最新情報(2001年4月)


4月28日 関西医大を書類送検 研修医らへの労基法違反で
共同通信ニュース速報

 関西医大病院(大阪府守口市)の研修医が急性心筋梗塞(こうそく)で死亡したのは、過酷な労働が原因などと遺族が訴えていた問題に絡み、北大阪労働基準監督署(大阪府枚方市)は二十八日までに、関西医大と田代裕前学長(74)ら二人を労働基準法(労働者名簿の作成義務など)違反の疑いで大阪地検に書類送検した。
 医療事故が相次ぐ中、大学病院での若い研修医らの長時間労働が問題になっているが、大学が同法違反で書類送検されるのは異例という。
 遺族の告訴状などによると、死亡したのは森大仁さん=当時(26)=で、一九九八年三月に関西医大を卒業し、同六月から研修医となったが、早朝から深夜までの長時間労働が続き、約二カ月半後に死亡した。
 労基署の調べでは、同医大は労基法で義務付けられている労働者名簿を作成しておらず、賃金台帳に労働時間などの記入がなかった疑いが持たれている。森さんの労働時間は最大で週百十四時間に上っており、研修医の労働時間の管理が不十分だった疑いもあるという。
 森さんの遺族は、昨年四月に労基法違反容疑で関西医大などを北大阪労基署に告訴したほか、九九年五月には同大に約一億七千二百万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしている。(了)


4月19日 <自殺>東京地裁判事が福岡の海岸で入水 過労が原因?
 
 東京地裁の菅原雄二判事(53)が3月、福岡県津屋崎町の海岸で、水死体で発見されていたことが18日、分かった。遺書があったことなどから、福岡県警は自殺と断定した。菅原さんは破産などを扱う地裁民事8部の裁判長を務めていたが、菅原さんの関係者によると最近、仕事で疲れており、過労による自殺の可能性が強いとみられる。
 福岡県警や関係者によると、菅原さんは3月4日午後11時55分ごろ、同町の岩場で死んでいるのを発見された。妻らにあてた2通の遺書があったという。

 菅原さんの近親者の一人は「仕事が忙しかったので、過労による自殺は間違いないと思うが、何が引き金になったかはわからない」と話している。亡くなる約1週間前の2月26日には東京弁護士会が主宰する破産関係の勉強会に講師として招かれたが、出席者によると特に変わった様子はなかったという。

 東京地裁は死後、しばらく8部の裁判長の補充をせず、官報に死亡が告知された翌日の3月23日、臨時に地裁民事代行兼務の判事を置いた。菅原さんが担当していた訴訟の関係者は「(菅原さんの死後に)裁判所に問い合わせると『不在です』などと言われていた」と話している。

 菅原さんは東京大法学部を卒業し、1970年に司法試験に合格、最高裁総務局や証券取引等監視委員会事務局次長などを歴任し、会社更正事件や株主代表訴訟を扱う民事8部の判事を務めていた。最近では、千代田生命や協栄生命の破たん処理を扱っていた。


4月6日 ◆使用者に労働時間の適正な管理求める−厚生労働省が基準策定

 労働者の間で残業手当の未払いや過酷な長時間労働といった問題が生じていることから、厚生労働省はこのほど「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」を策定した。基準は、使用者による労働日ごとの始業・終業時間を確認を柱としており、そのための具体的な措置を示している。


4月6日 ◇国家公務員の自殺者5年連続で増加◇

 1999年度に自殺した一般職の国家公務員は138人で、前年度より14人増え、95年度以降5年連続の増加となった。人事院が6日発表した国家公務員の死因調査結果によるもので、死亡者の総数は972人。死因別で自殺は、がん(450人)に次いで2番目となっている。3位は心臓病(112人)、4位は不慮の事故(84人)だった。

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