリがやや低いが、基本性能は 955X と大差はない。
安い CPU「Celeron D」を使うために FSB 533 Mhz に対応しているが、最上位のCPU「Pentium EE」には未対応。
G型 にはオンボードのグラフィック機能があり、P型 にはない。 |
RADEON
Xpress
200
1100/1150
1600 |
= |
ATI社のグラフィックカード(RADEON X300)をオンボードのグラフィック機能にしているマザーボード。
最初の名前は RADEON Xpress 200 で、後に Xpress 1100/1150 に改名になった。
Xpress 1150 は ATI社のグラフィックカード(RADEON)を2枚取り付ける CressFire という技術に対応している。 Xpress
1600 は 1150 の新型。 |
Core 2 Duo 対応 (ソケット LGA 775 で Core 2 Duo 対応) 最新のチップセット
(2006年後期以降のマザーボード)
|
対応 FSB |
対応 メモリ |
Quad
対応 |
最大
メモリ |
VGA
オンボード |
| Q963 |
1066/800/533Mhz |
DDR2 800/667/533 |
△ |
4GB |
なし |
| Q965 |
1066/800/533Mhz |
DDR2 800/667/533 |
△ |
8GB |
なし |
| G965 |
1066/800/533Mhz |
DDR2 800/667/533 |
△ |
8GB |
あり
X3000 |
| P965 |
1066/800/533Mhz |
DDR2 800/667/533 |
△ |
8GB |
なし |
| 975X |
1066/800Mhz |
DDR2 667/533 |
× |
8GB |
なし |
| G31 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667 |
○ |
8GB |
あり
X3100 |
| G33 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667
DDR3 1066/800 |
○ |
8GB |
あり
X3100 |
| G35 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667 |
○ |
8GB |
あり
X3500 |
| P35 |
1333/1066/800Mhz |
DDR3 1066/800
DDR2 800/667 |
○ |
8GB |
なし |
| Q33/35 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667 |
○ |
8GB |
あり
X3100 |
| G41 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667
DDR3 1066/800 |
○ |
8GB |
あり
X4500 |
| G43 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667
DDR3 1066/800 |
○ |
8GB |
あり
X4500 |
| G45 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667
DDR3 1066/800 |
○ |
16GB |
あり
X4500HD |
| P43 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667
DDR3 1066/800 |
○ |
16GB |
なし |
| P45 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667
DDR3 1066/800 |
○ |
16GB |
なし |
| X38 |
1333/1066/800Mhz |
DDR3 1333/1066/800
DDR2 800/667 |
○ |
8GB |
なし |
| X48 |
1600/1333/
1066/800Mhz |
DDR3 1600〜800
DDR2 800/667 |
○ |
8GB |
なし |
| nForce 570 SLI Intel |
1066/800/533Mhz |
DDR2 667/533/400 |
× |
16GB |
なし |
| nForce 590 SLI Intel |
1066/800/533Mhz |
DDR2 800/667/533/400 |
○ |
16GB |
なし |
| nForce 650i |
1066/800/533Mhz |
DDR2 800/667/533/400 |
○ |
16GB |
なし |
| nForce 650i Ultra/SLI |
(最大1333Mhz) |
DDR2 800/667/533/400 |
○ |
16GB |
なし |
| nForce 680i LT/SLI |
(最大1333Mhz) |
DDR2 800/667/533/400 |
○ |
16GB |
なし |
| nForce 680i SLI SPP |
