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忘れもしない5年前、高校生風のがっちりした体系の男性が “散髪してくれ”と来店してきました。

注文どおり散髪をし、鏡でヘアースタイルを確認したところ、 “襟ぞろいがおかしい曲がっている!どうしてくれるんだぁ! と。

傍目でみても、全く問題なく、注文どおりに出来上がった 髪型でしたが、彼は納得いきません。

息が荒く非常に険悪な 雰囲気であり、大阪ではよくあることなので、

とりあえず、頭を下げ謝罪をしました。
しかし、次に出た弱みに付け込んだ言葉で“いくらで償いをしてくれるんだ! ”ときたのです。

その時、私は“これは、散髪を しにきたのではなく、脅してお金をとるためにきたんだなぁ”という ことを確かに実感しました。

私は必死の思いでなんとかその場 をしのぎ、翌日のお昼に再度きてくださいということで、 納得していただきました。

彼は私の心を見透かしたように “警察だけには絶対言うなよ!”と言い残し帰られました。

その時、傍にいてくれた写真にも写っている常連のお客様が、 横でいろいろ口添えいただき力になっていただいたことに 大変感謝している次第です。

私は彼が去った後、すぐさま 警察に今までの経過を連絡し、翌日立ち会ってもらうことに なりました。

翌日、警察官が早めにうちのお店に来てくださり彼がくるの を待ちました。約束の時間、何も知らない彼は微笑を浮かべ ながらやってきました。 店を入るや否や彼の表情は驚きの表情に一変しました。


警察官は彼を見るなり“また、お前か!”と怒鳴りつけました。 実は彼は高校生でありながら、名が通った常習犯であったのです。

彼は自分の正当性を怒りを込めて警察官に訴えたのですが、 警察官は納得しません。“どこがどうおかしいのか言ってみれや”と。 しかし、彼はプライドが高いのでおじけづきません。

1時間以上経ちましたでしょうか、 ようやく話がまとまり彼が、お金をとる目的で来店したことが立証されました。

“自分の店は自分が自己責任において守っていく”
これが鉄則ではないでしょうか。
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