担ぎねぶた

-月刊-
4月号
(2004年Web版)

発行:事務局広報部

『 青森工業高校にある ミニねぶた と ねぶたの面 』

 この場を借りて、現在、青森工業高校にある「ミニねぶた」と「ねぶたの面」を紹介しよう。
 まずは「ミニねぶた」。製作者は今年3月に同校電気科を卒業した立田健太君。立田君は皆さんも
既にご存じかと思いますが、
ねぶた師の内山龍星のお弟子さんです。立田君は過去に「茨木」や「勧
進帳」などのミニねぶたも手掛け、県観光物産館アスパ
ムで行われた「ミニねぶた展」などにも展示
された事もあります。同校にあるこの「ミニねぶた」、題材は「金剛力士」で、高さ約80cm、幅
約90cm、奥行き約50cmで校長室にガラスケースの中に納められ飾られている。
小さいながら
も迫力があり、昼は昼なりの趣があり、夜は夜で灯の入ったねぶたが暗闇に浮かぶ姿は何とも言えな
い。
 
次に「ねぶたの面」。面は私の知る限り同校には3面あると記憶している。1つ目は、同校担ぎね
ぶた初陣作「関羽」の面。この面は同校青工会館2階の同窓会資料室内にある。2つ目は、確か第2
作?「黒旋風
李逵」の面。こちらの面は同校小会議室内にある。どちらも製作をしたのは同校インテ
リア科の三崎亨教諭。三崎教諭は同校担ぎねぶた初陣以来、10年以上にわたり、製作の陣頭指揮を
執ってこられた方です。最近では同校近隣に関わる歴史上の人物を題材に取り上げているのですが、
あまり知られていないような人物が多く、その人物の素性などを詳細に調べ上げて題材に取り入れて
いるとは、ほとんどねぶた師と変わらない。と言っている私も人物の素性を調べたりするのにお手伝
いしてるんですがね…。3つ目は平成14年出陣「水原衛作・合浦築造に挑む」の面。製作者は立田
君。面は同校応接室に飾られている。このように、青森工業高校には1つの「ミニねぶた」と3つの
「ねぶたの面」があるのです。

 さて、同校の今年の担ぎねぶたの題材もそろそろ決まるようだ。今回取り上げられた人物は「新城
源治郎」という人で、現在
青森市新城地区にその昔存在した新城々の初代城主と言われている人物
である。あらすじはほぼ完成したようですが…。どの
様な下絵が完成するかは乞うご期待!
【記:高谷俊幸】

【 ミニねぶた/金剛力士 】 【 ねぶたの面/水原衛作 】

    『 あおもりウインターフェスティバル2004
         今年のねぶたの面と氷のモニュメント出来栄えは… 〜 』

 桜の開花予想も発表され、4月19日頃には桜が咲き始めるらしい。ようやく北国青森にも春がや
って来ますね。

 さて、2ヶ月以上も前の話題になりますが、2月初め、県観光物産館アスパム裏の「青い海公園」
では「雪と遊ぼうスノー
ランド」、県庁隣の「青い森公園」では「食と灯りのハートフルロード」と
題し
て、第26回青森冬まつりが開催された。私は「青い森公園」へと足を運んでみた。公園の一画
には大きなテントが張られ、その周りにはを市内ホテルなどの出
店が並んでいた。テントの下では防
寒具に身を包んだサラリーマンやOLなど老
若男女がビールや熱燗を酌み交わし、おでんなどをほお
ばる姿が多数見られた。

 また、公園北西角には昨年同様「ねぶたの面と氷のモニュメント」が出来上が
っていた。昨年は氷
に細かいひび割れのようなものがあり、せっかくのねぶたの
面がほとんど見えなかった。今年はとい
うと、透き通った氷の奥に迫力のあるね
ぶたの面が映し出されていた。ねぶたの面の作者は、ねぶた
師の千葉作龍さんで、
4面それぞれ違った味わいを見せていた。
【記:高谷俊幸】

