週刊の概況と見解
問い合わせ先 kakigaramarket@mail.goo.ne.jp
岡地直通電話 03−3249−1422
2009.7.11
【お知らせ】
今週号の「週刊商品データ」に、トウモロコシの相場見通しを語った私のコメントが掲載されて
おります。関心がある方はご覧ください。
また、希望者には郵送にて送信致しますので、住所・氏名を必ず明記の上、お申し込みください。
メールkakigaramarket@mail.goo.ne.jpでのお申し込みか電話03−3249−1422にて。
電話の場合は月曜日にお願いします。尚、部数に限りがありますので、希望に添えない場合も
ございますのでご理解お願い致します。
とうもろこし
注目された7月度USDA(米農務省)需給発表が、10日のセッションに先立ち行われた。
要点は以下の通り。
USDA09/10予想期末在庫
トウモロコシ 15億5000万ブッシェル(在庫率12.3%)
大豆 2億5000万ブッシェル
事前予想
トウモロコシ 予想平均15億6700万ブッシェル、予想レンジ12億9000〜
18億2800万ブッシェル、6月USDA10億9000万ブッシェル。
大豆 予想平均2億2900万ブッシェル、予想レンジ1億1500〜3億8400
万ブッシェル、6月USDA2億1000万ブッシェル。
期末在庫はトウモロコシ中立、大豆はやや弱材料というイメージか。
今シーズンの単収はトウモロコシ・大豆共に6月の予想から据え置きとなる。
トウモロコシ153.4ブッシェル、大豆42.6ブッシェル。
供給面は6月末の作付面積から出しており、単収は据え置きでも生産高は上方修正。
トウモロコシは122億9000万(6月USDA119億3500)
大豆は32億6000万(6月USDA31億9500)
トウモロコシは08/09の期末在庫(09/10の期初在庫)は16億から17億7000万に
引き上げられている。
需要面ではトウモロコシは飼料向け5000万増、食品・工業向けなど3500万減、
輸出5000万増となり、総需要は125億2500万ブッシェルと6500万上方修正した。
大豆は搾油用500万微増、輸出用1000万増、種子・飼料用200万微増とし、総需要は
31億3000万と2300万上方修正した。
結果として、トウモロコシは供給増を需要増が吸収しており、期末在庫見通しはほぼ予想
通りで中立となった。だが、今シーズンの単収を据え置いたことは、今後の上方修正の可能性
を残し、その辺が取り沙汰されると弱材料視することも可能。
大豆は需要増も供給増加幅が上回り、期末在庫は予想よりもやや大きく、材料としては弱材料
視される。また、トウモロコシ同様に今後の単収引き上げという思惑が生まれる余地がありそう。
需給発表そのものは中立〜やや弱材料という感触も、サプライズがなかっただけに、原油相場の
動向など外部要因の影響も大きいこと、投機玉に対する規制の議論などあり、その辺の動向には
注意を要すだろう。
上記した文面は、昨晩の発表直後22:00頃に顧客などにメールした内容だ。
だが、数字を細かく吟味してみると、作付面積を6月末の数字8700万エーカー(正確には8703万)
を採用しているのは当然であるが、作付面積に対して収穫面積を、これまでの91.5%ではなく、
92.1%に上方修正して、8010万エーカーとしたことは、個人的には非常に意外であった。
今シーズンは作付遅れから収穫も例年より遅れると思われ、あの収穫率が達成できるのだろうか?
例年よりもサイレージに回る畑が少ないのだろうか?
個人的な疑問は置いといて、USDA発表に従ったとしても、予想単収の6月からの据え置きは、
市場参加者の多くには今後の引き上げという思惑は呼ぶ。
USDAも5月に単収155.4としており、6月に2ブッシェル引き下げ153.4と下方修正した
ばかりで、今月直ぐにまた上方修正することに遠慮があったのだろうか?
トレンドイールド(傾向単収)や、ここまでの作柄、順調な天候などを考慮して、相場は既に単収
155〜156というレベルを織り込んでいるように思う。
今回の収穫面積(作付面積ではない)を以って、単収155で生産高を導くと、生産高は124億を
超えることとなり、今回発表した生産高予想よりも1億2000万ブッシェルほど多くなる。
それをそのまま期末在庫に上乗せすれば、16億7000万ブッシェルとなる。在庫率にすれば、
13.3%である。
今シーズンの受粉は、9日のコメントに記したように、20〜30日がピークとなりそうで、まだ受粉
の成否が決まらない間は、在庫レベルを考慮すれば12限330台からは大きく崩れる可能性は
低いかもしれない。在庫率12〜13%台ならば、ザックリとした相場レンジは、個人的には
300〜360辺りと思う。
だが、受粉が概ね成功し、単収が仮に160辺りまで上昇するようなら、生産高は128億を超えて
しまい、予想期末在庫も20億を超える。ザックリと20億の在庫なら在庫率は15%を超えてしまい、
3ドルは非常に高く映る。
投機玉の規制問題やら、株価、外為、原油相場など、外部要因を全く別にして、トウモロコシの
ファンダメンタルズから相場を計れば、単収155〜156ならば現在の水準から大きくは外れない
ように思え、単収160を超えるようなら3ドルが覚束なくなる可能性を考えたい。
だが、目先の相場は何やら戻りを欲している印象がある。上記したように、単収が155辺りに
収まるようなら、ここから大きな下値は期待し難く、やはり今後3週間程度の天候が鍵を握る。
個人的には12限で350辺りまでの上昇に期待している。それを当て込んで目先強気するか、
引き付けてガンガンの弱気をするか?その辺りの戦略を考えながら、来週からの作戦を立てたい
と考える今週末である。
今週のコメントはこれにて。USDA発表などで長文になったので、東京に関してのコメントは省略
させて頂きました。東京は「日々の概況と見解」にて。では皆さん良い休日を!
19:47現在
2009.6.20
とうもろこし
週末19日のシカゴ相場は、大豆の下落に影響を受け、期近で4ドルを割れる展開を余儀なく
された。セッション序盤は4ドル割れに対する抵抗や、作付面積減少懸念から値を保っていたが、
セッション中盤(シカゴ時間10:30)に民間大手調査会社INFOMAが、同社の作付面積予想を
発表し、トウモロコシには強材料視される予想も、大豆相場には大きく弱材料視される内容で、
大豆相場が暴落したことに連れて下落し、期近で4ドルを下回って引けた。
30日のUSDA(米農務省)に先立って、INFOMA社が発表した09年作付面積は次の通り。
トウモロコシ 8310万エーカー (USDA3月は8498万6000エーカー)
大豆 7890万エーカー (USDA3月は7602万4000エーカー)
トウモロコシに関しては、今春の作付遅れなどから減少は予想されていたが、減少幅は予想
レンジ内ながらも上限に近く、材料としては強材料と言えるが、サプライズというレベルでは
ない。一方の大豆は、トウモロコシからシフトして増加予想も、増加幅はサプライズと言える
増え方であり、文句無しに弱材料だろう。
しかし、トウモロコシが約190万エーカーの減少に対して、大豆の290万エーカーの増加は
サプライズである。
19日のセッションでは、やはり大豆にインパクトは強く、大豆のサプライズに反応した格好だ。
シカゴ期近は引け値ベースでも4ドルを割り、100日移動平均も下回ってきたことは、目先の
相場には売りを誘いそうだ。だが、USDAの発表は30日まで待たねばならないが、INFOMA社
の予想を信頼して相場をイメージすると、この作付面積では3ドルの中盤までの下落は、
7月以降の天候が味方してからでないと考え難い。個人的には360〜370までの下落を想定
していたが、30日の発表までは380辺りまでに上方修正する必要も感じている。
上記したことはあくまでも目先であり、トウモロコシ生産における最大のポイントは受粉である。
受粉が上手く運ぶかどうかで単収は大きく変わり、その時期は例年なら7月中旬、作付の遅れ
た今シーズンは7月中旬〜8月上旬で、この期間の天候次第のことである。
受粉期の天候に問題が起きれば、その深刻度にもよるが、5ドル突破の可能性は依然として
残る。ただし、天候にこのまま問題がなければ、3ドルそこそこのレベルまで下落する余地は
十分にあるだろう。
まあ、天気が順調に推移した年でも、一時的には天候懸念は浮上することもあり、今後は
天気予報に一喜一憂する局面に突入する。
現時点では長期予報などに問題はなく、どちらかと言えば前者(5ドル)よりも後者(3ドル)の
可能性が高い印象だ。ある人に言わせれば、「トウモロコシは雑草と同じ位強いんだ」と。
多少の天候では作柄にダメージは無いという判定だ。まあ、雑草と同程度強いかどうかは
何とも言えないが、素人目に見ても少なくても大豆よりは、トウモロコシの方が強そうな
作物に見える。
天候相場本番が接近しているが、30日のUSDA作付面積発表や、産地天気予報には注意を
払いつつ、まだ売り有利な相場展開を想定している。
さて、東京に話題を転じるが、個人的な相場方針は15日より弱気支持に回っております。
週明けは軟調な出足となりそうだ。月曜日の夜間の入り方にもよるが、現時点では計算上は
トウモロコシで300円程度の下落となり、18日に付けた先限安値2万2100円を抜くかどうか
のレベルだ。
今週の下落で内部要因は売り方が巻き返しに成功し、買い方の手仕舞い売りを誘い易い
状況だ。ただし、売り方でも安値の売り玉を抱えた状態で頑張っていた向きは、まだ因果玉
の状態から脱却もしていないか?推測すると3限で2万円割れ、5限で2万円トビ台という
辺りか?
