○ 展示会・発表会で担当者の方から聞いたお話
 (マウスコンピューター / G-Tuneのインタビュー)

展示会・発表会インタビュー

対応して頂いた皆さん、ありがとうございました。このページでは、各地で開かれている展示会や発表会に参加した時に、マウスコンピューターの担当者さまから直接お聞きした話を掲載しています。

普段は解らない・解りにくい、各メーカーの開発方針や販売傾向、重視しているポイント、扱っているパソコンやソフトウェアの現状、さらに今後の予定などをお聞きしています。

ただしそれぞれのお話はあくまで会場で聞いた担当者さんのセリフなので、その会社の総意という訳ではないのでご了承下さい。
(また、読みやすいよう言葉/単語などを一部修正したり、複数の担当者さんのお話をまとめている場合もあります)

お話をさせて頂いた担当者の皆さん、ありがとうございました。
(以下の文章は、「担」は担当者様「私」は筆者である私のセリフです)


・マウスコンピューター / G-Tune
ベンチャー企業として発足した、パソコンショップがルーツのメーカー。
早くから BTO(パーツ選択による受注生産)をしていたが、大手電気店の下請けとして
パソコンを納入することが多かったため、メーカーの知名度は低かった。
しかしゲーム向けパソコンの先駆者的なブランド「G-Tune」を発足しネット販売を拡大、
現在は知名度も上がり、有力な PC メーカーの1つとなっている。
倒産した国内のモニターメーカー「iiyama(イーヤマ)」を吸収し、ディスプレイの開発と
販売も行っている。
マウスコンピューター/G-Tune  マウスコンピューター/G-Tune
※2011年末、秋葉原のマウスコンピューター本社で行われた展示説明会の模様を
レポートとしてまとめ、以下のページで公開しています。

マウスコンピューター 展示会レポート(2011年12月)
インタビュー パソコンメーカー


マウスコンピューター / G-Tune さん 2011年11月

私:「最近のマウスコンピューターさんの一押しというか、売れ筋はどんなモデルでしょうか?」

マウスコンピューター LuvBook K
2011年に売れた LuvBook K シリーズ
ハイスペックなノートです
担:「今だと LuvBook K シリーズが売れています。
15インチサイズのノートパソコンですが、ビデオカードに GeForce GT555M を搭載し、CPU も Core i7、十分な性能を持ちますが価格は約8〜9万円に抑えています」


私:「この性能からすると確かに安いですね。 ただ、15 インチのノートパソコンとしては高めのモデルだと思います。 これが売れ筋って事は、やはりユーザーの高性能志向が続いているのでしょうか?」

担:「そうですね。 あと、このモデルは 15 インチでフル HD (フルハイビジョン)のディスプレイを持ちます。
こうしたパソコンは他にないので、競合がなかったというのもあるかもしれません」


私:「デスクトップパソコンの方はどうでしょうか? 新たに X79 チップセットなども公開されましたが・・・」

担:「X79 は当社でも検証中です。 ただ Sandy Bridge-E(新タイプの CPU)は現時点ではあまり大きな性能向上ではなさそうです。 コアも変わりませんからね。
もちろん今後のインテルの調整次第では良くなるかもしれませんが・・・
また、H67 や Z68 (現行のマザーボードのチップセット)でも Ivy Bridge (来年発売予定の CPU)が使えると言われているので、急速な移行はないと思われます」


私:「X79 は PCI-Express 3.0(新型の拡張スロット)への対応や USB 3.0 の内蔵も見送られたようですが・・・」

担:「PCI-Express 3.0 対応は Ivy Bridge の発売に合わせられるのではないかと言われています。
USB 3.0 のチップセット内蔵化(USB 3.0 自体はすでに導入されているが、内蔵されるとより安定して高速に動作する)は今後に期待と言ったところですね。
X79 のウリは4チャンネルのメモリ(4つのメモリをセットで使い動作を高速化する技術)で、大量のメモリを搭載出来るのが魅力ですね」

マウスコンピューター 展示ブース私:「USB 3.0 対応の HDD ってまだ使ったことないんですが、速いんですか?」

担:「速いですね。 USB 3.0 対応の外付け HDD をテストしましたが、確かに速いです」


私:「Z68 (現在発売されている中では最新のチップセット)はどうなんでしょう?
HDD と SSD を併用する事で HDD の速度が向上するというのに興味があるんですが・・・」


担:「うーん、必ずしも速くなる訳ではないですね。 思ったほどではなく、少なくともインテルの公称ぐらい速くなることはないです。
もちろん環境によりますし、まったく効果がない訳ではないんですが、コストに見合っているかどうかは疑問ですね」