【 今年のねぶたの面と氷のモニュメント 】

『 いよいよ本格的に活動開始です 』

 やっと暖かくなって来ましたね。この間急に雪が降ってきて折角交換した夏タイヤをあわてて冬タ
イヤに交換した人もいたのではないでしょうか?そう言う私がその一人です(とは言っても職場の車
ですけどね…)。
 4月に入り、いよいよ当会も(他の団体もそうだとは思いますが)運行に向けて活動を開始します。
これまで本格的な担ぎねぶた製作の準備段階として、3回(4月にも2回程予定あります)行なわれ
た「部品製作会」や青森ねぶた囃子連合会などの囃子練習など、雪の残る中参加活動してきましたが、
これからはもっともっと活動内容が広がって行きます。
 今月に入ってまず活動再開となるのが、当会主催による「ねぶた囃子講習会」です。今年の一発目
と言うことで多数の方々に参加してもらいたかったのですが、やはり一般の方には時期が早いのかあ
まり人数は多くなかったのが現状です。しかし、新規で講習会に参加して頂いたのが3名もいたので、
まずまずの出だしといったところでした。実のところ、この第一回目のねぶた囃子講習会を開催する
に当たり、いろいろと問題?が発生しました。まず、笛の講習に関して、当会の笛吹きの指導方法が
バラバラで良いのか?ということ。たしかに当会の笛吹きは皆違う師匠の下に教わってきたのだから
仕方ないのだけど、数年前から「指番号」を基本に指導するということを確認したのを思い出し、そ
れを基に当会の笛講習を確立させようということで一件落着。でも、当会の笛吹きが皆、指番号にあ
やふやなところがあるのでそれが今後の課題といったところか…。次に太鼓・手振り鉦は、現状維持
で良いのではないかということで、こちらも一件落着。続いて、囃子講習会会場としてお世話になる
荒川市民センター様にお願いをし、毎月発行している荒川市民センターの「センターだより」に当会
の講習日程を掲載させて頂けることになった。この「センターだより」は荒川地区の世帯に配られる
そうで、約2500部も発行されており、地域に根ざした活動に一層の幅が期待できそうでうれしいかぎ
りです。それらのことも踏まえ、第一回囃子講習会へ向けて会員のみで事前練習会を開きました。急
な予定のせいもあってか然程人数は集まらなかったものの、数ヶ月ぶりのねぶた囃子に皆汗を流して
いた。たった数ヶ月と言ってもブランクの方は相当にあるらしく、指が動かない、リズムが合わない
など四苦八苦…。でも、時間が立つにつれ感を取り戻して来たのか最後の方では上手くまとまった演
奏が出来たのではないかと思う。この調子でこれからの長い囃子講習会を向かえて行きたいと思う。

【 第一回ねぶた囃子講習会 風景 】

 「部品製作会」「ねぶた囃子講習会」の他にもまだまだたくさんのことがあります。
 昨年のねぶたの嫁入り先がとうとう決まらず、5月の本格的な製作開始前までに解体しなければな
らないという事態に陥ってしまいました。なんとも残念なことです。先日までは関東方面への嫁入り
の話があったのですが、先方の方の都合でなくなってしまいました。しかし、圧倒的な資金不足の当
会にとって、電球一つでも節約したいところ。解体したねぶたからはまだまだ再利用できる部品がた
くさんあるので一概に引き取り先がないことが良い悪いの判断にはつながりません。大型ねぶたは、
解体というとすべて(電球から配線、木材まで全部)廃棄物というからもったいない限りです。近い
うちにちゃんと魂抜きなどをやって解体することにします。それはそうと、今年のねぶた祭りの概要
がおおまかではありますが、発表になりましたね。運行コースも昨年から変らず、一斉運行・解散方
式。カラス対策と
いいますが、テレビや新聞等で見るほどカラス族の人達が大勢いると言う風には見
えないのは私だけでしょうか?衣装も売っている店が少なくなっているのもあるのでしょうが、私達
が衣装を買いに行く店までも少なくなっているようで、少し困っています。わざわざ市外・県外にま
で買い付けに行くのって面倒くさいですもんね。と、言っておきながら当会では毎年県外へ鯉口や腹
掛け・又引きなど購入に言ってるんですけとね…。
 
さて、これから忙しくなります。製作・協賛金集め、各種会議など、毎年のことだけども考えると
先が長くて思いやられます。でも、始まったばかり、張り切っていきましょう!!
【記:小笠原広昌】

 《編集後記》
今月から変則6ヶ月の編集者となりました。いつものことながら、書く記事に困っています。最近導入したインターネットをフル活用して掲載記事を探し出して行こうと思います。なんか見たような記事が載っているなと感じても気にしないで笑って読んで頂ければと思います。(小広)