(第19版;平成20年3月15日)
1.放電管と言うと一般的にはサイラトロン、定電圧放電管や電圧標準管を指しますが、これらはすでにそれぞれの真空管物語として記載をしました。ここでは、それ以外の特殊な放電管を調べてみました。
ネオン放電管
リレー放電管
クライトロン(Krytron)・スイッチ管
切替放電管(TR管、ATR管)
トリガトロン(Trigatron)
ストロボ放電管
グロー変調管
イグナトロン(作業中)
2.ネオン放電管(ネオンランプ)
ネオン放電管(ネオンランプ)は、フランス人のクロードがムアー管に、窒素の替わりにネオンを封入して1910年に公開したのが最初と言われています。その後、1914年、ドイツのピンチ社が、お馴染みの電球バルブに二重螺旋状の電極を配置し、口金の中に安定抵抗を挿入して一般の電球ソケットにそのまま差し込んで点灯できるようにしました。
我が国では、1927年に東京電氣がネオン管を発売されました。その後、検電器型、電球型などの種類が発売されました。1930年の広告では、電球型が1円の定価となっていましたが、当時1円で米が1Kg購入できたと言われていますからネンオン管は相当高価なものでした。以下に、”マツダ理化学製品型録、1939年より”と ”東芝ネオンランプ”
カタログ 資料からの抜粋です。
2.1概説
一般にネオンランプ(管)と呼ばれている放電管の中には、広告などに用いられているネオンサイン、定電圧放電管、パイロット用のネオンランプ(ネオン電球)、ネオン放電管などの各種グロー放電管が含まれている場合が多いようです。したがって、ネオンランプは、”冷陰極2極グロー放電管”です。
2.2 構造
ネオンランプは、一般には透明硝子球の中に1〜2mm程度の間隔を置い
て一対の金属電極を固定して、ネオンガスなど不活性ガスまたは混合ガスを数mm
Hgの気圧で充填したグロー放電管です。 ネオンランプは、鮮やかな赤橙色のグローを持ち、小型で、消費電力が極めて少なく、また寿命が長く、使用電圧範囲の広いこと、強靱な構造を持っているなどの特徴があります。
点灯時の電流は1mA程度です。放電開始電圧は、70V程度、放電停止電圧は60Vで、S形負性抵抗を持つため、点灯には安定器が必要となります。点灯時の電流が非常に小さいため、通常単なる抵抗(AC100V用で33kΩ、AC200Vで150kΩ)が用いられています。この負性抵抗を利用し、具体的にはネオンランプと並列にコンデンサを接続し、ノコギリ波発生回路として利用されることもありました。
2.3 規格
(1) ネオンランプ(マツダ理化学製品総合型録1939年より)
| 番 号 | 種 類 | 點燈電壓(V) | 消費電力(W) | ガラス球及び直径(mm) | 全長(mm) | 口金 |
| 1 | 100V用 | 90〜110 | 1.5 | S-45 | 90 | 並型捻込 |
| 2 | 220V用 | 190〜230 | 3.0 | 〃 | 〃 | 〃 |
| 20 | 100V用 | 90〜110 | 0.5 | T-25 | 62 | 〃 |
| 21 | 220V用 | 190〜230 | 1.0 | 〃 | 〃 | 〃 |
| 22 | 100V用 | 90〜110 | 0.5 | T-22 | 90 | 小型段付捻込 |
| 23 | 100V用 | 90〜110 | 0.5 | 〃 | 100 | 〃 |
| 24 | 100V用 | 90〜110 | 0.5 | 〃 | 90 | 〃 |
| 25 | 100V用 | 90〜110 | 0.5 | T-25 | 100 | 〃 |
| 26 | 220V用 | 190〜230 | 1.0 | T-22 | 90 | 〃 |
| 27 | 220V用 | 190〜230 | 1.0 | 〃 | 100 | 〃 |
(2) 東芝で製作されたネオンランプの規格は、次の通りです。(東芝ネオンランプ” カタログ 資料から)
| 品 名 | 口 金 | 外形寸法 | 定格電圧 | 直列抵抗 | 外国製品 | 備 考 | |
| 全長 | 最大径 | ||||||
| NL-1 | E26/25 | 75mm | 29mmφ | 100V | 5KΩ・外 | ||
| NL-5L | E10/14 | 30 | 29 | 100 | 100・外 | 通信機、測定器、家電の電源表示 | |
| NL-5LS | BA9S/13 | 30 | 11 | 100 | 100・外 | 用途はNL-5Lと同じ | |
