襖について
襖は木と和紙によって作られた日本の代表的な建具です。元々、間仕切りとして使われていましたが、後に今でいうドアという役割や、水墨画や大和絵などを描くことによりインテリアとしての役割も果たすようになりました。そして襖は季節や気分、環境によってその表面の和紙(上張り)を張り替えることが出来るのが大きな特徴です。
襖の規格サイズは900×1800mmです。四辺には木製の縁が和紙を縁取るように取り付けられており、取っ手の役割をしている引手と同様に襖全体の印象もこの縁と引手によってガラッと変えることが出来ます。
襖各部名称
襖は開き方が2種類あります。それを簡単にイラストにしました。
*引き戸*
引き戸イラスト1
引き戸イラスト2
*開き戸*
開き戸イラスト
引手について
「引手」は襖や障子を開けるときに手をかける部分で、ドアでいうノブです。やはり襖というとどうしても襖紙の柄に目が行きがちですが、引手には凝ったものも多くちょっとしたアクセントになります。今は、機械での製造が主流ですが、手作りでしか出せない技もあり高級なものは今もほとんどが手作りされています。サイズも豊富にあり基本的に大、中、小がありその他にも細かく分かれています。素材は、金、銀、銅、鉄、真鍮、洋銀、四分一(銅3/4+銀1/4)などの金属が一般的ですが、木製の引手も人気があります。また、形もいろいろでその代表的なものを下記にイラストで表しました。
引手の種類
襖紙について
襖紙は主に和紙を使います。襖の中でも一番のセンスの見せ所でいわば主役です。この襖紙によって縁も引手も決まってくるのです。そして、和紙の中で最高級といわれているのが「越前和紙」です。「越前和紙」の代名詞ともいえる「鳥の子」は、雁皮(がんび)を原料にし、紙肌は滑らかで赤クリーム色(鳥の子色)。大変美しく紙の「王」といわれています。写経用紙、手紙などに主に用いられ、虫の害もなく保存力に大変優れているのが特徴です。また、その他にも、三椏紙(みつまたがみ)や竹紙(ちくし)などといった紙も一般的に使われています。それらの和紙を作る人を「すき手」といい、それに装飾を施す人を「からかみ師」または「砂子師(すなごし)」といいます。

※和紙についての話はこちら。和紙で遊ぶコーナーもあります。