京の行事食のひとつに「お釈迦さんの鼻くそ」とよばれる料理がある。
飯櫃にこびりついた米粒や炊飯器についている米粒を竹ざるに集め、
天日に十分干すとコチコチの干飯ができるが、これを缶に入れておき、
少し溜まったところでフライパンで煎り、砂糖と醤油で味付けすると、けっこううまいおやつになる。
別に大豆を十分に煎っていっしょに混ぜるのもいい。
昔、4月8日の花祭りのとき、各戸でこれをつくって釈迦仏に供え、
子供たちにおやつとして与えていたものだが、かたちと音とが似ているところから、
いつしか花供御を、鼻くそと子供が呼ぶようになった。 |