外部要因は別にして、内部要因からはそのレベル近くまでの下落に障害は低く、ならば
19日の引け値から千丁(1000円)程度の下落期待は持てるが・・・?
今年の相場は市場参加者も冷静で、シカゴ相場以上に買い気が強まった昨年とは全く
異なっている。従い、輸入採算で見ても、今の相場レベルはほぼ中立であり、極端に東京
市場がシカゴ以上に下落する局面となれば、採算的には買い目も浮上し、突っ込み売りは
要警戒。そういう場面はむしろ買い場とも思える。まあ、シカゴ市場との裁定取引をしている
のではないので、それ以上に大切なことはトレンドが上下どちらに向いているかだが・・・
いずれにしても天候相場本番が接近してきており、情勢の変化には十分に注意を払いつつ
相場に臨みたいものだ。
今週のコメントはこれにて。皆さん良い休日をお過ごしください。
16:18現在
2009.6.13
とうもろこし
12日のシカゴ相場は、ドル高や原油安に天候回復予報から大幅に下落を余儀なくされた。
最近のコモディティ高を支えていたドル安基調に変化があったことで、原油を始めコモディティ
全般が軟調だったこと、作付が順調に運んだ西部ベルトでは、来週の降雨予報が作柄には
プラスに作用すると受け止められたことなどが売りを誘う要因となった。
今シーズンの作付遅れは、完全に相場には織り込まれたわけだが、その影響は今週10日に
行われたUSDA(米農務省)需給発表にて、単収2.0ブッシェル引き下げで取り合えず区切り
が付いた。作付面積に関しては減少懸念が強いものの、月末の発表までまだ時間的な猶予
もあり、今月中盤は作付期の天候プレミアムが剥げ易いタイミングではある。
確定作付面積は30日のセッションに先立ち、USDAから発表されるが、トウモロコシの減少幅
は200万エーカーを超える減少(強材料)から、100万エーカー未満に止まる(弱材料)という
見方まで大きく割れている。どの程度の減少幅になるかは発表を待たねばなるまいが、減少
することはほば確実視されている。
そうなると、実際の数字は兎も角も、減少見通しを背景に思惑の入る余地があることが重要で、
13日引け値で7限は425まで下落はしたが、4ドルを割れるケースはイメージし難く、ここから
の下落場面は買い目があるように映る。
今月中盤は天候相場の重要期の端境期とも言える。作付が完了した現在、受粉期という
天候最重要期入りまで中休みといった趣だ。伝統的に米国市場では、トウモロコシや大豆の
天候相場メインステージ入りは、7月4日のINDEPENDENCE
DAY(米独立記念日)が目安と
される。例年は7月中旬が受粉のピークで、トウモロコシの天候最重要期は7月であるが、
今シーズンは作付遅れから受粉は8月上旬までずれ込むと思われ、例年よりも天候の影響
を受ける期間は長引く可能性が高い。
週明けの東京は軟調な出足となりそうだ。また、今月に入り攻防の激しい、7限(当限)が
いよいよ納会を15日に迎える。納会の受け渡しに対する票読みは、一応は渡し物が多い
買いハナとなっているが、渡し方次第の納会となりそうだ。
7限の行方も需要だが、来週は5限でも5日に付けた安値2万3800円を下抜ける可能性
が高い。最近の持合を下抜けるということは、下値模索の展開となりそうだが、先限で
2万3000円を割り込むような感じも現時点は抱き難い。もっとも、納会翌日には新しい
先限である10年7限が発会するわけで、これまでの先限である5限では2万3000円割れ
程度までの下値はあっても不思議ではない。
個人的には今年の天候相場、どこかで積極的に売り勝負をかけたいと考えているが、
現時点では時期尚早と考えているし、まだ値も足りないと考えている。今年は作付遅れ
から白黒の決着も長引く可能性もある。そうなると、来週からの突っ込み場面は、買いに
分があると思え、先限の2万3000円台は場味などを吟味しながら、再び買い戦線を張る
場面になるのではと考える。
他市場との兼ね合いは近年の相場には非常に重要だが、やはり7月あたりからは穀物は
独自の材料を最優先すべき時期だ。今年の高値は先日付けた2万4740円で終わりなのか、
はたまた2万9000円辺りまで見込めるのか?お天道様次第ではあるが、いずれにしろ、
まだ一気に値崩れを起こせるものではないと考える。個人的には2万9000円は兎も角も、
2万4740円で天井とは思えないのだが・・・?
今週のコメントはこれにて。現在、私の住んでいる千葉県は、梅雨の晴れ間がのぞいており
好天です。では、皆さん良い休日をお過ごし下さい!
17:05現在
2009.6.6
とうもろこし
5日のシカゴ相場は、ドル高などから反落。週末という事情も重なり、ドル高は輸出減少懸念や
ドル建て商品価格にはマイナスに作用することもあり、売り先行で反落を余儀なくされた。
だが、下げ幅は限定的で、引き続きFUNDなどの投機資金流入観測、今シーズンの作付遅れ
から、来週10日のUSDA(米農務省)需給発表で予想単収の引き下げ観測、月末に発表される
作付面積の下方修正観測が根強く、下値も限定的となった。
10日のUSDA需給発表では、東部の記録的な作付遅れを考慮し、予想単収を3〜4ブッシェル
引き下げるという観測がある。そうなると期末在庫の大幅な下方修正が避けられないが、
順調な西部ベルトの単収は過去最高になるとの予想もあり、東部ベルトの悪化分を吸収する
という見方もあり、今年は例年以上に地域格差が大きいことから、事前予想も大きく割れている
印象だ。
だが、いずれにしても弱材料にはなりそうにない。問題は強材料としての度合いだろう。
強材料としてのインパクトに欠けた場合、相場水準に修正が起きる可能性も否定は出来ない。
しかし、事前予想をそれなりに満たした場合、それを切っ掛けに一段高を目指す可能性も否定
出来ない。
現在の相場は新穀の供給を巡り、強材料が目に付く状態であるが、それを背景にFUNDなどの
投機資金流入が相場上昇に一役買っている。原油相場が70ドル台に定着となれば、一層の
投機資金流入の可能性があり、12限で5ドル突破も視野に入る。
だが、4日の「日々の概況と見解」にも記したが、CFTC(米先物商品委員会)が市場の規制・監視
を強化する方針を示したことが、コモディティ全体の下落圧力になる可能性もあり、この辺の情勢
は注意深く見守る必要だがある。最近の原油高が景気回復を遅らせるという見方もあり、こういう
世論が高まるかどうかもポイントだ。
さて、東京は週末に期近の内部要因から急落。この辺の事情は顧客には伝えているが、当サイト
ではこの場でそれを書くつもりはない。
しかし、週明けの東京は週末の円安で、フレート安やシカゴ軟調も吹き飛ばしそうな情勢だ。
来週は先限で2万3000円台のどこかが買い場になる可能性を感じている。
今週のコメントはこれにて。そうそう、今週はUSDA需給発表があります。日本時間では21:30で、
22:00頃には数字の把握が出来てます。
これまでも顧客の一部には発表直後の数字や、その評価をメールなどでお伝えしてます。
当日夜にメールなどでお問い合わせ頂くケースもありますが、当日夜は電話やメールなど連絡で
立て込んでいる為、いきなりのお問い合わせは対応しかねます。
しかし、
口座開設を前提としたお問い合わせを頂いた方で、それを希望される方にもメールにて
お知らせしますので、前日までにお問い合わせください。
ただし、しつこいようですが、口座開設を前提とした方に限らせて頂きますのでご理解をお願い
致します。
では、皆さん良い休日を!