私:「じゃあやっぱりまだ P67 (現在主流のチップセット)の方がコスト的には良いのかな?」

担:「SSD を搭載する人はまだそれほど多くありませんし、P67 や H67 の方が良いですね。
(P67 は CPU 内蔵グラフィック機能が使用できないが、そのぶん安く、ビデオカード搭載の PC に向きます。H67 は CPU 内蔵グラフィックを使用できる低価格 PC 向け)
ただ、実はインテルが P67 や H67 をあまり出荷していないので、徐々に Z68 に移行していくかもしれません。
でもそれよりは、X79 や次期チップセットの方に移るかもしれません」


私:「G-Tune のモデルについてお聞きしたいのですが、私的には水冷モデル、特に G-Tune にはここにしかないダブル水冷モデル(CPU とビデオカードの双方が水冷)があって注目していたのですが、これはどうなっていますでしょうか?」

マウスコンピューター 展示ブース担:「現在は扱っていません。 と言っても売れなかった訳ではなく、売れすぎて水冷パーツがなくなったためです。
ダブル水冷モデルはよく売れたのですが、CPU やビデオカードの交換が難しくなるので、拡張性は落ちますね。
また騒音は負荷が高い時は空冷より低いのですが、アイドル時(低負荷時)には逆に大きくなっており、静音性は思ったほどではありませんでした」


私:「それは水冷クーラーの音のためでしょうか?」

担:「と言うより、CPU やビデオカードだけでなくメモリやマザーボードのコンデンサなども発熱します。 そのため結局ケースファンもないとマザーボードが熱でやられてしまうんです。
また水冷クーラーは発熱に応じて動作量を調整すると言う事が出来ないので、常に一定の音が鳴るというのもあります。
出来ればメモリなども水冷にしたいところですが、そうするとまた設計が難しくなってしまいますね」


私:「でも水冷の方が冷えますよね? 熱風も出ないし。 水冷+空冷では厳しいでしょうか?」

担:「水冷の方が温度変化は緩やかになり、安定しますね。 状況に関わらず常に冷えているという感じです。 熱風が少ないのも利点ですね。
でも水冷にするなら、出来れば水冷+空冷ではなく、全てを水で冷やすようにしたいですね」


【感想】
マウスコンピューターさんの売れ筋モデルや市場傾向については、今年5月にお聞きした時とあまり変わっていなかった印象です。
ユーザーの傾向がやや高級志向・性能重視になっており、また全体的にノートPCがメインになっているという感じですね。

上記のインタビューの前にマウスコンピューターの概要説明があったのですが、そこでは「価格の安さ」「国内製造」「24時間体制のサポート」「個人3年/法人5年の長期サポート」などがアピールされていました。
またデザインと性能を両立したラインナップや、ゲームを快適に楽しむための G-Tune と言うブランドを持つ事が特徴です。

インタビューでは最新パーツについてのお話を色々とお伺いできたのですが、「新型パーツがこれから出始める」という段階であったため、まだ慎重な意見が多かった気がします。
新型パーツを使った新しいモデルの登場は冬、そして本格的な次世代パーツの登場は来年(2012年)の春〜夏になりそうです。

○ リンク : マウスコンピューター / G-Tune (マウスコンピューターのゲーミングモデル)



○ 2011年5月

私:「最近のマウスコンピューターさん、G-Tune の販売傾向や変化のようなものはありますでしょうか?」

担:「最近の傾向として、売れ線のモデルが下から上に変わって来ていますね。
以前のマウスコンピューターでは5〜6万円のモデルが一番よく売れていたのですが、最近はディスプレイ別で7〜9万円のモデルが一番よく出るようになっています」


製造工程を紹介する PR ムービー
Youtube でも こちら で公開されています
私:「G-Tune も上のモデルに売れ筋がシフトしているのでしょうか?」

担:「そうですね。 以前は安いモデルに注文が集まっていたのですが、ここ最近はマスターピースのような最上位モデルの注文が多くなっています」

私:「ユーザーが高級志向になっているのでしょうか?」

担:「そうかもしれません。マウスコンピューターのノートパソコンも 15 インチのものは5万円前後、17 インチのものは6〜7万円前後が売れ筋だろうと思っていました。
ところが実際に販売してみると 15 インチでは Core i5 搭載の6万円ぐらいのモデル、17 インチでは Core i7 搭載の9万円前後のモデルがよく出ています。 今までより1つ上の構成のモデルですね。」