| NL-6 | E10/14 | 30 | 11 | 100 | 100・外 | 用途はNL-5Lと同じ | |
| NL-6S | BA9S/13 | 30 | 11 | 100 | 100・外 | 用途はNL-5Lと同じ | |
| NL-7A | E17/20 | 45 | 11 | 250 | 600・外 | 直流用、アイレットA、リモート監視用 | |
| NL-7C | BA15S/19 | 40 | 18 | 250 | 500・外 | 直流用、アイレットA、リモート監視用 | |
| NL-14 | E17/20 | 58 | 20 | 200 | 26・内 | 抵抗内蔵、電源盤の電源表示 | |
| NL-18 | 可とう引出線 | 27 | 7 | 250 | 100・外 | 用途はNE-2と同じ | |
| NL-19S | BA9S/13 | 30 | 11 | 200 | 100・外 | 定電圧整流器 直流管保護 | |
| NL-28 | 可とう引出線 | 35 | 7 | 熱電気駆動用 | |||
| NE-2 | 可とう引出線 | 22 | 7 | 100 | 150・外 | NEー2 | 通信機、測定器などの電源表示 |
| NE-2C | 可とう引出線 | 27 | 7 | 100 | 20・外 | 用途はNE-2と同じ | |
| NE-34 | E26/25 | 89 | 47 | 100 | 3・内 | NEー34 | 抵抗内動、電源表示 |
| NE-48 | BA15D/19 | 40 | 16 | 100 | 30・外 | NEー48 | 電源表示 |
| NE-51 | BA9S/13 | 30 | 11 | 100 | 200・外 | NE-51 | 用途はNE-2と同じ |
| NE-68 | 可とう引出線 | 27 | 7 | 100 | 150・外 | NE-68 | 用途はNE-2と同じ |
| 991 | BA15D/19 | 40 | 19 | 15 | 直流電源の安定用 | ||
![]() |
マツダ ネオン管 マツダ ビ式 ネオンランプは、並型捩込み口金ベースで円筒ガラス管のビ式ネオン管です。 電極は、2重円筒電極で外側電極は、、ステムからのガラス棒に巻き付けた線により固定されています。 昭和16年4月、No.451の製造ラベルが貼ってある。安定抵抗は見えない。 全長;57mm 最大径;26.5mmφ |
![]() |
マツダ ネオン管 ガラス管壁に、アルゴン、マツダ、ランプ、錨マークおよび220Vのエッチングがある。 真鍮の並型捻込口金には、錨マークと220Vの印字が見える。 ガラス管内には、白色の粉末が飛散して白濁している。 並型捻込口金内部に安定抵抗が見える 全長;57mm 最大径;26.5mmφ |
![]() |
マツダ ネオン管 バイオネット口金ベースで円筒ガラス管のネオン管です。 電極は、2重円筒電極で外側電極は、、ステムからのガラス棒に巻き付けた線により固定されています。 ガラスカン壁には、マツダ、220Vと錨マークが印刷されている。安定抵抗が見える。 全長;60mm 最大径;25.75mmφ |
![]() |
不明 ネオン管 真鍮の並型捻込口金には、220V、3Wの印字が見える。 電極構造は、写真に示すように捲き電極が同軸状に配置されている。 並型捻込口金内部に安定抵抗が見える 全長;59mm 最大径;26.5mmφ |
![]() |
不明 ネオン管 カラス管壁及び並列捻込口金の印字やメーカー名は、判読できない。 電極構造は、写真に示すように渦巻きが2段重ねになっている。 並列捻込口金は、鉄製で錆が発生している。材料不足に陥った戦争末期の製品と推定している、 並型捻込口金内部に安定抵抗が見える 全長;57mm 最大径;26.2mmφ |
![]() |
メトロ ネオン管 真鍮の並型捻込口金には、メトロ、220Vの印字が見える。 電極構造は、写真に示すように捲き電極が同軸状に配置されている。 並型捻込口金内部に安定抵抗が見える 全長;62mm 最大径;26mmφ |
![]() |
メトロ アルゴン・ランプ 真鍮の捩込口金(S-45)「電球ガラス管のアルゴンランプです。電極は、蚊取り線香電極が対向して配置してある。ガラス管壁には、メトロ、アルゴン・ランプと200Vの印字がある。捩込口金には、220V、錨、○のなかにトの印字が見える。 口金内部に安定抵抗が見える 全長;90mm 最大径;44mmφ |