14:00現在
2009.5.30
早いものでもう5月も終わろうとしてます。週明けは6月入りで、世間的には衣替えのタイミング
ですね。私はだいたいGW明けから衣替えしてますが、皆さんは如何ですか?
そうそう、今月2日の当欄で書きましたが、皇居ランニングは続けてます。その皇居周辺の緑も
変化があり、紫陽花の花がところどころで咲いてきてます。まあ走るのに必死で、横目で見る
だけですが。
梅雨入りも迫ってきましたが、相場の方はバシっと当てて、気分は快晴と行きたいですね。
そんなことを希望する方で、私のお手伝いが必要とする方がいらっしゃいましたら、お気軽に
メールkakigaramarket@mail.goo.ne.jpなり電話なりでお問い合わせください。
現在、他社で取引中の方で、そちらの建玉相談でも、何でも結構です。
とうもろこし
5月最終日となった29日のシカゴ相場は、原油高や好調な輸出を手掛かりにFUND買いなどで
堅調。この日発表された週間輸出成約高は予想よりもやや強い内容だったこと、原油相場が堅調
なことなどを手掛かりに、夜間セッション同様に強い動き。だが、高値圏では農家や商業筋の売り
が入り、上値は抑えられた格好だ。
来週発表される週間作物進展度報告で、作付進捗率は91〜92%と予想されており、引き続き
平年よりも遅れている。個人的には作付進捗率よりも作柄発表に注目しているが、順調な作付が
行われたアイオワやネブラスカなどの西部ベルトと、記録的な作付遅れのイリノイやインディアナ
など東部ベルトでどの程度の違いなのか?
来週の天候はCOOL&WETで、未作付の畑にはマイナスであると共に、作付完了の畑に対しても
COOLな天候は発芽や生育を促す条件ではなくマイナスだ。
天候云々は極めて重要だと考えるが、FUNDの買いなどが相場を押し上げていることは疑う余地
が低く、彼らの去就次第という側面はある。だが、今シーズンの作付遅れはFUNDの買い参入に
絶好の口実を与えている点は見逃してはいけない。
週明けはGMの破産法申請が行われる可能性があるが、各市場に影響は限定的で、特に穀物に
影響は少ないと診ているが、注意が必要であることに変わりは無く、市場の反応は注意深く見守り
たい。
今年は昨年以上に作付が遅れたにも拘らず、昨年よりも過熱感は乏しい。昨年はまだ世界経済
危機が表面化する前で、投機資金の動きなど投資環境がかなり違うと言ってしまえばそれまで
だが・・・?
上記した要因が一番だが、高値後の急落劇が記憶にあることも影響しているだろう。だが、昨年
は受粉期の天候はかなり理想的に推移したことは見逃してはいけない。今年も受粉期が順調に
運ぶとは限らないのだから。
昨年は5〜6月でシカゴ期近は概ね5ドル後半〜7ドル65セント(6月最終週で昨年の天井)で
推移していた。今年はまだ5ドルも達成していない。経済環境が違うことで、一概には比較しては
いけないが、新穀12限で5ドル程度の高値を見込むことは冒険だろうか?個人的にはそうは
思わない。シカゴ期近で4ドル中盤に差し掛かり、新穀12限は4ドル後半を窺う値位置だが、
まだ高値余地はあると考えている。
さて、東京だが昨日は新高値更新となった。だが、シカゴ同様にまだ高値余地が十分にあると
考えている。東京についてはいろいろ思うところはあるが、この場では公表は差し控える。
だが、個人的には先限で2万5000円辺りを目指すコースには乗ったと診ており、当面は強気
スタンスを崩すつもりはない。状況次第ではそれ以上の高値を目指す可能性も考えないでも
ないが、それはまだ情勢を見極める必要もあり、まだ何とも・・・
いずれにしても、6月前半は強い相場だと診て、相場に臨んで行きたい。
今週のコメントはこれにて。5月は相場も今ひとつ盛り上がりに欠けましたが、6月の相場は
面白そうで、今後の相場に期待をしつつ個人的には燃えております。
さて、来週以降の相場に備え、私はこれよりジムに行き汗を流してきます。心身充実しないと。
この土日はお問い合わせのメールが何件も来ると嬉しいですね。では、皆さん良い休日を!
12:54現在
2009.5.23
新型インフルエンザの拡大が拡がっておりますが、新聞やテレビの報道を見ていて違和感を
覚えるのは私だけでしょうか?特にテレビは感染者やその周辺の人の人権を尊重しているのか?
と疑問に思います。海外メディアなどでは「日本は偏執狂」という報道がありますが、それもやや
偏った見方ですがある部分では当たっているように思います。
まあ、穀物相場にはもう大きな影響が無い話題ですが、チョット気になったので書いてみました。
では、ボチボチ始めますか。
とうもろこし
3連休前を控えた22日のシカゴ相場は、作付遅れやドル安から上昇。
日曜日〜火曜日にかけてコーンベルト東部で降雨が予想されること、ドルが対円以外の主要通貨
で弱いことなどから輸出に追い風となること、週明けに発表される作付進捗率が77〜80%と、
依然として平年(95%)を下回ることなどが上昇の要因となった。
トウモロコシは毎年6月に入っても作付は行われるが、それらは北部ベルトなどが中心であり、
イリノイ州やインディアナ州という主産地でこれだけ遅れるのは異例。5月後半〜6月の作付では
単収低下が懸念されるわけだが、作付猶予がまだある大豆に転換する農家もいるだろう。
トウモロコシと同様に作付遅れが深刻な米国春小麦は、すでに一部で菜種に作付転換する
動きも顕著だ。
順調な西部ベルトの作付はあるが、東部ベルトの作付遅れは致命的で、順調な作付とは言い難く
今後はその影響を見極めねばなるまい。単収にどの程度影響が出るか?昨年も作付は遅れて
順調ではなかったが、肝心の受粉期の天候が順調過ぎたので、昨年も作付は遅れたが大した
ことはなかったと当て嵌めることはリスクが高い。また、6月末に米農務省(USDA)が発表する、
確定作付面積が明らかになるまでは、下値リスクは限定的になるかもしれない。
新穀(シカゴ12限)で5ドルを超えれば反落リスクは高まるだろうが、現在の相場水準では上記
した作付面積や単収の影響を見極めるまでは、期近(7限)で4ドル割れは考え難いと個人的には
想定している。
さて、東京は円高リスクや当限の商社玉が大幅売り越しであることなど、シカゴ相場以外の要因
で下値リスクはあるが、基本的にはシカゴ相場同様に上値志向が高いと診ている。
それに、この時期にシカゴ相場が上昇基調にあれば、輸入採算で東京相場はプレミアムになる
ことも多いのだが、今年の東京相場は冷静過ぎる。総取組高が少ないことも影響しているかも
しれないが・・・?
(東京相場はプレミアムとは、シカゴ相場よりも輸入コストを足すと割高になるということで、通常
は東京はディスカウント状態になる)
従い、場を見ていても、上値が重く感じる場面に遭遇しても、下値リスクが深く感じられないので、
現状では上値が足りないと思えて仕方がない。
22日のロンドン海運市況は、フレート(海上運賃)全体の先導役であるケープ指数が急騰して
いるが、果たして・・・?
今週のコメントはこれにて。では皆さん良い休日を!
