○ 展示会・発表会で担当者の方から聞いたお話
   (HP(ヒューレットパッカード)のインタビュー)

展示会・発表会インタビュー

対応して頂いた皆さん、ありがとうございました。このページでは、各地で開かれている展示会や発表会に参加した時に、日本 HP(日本ヒューレットパッカード)の担当者さまから直接お聞きした話を掲載しています。

普段は解らない・解りにくい、各メーカーの開発方針や販売傾向、重視しているポイント、扱っているパソコンやソフトウェアの現状、さらに今後の予定などをお聞きしています。

ただしそれぞれのお話はあくまで会場で聞いた担当者さんのセリフなので、その会社の総意という訳ではないのでご了承下さい。
(また、読みやすいよう言葉/単語などを一部修正したり、複数の担当者さんのお話をまとめている場合もあります)

お話をさせて頂いた担当者の皆さん、ありがとうございました。
(以下の文章は、「担」は担当者様「私」は筆者である私のセリフです)


・HP(ヒューレットパッカード)
アメリカに本社を持つ世界最大級のパソコンメーカー。
2006 年以降、販売台数は世界 NO.1 で、ディスプレイやプリンターなどの周辺機器においても最大手。
元は企業向けのビジネス用パソコンを販売していたメーカーで、個人向けは販売していなかったが、
2008 年度から個人向けやゲーム向けの高性能モデルの扱いも開始し、シェアを大きく伸ばしている。
自社でカスタマイズしたパーツを使用し、それに合わせて本体を開発、全体をコンパクトにまとめるなど
開発力を生かした独自のパソコンを製造・販売している。
日本法人は「日本ヒューレット・パッカード(日本HP)」で、日本向けの PC は全て国内生産である。
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インタビュー パソコンメーカー


日本HP さん(日本ヒューレット・パッカード) 2009年11月

※ 2009年10月末の Windows 7 発売後、日本 HP さんのパソコンは新モデルに刷新されました。
しかしその後に直接お話をうかがう事が出来なかったため、いくつかの質問をメールで行わせて頂きました。
以下の 2009年11月 のコメントは、その質問に対する返信の内容です。
右がミニタワーの e9000 シリーズ、
左がスリム型の s5000 シリーズ。
高性能で小型なのが特徴です

私:「昨今の HP さんのパソコンを一通り見ると、性能の高さの割に、サイズが小さめのパソコンが多かった気がします。
大きめの本体でも他のメーカーさんのパソコンよりは一回り小さくなっていますが、やはり省スペース化というのは重視されている点なのでしょうか?」


担:「e9000、p6000、s5000 シリーズは MicroATX ベースのマザーボードを使用しています。(MicroATX は、小型で一般サイズの規格です)
まさに、汎用性の高いものを使用していることがご理解頂けるかと思います。
弊社では、ワークステーションやサーバー
(業務用のパソコン)などにフルタワータイプのモデル(もっとも大きいサイズの規格)も用意販売していますが、個人向けのパソコン、特に日本市場においては、ミニタワーかスリムが人気があります」

私:「小型化されたパソコンはどうしてもメンテナンスや通気性、拡張性の面で難しい問題が出てきます。
これらの点について考慮されていることはありますでしょうか?」


担:「それぞれのシャーシサイズで最適なエアフローになるよう設計しています。
e9000、p6000 シリーズではマザーボードを倒立リバース式
(通常の逆向き)にして、CPUを下側に配置するなど、開発段階からエアフロー(通気性)を考慮した設計をして最適化しています。
e9190 の CPU は 40 枚のフィンからなるヒートシンクと大型ファンが装備されるなど、既存のメーカー製のPCパーツとは思えない構成になっています。
(つまり冷却効果の高い独自の CPU クーラーが使われている)
s5000 シリーズのスリムタイプでは、電源を下に配置するなど、工夫がされています。 是非実機でご確認ください。
また、規格をすべて MicroATX 仕様とすることで、拡張性が非常に高いです。 電源もATX電源です。
(つまり一般規格なのでパーツの追加や交換がしやすい)

私:「去年からゲーム向けのパソコンの販売を開始され、昨年末にお話をお聞きした際には非常に好調だとお聞きしました。
今後もゲームが可能なビデオカード搭載型のモデルの販売には力を入れて行かれますでしょうか?」

担:「はい。 今後もビデオカードには、注力する予定です。」

私:「Windows 7 が発売されました。 Windows 7 にはタッチパネルを有効に使える機能が加わっていますが、タッチパネルは日本 HP さんの得意分野だと思います。
昨年お伺いした時には 『タッチパネルはビジネスモデルに搭載しなくなり、家庭向けの一部モデルにのみ搭載している』 というようなお話をお聞きしましたが、Windows 7 の発売にあたってタッチパネルについての新展開はありますでしょうか?」

担:「はい。まだ発表できませんが、新展開を予定しています。ご期待ください。」

私:「その他、今後の展開や Windows 7 の登場に関して、何か特筆できるような事があれば教えて頂ければと思います。」

担:「先月の弊社製品発表会でもマイクロソフト社の樋口社長がおっしゃっていましたが、Windows7 OS の開発標準機として、弊社 TouchSmart PC をマイクロソフト社が使用していたなど、Windows 7 とは開発段階から親和性の高いものになっています。
また、ゲームの各種ベンチマークも Windows7 で同スペックでも Vista より良い結果が得られているものもあります。
ゲームユーザにとっても良い OS かと思います。 今後とも HP 製品にご期待ください。」


