全般 ▲329.5
県指定名勝。鋸山と羅漢石像群。
東京湾に面した安房と上総の国境にあリます。東西に連なる山並みです。北側、金谷
(かなや)側からは、昭和後期まで続けられた山腹の石切りのため、特異な景観が眺められ
ます。そのために鋸(のこぎり)山の名前をかぶせられています。南側、保田(ほた)側は
神亀2年(725)行基が開いたといわれる乾坤山(けんこんざん)日本寺の境内です。南
斜面には石工大野甚五郎が21年かけて門弟と共に彫った千五百羅漢像(1553体)がある。
その東端には大仏が鎮座しています。
平成18年4月1日関東ふれあいの道「東京湾を望むみち」が整備され一般公開されました。
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| 富山から鋸山の全貌 |
@浜金谷駅から観月台を経て北口へ 第56図
浜金谷駅→0.15←階段下の分岐点→0.10←観月台→0.15=0.10←北口前分岐
→0.10←北口→0.05←尾根筋分岐→0.10←新展望台
JR内房線浜金谷駅下車。国道に出る手前で町内の道路を左折する。東京湾フェリー
金谷港から国道を南下した場合も駅入口付近で、一本東側の平行した町内の道路に入る
ほうがいい。川を渡るところにマーケットがあるので開店していれば、ここで調達の追加も
できる。肉店と、薬局に挟まれた三又には新しい龕に納められた地蔵像がある。ここで
左折する。直進した場合は、日帰り入浴も受け付けている旅館の前を通って国道に出る。
鉄道の高架を潜った先の分岐は右へ進む。正面には鋸山の異様な山肌が逆光ながら
目に入ってくる。道路は三つに分かれる。左と右は狭い舗装道路で、中央が尾根筋に
つけられた階段になっている。
階段の脇には、鋸山北側斜面のハイキングコースの案内絵地図の看板がある。階段は
ほぼ一直線に観月台の頂部まで達しているが、途中に踊り場があるので、息を整えてゆっくり
登りたい。この頂上には大きな東屋がある。その右手から緩く下る。左手東斜面はあじさい
広場で、夏はあじさい、冬は水仙の花が咲く。広場の隅の管理小屋の脇には「車力道(しゃ
りきみち)」の登り口に通じる径がある。尾根筋の鞍部の手前には公衆トイレがある。道は
泥岩に彫られた階段が丸く風化している。関東ふれあいの道整備に伴い、一部削り
直された。
上空にはロープウェイが15分毎に運転されているので、途中1、2回このゴンドラを眺める
ことになる。ベンチのある休憩場を右手に見たあと、左から下ってくる車力道を合わせる。
古い石切り場を抜ける急な径になる。標識のない所で径が右西側へ分岐しているが、
そちらへ進むと、ロープ一本張り渡されただけの絶壁の上に出る。西側、北側の展望は
いいが足元には十分注意したい。
小さな木橋、手摺のある石段を登りきると、北口管理事務所に出る。ここで拝観料を払って
入山する。線刻の百尺観音像を拝して南へ進むと東西方向の尾根径に出る。
尾根筋を右西側へ折れると、西口管理事務所前に出る。明鐘(みょうがね)岬から有料道路
を車で上って来たときの駐車場が、この外にある。北側右手へ階段を登ると十州一覧台に出
る。
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| 嵯峨山、山頂から鋸山 |
尾根筋を左東側へ進むと休憩ベンチの並ぶ展望台に出る。その先に「地獄のぞき」と
名付けられた展望台がある。垂壁の上、更に中空へ飛び出たところで、フェンスから下方を
覗くと、緑の谷がはるか下に見える。その他尾根筋の展望のよい箇所の、とりわけ北側は
切れ落ちた肩になっているので、無理に限度一杯まで進まないようにしたい。東へ進んで、
石段を南に数段下ると、左手に尾根筋への入口がある。(以前は)「立ち入り禁止」(最近は)
「岩登り禁止」の看板がある。end
A保田駅から表参道へ 第56図 第64図
保田駅→0.10←鋸山ダムへの分岐点→0.15←鋸南保田口→0.10←表参道→0.20
=0.15←尾根筋分岐