17:44現在
2009.5.9
困難を克服して最後に実らせる。克って実らせる。
私の名前克実の意味です。亡き父が考えた名前ですが、正に相場向きの名前だと思ってます。
もっとも、父も私が相場稼業に就くとは思っていなかったでしょうが。
兎に角、相場に克ちたい。
とうもろこし
9日のシカゴ相場は、天候が引き続き芳しくなく、作付遅れが解消されないという観測を手掛かりに
FUNDの買い意欲が強く相場を押し上げた。
天気予報はシックス・テン(6〜10日後の天気予報)によると、イリノイ南部、インディアナ南部、
オハイオ南部などの東部ベルトを中心にWETな予報のままで、作付進捗が極めて低調な東部ベルト
の天候が不安視されている。
来週11日引け後に発表される作付進捗率は、依然として例年を下回る見通しで、5月中旬までに
作付が出来ないと、トウモロコシから大豆へ作付を転換する農家の出現が考えられ、今後の生育
スケジュールにも支障が出てくるため、単収への影響も懸念される。
この日はセッション中に民間最大手INFOMA社から、作付面積予想が明らかになった。
同社はトウモロコシを8390万エーカー、大豆を7830万エーカーと予想した。米農務省(USDA)の
3月末予想ではトウモロコシ8498万エーカー、大豆7602万エーカーとなっている。
来週は12日にUSDAから月例の需給発表が行われるが、今月から初めて09/10の需給を発表。
要するに今期の生産高予想も出すのだが、5月の発表では生産高予想は2月のOUTLOOK
FORUM
で示した数字をそのまま採用するケースが多く、材料視されない可能性があるが、一部では作付遅れ
を考慮し、作付面積や単収の下方修正が行われるという期待もあるようだ。
9日引け後に発表された5日現在の大口投機玉報告では、FUNDはショート(売り)ポジションから
ロング(買い)ポジションに転じており、週後半の買いも加味すれば、FUNDは完全に買い意欲を強め
ており、ネット(差し引き)3万枚程度のポジションを作ったか?
注:INDEX
FUNDはかねてから買いポジションで、上記したFUNDは従来型のもの。
当面の相場は、株価などに大きな下落が無く、天気予報通りに天候が推移すれば、FUND買いなど
から堅調な相場になる可能性がある。個人的には天候に変化なく、株価が堅調に推移するという
条件を満たせば、7限ベースで450を試すような相場も念頭に置いている。
東京は今週、堅調なまま相場を終えた。今週は特に期近の上昇が目に付いたが、手口などでそれは
見て取れた。手口などの話はこの場では控えるが、期近が堅調な間は各限の相場は大きくは下げ難い
だろう。シンプルに限月間のサヤを見れば、当先のサヤが千円を切った。また、当限と二番限は逆ザヤ
になったが、その二番限と先限でもサヤは千円を切っており、今のサヤなら買い方にハンデは低い。
また、サヤの変化は相場の変化であり、限月間のサヤの動きを見る限り、下値リスクは低いという評価
も下せるか?
現時点で買い方には、まだ利を伸ばすチャンスだと考えているが、昨年の例もあるように、天候相場
本番(7月)を前に下落に転じる可能性は念頭に置きたい。
今週のコメントはこれにて。風薫る良い季節となりましたが、皆さん良い休日をお過ごしください。
尚、お問い合わせなどは常時歓迎してますのでお気軽に。
17:04現在
2009.5.2
GW真っ只中ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?
私は特別予定もなく、DVD鑑賞やジム通いなど普段の休日と変わりません。
そうそう、最近は平日の夕方から夜にかけて、皇居をランニングすることに夢中です。
ランナーの為に更衣室やシャワーなどの設備が充実している施設も多く有り、週一程度ですが
立会い終了後にいい汗を流してます。
私の場合は走っても一周程度ですが、一周5キロを30分切るくらいで走ってます。
ジムのマシンと違い、アスファルトは足腰に響き、皇居は何気にアップダウンもあり、ジムで5キロ走る
よりも体力は消耗します。でも、皇居は景色も素晴らしく走っていても飽きず、今は季節も良いので
風も気持ちが良いです。
さて、相場の話に移りますか!
とうもろこし
1日のシカゴ相場は、作付遅れ懸念の台頭でFUND買いなどが先行し、5限は4ドルに乗せるなど、
堅調な動きを演じた。
今月上旬の産地天候がWETTERとなっており、作付進捗が期待し難いこと、4日引け後に発表される
作付進捗率が平年の58%に対して30%に届かない可能性が噂されていることが買いを誘った。
今期の作付は、コーンベルトでも地域格差を大きく、概ね西部は良好も東部や南部は作付遅れが
著しい。5月に入ったことで、作付進捗率の遅れには相場は敏感になり易い。
理想的な作付は5月中旬〜下旬(地域により異なる)までとされており、5月下旬の作付分からは、
単収が劣るというデータがある。また、大豆の需給がトウモロコシ以上にタイトな現在、トウモロコシの
理想的な作付期を逃した場合、大豆作付を選択する農家も現れる可能性があり、順調な作付は
今期の単収を占う側面と、作付面積が3月末予想から増やせるのか減少になるかを計る上でも
重要である。
近年は作付技術も進んでおり、僅かな晴れ間があれば一気に作付けは進捗するが、出来れば5月
中旬には80%程度の作付が臨まれるわけで、現状ではそれはやや厳しい情勢である。
作付の話は今後の天候によるが、今週は豚インフルエンザに振り回された一週間だった。
だが、豚とウイルスの因果関係が不明であり、現在は豚インフルエンザから新型インフルエンザと
報道するメディアも多く、それに歩調を合わせるように、飼料穀物への影響は軽微との見方に傾いた。
GW明けの東京相場を語るには、シカゴ4〜6日の相場を診ないと何とも言えないが、個人的には堅調
な相場を現時点では想定している。
東京は新型インフルエンザの影響もあったが、安値を売り込み過ぎた反動が大きい。弱気派の台頭や
強気は一部振るい落とされており、内部要因も上値に対して軽くなっている。
まあ、上記したように連休中のシカゴ相場もあることで、目先の相場を今ここであまり語っても仕方が
ないか?
ただし、昨年の例もあり、春の天候で大きく買われれば、その辺からは良い売り場探しになる可能性も
感じている。個人的には東京先限で、かねてから指摘している2万4000円台であるが・・・?
普段よりやや短いですが、今週のコメントはコメントはこれにて。連休中ですが、お問い合わせなどが
ありましたら、遠慮なくメールください。直ぐに返信が出来なくても、必ず返信は致します。
では、皆さん良い連休をお過ごしください。
15:45現在
2009.4.25
今日から大型連休(GW)入りだそうですが、相場に携わっているとカレンダー通りの生活の為、GW
入りという実感は全く湧きません。来月2日からの5連休でようやく連休という感覚ですが、米国市場
が開いていると、国内の連休が恨めしい時も多く、また、我々フルコミッションですと休みが多いのも
考え物。まあ、投資家の多くの方も、GWは嬉しいような悲しいような微妙かもしれませんね。
毎年GWになると、海外に旅行でも行きたいな〜と思いますが、相場に携わっているとなかなか
思い切った休みも取れないし、高齢の母親を放置して長いこと日本を離れることも叶いません。
もっとも、貧乏暇なしでそんな余裕もないけどね。
さて、来年のGWは海外に、いや、今年の暮れから正月にかけて海外に行けるように、相場でバシっと
決めれるように頑張りましょう!
とうもろこし
週末24日のシカゴ相場は、作付遅れなどの強材料には反応薄で反落。
需要面では仕向け地不明の11万トンを超える成約が報告されたことは強材料視されたが、中国政府が
来月から政府備蓄のトウモロコシを輸出するという観測は弱材料視された。
供給面ではこの土曜日〜日曜日にかけてベルト西部で、日曜日はイリノイで、月曜日はインディアナや
オハイオなどを中心に降雨が予想され、作付作業に支障をきたすこと、ベルト北部のノースダコタでは
豪雨の影響でコーン作付予定のうち120万エーカーが作付不能になるなどの見通し、週明け27日の
セッション終了後に発表される作付進捗率が依然として平年対比で大幅に遅れる見通しが強いことなど、
強材料は目に付いた。
今後の相場はやはり作付に関心が向くが、ベルト西部では比較的順調なペースになってきたようだ。
生産高全米第一位のアイオワ州では、一気に40〜50%の進捗率になる可能性が一部で指摘されて
いる。一方で東部ベルトでは降雨の影響で作付進捗はままならず、全米第二位のイリノイ州では、
20%に届かない可能性が高いとされている。
24日の「日々の概況と見解」に記したが、カリフォルニア州大気資源局(CARB)は車両用燃料から
排出される二酸化炭素を抑制するための「低炭素燃料基準」を承認した。その結果、製造過程で
二酸化炭素排出量が多いとされる、とうもろこし由来のエタノールが敬遠されるとの思惑は弱材料視
されている。しかし、、「低炭素燃料基準」の実施は2011年以降で、直ぐには需給関係に影響はなく、
相場に対する影響は一時的なもので、心理的な側面が強いとされている。
さて、週明けの東京は軟調な始まりが想定されるが、この土日の天候次第で週明けのシカゴ夜間
セッションがどう動くかにも注目。場合によっては、週明けの軟調な場面は買い好機の可能性も視野に
入れたいが、東京はドル円の動向には注意が必要だ。
先限で2万〜2万2000円台のレンジが続いているが、このレンジを放れた方に相場は大きく動くような
気が個人的にはしている。だが、時期的には天候リスクなどを考慮すれば、下値リスクは限定的になる
ため、上に放たれた場合の方が相場は魅力的だと思うが・・・?
