寺マニアになろう!


大学時代、暇さえあれば京都のお寺めぐりをした。
奈良の大学に通っていたのだが、仏教色の濃い奈良のお寺より、貴族文化の京都の寺の方が自分には合った。
仏様を拝むより、風情のある庭を見て心静かに過ごす……
そんな目的で行くのなら、是非ここへ。私のおすすめの京都のお寺・神社です。



◆◇特におすすめ!◇◆
大きくてきらびやかなお寺が好きな人には物足りないかもしれません
わびさび好きな人は気に入ってくれるかな?

アクセス 見所はここ!
蓮華寺
叡山電鉄三宅八幡駅
徒歩3分
もうここには5回ほど行った。京都の中で私が一番好きな寺である。有名な仏像も建築物も何もない。ただ、こじんまりとした美しい池泉回遊式庭園があるだけ。しかし、池の水は見たこともないほど透明で、周りの木々や岩との配置がなんとも見事。これは寺ではなく芸術だ。石山丈山、狩野探幽、木下順庵らが再興に関わっているだけあって、文人の好みそう。
秋には散り紅葉がびっしりと敷き詰められ、まるで赤い絨毯のよう。紅葉シーズンの11月下旬がおすすめ!
祗王寺 阪急嵐山駅
徒歩20分くらい
嵐山を散策するなら、是非行ってほしいのがこの寺だ。ここももう何度行ったかわからないが、春夏秋冬どの季節に行ってもいい(夏は暑くてしんどいが)。
平清盛の寵愛を受けた白拍子の祗王がまつられている。学生時代、遊女の研究をしていた私にとっては、そういう背景を考えても胸苦しくなるほどの情緒を感じる寺なのである。
光悦寺
鷹峯源光庵前バス停
徒歩3分
本阿弥光悦が住居を構え、職人と共に芸術村を開いたところで、庭園には7つの茶室がある。中には入れないが、外から見ているだけでもなんとも雰囲気のいい佇まい。竹を斜めに編んだ「光悦垣」が有名だが、これは本当に寺の風情を引き出してくれている。蔵にはいろんな芸術作品もあるので、それを見るのも楽しみ♪
紅葉の時期、光悦垣の前で撮影するのがおすすめ。
源光庵
鷹峯源光庵前バス停
すぐ
ここも3、4回は訪れたが、いつ行っても神聖な気持ちになれる。源光庵の売りはなんといっても「悟りの窓」と「迷いの窓」。丸い窓が悟り、四角い窓が迷いを表しているという。そこから庭を眺める。庭も美しい。
別の部屋には血天井もあるので、お見逃しなく!
東福寺
京阪・JR東福寺駅
徒歩12分
大きな寺はあまり好きじゃない私だが、東福寺は別。ただし、本堂ではなく、たくさんある分院のうち、「雪舟寺」と呼ばれる芬陀院が好きだ。ここはあの水墨画で有名な雪舟が作ったと伝えられている。小さな庭には鶴石と亀石が配置されているだけなのだが、座ってずっと眺めていると、本当に無心になれる。
東福寺自体も紅葉のシーズンはおすすめだが、とにかく人が多いのが困ったところ。
高台寺
東山安井バス停
徒歩5分
阪急・京阪四条から歩いても行ける
今年こそ、今年こそ、と思いながらなかなか行けないのが悔しいのだが、紅葉シーズンのライトアップは最高。悪いけど、清水寺のライトアップとは雲泥の差。
臥竜池という池があるのだが、夜、ライトに照らされて池に映る紅葉の美しさときたら・・・あまりに幻想的でため息がもれる。人が多いので、平日に行くのがおすすめ。
地蔵院 阪急・上桂駅
徒歩13分
この辺りの寺をきっちり押さえているという人はかなりの寺マニアでしょう(笑)。京都でも洛西なので地方の人などはせいぜい嵐山までで、なかなか行く機会はないのでは?
一休禅師が安国寺に行く前、もっと幼少の時に修業していた寺。「竹の寺」とも言われている。苔庭も美しいが、門から本堂までの雰囲気が私は好きだ。
宝泉院 大原バス停
徒歩15〜20分くらい
お菓子とお抹茶をいただきながら庭を眺められる。大原といえば三千院だが、私としてはここをおすすめしたい。窓枠を額縁に見たてて、四季折々の庭を絵画のように眺められる。静かな時間、美しい庭、昔の人はどうしてこんな風情のある空間を考え出したのかと思わずにはいられない。
浄瑠璃寺 仏教色の濃い寺としては唯一好きなのが浄瑠璃寺。別名九体寺とも言われるように、9体の仏像が安置されている。ここにあるものはほとんどが重文か国宝といった素晴らしい寺。平安時代から鎌倉時代のもので、仏像を前にしているとなんとも清らかな気持ちになる。三重の塔もあり、この辺り一帯が趣をもった別世界だ。