私:「私としてもこのモデルだと、その構成をオススメしたいですね・・・ ユーザーもパーツの性能が解っている人が増えているのかもしれませんね」

担:「あと、どうせなら Core i7 が欲しいという方も多いのだと思います」

私:「(展示されているノートパソコンを見て)このノートは一般モデルのようですが、ビデオカードが搭載されているのですね」

担:「Luv Book T(マウスコンピューターの一般向けノートの上位型)は GeForce 540M を搭載しています。 最新ゲームには辛いですが、ちょっと前のものなら動かせますね。
G-Tune には1つ上の GeForce 460M を搭載しているものも用意しています」

私:「G-Tune のノートはどうでしょうか? 私的にはゲームはデスクトップの方が良いと思っていますが、今は全体的に市場がノートに傾いているようで・・・」

担:「ゲーミングノート(ゲーム向けノートPC)は売れ行きは良いですね。 特にこの GeForce 460M はかなり高性能で、他のレビューサイトさんや検証サイトさんでも「性能が良すぎる」と言われているほどです。 この辺が口コミで広まっているのかもしれません」

私:「水冷モデルはどうでしょうか? G-Tune さんにしかまだないダブル水冷モデル(CPU も VGA も水冷のモデル。 動作音が大幅に軽減され、HDD も SSD にするとほとんど動作音がなくなる)には個人的に注目しているのですが・・・」

担:「水冷モデルも GeForce 580 搭載のものを用意して、新しくなっています。 ただ売れ行きについては、水冷モデルは東京都の平均気温に関係しているみたいです

マウスコンピューター/G-Tune 展示会場
最上位モデル MASTERPIECE
水冷も可能な大型ケースモデル
私:「平均気温って動作にそんなに影響します?」

担:「私も気のせいだと思うんですけどねー。 でも室温が高い日が続きそうな時は、水冷モデルが売れやすいですね」

私:「新しいマザーボードの Z68 が登場しましたが、あれってどうでしょうか?」

担:「まだ出たばかりでチェックしていないので何とも言えないのですが、明確に動作速度に影響しそうな部分が、HDD と SSD を併用した時に HDD のアクセス速度が改善される点のみです。 しかし SSD を使用するヘビーユーザーはまだ多くありません。
SSD を使わない場合、価格が上がってしまう分のメリットを得られるのかどうか微妙ですね。
今は Z68 より、むしろ価格が下がった X58 の方が人気になっています


私:「ああ、X58 で大容量メモリを搭載する人が多いんですね。 メモリの価格も円高で安くなってそうですし」

担:「メモリ価格については落ち着いて来ていますね。 一時大暴落したんですが、その時に一気に在庫がなくなったのと、メーカーが供給数の調整を行ったので、現在は元の水準に戻りつつありますね」


【感想】
パソコンやメーカーについてと言うより、PC市場の話になってしまいましたが・・・ 売れ筋モデルの価格帯が1ランク上がっている、と言うのは興味深い話です。
これには様々な要因が関係していると思いますが、私的にはPCユーザーの知識が上がり、より良い性能のパソコンを求める人が多くなっているからではないかと思います。
また、マウスコンピューター/G-Tune のパソコンの購入者に上級者の割合が増えているのもあるかもしれません。
ゲームなどが可能な高性能ノートパソコンの需要も増えているようで、パソコンも徐々に最上位性能より、小型化へ向かう流れになりつつあるのかもしれません。

あと、「水冷モデルの売れ行きは東京都の平均気温に関係している」というのはちょっと笑いました。^^;
私はすぐに「室温の影響でパソコンが冷えにくくなるため」かと思ったのですが、逆にパソコンの熱風で部屋が暑くなるのを防止したいからなのかも。
今年(2011年)は節電対策でエアコンを使い辛いので、水冷モデルが売れる年かもしれません?



○ 2010年10月

マウスコンピューター/G-Tune 展示会場
展示されているのは G-Tune NEXTGEAR
(レビュー記事は こちら にて)
担:「マウスコンピューターのブースをご覧いただきありがとうございます。
当社を御存じない方も多いと思われますが、当社はベンチャー企業として発足し10年以上 BTO パソコンを開発・販売しているメーカーです。
ゲーム専門パソコンのブランドである G-Tune などを立ち上げており、365 日の無料サポートなども行っております」


私:「今回の展示では ファイナルファンタジー14(FFXIV) のデモが走っていますが・・・
やはり FFXIV の発売の影響は大きいのでしょうか? また、FFXIV 推奨認定に際して気を付けたことはありますか?」