産地天候やドル円相場、株式市場など外部市場の動向、東京の場の気配などに注視して、来週以降
も相場に臨みます。目先の相場は「日々の概況と見解」を見ていただくか、直接電話なメールなどで
お問い合わせください。
今週のコメントはこれにて。では、皆さん良い休日を!
【お知らせ】
トウモロコシのSPECIAL
REPORTを先着10名様に進呈します。同REPORTは(株)商品データ社が
作成したものですが、分かり易く解説してあり、相場の参考になる内容です。
住所・氏名・年齢・職業・携帯番号など連絡先を明記の上でお申し込みください。
お申し込みはメールkakigaramarket@mail.goo.ne.jpか、電話03−3249−1422です。
16:11現在
2009.4.4
今日は昼過ぎからBSで新装なったNYヤンキースタジアムでの、シカゴカブスを迎えてのオープン戦
中継を観ておりましたが、直ぐに画面が切り替わり、NHKアナウンサーが緊迫した表情で、
「北朝鮮」から飛翔体が発射された模様です」と。何〜、遂に発射したか!とっ、思ったのも束の間で
「発射は誤報」でしたと。。。
国民にとっては地域によって桜も見頃の今日、全く迷惑な話で物騒な週末となりました。
まあ、誤報はもう勘弁して欲しいですが、政府や関係機関には万全の体制で、今後も対応をして頂き
たいものです。
とうもろこし
週末3日にシカゴ相場は、大豆高や作付遅れ懸念が台頭し堅調。今後2週間程度はコーンベルト
の多くの地域でCOLD&WETな天気予報となっており、作付けは順調なスタートを切るのが厳しい
情勢になっており、僚友大豆相場の強い動きも手伝い上昇した。だが、この日の高値圏では農家
売りも多く、上昇幅はやや控えめではあった。また、大豆や小麦買い・トウモロコシ売りなどの
スプレット取引も上昇幅を抑えた格好。
トウモロコシの作付面積が米農務省(USDA)から示されたが、種子会社MONSANTO社はUSDAより
多い8600万エーカーとしている。ちなみに、31日USDAは8498万6000エーカーとしている。
この予想数字に関していろいろな議論や意見はあろうが、6月末に発表する確定作付面積発表までは、
月例のUSDA需給発表などでは、この8498万エーカーを基準に生産高を割り出す事となる。
作付面積は今後、作付に適した天候かどうか?競合する大豆相場との兼ね合いなどで、作付を変更
する農家も出てくるため、今後の天候や大豆相場の値位置も重要になってくる。
天候は現状では作付に適しているとは言い難く、順調なスタートはほぼ望めないような予報だ。
主産地では4月中旬〜5月末が作付期となるわけだが、近年の作付技術の進歩などから一週間も
あればかなり作付は進捗する。しかし、理想は早めの作付けがその後の生育などにもプラスで、
地域によって異なるのだが、5月下旬の作付は単収がやや低下するのだ。
従い、トウモロコシの場合、4月末までにどの程度作付は行われるかが重要で、作付が捗らない場合
大豆に転換する農家も出現する。いずれにしろ、今後は産地天候に注意が必要だ。
また、大豆相場が強い。来週10日に行われるUSDA需給発表で、予想期末在庫の下方修正も噂され、
現時点で予想される作付面積では、需給逼迫懸念が台頭してしまう。作付面積を呼ぶには10ドル台
の相場が必要かもしれない。
トウモロコシは大豆相場が10ドルに迫っていること、来週の天候が非常に悪いことなどの割りに、
上昇幅が鈍いようにも思う。これは大豆や小麦買い・トウモロコシ売りのスプレットや、作付開始前の
農家売りが影響しているのかもしれない。しかし、それらが一巡してしまうと、上値リスクが高まる
可能性は念頭に置きたい。シカゴ市場関係者によれば、5限で410辺りには大量の売りオーダーが
控えているようだ。その辺で反落する可能性はあるが、もしそれを突破したら450辺りまでの可能性
が浮上するだろう。
東京も下値は切り上げつつも、上値がやや重い展開を余儀なくされている。しかし、新高値を更新
しつつ、押し目を入れる相場で、相場のリズムは正に買いと映る。
手口などをあまり意識せず、当面は期先限月の「押し目買い」方針である。
今週のコメントはこれにて。最近、一般委託者が非常に減少してしまっているようで、当サイトにも
お問い合わせなどが以前より減少しております。お〜い、誰かいるか〜。まあ、冗談は兎も角、
お問い合わせなどお気軽に。
では、皆さん、ミサイルが飛んでこないことを祈りつつ、良い休日をお過ごし下さい!
18:22現在
2009.3.28
早いものでもう3月も終わろうとしてます。「週刊版」の更新としても、3月はこれで最後。次回は
もう4月で新年度に突入してます。
首都圏は桜もチラホラ咲き始めましたが、開花後に冷え込んだ為、まだ花見客で賑わうような
状況でもありません。やはり桜は4月というイメージです。
4月と言えば穀物も天候相場に突入です。勿論、天候相場のメインステージはトウモロコシで7月、
大豆なら7〜8月でありますが、作付が始まれば相場は天気を気にします。
そして、天候相場を計る上で重要な、作付面積が今期はどうなるか?確定作付面積は6月末に
米農務省(USDA)から発表されますが、それに先立ちこの3月末に農家から聞き取り調査を実施
した上で集計した、作付意向面積の発表がUSDAよりあります。
今週はその辺を中心にいろいろ書いてまいります。
とうもろこし
週末27日のシカゴ相場は、手掛かり難の中で他商品の下落に連れて軟調な展開。
原油安に加えドルが主要通貨に対して高い(対円では軟調)という、外部市場の条件が売り方に
味方したこと、大豆相場が中国の政府備蓄放出懸念などから下落したこと、INDEX
FUNDの売り
懸念の強い小麦相場の下落など、他穀物の下落も相場には影響した。
だが、個人的には他市場の動きの割りに、相場水準を維持した印象は残る。これは、31日の
一大イベント(USDA発表)を控えて、ポジションを大きく傾ける動きが限定的だった為と思われる。
さて、31日のUSDA発表は、作付意向面積と3月1日現在の全米四半期在庫の発表で、いずれも
今後のファンダメンタルズを計る上で重要だ。
まず四半期在庫だが、25日の「日々の概況と見解」にも記したが、高水準の在庫が確認される
可能性があり、当面の需給はタイトではないと受け止められそう。
事前予想レンジは、68億8800万〜71億4600万ブッシェルとなり、予想平均は70億0300万
ブッシェルとなる。3月1日現在でこのレベルの在庫なら過去最大となる。勿論、年々需要も増えて
おり、この在庫水準だけを採り上げて弱材料とは言い切れないが、少なくても強材料でないことは
明白だ。作付面積と共に四半期在庫も要注目だ。
作付意向面積は、事前予想レンジ8140万〜8900万エーカーと、過去記憶に無いくらい幅広い
レンジで、今年の作付面積が非常に流動的な状態ということが見て取れる。
ちなみに、事前予想平均は8455万エーカーとなっており、USDAが2月のOUTLOOK
FORUM
(農業展望会議)で示した8600万エーカーを下回っている。
だが、世論は予想平均の8455万エーカーよりも低い数字を本音では予想している節もあるが、
今年は本当に予想が難しいのだろう。そうなると、8100万台や8200万台という相場には強材料
となりそうな予想が出ても、実際の作付面積はもう少し増えるのでは?という世論に傾く可能性が
あり、ストレートに相場には反映されない可能性がある。
近年、USDAは3月末に出した意向面積から、6月末に発表する確定面積を上方修正するケースが
非常に多い。
今年は蓋を開けないと、どういう数字が出るか分かり難く、その評価も非常に難しいものになり
そうだ。そうなると、発表された数字よりも、作付期の天候が例年以上に重要になりそうで、3月末の
数字から面積は拡大するのか?予想に近い線となるのか?予想よりも面積は縮小するのか?
