| 地下水位測定・間隙水圧測定 |
地盤の間隙水圧は、有効応力に基づく地盤モデルを検討する上で不可欠であり、圧密沈下の解析、根切り底の安定の検討などに利用されます。
ボーリング孔を利用する簡易な方法としてはピエゾメーター法がありますが、これは水頭を測定するもので砂質土地盤にしか適用できません。ここでは、粘性土でも使用可能な電気式間隙水圧計による間隙水圧測定の概要を述べます。
電気式間隙水圧計は、水圧を電気的に変換できるもので、下図に示すようなセンサ−部と読み取りデ−タの保存を行うデ−タロガ−と測定値を電気信号で伝達するケ−ブルからなっています。測定値の読み取り・変換のためのアプリケ−ションも当然必要です。
写真の水圧計をロッドの先端に取り付け、孔底から地盤中に押し込むか(軟弱な粘性土)、孔底まで降ろしてフィルター材で本体を埋め戻し、シール材で十分に遮水します(砂質土や硬質な粘性土)。その後長時間放置して、間隙水圧が平衡状態になった時の値を原位置における間隙水圧とします。
測定深度はGL-50.0mまで実施します。
測定例 技術資料参照して下さい。
|
測定器械

測定例 大阪平野門真市 |
| 孔内直接探査 |
従来の地下水調査では、その流動状況・地下水特性に対して、正確な把握が十分できなかった弱点がありました。この反省にたって、孔内での画像観察による準目視による地下水調査を行います。
通常のボーリング調査と併用して行えます。
調査条件 限界深度50m 孔径66〜86mm 耐圧 水頭差20m
直接ビデオ画像記録。
毎日の掘進毎に孔内状況を観察し、湧水区間を調べ、地下水検層や多点温度検層に比べ直接的な地下水湧水状況の把握・解明を行います。
孔内の諸条件がよければ流向・流量・流速も得られます(精度向上に向け機材調整・掘削作業・孔壁保護基準策定作業を行っています。地下水検層や多点温度検層で得られるデータの優位性などの解明に当たっています。現在試験運用中)。 |
ホ゛ーリンク゛孔を利用して,地下水の流れている方向と流速を測定します。
・ センサー外径 : 40mm
・ 流速の対象 : 100〜10-3cm/sec
注意事項:地下水の流入する方向が,穴の位置に左右されないようストレーナの開孔率が大きく,全方向に穴があるものが良い(開口率13%塩ビパイプ使用)。また,泥水掘り等の場合,孔内洗浄が不十分であると,自然の地下水流が泥水の壁を通過できず,流れが明瞭には検出されない場合があります。十分に孔内洗浄を行ってください。 |
| 現場透水試験 |
| ピエゾメ−タ法による一般的な試験を実施しています。 |
| 予測 |
降雨・流出解析から、その地域の流出計算を行い、実測の河川等の流量チェックにより地下水への浸透計算をタンクモデル法で行い、各タンクの係数を決定し予測モデルを設定する。また、ボーリングの水位観測デ−タともチェックを行い、先のモデルの間接チェックを行い、モデルの適合度を上げる。
降雨モデル等で、予測計算のパ−タンを設定し、求めうる場合を想定する。
その他、各小流域での流出観測を行い、妥当性を高めます。
特に、地すべり自動観測で高密度な観測網がひかれている場合には、タンクモデルにより、各孔の地下水位を予測計算を行い、降雨ー水位の関係式を決定して、降雨パターンと時間降雨量から、時間毎の予測計算を行っておくことは有用です。
防災対策業務に、あらかじめ降雨・水位ねの対策準備が確立できていると対応が随分違います。是非、このような解析をおこなってみてください。 |
| 開発 |
地下水の水源の開発は、地質文献資料・航空写真判読を事前に行い、現地での地表踏査を行い、候補地選定を行い、放射能探査を実施し、亀裂・断層系の抽出を行い、最終候補地を選定し、試験ボーリングを実施する。
|