○ 2008年11月

HPの展示会ブース。プリンターも多数展示されていました担:「当社は世界トップの販売シェアを持っており、ビジネスモデルからゲーム用途にも使える高性能モデルまで幅広く取りそろえています。
また、ディスプレイにおいても新開発のものを次々発表しています。」


私:「ヒューレットパッカード(以下HP)さんのパソコンというと、ビジネス用モデルがメインだと思っています。
今回の展示にあるようなゲーム用途のパソコン部門においてはまだ新参という印象で、その点でやや不安もあるのですがどうでしょうか?」


担:「当社は今年(2008年)からゲーム用途も可能なパソコンの開発・販売を開始しており、確かにまだ期間は短いのですが、売れ行きは非常に好調です」

私:「ゲーム用のパソコンというと、ドスパラさんや G-Tune(マウスコンピューター)さんなどが強いイメージですが、それに負けているつもりはない?」

担:「この分野の開発を始める前に、当然他社さんのパソコンもかなり調査しています。
そして、他社のさんのパソコンに負けない性能と価格で販売しているつもりです。
確かにドスパラさんやフェイスさんなどと比べるとまだシェアは低いかもしれませんが、後発の強みとして他社さんのパソコンを徹底的にチェックした上で開発を行っており、性能的には国内最強だと自負しています!
『この値段でこの性能なのか!』と言われるパソコンだと思っています」


私:「デル(DELL)さんなんかも、安くて高性能なパソコンを多く販売していますね。 メーカーとして、HPさんとDELLさんには共通点が多いような気がするのですが、デルさんの高性能モデルは少し苦戦しているようですね」

担:「デルさんのパソコンには、その・・・ (言い難そうだったので「安かろう悪かろう?」とこちらで言ってみる)
そうそう、『安かろう悪かろう』というイメージがあって、特にゲームをやるようなコアなユーザーの方だと敬遠されていると思います。
うちはそういうイメージを付けたくないので、絶対妥協はしない方針です」

私:「では、今年の夏頃の時点ではHPさんのゲーマー向けモデルの販売は、まだテストケースと言った印象があったのですが、今後は主力モデルの1つにしていくと考えていいのでしょうか?」

担:「はい。実は国内のゲーム用途を考えたパソコンの売り上げは、他のビジネスモデルのパソコンを超えているのです。
むしろゲーム向けモデルで得られた利益を、他のモデルの開発に回していると言った状況です。
ですので、
当社の今後の主力の1つと言って間違いありませんし、現在も新しいモデルの開発を進めています」

私:「短期間でそこまで成功した要因は何でしょうか?」

担:「もちろん性能や値段があると思いますが、ファイナルファンタジーXI(以下FFXI)とモンスターハンターの推奨PCの認定を頂いた事が大きかったと思います。
特にFFXIのゴールド認定は、非常に大きな販売効果があったようです。 低価格のモデルでもシルバー認定を頂いており、そちらもリーズナブルなゲーム利用可能モデルが欲しい方へのアピールになっています」

私:「メーカーからの認定を受けるのに注意している点というのはありますでしょうか?」

担:「CPUやメモリ、ビデオカードの性能、そしてビデオカードとマザーボードの相性ですね。
ゲーム利用を考えたモデルはビデオカードが一番重要ですから、その周辺の動作の確認に気を使っています。
あと当社の場合、
ゲームをプレイ出来るような高性能なPCは、他にも多目的な使い方をされると考えていますので、外から簡単に着脱が可能なHDDスロットなども用意しており、色々な用途で使いこなせるよう設計しています」

私:「ビジネスモデルについては何か変化がありましたでしょうか? 昨年の展示会ではタッチパネル(指で画面を触ってボタンを押せるようなディスプレイ)を一押ししていた印象なのですが・・・ 今回の展示会ではあまりありませんね」

担:「確かにタッチパネルは、ビジネス用モデルには搭載しなくなっていますね。 開発は続けているのですが、ご家族で使うような家庭向けのパソコンに使用しています。パソコンの苦手な方などでも簡単に使えますからね。」

私:「最近はネットブックが流行ですが、そちらの方面はどうでしょうか? ビジネス用途としては一番注目されていると思いますが」

担:「ネットブックはすでに発売を始めており、ネットブックでありながら耐久性なども重視してます。 もちろん新型の開発も進めており、今も開発部ががんばって研究しているところですね」


【 感想 】
インタビューでは開発部門から来られた方にお話をお聞きできたので、かなり専門的な話も色々と聞く事が出来ました。
とにかく話を聞いていて、「自信」に溢れていた印象を受けました。 「国内最強」と断言されていたのも印象的ですね。
また、HP さんのパソコンはケースを作り込んでいて、パーツに合わせた多機能で特徴的な、他のメーカーより一回り小さいパソコンを作る傾向があります。
これはそのまま、HP という大手メーカーの「開発力」を物語っていると言えますね。

○ リンク : HP Directplus (日本HP オンラインストア)


展示会・発表会で担当者の方からお聞きした話(パソコンメーカー)
ドスパラ(DOSPARA) ・マウスコンピューター/G-Tune ・DELL(デル)
HP(ヒューレットパッカード) ・エプソン(EPSON) ・パソコン工房
パナソニック/レッツノート ・レノボ(Lenovo) ・富士通
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