![]() |
理研 A型 アルゴン・ランプ 捩込口金(S-45)の「電球ガラス管のアルゴン・ランプです。電極は、蚊取り線香電極が対向して配置してある。ガラス管壁には、理研、アルゴン・ランプと100Vの印字がある。元箱には、A型、100Vの印刷がある。 全長;85mm 最大径;44mmφ |
![]() |
メトロ ネオン管 ガラス管壁に、メトロ、200V、DB-3006のエッチングがある。 黒ベークUXベースの内部に安定抵抗は付属していない。 全長;68mm 最 大径;28mmφ |
![]() |
川西 ネオン管 黒ベークUZベース底には”川西のロゴの漢字の”川”の鋳込み文字がある。 黒ベークUZベースの内部に安定抵抗は付属していない。 全長;68mm 最大径;28mmφ |
![]() |
マツダ NL-7 ネオン管 マツダ E17/20 口金にマツダとNL−7の印字がある。規格は、は次の通り 定格電圧;250V ガラス球;T 19 電極形状;左の写真 電流;5mA 直列抵抗;500KΩ 用途;配電盤の電源表示 全長;43mm 最大径;14.7mmφ |
||
![]() |
Toshiba NL-14S ネオン管 E17/20 口金にNL−14Sの印字がある。規格は、は次の通り 定格電圧;200V ガラス球;T 19 電極形状;左の写真 放電開始電圧;160V以下 電流;5mA 直列抵抗;26KΩ 用途;配電盤の電源表示 全長;56mm 最大径;19mmφ |
![]() |
Toshiba NL-14W ネオン管 E17/20 口金にNL−14Wの印字がある。規格は、は次の通り 定格電圧;200V ガラス球;T 19 電極形状;左の写真 放電開始電圧;160V以下 電流;5mA 直列抵抗;26KΩ 用途;配電盤の電源表示 全長;56mm 最大径;19mmφ |
![]() |
NE 51 ネオン管 BA 9S/13 口金にNE 51の刻印がある。規格は次の通り 定格電圧;100V ガラス球;T 10 電極形状;左の写真 放電開始電圧;65V以下 電流;0.3mA 平均寿命;20,000H 直列抵抗;200KΩ ANSI相当品;B1A 用途;通信機 全長;29mm 最大径;10mmφ |
![]() |
不明 ネオン管 カラス管壁及び並列捻込口金の印字やメーカー名は、判読できない。 電極構造は、写真のごとく螺旋の2重構造です。 並列捻込口金は、E10/14と推定される。東芝では、該当品が見つからない。 並型捻込口金内部に安定抵抗が見えない。 全長;47mm 最大径;19mmφ |
![]() |
GE L5A ネオン管 GE L5A ネオン管は、バイオネット口金の球形ガラスのネオン・グロウ試験用放電管です。 資料によるとNE32 neーL5A neon glow test light lamp bulb 、1W GAP Filament G10 Clear Glassと記述されている。 全長;50mm 最大径;31.5mmφ |
3.リレー放電管
リレー放電管は、大別しますと導通時にグロー放電となる通常のリレー放電管(OA4-G、1C21、5823がこれに属します)と、アーク放電となって瞬間的に大電流を流すアークリレー放電管(DR4-GT、GR11、R4410など)とがります。通常のリレー放電管は、陽極と陰極の間に起動極を持ち、これに小エネルギーを与えて起こした微少放電により、主放電間隙である陰極陽極間を制御する冷陰極3極放電管です。従って、熱陰極グリット制御放電管と同様にリレー回路に使用されました。リレー管の特徴は、
(1)陰極を加熱する必要がありませので、大気中の電力損失が全くなく、電子計算機、電子交換機などの多数の電子管を使用する機器、或いは電池を使用する機器等に極めて有利でした。
(2)陰極加熱時間を要しませんので、常時待機をの状態を保つことができ、不時のの現象に対して即応性がありました。
(3)リレー動作が高速であること、起動入力が僅少で感度が高いこと、長い寿命を有すること、保守に便なること、騒音のないこと、放電時に明瞭な発光があることなどでありました。