JR内房線保田駅下車。9時過ぎに町営バスが1本あり、バス停鋸南(きょなん)保田口で
下車する。
駅前の道から国道に出て、バス停鋸南保田口まで進んでもよい。
駅前のスーパーマーケットの脇の道で線路の脇を進む。背の低いガードで線路を潜って東
側に沿って進む。目前に山が迫ってくると、鋸南保田口の東側で、無字門から表参道を通り、
仁王門・表参道管理所に至る。
大仏への案内に従って境内を東へ進む。大仏の直前の十字
路を階段の方へ進む。尾根筋に出る直前、右手に「岩登り禁止」などの看板があり、細い
山道がある。
仁王門・表参道管理所殻左より似階段を登ると、左手に大仏前管理所、右手に大仏への
緩いくだりの道がある。次いで右手に千五百羅漢道への分岐を見て、西口管理所=尾根径=
北口管理所への分岐を経て、十州一覧台へ至る。end
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| 金谷港と東京湾対岸 |
Bロープウェイの利用と脇の登山道で西口へ 第56図
浜金谷駅→0.15←ロープウェイ乗り場(鋸山山麓)→0.20←尾根筋→0.10←
ロープウェイ乗り場(鋸山山頂)→0.05←西口→0.10←尾根筋分岐
JR内房線浜金谷駅下車。国道に出て道路を左折する。東京湾フェリー金谷港からは、
そのまま国道を南下する。左手にロープウェイ乗り場の横断看板の道へ入る。金谷神社の
前から道路をクランク曲がりして進むと、左手にロープウェイ乗り場の広い駐車場が有り、
この奥左手に乗り場がある。午前9時から終業は冬は16時まで春夏秋は17時までで、
延長もある。15分間隔で運行され、約4分で山頂駅に着く。
広い駐車場入口の門柱を左に見て、そのまま道路を進む。
分岐を右へ折れる径は団体の研修宿泊施設へ通じる道路で、金谷城址・妙金(みょうがね)
城址がこれである。
分岐は左に曲がる。第二駐車場という看板では、左の道にかまわず直進する。東電柱金谷
164柱の付近の右手に登り口がある。左手の東京大学の二階建ての白い建物までは
行かない手前だ。
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| 十州一覧台 |
マテバシイの覆いかぶさる広い谷の中の径の奥に石祠が見える。その手前右手に階段が
あり、これを登る。道は階段で続き、尾根筋を右へ踏みかえる。暗い階段を上りきると水平な
径になるが、この付近だけ草が多い。再び階段になり、石切り場の跡を見ると径は左に
曲がる。階段の径は終わり、尾根筋の径になる。石仏の小さなお堂の先でロープウェイ駅の
建物が目の前に見えてくる。
下りの時この付近に南側下へ分岐する踏み跡がある。何の目印もないがこれには入ら
ないこと。
ロープウェイ駅の建物の南側から階段を上がって1階のテラスに出る。トイレ、中に
入り売店、切符売場、乗り場がある。建物3階には石切資料館、展望レストラン、トイレが
ある。更に屋上にも出られる。3階、又は屋上から西に繋がる尾根筋に向かう。1階の
テラスからの階段を合わせて、展望台になる。ここからさらに東へ進む。房州石造りの
廃屋の前を通って下る。西口管理所がある。右へ曲がれば境内を下って表参道管理所へ、
直進すれば尾根筋を進む。左へ登れば十州一覧台へ至る。end
C車で有料道路を通って西口へ 第56図
浜金谷方面から国道127号線で南へ進む。トンネルが繰り返すがこの途中、明鐘岬の
所に有料道路の入口がある。この道路は保田の海岸から無残な山肌をさらす痛々しい山の
傷跡に見えたものだ。
西口管理所の前にある広い駐車場に出る。
案内図では登山自動車道とされている。end
D車で東口へ 第56図
浜金谷方面から国道127号線で南へ進む。トンネルが繰り返され、鋸南保田口で東に曲
がる。無字門付近で南に並行した道路を東へ進む。左側に東口駐車場入口の分岐がある。
駐車場は無料。東口管理所から境内に入る。
案内図では鋸山観光自動車道とされている。end
E境内 第56図
乾坤山日本寺の境内は入山に拝観料が必要だ。西口(ロープウェイ、有料道