思惑が入り込む余地が大きそうだ。
念のため作付面積で生産高はどうなるかを計算してファンダメンタルズを検証する。
単収と収穫率はいずれも、USDA2月のOUTLOOK
FORUMで示した数字を採用し、収穫率は
約91.6%、単収は156.9ブッシェルとする。
事前予想下限8140万エーカーの場合、生産高は116億9800万ブッシェルとなる。
事前予想平均8455万エーカーの場合、生産高は121億5000万ブッシェルとなる。
事前予想上限8900万エーカーの場合、生産高は127億9000万ブッシェルとなる。
09/10の総需要見込みは、現時点のUSDAによると124億5000万ブッシェル。
上記した予想上限8900万の場合、総需要を上回る生産高は更に在庫積み増しになるわけで、
この数字が実現した場合、相場には明らかに弱材料となり、3ドル台を維持するのも難しくなる
可能性があるくらいだ。もっとも、この数字が出される可能性は極めて低そうで実現性は低い。
8455万の場合、生産高は121億5000万ブッシェルとなる。総需要を満たすには3億ブッシェル
ほど低いが、現在の在庫レベルは潤沢で、この程度の生産高が確保された場合、3ドル台の
相場は若干高く映るが、強い違和感を覚えるほどでもないか?
8140万の場合、生産高は116億9800万となり、総需要を満たすには7億5000万ほど足りず、
その分を在庫取り崩しとなるわけだ。今期の生産高が約117億ブッシェルとなれば、相場には
強材料となる可能性は非常に高いものの、作付面積8140万が3月末の予想とすれば「有り」と
いう評価にはなっても、実際はもう少し増えるという世論が高まりそうで、果たして・・・?
ざっと、作付面積で想定計算をしてみたが、一番需要になるのは単収であり、こればかりは天気
次第であり、まさに天候相場なのだ。
今年の場合、例年以上に思惑が強く滲み出そうな状況かもしれない。可能性としての話だが、
下値は2ドル50、高値は5ドル超、いずれも否定は出来ないだろう。
31日の作付面積で相場の予想も大きく変わるが、現時点のファンダメンタルズを意識すれば、
個人的にはまだ相場は下落余地があるように思う。
東京に関しても、基本的にはシカゴ相場と同様に診ている。週明けは軟調な出足を想定している。
だが、東京は当限の強さというか割高感というか、この事が相場に強く影響している。当限が落ち
れば、各限の相場は下げ易くなると思うが、当限(5限)納会は4月15日とまだ2週間半あり・・・
今週のコメントはこれにて。いよいよ穀物は天候相場に突入します。ご質問やお問い合わせなど
あれば、お気軽にお申し出ください。では、皆さん良い休日を!
17:47現在
2009.3.21
3連休中ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?東京はソメイヨシノが遂に開花しました。
私、本日は所用で車にて靖国通りましたが、靖国神社の桜は確かに僅かではありますが、
咲いておりました。しかし、彼岸に桜が開花というのも、何かピンと来ないですね。来週は気温が
やや低下するようで、開花はペースダウンする可能性があり、見頃は来週末〜再来週にかけて
でしょうか?
さて、週刊版としては本日から更新再開となります。よろしくお願い致します。
とうもろこし
まず19日(木)のシカゴ相場は、東京市場立会い中の夜間セッション同様に、ドル安などから
大きく買われ、5限は一時4ドルを超える強い動きを演じた。ただし、高値圏では農家売りなども
多く、東京立会いで織り込んでいる相場水準とほぼ変わらず。
週末20日のシカゴ相場は、材料難から各限前日比ほぼ変わらず。アルゼンチン農家のストの
可能性が高まっていることを手掛かりに買われている大豆相場に反応を示す場面もあったが、
小麦相場は逆に下落するなど、他穀物市場の動向もトウモロコシ相場を変動させるには至らず。
今週は原油相場の動向にも大きく左右されたが、ドル安懸念の再浮上などコモディティ全体に
底入れ感は増している。トウモロコシは今春の作付面積がどうなるか、米農務省(USDA)が
農家から聞き取り調査を実施した上で今月末に発表する、作付意向面積がどうなるか?
ファンダメンタルズを計る上で一番微妙な時期ではあるが、上値リスクが高まる時期ではある。
また、需要面でもガソリンにエタノール混合比率を高める方向で世論が高まっていることなども
あり、世界的な景気後退による需要減少懸念も、昨年末〜年初にかけて織り込んだ可能性が
ある。
シカゴ相場としては、350程度までの下値リスクは解消されていないが、450辺りを目指す
可能性も増してきており、やや上値リスクが勝っているような情勢か。
ファンダメンタルズは上記したように微妙な時期だが、シカゴ相場は素直に評価すれば
「押し目買い」となりそうだ。
さて、東京に視点を移すと、上記したシカゴ相場押し目買い=東京相場押し目買いと単純では
ないところが微妙。
東京も大所から相場を見れば、昨年末で大底は打っていると見るべきで、その意味では買い
相場ではあるが、現時点では実践的には買い難い。むしろ売りに映る。
今週の相場はようやく下落に転じたが、それまでの上昇はフレート(海上運賃)の上昇も原因
ではあるが、東京市場内部要因による上昇という側面が強い。具体的に言えば、東京市場で
某商社と思しき筋が大量の売り玉を買い戻す動きを続けたことで、相場を期近から押し上げて
いたのだ。だがそれによる副作用が、東京期近はシカゴ相場に比較して割高感を生み、別の
商社と思しき筋の売りを誘い、期近が急反落したことで期先にも商社勢の売り意欲を高め、
各限が水準を下げだしている。要するに、ある商社の買いで上昇し、別のある商社の売りで
下げたという図式である。
手口に関しての記述はあくまでも個人的な推測であることはご理解ください。
週後半の下落で、期近の割高感はかなり解消されたが、売り方の買戻しがまだ一巡した気配が
低く、期近にはまだ下げ余地を感じ、ドル円も19日(現地)に一時94円台に突入したように円高
リスクもあり、現状ではまだ相場は下値リスクが高いと診る。
ただし、東京19日の相場を診ても分かるように、期先の下げ幅は限定的であった。東京期先は
期近と異なり割高感(輸入採算という意味で)は特に無く、個人的な計算では中立程度のサヤ
でもあり、ここから期近安に影響を受けて大きく連れ安するようなら、その安値場面を追いかけて
売ることは、今春の安値を売る可能性もある。
現時点では売り方有利と診ているが、ここから更に大きく相場水準を切り下げれば、東京は期先
に関しては買い場になる可能性も念頭に。
今週の相場コメントはここまで。穀物相場はいよいよ天候相場が迫っております。
相場の当たり外れは別として、当サイトでは穀物相場に全力投球しており、私自身、穀物に関して
は詳しいつもりでおります。お役に立てるかどうかは分かりませんが、ご質問や建て玉に対する
お悩みなどあれば、遠慮なくお気軽にkakigaramarket@mail.goo.ne.jpまでメールか、週明けに
03−3249−1422までお電話ください。
では、皆さん良い休日をお過ごしください。
22:10現在
2008.2.28
とうもろこし
27日のシカゴ相場は、新穀の需給見通しなどが弱材料視され下落。
バージニア州で開催されている米農務省(USDA)主催の農業展望会議(OUTLOOK
FORUM)
において、新穀トウモロコシの予想期末在庫が事前予想15〜17億ブッシェルのところを、
17億2000万が示されたことは大きく弱材料視された。また、NY株価の下落や原油安も
相場の重しになっている。
OUTLOOK
FORUMで示された期末在庫17億2000万ブッシェルは予想以上に高い在庫水準
ではあったが、意外に在庫率に換算すると13.8%と低く、このことは相場の下値を支えた。
在庫水準そのものは非常に高いレベルで、昨日発表された今春の作付面積8600万エーカー
から、傾向単収(トレンドイールド)から今期の予想単収を156.9(前年比+3.0)に置き、
今期(9/10年度)の生産高が123億6500万が示されたことが大きい。
一方で、需要見通しを世界的な景気後退局面の中でも、総需要見込みを前年対比5000万
ブッシェル増加となる124億5000万ブッシェルが示されたことで、供給圧力を消化する需要を
