基本用語

基本の武術用語
【基本の武術用語】

【套路】(とうろ)
套路は、空手でいうところの「型」である。套路練習の目的は、基礎鍛練、内功、攻防技術の習得など。
【架式】(かしき)
架式とは拳法における姿勢のこと。拳法においては、正しい姿勢を会得することが非常に重要である。各門派におけるそれぞれの姿勢は、いずれも長い間の経験や研究を経て完成されたもので、力学的、生理学的にも優れたものである。
【歩法】(ほほう)
歩法とは、フットワークのこと。歩法は実戦武術の生命ともいわれ、軽快、安定が要求される。各門派により、それぞれ深く研究された歩法がある。
【単練・対練(対打)】(たんれん・たいれん)
単練とは一人で行なう練習のことである。それに対し、対練とは二人で組んで行なう練習のことをいう。中国武術では、一人で行なう型をそのまま対練に応用できるものと、もともと二人で行なうために作られたものとがある。対練は空手でいえば組手に相当し、間合やタイミングの感覚をつかみ、拳套の技法をより深く理解するためのものである。
【勁】(けい)
“勁”は“力”と混同されやすいが、両者はまったく別の性質のものである。力が自然なもの、つまり生まれつき持っているものであるのに対し、勁は人為的な訓練によって後天的に会得するものである。勁は広範囲に用いられるが、大きくわけて、「修練による能力」と「圧縮された力」の二つを意味する。前者には、化勁(敵の攻撃してくる力を受け流す)、聴勁(敵と触れ合っている部分によって、相手の出方を察知する能力)などがあり、後者には身体内のエネルギーを統一協調させて、一瞬にて爆発させる発勁がある。これらの勁を会得するには、長年月にわたる練習が必要であり、特に発勁は秘伝を得ずして完成させることは困難である。
【練功】(れんこう)
練功とは技の威力を養成する鍛練のことで、大別して内功と外功にわけられる。内功とは、体の内面、内臓および経絡を、気を練ることによって鍛えるものである。内功によって功力を得ることは、長年月の苦練を必要とするが、こうして高められた功力は齢をとっても衰えないといわれている。外功とは主に人体の皮膚、筋肉、骨などを鍛えるものであり、その代表的なものに鉄砂掌(てっさしょう)と呼ばれる鍛練法がある。これは独特の漢方薬を煎じた薬を用いながら、砂袋をたたいて手を鍛えるもので、功を積めば積み重ねたレンガを一撃で打ち砕くほどの破壊力が得られるという。
【站椿】(たんとう)
站椿は、拳法の基礎となる下肢を鍛練するためのもので、気功法と合わせて行なわれることから、立禅ともいわれる。これは、両足または片足に体重をかけた正しい姿勢で静止し、呼吸上の注意を守って行なうもので、代表的なものに騎馬式、三体式などがある。