路)から入山した場合、すぐ左手に十州一覧台への階段がある。そのまま東へ進むと、左に
北口からの径があり、更に直進する。
北口(金谷・観月台)から入山した場合、百尺観音の前を通り、西口からの径を右手から合
わせて、左東へ進む。オーバーハングの先を往復する「地獄のぞき」の展望台から東側を階
段で下り始めるとすぐ左手に、鋸山三角点への分岐がある。
表参道から入山した場合、仮法堂の前を東に進む。東口からの径を右側から合わせる。
奇麗なトイレの分岐を経て十字路に出る。右東側が大仏広場で売店もある。ここから階段の
径を登ると1500余体の羅漢像が並ぶ千五百羅漢道を左に分け、更に階段を登る。もうすぐ
階段が終わり、山頂展望台の所だと思わせるところ、右側に鋸山三角点への分岐がある。end
F関東ふれあいの道 東京湾を望むみちの金谷側 第56図
平成14年に着工され、平成18年4月に一般公開されたルートです。JR内房線保田駅とJR
内房線浜金谷駅を結ぶ8.4キロにもなるコースの金谷側です。
浜金谷駅→0.15←階段下の分岐点→0.10←観月台→0.20=0.15←北口前分岐
→0.10←溜池分岐→0.10←尾根筋≒新展望台→0.20←鋸山三角点
JR内房線浜金谷駅下車。東京湾フェリー金谷港から国道を南下した場合も駅入口
付近で、一本東側の平行した町内の道路に入る。三又には新しい龕に納められた地蔵像が
あり、ここで左折する。
鉄道の高架を潜った先の分岐は右へ進む。また分岐に出る。左と右は狭い舗装道路で、
中央が尾根筋につけられた階段になっている。階段はほぼ一直線に観月台の頂部まで
達している。この頂上には大きな東屋がある。その右手から緩く下る。あじさい広場の
鞍部には公衆トイレがある。
右側に休憩所を見たあと、左へ登る車力道方面の径と右へ登る北口への径の分岐に
出る。ここにはくどいほどに各種の標識が取り付けられていて、左へ登る。頭上に「地獄
のぞき」からの嬌声が聞こえるかもしれない。石切りの結果、オーバーハングになった
先端へも行かれるようになっている。これを右上に眺める。切り残された石が峻立し、門が
口を開く、奇妙な景色が見られる。
反響効果を期待してコンサートがたびたび開かれる「石舞台」への分岐を右に見て更に
進むと石切り場の跡を進む。観音像の刻まれた洞窟を過ぎる。二つ目の溜池で車力道
からの径と合流する。ここから更に右手に岩壁を見ながら東へ進む。また石切り場がある。
分岐を右手に進むと大きな空間が開いている。石を切りすぎて天井部分からの落盤の
危険があるのだ。石をブロックにして柱状に積み上げ、「天井」を支えているのが丸太の
柵から見られる。分岐を左に進んで岩を切って階段が造られている。手摺があるので
左右への転落の心配はないが、かなり急なものだ。登りきると小尾根の元に出る。
これまでは序の口。丸太の柵がアルミの手摺に変わり、岩を切った階段がほとんど直線状に
登っている。途中に小さな踊り場が一箇所ある。上部へ行くほどに足元の一段一段の高さが
増す。
尾根筋に登りつくと鞍部の手前で、右へ登ると新展望台だ。馬蹄形のベンチが並んで、
円形になっている。360度の展望だ。更に西側は狭い刈り込みの径で日本寺の境内へ
続いているが、大きな看板があって、行かないように書かれている。end
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| 鋸山三角点 |
G保田駅、林道開通記念碑から鋸山へ 関東ふれあいの道 東京湾を望むみちの保田側 第56図 第64図
保田駅→0.10←十字路→0.20←高速道下→0.10←左に小沢あり→0.20←
ガードレール→0.20←林道開通記念碑→0.05←南沢分岐→0.20←
東肩・沢コース分岐点→0.20=0.15←鋸山三角点
JR内房線保田駅下車。駅前にあるスーパーマーケットの脇の道で線路の脇を北へ進み、
背の低いガードで線路を潜って東側へ線路に沿って進む。すぐ十字路があり、ここでは
