〜〜〜 川崎市民劇場第293回例会 〜〜〜




 

   中世の深い闇に現れた漂泊の説経師たち。  

   語るは、消えることのないこの国の  

   民衆の憤りと悲しみであった。

  <作> ふじたあさや
  <演出> 香川良成文
  <出演> 小林祥子 杉本雅代
        高橋佑一郎 ほか



【 ものがたり 】
 平将門の孫、奥州五十四郡の主、岩城判官正氏はみかどの勘気をこうむり、 筑紫の国(九州)太宰府に流人の身。妻の玉木は、あんじゅとづし王を伴ない、乳母を供に、夫の安否をたずね、 みかどの許しをこうため、京へ向かって旅立ちます。
 ところが、越後の国(新潟県)直井の浦(直江津)にさしかかった時、人買いの山岡太夫にだまされ、玉木と乳母は佐渡へ、 あんじゅとづし王は丹後の国のさんしょう太夫のもとへ、別れ別れに売られてしまいます。
 さんしょう太夫に売られた姉弟は、名も「しのぶ」「わすれぐさ」と改められ、 なれぬ汐汲みと柴刈りに追いたてられ、つらい悲しい日々を送るのでした。
 ある日、太夫と息子・三郎のむごい仕打ちに耐えかねたあんじゅは、肌の守りの地蔵菩薩の加護と、 仲間の奴婢たちの助けを借りて、づし王を逃がします・・・

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