担:「お陰さまで FFXIV の発売は予想以上の売上につながっています。 G-Tune で用意している推奨モデルは非常に良く売れていて、ご好評も頂いています。
FFXIV の認定は、実はけっこう試験が厳しいのです。 スクウェアさんできっちり審査されており、ちょっとでも問題があったり、問題が生じそうだったり、その他何かの条件に合っていないとすぐに突き返されます。
それだけに、認証モデルは信頼性があるパソコンだと考えて良いですよ」

私:「今年の G-Tune のモデルは静音性を重視されていたようにお見受けしますが、その点は気を配られているのでしょうか?」

担:「はい、静音性は特に気にしている点の1つですね。
静音ファンなどの使用によって出来る限り動作音を小さくしています」

私:「G-Tune はデザイン性も非常に高いのですが、ゲーミングモデルの割にはフロントファン(パソコン前面部の送風機)がないなど、冷却面でやや劣る気がするのですが、この点はどうでしょうか?」

マウスコンピューター/G-Tune LITTLE GEAR
やや小型のモデル LITTLE GEAR
吸気は前面のサイドから行う設計
担:「フロントファンの冷却性能に関しては、『あった方が良い(なくても問題ない)』という程度なのですよ。
当社でも実験を繰り返しているのですが、無くても十分な冷却は得られるという結論になりました。
フロントファンによって内部の気流の方向が限定されてしまうというのもあり、何よりフロントファンがあると音がうるさくなります。
静穏性を考えるとフロントファンはない方が良いですね。
ただ、機種によってはフロントファンを付けている場合もあります。 やや小型のモデルの LITTLE GEAR は BTO(パーツ)の構成によって、フロントファンを付ける場合と付けない場合があります」

私:「G-Tune の最上位のモデル(MASTER PIECE)は全く違うケースになっているようで、前面下部がメッシュパネル(穴がたくさん空いているパネル)になっています。
あれは通気性は良さそうですが、デザイン性はあまり重視されていない気がします。 そこは妥協したという事なのでしょうか?」


担:「最上位のモデルは Abee(アビー、有名なパソコンパーツのメーカー)のケースを使っているので、当社でデザインしたものではないです。
アビーのケースは割と日本人ウケ(マニアウケ)するケースで、最上位のモデルを買う人はパソコンの上級者の人が多いので、そうした人に対するアピールというか、サービスといったところですね。 もちろん通気性は非常に良いですよ」

私:「最近のモデルをみて注目したのは、ビデオカードを水冷にしているモデルでした。
あれもやはり静音性を重視しての事でしょうか?」

担:「冷却と静音と性能を追及した、というのはありますね。
ビデオカードの水冷部品自体は市販されているものですが、それを搭載し動作保障のうえで販売するのはけっこう大変で、まだうちしかやっていないと思います。
GeForce GTX 470 や 480(最上位のビデオカード)はリファレンス(標準品)のファンしか取り付けられないので、どうしても静音にするのが難しく、その解決方法の1つだったのはありますね」

私:「私も GeForce GTX 480 の音を聞いて「うわーうるさい」と思いましたから・・・ そこが静音に出来るのは大きいですね。
現在の電源ユニットは市販品の高性能型が使われていますが、今後も電源はこうしたものを使われる予定なのでしょうか?」

担:「今後は自社で設計したものを使用する予定ですが、品質にはこだわっています。
850W 電源を中心にし、すでに 80 PLUS認証(電源ユニットの高品質保証認定)も受けていますね。」

私:「拡張ボードについてですが、G-Tune のモデルにはテレビチューナーカードが付けられるものと付けられないものがありました。
一般のモデルはほぼ付けられますが、ケースが大きい G-Tune で逆に付けられないのは何か問題があるようでしょうか?」

担:「問題というより、『付けたくない』という『ポリシー』ですね。
拡張カードを付けるとどうしてもエアフロー(本体内部の通気性)の障害になり、ビデオカードの冷却には悪影響になります。
絶対に付けられない訳ではないのですが、G-Tune はゲーミングモデルですからゲームのプレイを最優先し、それを阻害する要素は出来る限り排したいというポリシーがあります。 そのためですね」


○ 2009年11月

マウスコンピューター/G-Tune iiyama ディスプレイ
iiyama のディスプレイが見えますが
iiyama は2008年に
マウスコンピューターと合併しています。
担:「本日はゲーミング PC ブランド 「G-Tune」 の最新のモデルをご紹介しています」

私:「G-Tune はゲーム向けのパソコンですが、それに関する開発傾向や、設計志向はどのようなものなのでしょうか?」

担:「ゲームが出来る高性能を搭載することはもちろん、G-Tune に関してはデザインにもこだわりたいと考えています。
前面パネルを高級感のある光沢にして、ファンの位置がライトアップされるギミック(しかけ)なども導入しています」