右折する。道なりに左へ曲がった後、すぐに又右折する。左手に山、右手に畑と小川の道を
北東へ進むと、高速道路の高架の下に出る。かつて温泉旅館があった場所で、今は何もない。
右手にダム湖を樹木越しに覗き、沢沿いの道を進む。右手にダム上流の沢に降りられる
踏み跡がある。これはその左岸側が園地になっていたもので、今は荒れ放題だ。ダムの湖水が
上水用でもあるので立ち入らないほうがいい。
左側に水仙畑と小沢の径がある。
道路が開けると採石場だったときの事務所が左に有る。最近廃業して閉鎖されている。この
付近は道路に広がりがあり、駐車は可能だ。右手は採石場へ行く道路で、閉鎖されている。
左手の未舗装道を進む。林道開通記念碑まで未舗装の道路が続く。各所に腕木型の標識が
設置されている。碑の脇から山道に入る。★碑の北側にはコンクリート舗装の道路が下って
いる。1分ほど下ると西側には海を含めた展望が得られる。
ゆるい登りと下りを交える。南の沢からの合流点はわかりにくいが、ややまとまった
ピークを登ると、北側金谷側の沢コースの分岐点に出る。丸いなだらかなピークで、
ベンチも標識も完備している。狭いピークとベンチを見たあと小さく下る。その後、まとまった
登りになる。以前は急傾斜で登りきれない感じだったが、関東ふれあいの道整備のお陰で
木杭階段により容易に進めるようになった。登り着いて、やや右へ径を進んだところに、
三角点とベンチがあり、北側を中心に展望がある。
ここから下るとき、尾根筋の径のまま進むと南東に進み過ぎてしまいかねない。古い注意
標識があるが、「左に折れて木杭階段を探す」と覚えておきたい。end
H浜金谷駅から車力道を経て北口へ 第56図
浜金谷駅→0.15←階段下の分岐点左へ→0.10←車力道入口→0.20=0.15←
溜池分岐→0.10←北口前分岐→0.10←北口→0.05←尾根筋分岐
JR内房線浜金谷駅下車。観月台への階段下へと向かう。左と右は狭い舗装道路で、
中央が観月台への尾根筋に造られた階段になっている。
階段の脇には、鋸山北側斜面のハイキングコースの案内絵地図の看板がある。左側の
道路は狭いが、住宅もある。右手の山肌に掘られた穴にはヒカリモが自生しているので、
注意して見よう。はるか上空に高架の高速道路を眺める。
急傾斜のこれまでの舗装道路は右手にある高速道の下の小さなトンネルへ続いている。
このトンネルを潜った所で右手の草むらの中の山道に入れば、最初は右手に高速道を見、
左へ曲がって少々の登りで、観月台・あじさい広場の隅の管理小屋の脇に出る。これは片道
5分程度だ。
トンネルの手前脇には案内標識があり、幅の広い砂利道になる。ここには車の駐車が可能
だ。但し、ここまでの道路は狭いので、十分な注意が必要だ。右手に高速道を見ながら
並行に進むと、砂利道の途中に、ベンチが並んでいる。ここで左手の山道へ入る。
足元には泥岩の地面に二本の溝が見える。切り出した石を車で運んだ跡だ。左山の
斜面の径には途中、三箇所の休憩所がある。三番目の休憩所=第一休憩所には北側への
展望がある。
垂壁近くに分岐がある。右手に曲がると溜池が垂壁の下にあり、ベンチがある。ここで
さらに右に曲がりこむ。狭い壁に挟まれた先に奇麗な木製の階段が有り、これを登る。緩い
坂道の先で左に分岐が有るが、登りにくい近道なので、これには入らず、右手の水平路を
進むと左手に石切り場がある。少し下った先に、切られた壁面が大きな口をあけている。
肩状に抉られた脇には、背後を赤く塗られた観音像が見られる。更に進んで左手に折れると
石切り場の平地がある。給電設備が有り、ここではたびたび音楽会が開かれる。確かに後の
壁は音の反射にいい。古い石切りの機械が数台遺棄されているが、これも今では、展示の
記念物だ。嘘、ずるい、遺棄されたごみだ。左手の奥には一段高いところへ行けるように、
手摺と階段が設置されている。その先が展望台だ。北側を中心にした展望だが、早くも
素晴らしい展望が見える。
戻って西へ進む。地獄のぞきと称せられた上空のせり出し部からの嬌声を聞きながら、