(最大1333Mhz) |
DDR2 1200/800/
667/533/400 |
○ |
16GB |
なし |
| nForce 750i SLI |
(最大1333Mhz) |
DDR2 800/667/533/400 |
○ |
8GB |
なし |
| nForce 780i SLI |
(最大1333Mhz) |
DDR2 1200/800/667/533 |
○ |
8GB |
なし |
| nForce 790i SLI |
(最大1600Mhz) |
最大 DDR3 1333 |
○ |
8GB |
なし |
| nForce 790i Ultra SLI |
(最大1600Mhz) |
最大 DDR3 2000 |
○ |
8GB |
なし |
| GeForce7150 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 800/667/533/400 |
○ |
16GB |
DX9 |
| GeForce7050 |
1333/1066/800Mhz |
DDR2 667/533/400 |
○ |
16GB |
DX9 |
| P4M890 |
1066/800/533/400Mhz |
DDR2 533/400
DDR 400/333/266/200 |
× |
4GB |
DX6 |
| (項目解説) |
| ・Quad 対応 |
= |
そのチップセットで、コアが4つあるCPU 「Core 2 Quad」 が使えるかどうかです。
「△」で表記しているもの(965 シリーズ)は、Core 2 Quad に対応しているマザーボードと
対応していないマザーボードの双方があります。 |
| ・VGA オンボード |
= |
オンボードのグラフィック機能があるものは、その型番を表記しています。
X3100 と書いてあるものは、正式は「IGMA X3100」と言います。
性能的には、X3000=X3100<X3500<X4500 です。 詳しくは こちら を。 |
| ・nForce ○○ SLI |
= |
GeForce 系のグラフィックカードを2枚使える「SLI」に対応しているものです。 |
| *この世代のマザーボードは全て PCI Express、SATA2、デュアルコア対応です。 |
※この世代のマザーボードは、製品によって対応 FSB や対応メモリなどが拡張されている場合もあります。
よって、上記の性能表記は参考として考えてください。 |
| 【ちょこっと追加解説】 |
| 975X |
= |
2005年の後期に登場。 PCI Express x16 スロットを x8 スロット2本として使えるなど多少の違いがあるが、基本性能は 955X
と違わない。
新型の CPU である「Core 2 Duo」を使用することが出来る。 |
| Q/G/P965 |
= |
2007年に登場した 945G/P の後継機。「Core 2 Duo」に正式対応。
「Core 2 Quad」 が使えるものもあるが、正式対応ではない。
G型はオンボードのグラフィック機能があり、P型にはない。
Q型はビジネスパソコン用のもので、いくつかの機能が省かれている。
Q963 はさらに機能を一部削除した廉価版だ。 |
P35
G35/33/31
Q33/35
X38 |
= |
「P35」は2007年後期に登場した新型のメモリ「DDR3」と、FSB 1333Mhz に対応した新しいマザーボード。
しかし DDR3 メモリは価格が高すぎて普及が遅いため、G35 や Q35 などではサポートされなくなっており、バージョンによって対応がまちまちだ。
「Core 2 Quad」(コア4つ)には正式対応している。
G型はオンボードのグラフィック機能があり、P型にはない。
Q型は企業向けの廉価版。 X型は上位版で高性能だが値段も高い。 |
| X48 |
= |
FSB 1600 Mhzに対応した、新型の高性能型チップセット。
X38 の上位型で、高性能・高価格な CPU を使用できるが値段は高い。 |
nForce
SLI Intel |
= |
nForce SLI シリーズは、nVidia 社のグラフィックカード(GeForce)を2枚取り付ける「SLI」という技術に対応しているもの。
バージョンによって対応しているグラフィックカードに違いがある。 |
Core i7 対応 (CPU ソケット LGA1366、LGA1160) のチップセット
(2008年後期以降のマザーボード)
|
CPU ソケット |
対応 CPU |
対応 メモリ |
トリプル
チャネル |
最大
メモリ |
VGA
オンボード |
| X58 |
LGA 1366 |
Core i7
920/940/965EE |
DDR3
1333/1066/800 |
○ |
? |
なし |
| (項目解説) |
| ・対応 CPU |
= |
Core i7 は FSB が調整可能なものが存在します。
そのため FSB 表記でなく、単純に使える CPU を記載しています。 |
| ・トリプルチャネル |
= |
トリプルチャネルはメモリを3枚セットで使ってデータ転送を早める技術です。
これは正確には CPU 側の技術で、使えるかどうかは CPU によります。
トリプルチャネルが使える CPU を使うマザーボードには「○」の表記を入れています。 |
