担ぎねぶた

-月刊-
5月号
(2004年Web版)

発行:事務局広報部

     『 平成16年度青森工業高校担ぎねぶた題材決定!
                          〜青工高ねぶた同好会いよいよ活動開始〜

 先頃、平成16年度青森工業高校担ぎねぶたの題材が正式に決まり、下絵も完成した。4月19日には青工高ねぶた同好会が今年度の活動を開始し、現在は面や手足などの部品製作に取り組んでおり、7月20日頃の完成を目指している。また、4月26日からは同好会の生徒達を対象にした囃子講習会(私が教えています)も始まり、校内の一画は一足も二足も早いねぶた祭の雰囲気に包まれている。この囃子講習会は青工高担ぎねぶたが完成するまでの間、週1回ペースで定期的に行われる予定。
これから先、青工高担ぎねぶたが完成するまでの間、毎月の会報に製作の様子などを掲載して行きたいと思いますのでお楽しみに!
【記:高谷俊幸】

《題材解説》青森市の新城という地名は、その昔、新城源治郎が城を築いた事から付けられたものである。しかし、その詳細は不明な事が多い。
城跡は現在のJR奥羽線津軽新城駅から約240m西方の旧国道7号線の左側丘陵に位置する。城は一ノ郭・二ノ郭・三ノ郭から成り、一ノ郭(本郭)は丘陵の頂にあり、約100m四方の平地に館を一棟建て、四方を高さ2mの土塁で囲んだ。二ノ郭は本郭の南側に位置し、東西約80m・南北約180m。三ノ郭は本郭の西側に位置し、東西約70m・南北約100m。どちらの郭も本郭同様に土塁で囲んでいた。城の中腹には蔵王宮(現在の金峰神社)を文治年中(1185年〜1189年)新城源治郎館主の氏神として勧請した。この蔵王宮は蔵王権現の末寺で山岳仏教が盛んな時に蔵王信仰を広め衆生を救い導くために源治郎が祀ったものとされ、慶長年中(1596年〜1611年)新城大学頭の時に落城するが、新城村民の願いにより、神主・有馬伊与太夫が新城村の氏神として奉遷した。この館からは青森一帯、遠くは外が浜(現在のむつ湾)まで広く見渡す事が出来た。城主の新城源治郎は敵襲に備え、いつもここから外が浜を睨んでいたのである。

平成16年度 青工高担ぎねぶた
『新城源治郎 外が浜を睨む』

   『 桜は散るも… 「じょっぱれ弘前」春ねぷた勇壮に!』

 園内のソメイヨシノが三分から五分散りとなった弘前では、4月29日夜、今年で7年目を迎え、弘前城さくらまつりの風物詩ともなった「じょっぱれ弘前」春のねぷた運行が行われたので足を運んでみた。辺りが暗くなった夜七時、「津軽情っ張り大太鼓」を先頭に上土手町を出発した大小五台のねぷた(扇ねぷた四台、組みねぷた一台)は、大勢の見物客が詰めかけた土手町通りを進み、ドテヒロ(旧ハイローザ跡地)までを運行した。運行された中で最も大きな扇ねぷたは高さ9.5b、幅7.5bで、ねぷた絵師の木村邦仙氏による鏡絵が「連獅子」、見送り絵は「白拍子」である。見送り絵の周りの袖と呼ばれる部分には、弘前城の天守閣と満開の桜が描かれていた。沿道の観客らは道幅いっぱいのねぷたの迫力に圧倒されながらも一足早い夏祭気分を味わっていたようだ。この「じょっぱれ弘前」春のねぷた運行は5月1日にも行われたそうです。この運行を見ながら私は「青森市でも桜の時期に合わせて、こんな感じで新町通りとかでねぶた運行出来ないのかなぁ…。五所川原でも5月1日に特別運行あったし…青森ねぶたは一歩も二歩もこの点では弘前や五所川原に遅れをとっているなぁ…。」と感じた。
【記:高谷俊幸】