階段状の径を下る。観月台と北口管理所を結ぶ径に出る。右なら、観月台を経由して、
浜金谷駅方面。左なら又登って北口管理所から乾坤山日本寺境内、鋸山等に至る。end
I東口駐車場の入口から 第56図
保田駅→0.10←鋸山ダムへの分岐点→0.15←鋸南保田口→0.10←
東口駐車場への入口のゲート→0.40=0.30←尾根筋→0.10←三角点
JR内房線保田駅下車。表参道への道から無字門手前で南側に並行した道路を東へ進む。
左側に東口駐車場入口の分岐がある。そのゲートの手前右側に、やや急な舗装道路が
ある。某企業の資材置場等の駐車場へ繋がる道だ。この駐車場の広場の奥の低い土手の
右よりに踏み跡があり、これを乗り越す。二本の沢に囲まれた狭い中尾根に踏み跡があり、
これを辿る。右側の沢は更に右へとそれていく。左側の沢は、踏み跡より距離をとっていく。
遺棄されたビニールパイプが数本、径と並行している。径が傾斜を強めると、大きな横溝の
ついたコンクリート舗装の道路になる。この道路が右へカーブするところで、左手の崖に
ビニールパイプが立っている。背の高さほどの左手の崖へ、木の根、枝などを頼りに登る。
左よりは高い岩の垂直の壁に囲まれた「廊下」になっていて、足元にビニールパイプが
転がっている。高い壁に囲まれた隘路の先で水没した石切場の跡地に達する。これには
進まない。
右よりの斜面に踏み跡を求める。薄いながらも確実に踏み跡が白いテープのマーキングと
ともに、幅のある谷筋に続いている。やや右へ径が寄って、この斜面が岩壁に突き当たると、
水の流れ落ちる滑滝状の壁面に足掛かりが刻まれている。階段のように登ると、緩い土の
狭い谷になり、尾根筋の鞍部に出る。
以前は尾根筋の径がZ型に曲がるところだったが、関東ふれあいの道が整備されて、
直進の鞍部になった。東電の巡視路を示す標識がある。東へ進めばTVアンテナ塔(の基部の
建物)を巻いて三角点。西へ進めば、パラボラ・アンテナの跡地=新展望台に至る。end
J保田駅から採石場跡地を経て 第56図 第64図
保田駅→0.10←十字路→0.20←高速道下→0.10←左に小沢あり→0.20←
ガードレール→0.20=0.15←尾根筋→0.20←東肩・沢コース分岐点
→0.20=0.15←三角点
JR内房線保田駅下車。駅前のスーパーマーケットの脇の道で線路の脇を北へ進む。背の
低いガードで線路を潜って、東側へ線路に沿って進む。すぐ十字路があり、ここでは右折
する。道なりに左に曲がった後、すぐに又右折する。左手に山、右手に畑と小川の道を
北東へ進むと、高速道路の高架の下に出る。かつて、温泉旅館があった場所で、今は何も
ない。右手にダム湖を樹木越しに覗き、沢沿いの道を進む。右手にダム湖上流の沢に降り
られる踏み跡がある。これはその左岸側が園地になっていたもので、今は荒れ放題だ。
ダムの湖水が上水用でもあるので立ち入らないほうがいい。左側に水仙畑と小沢の径が
ある。
道路が開けると採石場の事務所が左に有る。最近廃業して閉鎖されている。この付近は
道路に広がりがあり、駐車は可能だ。右手は採石場へ行く道路で、閉鎖されている。左手の
未舗装道を進む。この道がZ型にカーブするところ、左手の白いガードレールの陰が小さな
沢になっている。
ここから沢の右岸に入る。左岸の方が歩きやすいが、右岸にも踏み跡がついている。
時々、マーキングがある。右岸に踏み替えたやや広いところで、二俣を左に進む。谷筋の
岩肌に、階段が刻まれているが、かなり急だ。
尾根筋に出ると、右手は5分ほどの距離で林道開通記念碑のある場所に出られる。ここで
は左西側へ折れる。小ピークの急登を繰り返して高度を上げる。最近、丸太の木杭階段が
整備されたので急登もわけない。三角点は径の右側にある。
高速道路下付近に大型車輌通行止めの為のガードレールがあるが、中型車までなら
車輌の通行は可能だ。採石場跡の事務所付近までは舗装道路だ。その後、林道開通記念
碑まで未舗装の道路が続く。路面は荒れている。林道開通記念碑よりやや東側の道路の
北側には、保田見(ぼてみ)方面へのマーキングがある。end
