役に立たないブックレビュー

最終更新日 : 2002 年 01 月 27 日


タイトル : 幸福の E メール  日本の現代伝説
    作者 : 岩倉千春 / 大島広志 / 高津美保子 / 常光徹 / 渡辺節子
  発行所 : 株式会社白水社
  発行日 : 1999 年 12 月 05 日
      版 : 
    定価 : 1,900 円
    ISBN : 4-560-04958-0
    分類 : 361.4
幸福の E メール

☆☆☆

現代伝説を集めた本になっています。基本的に「ピアスの白い糸」「現代民話考 [ 第二期 ] I 」「現代民話考 [ 第二期 ] III 」などの路線上にある本になります。
 
上記の本の分類と異なる点で、話が広がっていく過程の分類で「メディア」というのが増えています。携帯電話やコンピュータでの電子メールを媒介として広がる方法ですね。いままでの民話や都市伝説と違って、地域的な時間差が無いのでいままでと異なる話が出くる可能を秘めていて愉しみです。
 
この本では取り上げられていませんが、昨年の小学生低学年で流行った (?) 「アルプス一万尺」の替え歌の広がりたかは、新たなるメディア無しは存在しなかったでしょう
これなんか、ものすごい短期間にあっちもこっちでも大人の間で「こんな替え歌が〜」って騒いでいるうちにもどんどん拡散していく、子供が主体なんだけど結果的に拡散に寄与しちゃった大人たちも含めて広がり方は新パターンを見せつけられた気がします。僕もそうかな ? (^^; すでに下火ですが。
これは、「教えて!ティーチャー先生〜アルプス一万尺ぅぅヘイ〜」で見ることができます。
 

なんか聞いた ( 読んだ ) ことがあるのが多かったような気がします。
しかし、最初の方の「棒の手紙」ってのが好きです。 (^^) 「不幸」と書いているうちに字の下手な奴がいて「不」と「幸」が合体して「棒」になっちゃたんだね。こうなると字が下手な奴がいっぱいいた方がどこまで歪むか愉しみなっちゃいます。
今後電子媒体になると、コピー・ペーストでこういう愉しみはなくなっちゃうのが寂しいですね。こういう電子メールを出す人は、「自分で打ち直して次の人にメールしましょう」にすると、誤変換が出ておもしろいかもしれないな。

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タイトル : 東京路上人物図鑑
    作者 : 森伸之
  発行所 : 株式会社小学館
  発行日 : 1996 年 11 月 20 日
      版 : 初版第 1 刷
    定価 : 1,165 円 ( 1,200 円 )
    ISBN : 4-09-379261-5
    分類 : 049
東京路上人物図鑑

☆☆

「東京女子高制服図鑑」の作者なんですね。そっか、そっか。どこかで見た絵柄だと思った。一部の方々には一世を風靡した書籍だったそうですが ... 制服嫌いとしては、あまり興味なかったなぁ。
 
見ようと見れそうな街にいる人々をイラストで表してコメントが付いている作りになっています。いたところで他人に害はないし、何の意味もないのだけどまとめて書いてみるとちょっと無意識に過激 ( 作者の言い回し ) になっている人達の集合です。だけど、「今どきの女子高生」って章があるんだけど、普通に見えてしまうのだけど、これは僕が異常か ? 1996 年には、特殊だったのかな。まぁ、端的に表す言葉としては「だからどうした」ですね。週間ポストで連載されていたものだそうですが、その読者層には、「お〜っ ! 」と受け入れられていたんでしょうか ? 「週間ポスト」を読む人々なんて観察イラストがあるとよかったのにね。

観察対象に「女子高生」とか「若者たち」とか「カップル」なんてのが多いのは週間ポストの読者層の好みだったのでしょうかね。そういえば、週間ポストってどうなったんだっけ ?

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タイトル : 天保図録 中巻
    作者 : 松本清張
  発行所 : 株式会社角川書店
  発行日 : 昭和 49 年 05 月 30 日
      版 : 5 版
    定価 : 
    ISBN : 
    分類 : 913.6
天保図録 中巻

☆☆☆☆

この中巻は、鳥居耀蔵とんでもおじさんが、南町奉行なんて権力の塊に就任しちゃうといころから、水野忠邦のとんでも政策で江戸文化をメチャメチャにしながら田沼意次さんも失敗した印旛沼の治水事業にかかるところまでの話になります。
 
この巻でも本庄茂平次さんが、卑劣さを炸裂させていきます。
 
それに引き換え、北町奉行の金さんは松本清張氏には軽くみられていますねぇ。南町奉行の矢部定謙さんなんかとペアになった江戸時代には欠かせない活躍をしていると思うのですけどね。鳥居耀蔵とんでもおじさんが南町奉行になったあとでも、水野忠邦のとんでも政策と警察国家なみの政策を実行していた鳥居耀蔵の組み合わせで、かろうじて江戸文化を結果的にまもっていたりしたのではないでしょうか。「この桜吹雪が目にはいらねぇかあぁ」は、この後目付けになって再び町奉行に戻った時代の講談ですね。
しかし金さんは唯一、町奉行で南町と北町を経験しているんですね。本書にはぜんぜん関係ない話でした。
 
「天保図録 上巻」
「天保図録 下巻」

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タイトル : 天保図録 上巻
    作者 : 松本清張
  発行所 : 株式会社角川書店
  発行日 : 昭和 49 年 03 月 30 日
      版 : 5 版
    定価 : 
    ISBN : 
    分類 : 913.6
天保図録 上巻

☆☆☆☆

カバーが無い状態の本です。なんででしょ。 (^^;
 
天保図録ということで、老中水野忠邦の時代の話しです。で、水野忠邦で話が進むのかとういと、さにあず、とんでもおじさん鳥居耀蔵が活躍しちゃいます。と、思うと本庄茂平次の場面が多くなってしまいます。
安直時代劇と違って、実際に動いている人が話の中心になってしまうわけですね。
 
この「へのへのもへじ」のような名前の本庄茂平次も、凄いいやな奴として書かれていますねぇ。鳥居耀蔵なんかは「蛮社の獄」なんかで有名なので " やな奴 " 代表格かなと思ったいたのですが、なんのなんの茂平次さんも負けず劣らず卑劣感を炸裂させています。
 
この巻では、鳥居耀蔵の陰謀で「それは桑名の焼き蛤」に蟄居させられた矢部定謙さんが憤死するまでとなっています。
水野忠邦さんの先祖がえり政策と、鳥居耀蔵と本庄茂平次のやな奴が加速していく巻になっています。
 
関係ないから書かれていないけど、この頃ジョン・万次郎君が鳥島からアメリカに行った時代でもあるんですよね。
 
「天保図録 中巻」
「天保図録 下巻」

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作成:2002年01月27日〜 Copyright (C) 2002 Katsauki Shimizu <katsuaki-s @_nifty.com> All rights reserved.