 
「 鏡絵:連獅子 」    「 見送り絵:拍子 」 「 津軽情っ張り大太鼓 」

〜 担ぎねぶた製作運行協賛者を大募集中!! 〜

 5月6日から本格的に担ぎねぶたの製作に入りました。ここ数年、担ぎねぶたの製作運行資金(協賛金)の調達も難しくなり、また、毎年の事ではありますが、担ぎねぶたの製作と並行しての協賛金集めのため、我々も苦慮している所です。今年も市内各所へ担ぎねぶた協賛のお願いに伺う事にしておりますので、その際は何卒、御協賛下さいますようお願い申し上げます

『 昨年の担ぎねぶたの行方は… 』

 昨年の担ぎねぶた『歌舞伎・神明恵和合取組<め組の喧嘩>』の嫁入り先もとうとう見つからず、解体の運びとなりました。何とも悲しいことですが、先月18日に「魂抜き」神事?の後、解体作業へと移りました。これで、担ぎねぶたを解体するのは2回目なのですが、やはりと言うか何というか…結構廃棄物って出るもんですね。製作している時はあまり気にしていなかったけど、解体してみると量が物凄くて処分に困ります…(こんな事を言ったらねぶた怒るかな?)今回、一人担ぎの方は、中の木組みをそのまま残し、今年の題材である「渡辺綱と一条戻橋の鬼女」の「鬼女」にそのまま使用すると言うことで、資源の有効利用と製作時間短縮を兼ねた方法を取っています。本体である十人担ぎねぶたは台座の寸法を若干縮小すると言うことで再利用は叶わず、ねぶた自体もやや小さめに出来上がる予定で、一人担ぎと然程変わらない大きさの人形になる。何となく迫力に欠けるかも知れないけれど、担ぎ手の慢性的な不足を考えると仕方ないことか…。
 いずれにしろ、これから約3ヶ月、皆で頑張って行こう!
【記:小笠原広昌

【 本体:四ッ車大八 解体の様子 】 【 一人担ぎ:め組 辰五郎 解体の様子 】
『 順調です。ねぶた囃子講習会! 』

これまで3回の囃子講習会を開催しましたが、今年は新規参加者が多いような気がします。つい先日は、荒川地区で登山囃子をやっているご年配の女性4名が手振り鉦をやってみたいと参加してくれた。種類は違うが、同じ囃子なので飲み込みは早い方だと思う。ちなみに個人的ではあるが、今年は笛を少しやってみようかなと思っている今日この頃です。 
【記:小笠原広昌】

《 夏本番に向けて! ねぶた囃子講習会開催のご案内 》
・第4回囃子講習会 5月22日(土)18時00分〜19時30分まで 荒川市民センター(2階:調理実習室ほか)・第5回囃子講習会 5月30日(日)18時00分〜19時30分まで 荒川市民センター(2階:調理実習室ほか)・第6回囃子講習会 6月 6日(日)18時00分〜19時30分まで 荒川市民センター(2階:調理実習室ほか)・第7回囃子講習会 6月19日(土)18時00分〜19時30分まで 荒川市民センター(2階:調理実習室ほか)

☆太鼓のバチ・手振り鉦・笛は各自で用意して下さい。また、太鼓のバチ・手振り鉦・笛の購入を希望される方は、講習会参加の際に当会会員 まで申し出て下さい。申し出られた後、品物がお手元に届くまでは多少日数がかかります。
※会場の都合(荒川市民センターで葬祭行事等が行われる場合)により、当日になって急に囃子講習会が中止になる場合もありますので、ご了 承下さい。

 《編集後記》

とうとう桜も散り、ゴールデンウィークも終わって、しばらくイベントらしいイベントもない日々が続きます。この間、日本体操陣の五輪代表選考会をテレビで見ましたが、あの人達は凄いですね!クルクルと回って、よく着地とかバランスとかが取れるもんだなと感心して見入ってしまいました。(小広)