K沢コースから鋸山へ 第56図
浜金谷駅→0.15←ガードの先分岐→0.35=0.30←トンネル→0.40=0.30←
東肩・沢コース分岐点→0.20=0.15←鋸山三角点
JR内房線浜金谷駅下車。東京湾フェリー金谷港から国道を南下した場合も駅入口
付近で、一本東側の平行した町内の道路に入る。三又に地蔵像があり、ここで左折する。
鉄道の高架を潜った先の分岐は左へ進む。高速道路の下を通る。左が山肌でところ
どころ穴が開いている。右手は田畑だ。未舗装道路の十字路は直進する。住居か別荘か
数軒、家がある。右手への狭い分岐を見ると、径は桟橋になって右へ曲がる。最後の電柱を
左に民家を右上、沢越しに見る。右岸の未舗装道路を進む。二本目の
「南房総国定公園区域境界」標柱を見た付近から狭い径になる。右手の沢とは高度も距離も
とるようになる。倒木が多いが、潜っても跨いでも巻いても、容易に通行できるように
処理されているので問題ない。沢が小さくなり径に迫ってくる。二又になる。右側は沢沿いの
ままだが、左に分岐する方はトンネルへ入る。
素掘りのトンネルだが、鋸山の特徴的な岩なので、奇麗に四角に掘られている。天井や壁
からの崩落もなく、足元は割といい状態だ。ただし、わりと長いので、光が充分には
届かない。「ヘッデン」(懐中電灯)を使用したい。
トンネルを出ると、小さな沢に沿った下りの径になる。この沢を丸太を束ねた橋で右岸へ
渡る。二つ目の沢を登って尾根を乗り越す。次の沢を渡ったのち、ジグザグの急登になる。
登り着いた尾根筋には踏み跡がある。これには入らない。右に尾根筋を置いて、緩く下ると
右後からの踏み跡の合流の直後、又、沢に出る。これまでと同じく、丸太を束ねた小さな
橋だ。杉の林になり踏み跡はシダが覆っている。緩い登りだ。
尾根筋に出ると大岩の下になる。右山左谷の斜面を横切る、狭くて急な上り径だ。幸い
ロープが張られている。一旦尾根筋で足元を休められるが、今度は急斜面の登りになる。
所々に古い木杭階段が隠れているが、地面の湿潤している時は滑って進めないような
感じだ。ここにも幸いロープが張られている。丸くなだらかなピークに設置されたベンチの
手前まで急登が続く。
丸いピークは東西の尾根筋で、東肩コースの分岐点だ。ここからは西へ進んで鋸山三角点。
東へ進んで林道開通記念碑へ至る。end
L保田駅から水仙畑を経て 第56図 第64図
保田駅→0.10←十字路→0.20←高速道下→0.10←左の小沢に入る
→0.15←水仙畑→0.50=0.45←三角点
JR内房線保田駅下車。線路に沿って北へ進む。十字路で、右折し、高速道路の高架の
下に出る。右手にあるダム湖の上流の沢沿いの道を進む。左側に水仙畑と細い流れを
見て、その左岸の踏み跡に入る。ダムの上流の本沢を道路が渡る無名の橋の僅か手前だ。
そのまま直進した場合は採石場跡地になる。
沢に沿う径は、植林の中でやや紛らわしくなるが、右岸左岸と踏み替えながら、沢沿いの径
は続いて、水仙畑に出る。本来、立ち入り禁止の畑地なので花期はもちろんいつでも、
水仙の株を傷つけないように通過したい。畑内には径らしいものはないが、やや左寄りを
抜ける。これまでの沢筋の延長になる曖昧な谷筋を進む。石の並びに沿った踏み跡で登って
行くと、炭焼き窯の跡地に出る。ここから尾根に沿って岩を刻んで造られた丸っこい岩の
階段を登る。右側が手摺壁のような崖の壁で、左手は谷筋だ。岩の階段を登り詰めた
ところで、右側の尾根筋に登る。石切の跡の垂直な壁を回り込む。尾根筋を忠実に藪漕ぎ
する。右側の谷筋に沿って階段が刻まれているが、更に右手の谷筋が急な斜面でやや
危険なこと、東西の本尾根筋に達しても階段からは直接登れないことなどのため、僅かな
距離なので尾根筋の藪漕ぎの方が安全で確実だ。本尾根筋に達して右に曲がれば、わずか
進んで三角点の前だ。はじめての下りには不向きな径だ。end
M林道開通記念碑から釜ノ台(嵯峨山)へ 第56図 第57図 第58図
保田駅→0.10←十字路→0.20←高速道下→0.10←左に小沢あり→0.20←