以上の特徴から、1926年に欧州でグリム継電管が、翌年にはウエスチングハウス(WH)社でグリット・グロー管が開発されました。我が国では弛張発振、二進計数、光電リレーなどの高速スイッチングの需要が多くなり、1949年RCA社のOA4ーGが東京芝浦で、ウエスタンエレクトリック(WE)社の313C相当品が日本電氣のKB-758-Bが国産かされました。 また、1960年には、放射性同位元素をを利用したものも開発されました。
リレー放電管の型名は、1958ー2-25付け放電管技術委員会議事録およびNECエレクトロニクス・データブック、1964年度版からの抜粋です。
1項 2項 3項
(文字) (数字) (文字)
CR 25 A
| | │
| | └ 原型と置換し得る小変更を表し、A〜F間でのアルファベットの大文字を使用する。
| |
| └ 工業界登録順に、11より始まる製造番号を使用する。
|
└ リレー電管を表す。
| 品 名 | 全長x最大径 | 起動陰極 開始x維持電圧 |
平均陰極電流 | 備 考 |
| KB-758-B | 90mmx30mmφ | 70Vx60V | 20mA | 313C |
| KB-788-A | 50x13 | 75x65 | 18 | (359A) |
| KB-789-A | 54x19 | 80x65 | 20 | CR13 |
| CR13 | 50x18 | 80x65 | 20 | |
| SP-901 | 50x12 | 80x60 | 18 | 359A |
| 0A4G | 100x38 | 80x60 | 25 | |
| 5823 | 55x18 | 60x61 | 25 | 5823 |
| GTR-80M | 55x18 | 60x61 | 25 | |
| 4313C | 85x28 | 75x60 | 10 | |
| 1C21 | 60x32 | 80x60 | 25 | 0A4G類似 |
注1、 NEC KB-758-B及びKB-789-Aは、早川博文氏のご厚意により譲渡及び寄贈を頂きました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| NEC KB-758-B | WE 313C | NEC KB-788-A *1 | NEC KB-789-A |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| SKM CR13 | Toshiba OA4-G | RCA 1C21 | Toshiba 5823 |
![]() |
![]() |
![]() |
|
| SYLVANIA 5823 *1 | RODAN GTR-80M | STC 4313C |
*1.SLVANIA 5823は、JA1IRH 山肩昭夫氏のご厚意による寄贈品です。
*2 NEC KB-788-Aは、7N1VMN 鈴木輝夫氏のご厚意による寄贈品です。
3.1 放射性同位元素入り冷陰極グリット制御3極管

WESTERN ELECTRIC 313Cは、希有ガス入り冷陰極グリット制御3極放電管ですが、ごく微量の放射性同位元素、クリプトンー85を含んでおり、リレー回路、電圧制御または整流回路用に設計されたものです。
しかしながら、取扱には十分注意をすべきであることが記述されています。
取扱の注意事項
また、WESTERN ELCTRIC 313C 希有ガス入り冷陰極グリット制御3極放電管は、放射性物質であるクリプトンー85を含んでいます。殆どの品種に含まれる量は、使用、取扱または処分に当たって特に気に掛ける必要ははありません。
通常、この種の真空管の取付には、放射線に対しての注意は全く必要としません。
しかしながら、人体から数インチの範囲内または写真用フィルムの近隣で長時間にわたり、量の多い取付とか、出荷梱包から取り出して保管するとかしないででください。破損真空管の取り扱いと処分には、充分訓練が必要です。一般的な注意事項を以下の様に記述されています。:
(a)破損真空管から、ほこりや蒸気を吸うのを避けます
(b) 素手で破損真空管を扱うのは避けます
(c)破損真空管の壊れた部品を拾うのには濡れた屑を使用、ぼろ切れで壊れた部品を包装してくださ
い。そして、パッケージ にしてください。 処分の後に手を徹底的に洗浄します。
(d) 使されない真空管は、状態に応じて、破損しているか欠陥があるにより処分します。
一度に1本か2本の真空管が正常な 廃棄物として処分します。 最終的な保管場所に集積して保管するのは避けてください。
3.2 EG&G 放射性同位元素入りクライトロン・スイッチ管(Kryton switch)


