〜アトリエKで習ったお菓子たち〜





夫の転勤先・仙台に住んでいた時のこと。仙台は転勤族の多い街。
ある日、東京出身者の集まりがあるから、と誘われて訪問したのが、
石田佳子先生のお宅だった。

「石田さんって自由が丘でお菓子教室をやっているんだって!」と前情報を聞
いていたものの、頭の中はハテナ(?)。なんで?ここは仙台なのに?・・・
仙台在住の東京出身者の会でしょ??と、ぼんやりと疑問に思っていた。

その集まりは、初対面のみんなでお料理を作って食事をする会だった。
東京出身という共通項で会話が弾み、すっかり打ち解けてしまった。
食後に「作っておいたの〜」みたいな感じで、さりげなく冷蔵庫からケーキが出
てきた。そのケーキ、いわゆるイチゴのショートケーキだったのだけど、見た目が
ちょっと料理上手な主婦が作るレベルじゃなくて、完全にプロなのだ。ビックリ!
そして食べてビックリ!ファンファーレが聞こえてくる程の感動!
「私、この人にお菓子を習う!」とその場でアトリエKの入会を決めてしまった。
お菓子でこんなに人を感動させることができるなら、私もこの技術を身につけた
い、と思ったのだ。

正直、それまで私は洋菓子で心から感動したことがなった。20歳くらいまでは
生クリームが食べれなかったし、流行のケーキバイキングに行っても元が取れ
ないから、サラダ等もある店にしてたくらいだ。

小学校1年生のときに、我が家に始めてオーブンがやってきて、母が夜な夜な
マドレーヌやクッキーを焼いていた時期があった。それはそれで美味しかったし、
私も見よう見まねで作っていたけど、けして感動する程の物じゃなかった。
だから、「お菓子は買うもの」であって、「家で作るもの」ではないと決め付けて
いた感もあり、しばらく遠ざかっていた。

先生も同じくダンナ様の転勤で仙台に住んでいたのだが、自由が丘のお教室
のために月の約半分を東京で過ごして、仙台との往復生活をしてたのだ。
なので、私は仙台のご自宅で教えてもらっていた。

私が東京に戻ってきてからも、もちろん、自由が丘教室に転校して、通い続け
た。そしたら、その1年後に石田先生もご主人の異動で東京に戻ってくることに
なった。仙台時代も東京でも家が近くで家族ぐるみのお付き合いをさせてもらい、
お菓子に対する情熱をたっぷり伝えていただいた。
今、石田先生はご主人の赴任先のシンガポールに住んでいるため、アトリエKはお休
み中。そんなわけで、私はジプシーのようにアッチコッチの教室に通うのである。
ちなみに、シンガポールではラッフルズホテルで講習会を開くなど、ご活躍です!

アトリエKの何がすごいって、ホントに作れるように教えてくれるのだ。
デモンストレーションもあり、計量から道具類の片付けまで全部やらせてくれる
し、(↑これ、お菓子づくりで一番大切だけど、疎かにしている教室多いでしょ?)
道具選び、材料選び、どんな些細なことでもボディランゲージも加えて、墨から
墨まで説明してくれる。根っからサービス精神が旺盛なのだ。作ったあとのティー
タイムもステキで、これまた先生の面白トーク炸裂。
そして、作ったものがお土産
として持ち帰えれる。毎回、家族も友人も私以上に楽しみにしていて、私の周り
にいる皆を幸せにできるのだ。


そもそも、あのときに石田邸に行かなかったら、私はお菓子を作りたいなんて思
わなかっただろう。人との出会いは不思議なもので、今では私のライフワークに
なりそうだ。私が初めて習ったのがアトリエKで本当に良かったと思ってる。

どんな世界でも共通かもしれないけど、師匠選びってホントに重要。
6年間通ったお教室なので、写真はいっぱいあるのですが、
きれいに撮れたものをご紹介します。どれもこれもホントに美味しいの。


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     ↑ディプロム
       カリッグラフィーの文字が
       とってもカワイイ

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