ガードレール→0.20←林道開通記念碑→0.50=0.55←採石場の鞍部→0.20←
うぐいす橋→0.35=0.30←釜ノ台沢横断部→0.15←釜ノ台東電柱横根121柱付近
→0.15=0.10←嵯峨山
JR内房線保田駅下車。線路に沿って北へ進み、背の低いガードで線路を潜って東側に
変わる。十字路で右折する。道なりに進む。高速道路の高架の下に出る。右手にダム湖を
覗き、沢沿いの道を進む。道路が開けると採石場だったときの事務所が左に有る。この
付近は道路に広がりがあり、駐車は可能だ。未舗装のやや荒れた路面の道路を進む。
林道開通記念碑まで未舗装の道路が続く。保田駅から林道開通記念碑付近前までは関東
ふれあいの道の一部で、各所に腕木型の標識が設置されている。碑よりやや東側の道路の
北側には、保田見方面へのマーキングがある。
杉の林の中に入ると、右よりに踏み跡がある。最近、刈り込まれて見通しがよくなった。
右側の山の肩付近に踏み跡が東へ続いている。尾根筋が途切れたところ踏み跡は左に
それるが、右下へ行く踏み跡へマーキングに従って下る。痩せた尾根径になる。周囲の
展望がいい。東側は藪越しに岩の露出した切り立った壁になっている。小ピークに出ると
左右に踏み跡がある。左のほうへ進む。やや急な方だが、幸いにも数種類のマーキングが
ある。尾根径は樹林が覆う。又小ピークがあり、今度は右側の尾根筋へ進む。小さな
ピークの先の鞍部が岩肌を見せる切り通しで分断されている。僅かな高度差で斜面を下り、
反対側の尾根筋に上る。切り通しの方向には径らしいほどの径はないが、西側へ進むと、
採石場の荒れた平地に至ることになる。
尾根筋を進むと前方に採石場が樹木の枝越しに見えるところで、急で細い下りになる。ここ
からしばらくは、狭い岩の上を急な上下を強いられる。初心者には少しきつい径だ。左側は
木々の枝の下が切れ落ちている。右側もやはり切れ落ちていて、採石場の敷地になる。岩の
ピークに出ると径はなくなる。その岩の根元に北側へ下る急で細い踏み跡がある。これを
慎重に下り右手に回り込む。岩壁の下の平地に着く。採石場の尾根筋だ。目の前にもう一つ
岩塊がある。この前を通って東に進み、斜路を選んで下ると、採石場の一段上の道路に
出る。今までの尾根筋の鞍部がある。もうここは採石場の中だ。
ここに北側に向かう未舗装道路が取り付いているので、これを進む。緩い下り径で荒れて
いるが、幅があるので徒歩には問題ない。小さな沢を渡ると、どんどん道はよくなる。
フェンスがあって車は入れないが、一画が開いていて、人の通行は出来るようになっている。
ここは、うぐいす橋の北詰めで、東側に林道東奥野線の看板があり、これに入る。道路は
すぐに右に曲がり、東奥野1号橋、2号橋と連続して橋を渡る。新しく林道が拡幅工事中で、
その先には未舗装の道路、その後狭くなって山道が取り付いている。右下に見た沢がどん
どん細くなる。小さな沢を渡ると、別の径にT字路形に取り付く。
右手西側はやや急な径で登り、タブノキの分岐から水仙ピーク、または小保田へ向かう。
左手はゆるい坂道で釜ノ台の道路に取り付き、右折して嵯峨山や保田見へ進む。end
N砲台山 △83.3 弁財天山 第56図 第48図
戦前、帝都の防衛のため山頂に砲台が築かれました。戦後、山頂は遊園地になり、
チェアリフトが設置されました。今は樹木の中に全てが埋もれています。
浜金谷駅→0.10←大日隧道→0.15←林道から分岐→0.05←砲台山→0.10←
チェア下のトンネル
JR内房線浜金谷駅下車。国道に出る手前で町内の道路を右折する。フェリー南入口で
国道に合流する。北入口で右手の狭い道へ進めば右手砲台山の山腹のリフト支柱が間近に
見える。国道大日隧道の東側で切り通しを抜ける。東電柱島戸倉99柱の西側、細い
踏み跡が段をなしている。これに入れば右側は大日隧道の上に出るが、右側は急登の
斜面で、踏み跡のようなものはない。落石防止網の力線のアンカー付近から右手に進めば