見込んだ。国内飼料向け需要は1億ブッシェル減少も、輸出需要をアルゼンチンの減産を補う
格好で1億ブッシェル増加を見込んだ。また、最大のサプライズはエタノール向け需要で、
前年の36億ブッシェルから41億ブッシェルに引き上げ、5億ブッシェルも需要増加を見込んだ。
これはオバマ米大統領の24日夜演説で、クリーンで再生可能なエネルギーが必要と述べた
ことなどを追い風に、ガソリンへのエタノール混合比率上限を現行の10%から引き上げ観測
などが強まっていることなど、新政権でも当面はトウモロコシ由来のエタノール需要にはプラス
と診られていることが影響か。
OUTLOOK
FORUMはあくまでも目安であり、今春の作付面積はザックリとした机上の予測で
あり、今期の単収に至っては尚更机上論ではある。だが、市場は供給面に関しては、机上論と
して素直に受け止めた感はあるが、需要面に関しては机上論としても受け止め方は微妙で
あったような感触。確かに世界的な景気後退は大きく、果たしてUSDAの予測する需要は実現
するのだろうか?というのが大方の受け止め方だ。
今後のファンダメンタルズを計る上では、今回のOUTLOOK
FORUMで示された数字を基準に、
需要がUSDAの予想を達成出来るかどうかの見極めと、供給面では3月末に発表される
農家から聞き取り調査などを実施した上で発表される作付意向面積の数字、作付動向から
受粉期の天候など作柄を注視し、実際の作付面積や単収が実現出来るかどうかを見極めて
行く事となる。
シカゴは3限から5限に中心限月が移ってきているが、5限で350を目指す展開を想定したい。
個人的には350を下回って320辺りが実現しても不思議は無いと思っているが、最近の相場
はどうも下値に対する抵抗も強い。現状ではまだ4ドルを取りに行く気配も薄く、弱持合を想定
しているが、3月も後半に入れば天候面への意識も高まる。相場は下げないならば上昇に
転じる可能性もあり、今後はあまり安値場面を期待するのもどうか?そんな感触を個人的には
抱いている。
東京は週明けは軟調な動きで、3月の幕開けとなりそうだ。
しかし、残念ながら弊社はその相場に18日まで参加は叶わず(現有建玉の手仕舞いは可能)、
顧客の現有建玉の方向に動くことを祈りつつ相場を見守る立場である。
今週のコメントはこれにて。
しかし、業界はどこへ向かっているのでしょうか?個人的には市場そのものは無くならないと
思っているが、これまで市場を支えてきた我々ブローカーは・・・?
市場の流動性低下は危機的な状況であり、日本の市場は空洞化が一層進むのか?
まあ、個人的な思いや意見はいろいろあるが、こういう場ではそれは胸にしまっておくことが
大人でしょうか?まあ、当サイトはこれまでも相場見通し中心で、政治的なことなどは避けてきた
つもりなのでこの辺で止めにしておきましょう。
当サイトで次回のコメントは、日々の概況と見解では18日から、週刊版では21日からの再開
となります。では皆さん、暫くの間はさようなら。。。
22:32現在
2009.2.7
とうもろこし
6日のシカゴ相場は続伸。DRYな天候が注目されているアルゼンチンでは、来週の予報が
一部でWARM&DRYが示され、受粉期の峠を超しているトウモロコシよりも、天候重要期の
大豆相場が強く反応を見せ買われたことで、それに追随する上昇となった。
また、今月後半には同国で農家ストの可能性があることなども、大豆を中心に強材料視され
ている。
来週は10日に米農務省(USDA)需給発表が行われるが、トウモロコシに関しては需要の
引き下げが取り沙汰されている。需要は輸出・飼料・エタノール向けなど、各部門で下方修正
が噂され、総需要予想の下方修正、それに伴い08/09予想期末在庫の上方修正に至る
可能性は強い。一部では期末在庫は20億ブッシェルを超えるという見方もあるが、公式な
見解では、17億4000万〜19億4000万ブッシェル(USDA1月は17億9000万)のレンジと
なっている。
10日の需給発表では、トウモロコシは弱材料になる公算は高いが、同時に発表される世界
需給見通しにおいて、アルゼンチン大豆の生産高の下方修正が、当初市場が認識していた
ものよりも大きくなる可能性が浮上。USDA担当官によると、同国の生産高は4250万トンと
なり、1月USDAの4950万トンから大きく減少する可能性がある。
従い、トウモロコシには弱材料となっても、大豆には強材料になる可能性があり、そうなると
今春の米国の作付を睨んで、大豆に上昇に対してトウモロコシも追随する可能性も否定は
出来ない。
だが、今週のシカゴの動きを振り返れば、トウモロコシは週前半の下落を、後半に挽回した
だけで、けして強いとも言えない。需給はこのところアルゼンチンの作柄低下などから、
米国産需要がやや改善はしてきているが、在庫水準はけして低くなく(むしろ多め)、
現在の相場水準はやや高く映るが、作付時期を睨んで大豆の上昇が止まらないと、
トウモロコシも下げ難い状況でもある。
さて、東京だが、今週前半はシカゴ安にも拘らず、下げ渋る展開を続け、シカゴが反発に転じた
週後半は大きく上昇するなど、強い足取りをする週となった。
それらの最大の背景は、フレート(GULF〜JAPANのPANAMAXの運賃)の上昇によるところが
大きく、また、期近○限を某商社が間断なく買うことなど内部要因も上昇に一役買っている。
フレートに関しては、昨年の世界的な金融危機〜景気後退により、新規発注の新造船などを
キャンセルする事例が多かったこと、古船などの廃船を推し進めたことなどで、不況の影響が
フレート高に繋がっている部分もある。また、ファンダメンタルズから下落予想をしていた穀物
相場が、思うように下落しないことで、成約を見送っていた需要家が成約急ぎだして、それが
フレートにも影響しているようだ。
やはり、東京でトレードするにおいて、シカゴ相場ばかりを分析して東京を疎かにしては
いけないことを、改めて実感させる週となった。
TEND
is
FRIENDとすれば、シカゴは弱く見えたとしても、東京は流れを味方に強気方針が
現状では無難ということとなる。
だが、今回の上昇が本格的な上昇相場に発展するかどうかは微妙。個人的には来週は
押し目買いに分があるように思うが、13日の納会を経て翌週16日から発会する新甫限月
に関しては、高い水準は買いで追いかけたくない。新甫は高場がむしろ売り場になる
可能性も感じている。
いずれにしても、流動的な要素が多く、柔軟な対応を心掛ける場面ではないだろうか。
相場は強く見せたり、弱く演じたり繰り返しているが、現時点では先限で1万5000〜2万円
のレンジ内の相場であり、大きな逆張りとも言える。
今週のコメントはこれにて。皆さん良い休日を!
23:02現在
2009.1.31
とうもろこし
1月最後にセッションとなった30日のシカゴ相場は、材料的な決め手に欠け、月末のポジション
解消の商い主体で小幅続落。
焦点になっているアルゼンチンの天候は、今週末〜来週火曜日まで生産地の60%をカバー
する降雨が予想されている。ただし、降水量は少なく作柄への寄与は微妙との見方もあり、
一方的な展開を生むことはなかった。
トウモロコシに関しては、アルゼンチンの減産幅が多少大きくなっても、世界第一位の輸出国
である米国の在庫水準が潤沢なこと、中国も輸出余力の向上が噂され、一気に需給が逼迫
する可能性は低い。だが、問題になるのは大豆で、米国の在庫水準も低く、中国の需要が
現時点では衰えておらず、今後の天候次第では世界需給がタイトになる可能性がある。
従い、トウモロコシは現時点のファンダメンタルズでは、今の相場水準は背伸びをしている
印象はあるが、大豆がこのような情勢の中で、今春の米国の作付期を控えて、大豆を無視
して下落することも許され難い状況である。
米国ではトウモロコシと大豆の生産地域はかなり被り、農家は経済的な見地や連作障害
(同じ作物を長く続けて生産すると、病気など発生し易くなりローテーションを意識する)などを
考慮して作付けを決定する。トウモロコシは大豆に比較して、高単収を期待し易いのだが、
作付コストは大豆の倍程度を要し、コストなどを考慮して経済的な見地では1対2.2(大豆)
の価格差が有利不利の分かれ目である。2.2倍以内ならトウモロコシの作付有利、それ
以上なら大豆にメリット有りということ。
アルゼンチンの今期の天候は確かに悪い。それがどの程度作柄に影響しているのか?