*この世代のマザーボードは全て PCI Express、SATA2、クアッドコア対応です。
VGA を2枚セットで使う「SLI」と「Cross Fire」にも全て対応しています。 |
※この世代のマザーボードは、製品によって対応 FSB や対応メモリなどが拡張されている場合もあります。
よって、上記の性能表記は参考として考えてください。 |
| 【ちょこっと追加解説】 |
| X58 |
= |
2008年の11月に登場した、Core i7 用のチップセット。
現在の最新型です。 Core i7 の廉価型はソケットが別になる予定。 |
(最新の AMD 社 CPU(Athlon など)対応チップセット)
|
PCI
Expressx16 |
デュアルコア
対応 |
ATA接続 |
VGA
オンボード |
VGA2枚
使用対応 |
| SiS756 |
○ |
○ |
SATA |
なし |
× |
| SiS761 |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| VIA K8T890 |
○ |
? |
SATA |
なし |
× |
| VIA K8M890 |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| nForce4 (ノーマル)/Ultra |
○ |
○ |
SATA |
なし |
× |
| GeForce 6100 |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| GeForce 6150 |
○ |
○ |
SATA2 |
あり/なし |
× |
| GeForce 7025/7050PV |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| GeForce 8200 |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
○ |
| nForce4 SLI/SLI x16 |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| nForce 500 |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
× |
| nForce 500 SLI |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| nForce 550 |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
× |
| nForce 560 |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
× |
| nForce 570 SLI |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| nForce 570 Ultra |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
× |
| nForce 590 SLI SPP |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| nForce 750a SLI |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| nForce 780a SLI |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| RADEON Xpress200 |
○ |
? |
SATA |
あり/なし |
× |
| RADEON Xpress1100 for AMD |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| RADEON Xpress1150 for AMD |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| 480X/580X CrossFire |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| AMD 690V/G |
○ |
○ |
SATA2 |
あり |
× |
| AMD 770 |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
× |
| AMD 790 FX |
○ |
○ |
SATA2 |
なし |
○ |
| (項目解説) |
| ・PCI Express x16 |
= |
PCI Express 用のグラフィックカードを付けるための スロットの有無です。
もちろん、ないと PCI Express のグラフィックカードは付けられません。 詳細は こちら を。 |
| ・デュアルコア対応 |
= |
デュアルコアという、コア(中心処理部)が2つある CPU を使えるかどうかです。 |
| ・ATA 接続 |
= |
