ポジション別攻撃力2008



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ポジション別攻撃力2008
RFと奪アウト率
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1.はじめに

 ここでは,以前話題にしたポジション別攻撃力の2008年度データを算出した.

 まず各選手のXR’+を算出,鞘師組を参照しスタメン試合数で比例配分し,ポジションごとに合計した.さらにポジションごとのリーグ平均値を出し,補正を行ったのが以下のグラフである.

 問題は,代打など,途中出場選手の処遇,試合途中の守備位置変更を考慮していない点であるがこれらの打席はおそらくは全打席の10パーセントにも達していないので,除外しても問題ないと判断した.また,「二塁だと打たないけど三塁だと打つ選手」とかもいるかもしれないが,ここでは無視した.結果は以下の通りである.

まずセリーグ.



@横浜の三塁手
Aヤクルトの中堅手
B巨人の左翼手
C巨人の捕手
D阪神の左翼手

の順に,他球団に対し,攻撃力で競争優位性を持っていることになる.逆に打撃面で穴といえる守備位置は,
@ヤクルトの一塁手
A横浜の中堅手
B横浜の左翼手
C阪神の右翼手
D阪神の三塁手
である.

次パリーグ.



同様に競争優位な守備位置は(DHがあるので「守備位置」というのが適切かどうか自信がない)
@西武の遊撃手
Aロッテの捕手
Bオリックスの一塁手
C西武の三塁手
D日本ハムの二塁手

攻撃力の弱い守備位置は
@日本ハムの三塁手
A日本ハムの遊撃手
Bソフトバンクの捕手
C日本ハムの左翼手
Dロッテの一塁手

となっている.パリーグ,攻撃力が偏りすぎだ.ちなみにチームのシーズントータルXR’+は以下の通りである.



 今年は例年に比べ,セリーグの一塁手が比較レベルが高かった為,各選手は極めて優れた成績を残したにもかかわらず,いまいち優位性を示せず,ヤクルトの一人負けの様相を呈している.逆のパターンが横浜の三塁手.捕手がある程度打てる場合,他チームに比べ極めて大きな攻撃優位性を持てることもこのグラフより実感できると思う.二遊間はセリーグよりパリーグの方が打撃がよく,外野が逆なのも例年通りである.

 ちなみに例年の値.まずセリーグ.



次パリーグ.


 ごく簡単に言えば,セリーグでは中堅手は攻撃的守備位置であるとみなされていて,パリーグでは守備的守備位置であるとみなされている,という雰囲気が読み取れる.下手をすると右翼手もパリーグでは守備的守備位置になる.1年ごとに守備の負担がこんなに変化するわけがないので,ここで提案している守備位置補正を選手の総合評価に加えようという場合は3ヵ年平均をとって基準値とするといった方法が必要かもしれない.

 これに守備評価を加えることで,野手総合評価はほぼ完成である.同時に公開した送球の行方などを何とか改良し,これが実現すればいいのだが.

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