EG&G KN6Bは、4本(赤、黒、白、緑)のリード線を持つ小型ガラス管のクライトロン・
スイッチ
(Kryton switch)です。ガラス管表面には、”EGG、KN6B”のエッチングと黄色ラベルに、CAUTION、NICKEL 63及び電離放射線マーク(三つ葉マーク)の文字とマークが印刷されている。全長が22mm(リード線を除く)、最大径が10.6mmφです。このEG&G KN6B は、Qスイッチ・ルビー・レーザー(Q−switched ruby Laser)のパルス・トリガー用に使用され、シミやホクロの治療に使われている。
クライトロンは、4つの電極(カソード、グリット、アノードと活性保持電極(Keep Alive))のガス入り冷陰極スイッチング管です。この真空管の制御グリットは、実際には、頂部に小穴があるアノードに包まれています。電流の流れは、この小さな穴を通して流れます。真空管に封入されたガスは、出来るだけ低電圧で大電流を流せるように空間電荷を中和するためのイオンを含んでいます。クライトロンは、ベーター・エミッターとして少量のNICKEL 63が封入されています。このNICKEL 63は、カソードと活性保持電極の間のグロー放電を開始する野に用いられています。
| 品種 | アノード電圧 (kVDC) |
トリガー 電圧 (V) |
電流(A) | パルス | 備考 | ||||||||
| 最少 | 標準 | 最大 | 最大 尖頭値 |
標準 尖頭値 |
活性 保持 (μA) |
持続 時間 (μS) |
遅延 時間 (μS) |
ジッター (μS) |
繰り返し (PPM) |
寿命 (x107) |
|||
| KN-2 | 0.3 | 2.0 | 4.0 | 200 | 500 | 40 | 50 | 5 | 0.20 | 0.02 | 61 | 1 | |
| KN-4 | 0.4 | 1.2 | 5.0 | 250 | 2500 | 270 | 150 | 10 | 0.30 | 0.03 | 1 | 0.0025 | |
| KN-6 | 0.7 | 2.6 | 5.0 | 250 | 3000 | 715 | 50 | 10 | 0.25 | 0.03 | 1 | 0.0035 | |
| KN-6B | 0.7 | 2.8 | 8.0 | 250 | 3000 | 715 | 50 | 10 | 0.50 | 0.05 | 1 | 0.0036 | EG&G |
| KN-9 | 0.3 | 1.5 | 4.0 | 200 | 500 | 1 | 50 | 5 | 0.20 | 0.02 | 24x103 | 1.5 | |
| KN-22 | 0.4 | 4.0 | 5.0 | 750 | 100 | 80 | 300 | 0.04 | 0.04 | 0.005 | 3x103 | 2 | |
EG&G KN6Bに封入されているNICKEL 63は、放射性同位元素で、水素(半減期 12年)、炭素 14(半減期 5700年)、NIKCKEL 63(半減期 100年)など長い半減期です。このNICKEL 63は、小型発電機としても利用が考えられている。Cornell Universityは、放射性同位元素としてNICKEL 63を選んだ。
NICKEL 63は、ベーター線を放出する。放出するベーター線のエネルギーは、平均で17keVとそれほど高くなく、厚さμmの固体フィルムで簡単に遮蔽できるとされている。又、NICKELは毒物でないので、取扱いやすい(放射同位元素には毒物が少なくない) 半減期は100年と長いので、半永久的にエネルギー源として使用出来る。無線ネットワークに接続された小型端末電源装置と言った用途が考えられているようです。
参考;Pulse stretching in a Q-switched ruby laser for bubble chamber. The fire pulse from the laser control system trigger
a Kryton switch (EG&G KN6B), which drops the bias voltage across the Pocket cell to zero in a time
of -- 1 ns .As laser oscillation begins,the phototybe starts to cobdact..............