最新のマザーボードはすべて「シリアル ATA」か「シリアル ATA U」に対応しています。 |
| ・VGA オンボード |
= |
グラフィック機能がオンボードかどうかです。
オンボードならグラフィックカードがなくても画像などが表示できます。 詳細は こちら を。 |
| ・VGA2枚使用 |
= |
グラフィックカードを2枚う技術に対応しているかどうかです。
nForce なら GeForce 系のカードを2枚使う「SLI」対応です。
「CrossFire」 は、RADEON 系のカードを2枚使います。 |
※上記のマザーボードは全て Athlon 64/X2/FX に対応しています。
Athlonのマザーボードの CPU とメモリ関連の性能は、製品によってそれぞれ異なるため表には記載していません。 |
チップセットはマザーボードの基本性能を決めるものですが、マザーボード側の性能を直接見た方が早いので、よくわからなければ気にしなくてもいいかもしれません。
しかし、チップセットがマザーボードの基本性能を決めているという事は知っておきましょう。
詳しい人に質問する時も、チップセットを言った方がパソコンの構成をより詳しく伝えることが出来ます。
・ノースブリッジ、サウスブリッジ
マザーボード全体の処理を行う中心部分 「チップセット」 は、以前は1つあるだけでした。
しかし 2005 年頃からチップセットは2つに分かれ、処理を分散して行うようになりました。
このうち、CPU や メモリ、グラフィック機能などを統括する部分を「ノースブリッジ」、
PCI スロット や キーボード&マウス、その他の接続機器を統括する部分を「サウスブリッジ」と呼びます。
つまり近年のチップセットは、ノースブリッジとサウスブリッジの2つの総称という事になりますね。
重要で高速な処理が求められる本体の部分は「ノースブリッジ」が担当しており、それほど高速な処理が必要でない部分を「サウスブリッジ」が行うことで、ノースブリッジの負担を減らしています。
また、サウスブリッジの担当する「PCI スロット」や「IDE スロット」、外部機器の接続口(USB コネクタなど)は、マザーボードによってその数や有無が異なります。
なので、サウスブリッジを別にして、製品に合わせたものを選べるようにした方が、メーカー側としても都合がいい訳ですね。
「チップセット」の説明欄で一覧表記しているチップセットの種類・名前は、2005 年以降のものはそのまま「ノースブリッジ」の名前でもあります。
各ノースブリッジで、対応できるサウスブリッジが決まっており、この組み合わせでそのマザーボードの製品の 「チップセット」 が決まります。
以下に、代表的なサウスブリッジの性能を一覧表記しておきましょう。
なお、枠の色が黄色は Intel 社の CPU(Core や Pentium など)のマザーボードで使われているもの、赤は AMD 社の CPU(Athlon など)のマザーボードで使われているもの、オレンジは双方で使われているものです。
サウスブリッジの
名前 |
使用可能な
ノースブリッジ |
PCI Express
最大数 |
PCI スロット
最大数 |
SATA
最大数 |
SATA
最大速度 |
USB 2.0
最大数 |
Ethernet
最大速度 |
HD Audio
対応 |
| ICH5 |
865、875 |
未対応 |
6 |
2 |
1.5G |
8 |
10/100M |
× |
| ICH5R |
未対応 |
6 |
2 |
1.5G |
8 |
10/100M |
× |
| ICH6 |
910、915
925 |
4 |
6 |
4 |
1.5G |
8 |
10/100M |
○ |
| ICH6R |
4 |
6 |
4 |
1.5G |
8 |
10/100M |
○ |
| ICH7 |
945、955
975、41 |
4 |
6 |
4 |
3G |
8 |
10/100M |
○ |
| ICH7R |
6 |
6 |
4 |
3G |
8 |
10/100M |
○ |
| ICH7DH |
6 |
6 |
4 |
3G |
8 |
10/100M |
○ |
| ICH8 |
965 |
6 |
4 |
4 |
3G |
10 |
1G |
○ |
| ICH8R |
6 |
4 |
6 |
3G |
10 |
1G |
○ |
| ICH8DH |
6 |
6 |
6 |
3G |
10 |
1G |
○ |
| ICH9 |
33、35、38
48 |
6 |
4 |
4 |
3G |
12 |
1G |
○ |
| ICH9R |
6 |
4 |
6 |
3G |
12 |
1G |
○ |
| ICH10 |
43、45、58 |
6 |
4 |
6 |
3G |
12 |
1G |
○ |
| ICH10R |
6 |
4 |
6 |
3G |
12 |
1G |
○ |
| IXP 400 |
RADEON Express
1100/1150 |
2 |
5 |
4 |
1.5G |
8 |
なし |
× |
| IXP 450 |
CrossFire Xpress
1600/3200
480X/580X |
2 |
5 |
4 |
1.5G |
8 |
なし |
○ |
| SB 600 |
CrossFire Xpress
3200/580X
AMD 690/770/790