私:「なるほど・・・ ゲーム用 PC はデザインより性能というメーカーが多いので、それは特徴的かもしれませんね」

担:「ケースの設計時に『
デザインと実用性の両立』というものを考えておりまして、安っぽいものにはしたくないと思っていました」

私:「機能面についてはどうでしょうか? ケースはかなり大きめのもののようですね」

担:「ゲーミングモデルですから、大型のビデオカードも搭載できるサイズにしています。
GeForce GTX 295 も十分入りますよ。
(この頃の最大サイズで最高性能の VGA)
RADEON HD 5870 は、ちょっと無理でしたが・・・
(GeForce GTX 295 よりもさらにデカかった新型の VGA)

私:「このケースは HDD が横向きに付いていますね。 これは拡張性を重視しているのでしょうか?」

マウスコンピューター/G-Tune 内部
HDD の設置スペースが横向きに。
前面パネルには光沢処理が。
担:「はい。 このケースは HDD ベイ(ハードディスクの設置スペース)を横向きにしています。
中を広くしてエアフロー(通気性)も確保しており、拡張性も高めています。
また、ファンも静音タイプを使っており、動作音も出来るだけ小さくするよう配慮しています」


私:「パーツの選択についてなのですが・・・ G-Tune を初めとするマウスコンピューターさんのモデルは、注文時に選択可能なパーツの幅がやや狭いように思われます。
これは、初心者向けにマイナーなパーツはワザと外している、というのがあるのでしょうか?」


担:「パーツについては、信頼性のあるものを選択できるようにしています。
不確定なパーツを使うよりは、より安全に、問題の起こらない組み合わせになる事を優先しています。
パソコンの開発をする際に様々なパーツの動作や相性をテストするのですが、そこでふるいに落とされるパーツは結構あるんですよ。
パーツ選択の幅が狭いというのは、その選定基準がやや厳しいためでもあると思いますが、そのぶん信頼性のあるパーツが選ばれていると思います」

私:「なるほど、やはり信頼性重視な訳ですね。 パーツ選択で気になったのは、「電源」が選べないことなのですが・・・
最近は高効率の電源など、新しい基準のものが登場しています。 こうした電源は選べないのでしょうか?」


担:「現在は選べないのですが・・・ 確かに選べるようにしておいた方がいいですね。 それは開発部の方に伝えておきます」

※2010 年以降は選択も可能になっており、電源の出力も増えています。

私:「G-Tune というブランドは、日本で最初の「ゲーミング PC ブランド」だったと思います。
しかし最近は、他のゲームと提携した「推奨パソコン」などは少なくなっているように見受けられます。 この辺りはどうなのでしょうか?」


担:「確かに G-Tune はゲーム用 PC ブランドとして立ち上げ、多くのゲームメーカーさんと提携し、推奨パソコンも多く用意していました。
しかし昨今はゲームも多様化していますから、特定のゲームの推奨パソコンを作っても、あまり売れなくなっています。
そのため当社は特定のゲームに特化するものではなく、多くのゲームに対応できるパソコンを用意する方針にしています。
もちろんいくつかのゲームメーカーさんとの提携は続いていますから、推奨パソコンを用意しない訳ではありませんが、今はどのゲームでも使えることをアピールする形にしていますね」



【感想】
2009 年にお話を聞いた時は「デザインと実用性の両立」と「信頼性重視」がマウスコンピューター / G-Tune の特徴だったように思います。
しかし 2010 年に入ってからはそれらを重視した上で、「静音性」と「最新性能」も重視する開発傾向になっているようです。
基本的には高性能型のパソコンで、デザインと信頼性に対する比重が大きいのが特徴と言えますが、2010 年はよりパソコンを「作り込んでいる」感じを受けました。

G-Tune に関しては「ゲームミングモデルなので、ゲームのプレイを阻害する要素は出来る限り排したい」と答えられていたのが印象的です。
総合して考えると、上級者から初心者、性能重視からデザイン重視まで、幅広い人をターゲットにしていると言えます。

○ リンク : マウスコンピューター / G-Tune (マウスコンピューターのゲーミングモデル)


展示会・発表会で担当者の方からお聞きした話(パソコンメーカー)
ドスパラ(DOSPARA) ・マウスコンピューター/G-Tune ・DELL(デル)
HP(ヒューレットパッカード) ・エプソン(EPSON) ・パソコン工房
パナソニック/レッツノート ・レノボ(Lenovo) ・富士通
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