4.切替放電管(TR管、ATR管)

レーダー装置では、普通アンテナを送受共用とし、送信装置と受信装置を時間的に接続
を切り替えています。切替放電管は、送信時には受信装置を、受信時には、送信装置
をそれぞれアンテナ回路から電気的に切り離す動作をします。
この目的のために、送信時には大きな送信電力が受信装置に流れ込んで受信用のミクサーのそしや回路が焼損するのを防ぐTR(Transmit receiver tube)管と受信時には弱い受信信号が送信装置に流れ込んで、受信効率の低下を防ぐATR(Anti transmit receiver tube管の2種類があります。
右のブロックダイヤグラムは、”電子管の歴史”よりの抜粋です。送受信アンテナを兼用したレーダーのブロックダイヤグラムですが、送信機のマグネトロンよりの強力な送信電力が送られているときには、ATR管が放電してこの部分を電力が通過し、TR管も放電しますが、受信部へ送信電力が入らないようになります。
送受信アンテナからの受信波は、その電界が微弱なため放電は発生せずに、TR管は通過状態となり、ATR管は開放状態となり送信電力が通過出来なくなり、自動的に送信と受信の切替が出来る回路です。
厳しい特性が要求されるのが、TR管ですが、種類も多く、切り替え放電管の開発に最も苦心された様です。TR管の種類をツリーで表すと次のようになります。
┏ バンドパス型
TR管 ┨ ┏ 内部空洞型
┗ 高 Q型 ┨
┏ 可変同調型
┗ 外部空洞型 ┨
┗ 固定同調型
4.1 外部空洞型(固定同調型) TR管

初期の頃のTR管は、ガラス容器に放電ギャップを封入下だけの簡単なTR管が使用されていました
が、放電の開始時間の遅れによる送信電力が受信機入力側に漏れて、検波ダイオードを破損することがあるため、検波器には真空管しか使用できないという問題がありました。
右の図は、放電の開始時間が遅れないように、イグナイタ電極を挿入した外部空洞型(固定同調型)の721Aが1942年に開発されました。 現在では全てのTR管には、イグナイタ電極が設けてありますが、一般的には、コーン電極の中に挿入されていて、イグナイタ電極とコーン電極の間では、常時直流放電をさせておきます。直流電流は、約100μA程度ですが、放電電流により、電子が高周波放電間隙であるコーン電極の間に常時供給されています。このために、イグナイタとコーン電極間には、約1000Vの直流電圧が掛けられています。 また、このイグナイタ直流放電の放電開始時間を早めるために少量の放射性同位元素が封入されています。
4.2 高 Q型、内部空洞型 TR管

固定同調型のTR管は、可変周波数範囲は2〜3%程度と狭いのが問題でした。可変周波数範囲をより広くするためにTR管内部で周波数を可変するもくてきで開発されたのが1B27です。このTR管は、板封止型で空洞間隙が管球内で可動となっており、周波数の可変範囲も約10%と広がりました。
主として板封止型の外部空洞型TR管は、外囲器(容器)にガラス管を使用しているので、高周波になるとマイクロ波損失が大きくなり、容積が小さいと封入ガスの量が少なく、寿命が短くなるなどの欠点がりました。この点を改善するために開発されたのが、空洞をTR管に内蔵した内部空洞型TR管です。空洞は、入出力の結合窓にガラスを使用する外は全て金属を使用するので、マイクロ波損失が少なく、かつ放電ガス用のガス溜まりを空洞の外に設けることが出来るので、寿命が長くなります。
この型の最初のTR管の原型は、1942年に開発されましたが、実用の最初のTR管は、Xバンドの1B24です。左の図は、1B24の内部構造図です。高
Qで周波数可変型のTR管はその性能が優れているという理由で多量に生産されました。しかし、Qが高いため共振特性が急峻で狭帯域にならざるをえません。またQが高いため共振空洞内の間隙に発生するマイクロ波電圧が高く、放電が容易になり、放電開始時に受信機に漏れる送信電力のスパイク漏洩エネルギーが小さくなる反面、大電力には適しませんでした。実用される高