|
4 |
6 |
4 |
3G |
10 |
なし |
○ |
| SB 700 |
AMD 740/780 |
? |
? |
6 |
3G |
12 |
なし |
○ |
| VT8237R |
PT880、K8T880
P4M890、K8T890 |
未対応 |
6 |
2 |
1.5 |
8 |
10/100M |
× |
| VT8237A |
未対応 |
6 |
2 |
1.5 |
8 |
10/100M |
○ |
| VT8251 |
K8M890 |
2 |
6 |
4 |
1.5G |
8 |
1G |
○ |
| SiS964 |
SiS 955/755/961 |
未対応 |
6 |
2 |
1.5G |
8 |
10/100M |
× |
| SiS965 |
SiS 949/956/756
SiS 761 GL |
2 |
6 |
2/4 |
1.5G |
8 |
ものによる |
× |
| SiS966 |
SiS 761 GX |
2 |
6 |
4 |
1.5G |
8 |
1G |
○ |
| (項目解説) |
| ・PCI Express 最大数 |
= |
使用可能な PCI Express スロットの最大数ですが、正確には「レーン数」と言います。
通常は1レーンで1スロットですが、PCI Express x16 スロットの場合、
1つのスロットにたくさんのレーンを割り当てて、通信速度を向上させることが可能です。 |
| ・SATA最大数/通信速度 |
= |
シリアルATA のコネクタの最大数と対応です。 1.5G と 3G があります。 |
| ・Ethernet 最大速度 |
= |
付属している通信回線用のコネクタが、どの速度に対応しているかです。
付いていないものは、別に通信用の拡張カードを装着する必要があります。 |
| ・HD Audio 対応 |
= |
オンボードの新しいサウンド機能で、2004年頃から登場しました。
対応していれば最大8チャンネルのサウンドを楽しむことができ、音質も向上しています。 |
| ・ICH の R 付きのもの |
= |
複数の HDD を使う技術 RAID に対応していることを表します。 |
| ※ |
nVIDIA 社が開発している「nForce シリーズ」というサウスブリッジもあるのですが、これはほとんどノースブリッジとサウスブリッジがセットになっていて、種類も大量にあり、あまり一般的でもないので、表記は省いています。 |
ただし、表に書いているサウスブリッジの性能・・・ 例えば PCI スロットの最大数は、あくまでそのサウスブリッジが処理できる最大数であって、実際の製品にこの数と同じだけの PCI スロットが付いているとは限りません。
実際のスロットの数はマザーボードによってまちまちなので注意してください。
初心者の方や一般のユーザーの方は、サウスブリッジの性能は特に気にしなくても構いません。
サウスブリッジで使用可能なスロットの数と、実際の製品に付いているスロットの数は違う場合が多いので、どのみちマザーボード自体のスロット数を確認する必要があるからです。
ただ、雑誌やインターネット上のパソコンの情報などで「ノースブリッジ」「サウスブリッジ」という言葉は頻繁に出てきますから、どういうものかぐらいは知っておいた方がいいでしょう。
それに、使っているマザーボードのサウスブリッジで対応していない機能はそのパソコンでは使えませんから、一応性能の目安にもなりますしね。
= マザーボードの取り付け =
参考までに、簡単にマザーボードの取り付けを説明します・・・
とは言っても、マザーボードはパソコンの本体となるものですので、パソコンを1から組み立てる直す事になります。
もちろん初心者が簡単に出来るものではないので、本当に参考程度に説明しておきましょう。
まず、パソコンのケースに新しいマザーボードを取り付けます。
ケースにマザーボードを取り付ける方法はケースごとに違いますので、ケースやマザーボードの説明書を見て行わないといけません。
基本的には、ケースにマザーボードに合った「スペーサー」という台座と、「バックパネル」という背面部のパネルを取り付け、マザーボードをネジ止めします。
その後、CPU やメモリ、グラフィックカードやサウンドカードなどの必用なパーツを取り付けます。
ハードディスクドライブや CDドライブ、フロッピーディスクドライブなどのドライブ類はケーブルを取り付けなければならないので、ケーブルが他のパーツの取り付けの邪魔にならないよう、後で付けましょう。
各パーツを取り付けたら、ケースに付いている電源ケーブルと LED ケーブルをマザーボードにさし込みます。
コンセントからの電気をパソコンで使用するための「電源ボックス」というパーツはケースに付属されていて、電源ケーブルはそこからマザーボードに電気を送るためのものです。
これは右のような白くて四角い「電源コネクタ」にさし込みます。 |
 |
LED ケーブルは本体の電源が入っている時やハードディスクとかが動いている時に点くランプのためのケーブルで、マザーボードの隅っこの方に付けるのですが、ケーブルは数本あって、どこにどのケーブルを付けるかはケースやマザーボードごとに違うので、これも説明書を見ながら行わなければいけません。
これらが全部終わったら、後はカバーを付けて完成!