弁財天山の頂部に達する。山慣れない人は入らない方がいい。
大日隧道北側の交差点には鳥居がある。これを進めば浅い洞窟の中に新しい御幣の
捧げられた祠がある。弁財天神社だ。
国道を北へ進むとバス停砲台山入口があり、柴崎踏切で内房線を渡る。住宅地を抜けると
国道と富津金谷ICとを結ぶ道路に出る。右折してトンネルの手前で林道金谷元名線へ
左折する。急坂の林道が水平になって左カーブするところ、右手に未舗装道路が分岐して
いる。
これに入ると岩を削った路面の道路に草が生えている。笹で覆われた痩せ尾根を抜けると
再び広い道になる。正面に小山がある。道は草で狭くなって右寄りから左カーブしている。
この小山の下には十字路型に地下道がある。チェアリフトの機械室、展望台、レストラン
などの跡地がある。いずれも地面は厚い枯葉に覆われ、建物は朽ち始めている。高い
樹木のため展望はない。
笹で覆われた道を抜けると錆びた鉄柵がある。右手へ進む踏み跡は狭い踏み跡で、笹が
多い。この付近に三角点があるはずだが、探せない。左へ笹竹を左に曲がってチェアリフトの
支柱の傍に出る。このリフトの下を潜る地下道の付近まで見られるがその先は道が曖昧に
なる。
★林道から右手に入った左手の山が途切れた時、左後に狭い径がある。広い径になって
建物のあった基礎だけがある。砲具庫と砲弾庫の跡だ。end
★O林道金谷元名線から林道開通記念碑へ 第56図 第57図 第48図
残念ながらダンプ街道なので、休日だけがお薦めです。
浜金谷駅→0.10←大日隧道→0.15←砲台山分岐→0.xx←林道竹岡線分岐
→0.30←林道開通記念碑
JR内房線浜金谷駅下車。国道に出て北へ進むとバス停砲台山入口があり、柴崎踏切で
内房線を渡る。住宅地を抜けると国道と富津金谷ICとを結ぶ道路に出る。右折してトンネルの
手前で林道金谷元名線へ左折する。急坂の林道が水平になって左カーブするところ、右手に
未舗装道路が分岐している。これは砲台山への分岐で直進する。
ing中間ing
左手北側には林道竹岡線が取り付いている。南へ曲がる。ほとんど水平の未舗装道が続く。
東側の山が途絶えたところ、東側の路肩に小木に混じって二本の広葉樹の喬木がある。細い
踏み跡がその奥に隠れているが狭い危険なものだ。未舗装道はほとんど水平でそのまま続く。
これがコンクリート舗装になって右へ曲り、傾斜を強めて登る。左へ曲がるところには西側海の
展望がある。あと僅かな登りで林道開設碑の前に出る。ここでは関東ふれあいの道の看板
絵地図がカラフルで離れていても目立つ。ベンチも二台並ぶ。標識があって、西側鋸山へ
案内される。以下は別項へ。End&ing
バス停竹岡郵便局→0.20←仲村集会所→0.05←丁字路→0.05←
大釜戸トンネル→0.30←8号標→0.05←林道三又→0.30←林道開通記念碑
JR内房線上総湊下車。バス高島別荘行き、東京湾フェリー行き、乗車。竹岡郵便局下車。
高速バスだとバス停竹岡だ。国道戸の十字路を西へ進む。高速道路富津館山道路、富津
竹岡インターが見えてくる。僅か手前で右折する。左手の平屋の建物には仲村集会所の看板が
見える。大釜戸橋を渡った丁字路は左折。高速道を潜ると、観音堂があり、その右後には
素掘りの大釜戸トンネルがある。このトンネルを抜けて直ぐ右折すると二又があるが左手の
低い方を進む。道路はもう未舗装だ。関山川に沿った平坦な林道で、その傾斜が強まると
路面も荒れてくる。右に地すべり防止地域8号の標識の裏には大沢集落への「里山コース」が
隠れている。
林道金谷元名線の三又からは路面は未舗装だが奇麗だ。ほとんど水平の道路を進み、
コンクリート舗装に変わって急斜面を登ると林道開設碑の前だ。
観音堂は観音神社とも資料にある。大釜戸トンネルを入らず、左への径を登ると、右側に
君ヶ谷(きみがやつ)城址の堀割を見る。トンエルの東側にある分岐を右上に進むと、直ぐ
右後に折り返して尾根筋に出る。先ほど堀割を見た径と尾根で合流する。尾根筋は畑地で
堀割から尾根筋をたどると本丸、二又山に至る。観音「神社」はその三の丸だ。End