また、大豆に関してはトウモロコシよりも天候の影響が強い期間がやや長いことも影響だ。
だが、天候が回復するとか、作柄への影響は軽微であった、などということとなれば、
トウモロコシの3ドル後半、大豆の10ドル前後の相場は如何にも高い。
今回のアルゼンチンの天候が、在庫水準の低いなかで起きたとか、米国で起きたとなれば、
青天井のような上昇相場を描いたかもしれないが・・・
ましてや、世界的な金融危機の最中でもあり、このことを必要以上に採り上げて買うことは
リスクが高いように思う。
来週からは2月の相場となるわけだが、かねてから当サイトで指摘している
FEBRUARY
BREAK(2月崩れとか2月安という意味)となるかどうか?個人的にはそれを期待
している。その後は買い場探しもアリだと思うが、現時点では・・・
週明けの東京は、小幅な値動きで幕を開けそう。このところ、レンジ内の相場となっており、
売り買い共に決め手に欠けるが、2月からは証拠金の引き下げなどもあり、何とか動意づいて
欲しいものだ。
しかし、レンジ内の相場とは言え、一日の値動きを見ていると、毎日日計り商いは狙いが
成り立つ動きをしている。通常の相場狙いは捨てて、毎日日計りに徹するなんてことも
考えても良いかもしれない。その場合は手口などの吟味が重要で、場に張り付いている
我々外務員の出番だが・・・
今週のコメントはこれにて。最近のご時世にも拘らず、年末から年初にかけて新規口座開設を
して頂けたお客様が何人かいらっしゃいました。大変ありがたいことで感謝しております。
友人が言うには、今までサイトを真面目に運営したきたからだと。
本当にそうなら嬉しいことです。そういえば、来月の21日でサイト開始丸8年になります。
今後ももっとお役に立てるよう精進しますので、これからもよろしくお願い致します。
あっ、最後に、新規口座開設希望などのお問い合わせは、kakigaramarket@mail.goo.ne.jpまで
お気軽に連絡ください。
13:20現在
2009.1.17
とうもろこし
週末16日のシカゴ相場は上伸。有力生産国アルゼンチンのDRYな天気が回復に至らず、
それを囃して堅調な出足。その後、セッション中に発表されたINFOMA社の作付面積予想が、
8270万エーカーと同社前回予想8228万エーカーからは小幅上方修正も、一部では100万
エーカー程度増えるという見方も存在したため、相場に対してはやや強材料となったことなどで、
19日がキング牧師誕生日で休場になるため3連休を控えて、市場参加者が通常よりも少ない
多少閑散な市場のなかで、ショートカバーなどが誘われた格好だ。
ちなみに、INFOMA社予想で大豆は8080万エーカーと前回予想8145万エーカーから下方修正。
今回のINFOMA社による作付面積だが、相場にはやや強材料と映るが、この日はアルゼンチン
の天候懸念などを買った印象で、同社予想に反応は限定的だった。
やはり、「日々の概況と見解」7日に記したように、今年は作付期直前にならないと、どちらを
作付するか流動的な情勢のようだ。
15日までとされていたINDEX
FUNDのリバランスが終了した後に、相場は上昇したが、需給を
反映した相場とは言い難く、投機主導の展開で反発している。今週後半の相場反発により、
実需筋は再び米国産トウモロコシに関心が薄れ、他国産や小麦などへ関心が向きそうだ。
相場反発は低迷している需要を、更に低調なものにする可能性は高く、需要の着いてこない
現状で、南米の供給不安はあるものの、米国産はまだ作付に間があり、大きな供給不安を
取り沙汰する時期でない現在、やはりシカゴ期近の4ドル前後の相場は、在庫水準などを
考慮すれば、「敷居が高い」ように思うが如何に?
東京は週明け、堅調な相場で始まる可能性は高い。だが、個人的には来週前半の高値場面は
再び売り場となる可能性があると思え、場味や手口を睨みながら、売り狙いと考えている。
再び買い相場が訪れるとしても、現時点ではまだ時期尚早。需要不振の中でやや割高に映る
今の相場は、やはり買いで組み立て難い。買いを考えるのは、少し暖かくなって作付の声が
聞こえ始める頃ではないだろうか?今年は伝統的に言われる、FEBRUARY
BREAKになるような
気がしている。
今週のコメントはこれにて。厳しい寒さが続いておりますが、皆様におかれましても、健康管理
には十分に気をつけて過ごしてください。では!
16:54現在
2009.1.11
今年最初の更新ですが、遅い時間になってしまいました。
とうもろこし
週末9日のシカゴ相場は、大豆の大幅高に連れて小幅堅調な動き。
DRYな状態となっている南米アルゼンチンでは、今週期待された降雨が雨量・降水範囲共に
不十分であり、大豆を中心に大きく買う手掛かりとなった。
だが、トウモロコシには週明け12日に行われる、米農務省需給発表にて需要面の引き下げなど
が警戒され、上昇幅は小幅に止まった。
目先の相場は原油相場や、南米の天候に関心が強いが、大豆とトウモロコシでは需給や在庫
などのファンダメンタルズに大きく乖離があり、トウモロコシには弱材料が目立っている。
今回、米国産の生産高の引き下げ観測もあるが、中国の生産高が上方修正されそれを補う
可能性がある。また、需要面が弱過ぎて強気のシナリオは建て難い。
だが、今春の米国作付を睨むと、現在の相場水準ではトウモロコシよりも大豆の方が、農家は
経済的には魅力が高く、トウモロコシよりも大豆作付志向が強まると、トウモロコシは需要が弱く
ても供給も09/10年産は期待もし難くなり、一方的に売られる展開にもならない。
だが、まだ作付には3ヶ月ほど間があり、「日々の見解」7日に記したように、年末から年始に
かけてトウモロコシ種子の販売は前年比15%ほど良いようで、一概にトウモロコシの作付が
減少するとも言い難い。そもそも、米国では種子会社がトウモロコシの改良に力を注いでおり、
大豆よりもトウモロコシの方が期待以上の単収を期待出来、農家もその辺の事情も手伝い、
大豆よりもトウモロコシ志向は強いのが現状である。
当面の相場には、天候重要期に入る南米の動向が鍵を握りそうだが、余程のことがなければ、
相場上昇は限度があるように思う。
個人的には、確たる根拠はないものの、今年の相場はFEBRUARY
BREAKになるような気が
している。FEBRUARY
BREAKとは、穀物相場で伝統的に言われる、2月の暴落である。
さて、週明けの東京は、本邦祝日にあたる12日の、米農務省(USDA)による需給発表があり、
それを受けた12日の相場を見ないことには迂闊なことは言えない。だが、事前予想は下記に
記すが、トウモロコシには弱材料になりそうで、果たして・・・?
DAW
JONES社集計による、12日のUSDA需給発表の事前予想は次の通り。
トウモロコシ単収 予想平均153.3 予想レンジ152.3〜154.5 11月USDA153.8
トウモロコシ生産高 予想平均118億9200万 予想レンジ118億8000万〜120億7800万
11月USDA120億0200万
トウモロコシ予想期末在庫 予想平均14億8900万 予想レンジ12億9200万〜16億2700万
11月USDA14億7400万
大豆単収 予想平均39.1 予想レンジ38.7〜39.6 11月USDA39.3
大豆生産高 予想平均29億1000万 予想レンジ28億7900万〜29億4000万
11月USDA29億2100万
大豆予想期末在庫 予想平均1億8600万 予想レンジ1億5900万〜2億1500万
11月USDA2億0500万
では、コメントはこれにて。皆さん、良い連休をお過ごしください。
23:47現在