ディスプレイを接続し、電源を入れてみて、画面が表示されれば成功ですね。
マザーボードの取り付けというより、すごく簡略化したパソコン自作説明という感じでしたが、パソコンの自作もプラモデルのように所定の場所にパーツを付けていく形です。
もちろんトラブルなどが起こった時のためにパソコンの知識が必要ですが、やり方さえわかっていれば、個人でも十分出来るという事ですね。
= BIOS について =
「BIOS」とは、「ハードウェアの基礎知識」のコーナーでも解説してありますが、マザーボードの中に入っているパソコンを動かすための最も基本的なプログラムで、電源を入れるとまずこの
BIOS が動いてパソコンの各機能のチェックを行い、実際にパソコンが動く環境を整えます。
ですから、BIOS はマザーボードを語る上で欠かせないものなのですが・・・
ヘタに初心者が手を出してはいけない部分でもあります。
BIOS はパソコンを動かすための最初のプログラムですから、ここがおかしくなってしまうともうパソコンは2度と動かなくなってしまうからです。
ですが、マザーボードに新しいパーツを付けた時はここで設定を行わなければならない場合がありますし、BIOS 自体が古く新しい技術に対応していない場合は、それをアップデートしなければならない事もあります。
BIOS の設定画面に入る方法はパソコンによって違いますが、起動時に特定のキー(Delete や F2)などを押しっぱなしにする場合が多いです。
この辺は説明書を見てチェックしておきましょう。
BIOS の設定画面は右のように文字による簡単な表示で構成されています。
英語である場合が多いのですが、そんな難しい内容ではありません。
説明書にも各項目の説明があると思います。
BIOS 画面では、カーソル(矢印)キーで選択、Enter キーで決定、ESC キーでキャンセル、終了は EXIT を選びます。 |
 |
設定したい項目を選んで、「Enabled(使用)」「Disabled(未使用)」を選ぶか、表示される選択枝を選ぶだけです。
ヘンにいじってパソコンの機能を使わない設定にしたりしないよう、意味のわからない所は触らない方がいいのですが、設定を間違ったからと言ってすぐパソコンが壊れたりする事は普通ありません。
BIOS は必要のない時は、いじる必要は全くありません。
パーツを新しく付けても、ドライバなどをインストールして特に問題なく動いている場合は BIOS は気にしなくてもいいでしょう。
BIOS の設定が必要なのは、例えばハードディスクを増設してもパソコンがそれに全く反応しない時。
この時は、そのハードディスクをつけたマザーボードのコネクタが、BIOS の設定で「Disabled(未使用)」になっているかもしれません。
その時は取り付けたコネクタの項目を「Enabled(使用)」に変更して、パソコンに認識させる必要があります。
他に CPU を取り替えた時も、BIOS の CPU の設定で新しい CPU の動作速度を指定してやらなければいけない時があります。
BIOS で問題なのは、それを「アップデート(新しいバージョンにアップ)」させる場合です。
これは BIOS を直接書き換える作業なので、もし失敗してしまうと・・・
BIOS が壊れてしまうかもしれません。
BIOS が壊れるという事は、つまりパソコン自体が壊れてしまうと言う事です。
BIOS のアップデートも、必要なければ特に行わなくても構いません。
というか、危険な作業ですので行うべきではありません。
しかし、新しい技術のパーツや OS(Windows などのシステムソフト)を買って来て、マザーボードの BIOS がそれに対応していなかった場合、BIOS のアップデートでそれに対応出来るのであれば、アップデートの必要があるでしょう。
BIOS のアップデートによって対応出来る機器や CPU のクロック数の上限がアップしたりするので、パソコンをパワーアップさせたい場合にはどうしても行わなければならない時もあります。
BIOS のアップデートの方法は、パソコンによって異なります。
基本的には、アップデート用のファイルをメーカーのホームページからダウンロードし、それを所定の方法で使用します。
メーカーのホームページの説明をよく見て行いましょう。
アップデートの作業自体は、それほど難しいものではないはずです。
念の為、BIOS アップデート用のファイルは2つダウンロードしておきましょう。
そして、ダウンロード後に2つのファイルを見比べます。
ファイルサイズなどが全く同じなら問題ありませんが、もし違う場合は・・・ ダウンロードミスが発生しているかもしれません。
BIOS アップデートの失敗で一番多いのはこのダウンロードのミスですので注意して下さい。
アップデート作業は難しいものではありませんが、BIOS アップデート中にカミナリが落ちて停電したとか、隕石が落下して来てコンセントに直撃とかいう事が起こるかもしれません。
トラブルが起こるとパソコンが壊れる場合もあるので、周囲の状況に注意し、必要ないならムリに行わない方がいいでしょう。
まあ、必要ない限りはあまり気にしなくてもいい事かもしれませんね。
ただ、将来パソコンの拡張を考えているなら・・・
マザーボードの現在の BIOS で新しいパーツに対応できるのかどうか、出来ないなら BIOS のアップデートで対応可能かどうか、またその際の方法はどうするのかなどを調べる必要も出てきます。
最近は、復旧用の BIOS がマザーボードの中に用意されていたり、Windows上から BIOS の設定・更新が出来るようになっているものもあるので、BIOS
を簡単に扱えるマザーボードも登場しています。

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