地震に強い家づくり
■土地や家を買う場合の注意事項
○土地を、買う場合には、家が建てられる土地か,建てられない土地か、
よく、 調べよう。
@用途地域が市街化調整区域には、原則として、家は建てられない。
(市街化調整区域の土地がよく売りにでているので、土地を
買っても、家は建てられないので注意しよう。チラシは隅々
まで良くチェックしよう)
A道路に接続していない土地には、原則として家は建てられない。
(道路幅は、原則、4m以上必要)
B将来、その土地に都市計画道路等が計画されていないか、確認
する。(都市計画道路が計画されている場合には、建物を取り壊
すことになるので、注意しよう)
C用途地域で、住宅が建てられない地域(工業専用地域など)があ
るので注意しよう。
Dがけ、の上と下には建物を建てるには、制約があるのが多いので
注意しよう。(基本的に建物が建てられない場合がある。)
E現在、家が建っていても、将来家が建替えが出来ない土地がある
ので注意しよう。
F家を買う場合には、確認申請書(役所への申請書類)の副本がある
ので、不動産屋に請求しよう。なかったら、その建物はおかしい。
また、建物が完成して検査を受けたら検査済証がでるので、それを請
求しよう。
検査済証がない場合には、違反建築の可能性があるので追求しよう。
※確認申請書(役所への申請書類)の副本や検査済証がない場合には
増改築が出来ない場合もあるので、注意しよう。
G既存の建物が建っていても、既存不適格建築物(違反建築物)の場合も
あるので、違反建築物かどうか、よく確認してから買うようにしよう。
○家を建てる場合に、2階建てくらいまでしかまでしか建てられない土地
と3階建て以上も 建てられる土地があるのでよく調べる。
(※以上の事柄の詳しいことは、メールで!)
○基礎について
☆基礎の割栗石を丁寧に敷き詰めて、さらに、よく転圧している
か確認する。(転圧は、ランマーという機械などで転圧しよう)
☆鉄筋が、図面の位置に入っているか確認する。
基礎の鉄筋を土の中に、突き刺ししているのをよく見かけるが、
土の中に鉄筋を入れると、鉄筋が錆びて基礎が壊れるので注意
しよう。
☆基礎に、ホールダウン金物とアンカーボルトの2種類が入って
いるか確認する。
(ホールダウン金物は、柱と基礎を直接接続する金物)
(アンカーボルトは、土台と基礎を接続する金物)
☆ホールダウン金物とアンカーボルトの2種類を、コンクリートを打ち
終わってから、手で差し込むことがあるが、位置もずれるし、弱くも
なるので、コンクリートを打つ前に、基礎の仮枠に固定しているか、
確認しよう。
☆基礎のコンクリートの打ち込み
基礎にコンクリートを打ち込んだ後に仮枠はすぐにははずさない。
4〜5日間くらい(気温にもよるが!)の後にはずす。
(すぐに仮枠をはずすと、コンクリートがシャーベット状になって、
弱くなり、すぐ壊れるようになる。)
※仮枠を次の日に、はずす現場があるので注意しよう。
☆コンクリートに」水を混ぜない。
コンクリートに水を混ぜると、打ち込みやすくなるが、コンクリートが
弱くなるので注意しよう。
○骨組みについて
☆木造の建物は、柱にホールダウン金物が設置しているか確認
する。(ホールダウン金物は地震に強い建物を造るために最近
では、入れるようになっている)
※全ての柱にいれる必要はないが、出隅等で必要なところは
入れるようになっている)
☆ホールダウン金物を入れていない場合には、何故入れないの
か相談しよう。
☆ホールダウン金物は基礎のコンクリートの中に設置しているか
確認する。
(阪神大震災で、柱の根元で壊れた建物が多かったので!
ホールダウン金物を設置するようになった。)
☆筋かいが、図面どうりに、入っているか確認する。
筋かいは、平面的にバランスよく配置する。
☆筋かいの端部に、筋かい金物を、設置しているか確認する。
☆柱と梁、梁と梁に羽子板ボルトを設置しているか確認する。
☆土台等のコーナーに火打ち材が入っているか確認する。
☆たる木に、あおり止め金物が設置しているか確認する。
☆柱などの下部は防腐剤を塗布する。
○ピロティ形式(1階部分に壁が無く、柱だけで計画されている)の
建物について
☆ピロティ形式の建物は地震のときに壊れすいので、平面計画
のときに、検討して、出来るだけ避けるようにしよう。
※建物は仕上げが終了すると、きれいだが、基礎、骨組みなどが
重要で、地震に強い建物を造ることが出来る。
★柱にホールダウン金物設置
(コーナーの柱のため2個設置)
柱にボルトが6本あるので3トン
の力に耐えられる。
★土台にはアンカーボルト設置
※写真で見る金物などの設置例
■地震に強い家づくり
○地盤について
(※地盤沈下しないように、以下の事項に注意しよう。)
☆埋立地、等の土地の地盤が、固い地盤であるか良く確認する。
ゴミ捨て場の跡地、産業廃棄物処理の跡地、建物を取り壊した跡
地に 弱い地盤があるので注意しよう。
☆特に、谷津、田、などは、弱い地盤があるので確認する。
弱い地盤の場合には、杭打ち等も検討しよう。
☆普通の硬い地盤でも,根切り(基礎の穴を掘る)するときには、深く
堀り過ぎないようにする。[地盤が弱くなるので!]
☆最近の基礎は、基礎の深さが浅いのが多いので、基礎は深めに
しよう。
★火打ち金物
※ボルトに座金を忘れる場合が多い
ので確認する。
★柱にホールダウン金物
設置(柱にボルトが3本
あるので1.5トンの力に
耐えられる。
(右下には、アンカーボ
ルト設置)
★柱と土台に山形金物設置
★梁と梁に羽子板ボルト設置
★柱の下部に防腐剤塗布
★柱の下部に防腐剤塗布
★すじかい金物
※すじかいの端部
に設置する。
★柱と梁に羽子板ボルト設置
★梁と梁に羽子板ボルト設置
★基礎の仮枠
この仮枠の中にコンク
リートを打ち込む。打ち
込んだ後は4〜5日たっ
てから仮枠をはずす。
★基礎の鉄筋
鉄筋の間隔をチェ
ックする。
最近、地盤沈下で、家が傾いたという事例が多い。
また、阪神淡路大震災では柱の下の部分で建物が
壊れたという事例があった。
これから、家を建てる人は以上を考慮して建てよう。
建売業者でも、丁寧な業者は施工写真を整理して
いるので見えない部分は写真で確認しよう。
管理人 一級建築士
伊集院 藍
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