Q型の電力限度は、Xバンドで100kW程度です。
4.3 バンドパス型 TR管


この型のTR管は、国産では1959年にXバンドの1B63Aを日本無線(JRC)が最初に製造しました。各種の周波数のTR管が製造され、TR管の中では最も種類が多く、LバンドからKuバンドまでのTR管がある。
日本独自の9X64がある。9X64は、米国の1B63Aに対して、これよりもQを高くしてスパイク漏洩エネルギーを減少し、かつ、入力窓の部分にガラス・ウールを充填することによって、放電時生成したイオンの再結合を促進して回復時間を短縮したTR管で、1969年に日本無線(JRC)により開発されました。船舶レーダー用として他品種に比較して性能が優れているため、やがて我が国の船舶レーダーに使用されるTR管の首座を締めるようになりました。
左の写真は、JRC 1B63Aで、右の図は、JRC 9X64の構造図です。
4.4 各種TR管の写真
以上の説明の順位従って、各種のTR管の写真と外傷を説明します。
![]() |
REL R |
![]() |
GENERAL ELECTRIC REL 64 REL64は、送信時において送受信機共用アンテナより受信装置を有効的に切り離すように設計された外部空洞型のTR管です。 動作周波数範囲は、は不明ですが、ガラス管壁 には2ヶ所に外部空洞との接続用のフランジがあ る。フランジとフランジの間隔は、20mmです。 猶、製造メーカーは、CANADIAN GENERAL ELECTRIC COMPANY LIMITEDです。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90 mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 mmφ |
![]() |
Bomac Labolatories Inc. CBNQー724B/CV1793 CBNQ-724B/CV1793は、、送信時において送受信機共用アンテナより受信装置を有効的に切り離すように設計された外部空洞型の固定周波数のプレナー型TR管です。動作周波数範囲は、8600MHzから9700MHzまです。ガラス管壁には2ヶ所に外部空洞との接続用のフランジがある。温度補償を採用した724Aがあり、AN/APS-1, AN/APS-4, RT-10/APS-3 および AN/MPG-1に使用された。 資料によると、724B/CV1793には、動作の安定のためにアイソオープ コバルト60が0.15マイクロキューリーが封入されている。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 mmφ |
![]() |
WESTERN ELECTRIC 724B/CV1793 CBNQ-724B/CV1793は、、送信時において送受信機共用アンテナより受信装置を有効的に切り離すように設計された外部空洞型の固定周波数のプレナー型TR管です。動作周波数範囲は、8600MHzから9700MHzまです。ガラス管壁には2ヶ所に外部空洞との接続用のフランジがある。温度補償を採用した724Aがあり、AN/APS-1, AN/APS-4, RT-10/APS-3 および AN/MPG-1に使用された。 資料によると、724B/CV1793には、動作の安定のためにアイソオープ コバルト60が0.15マイクロキューリーが封入されている。 このWESTERN ELECTRIC 1B27は、7N1VMN 鈴木輝夫氏のご厚意による寄贈品です。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55.8 mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.5 mmφ |
![]() |
Toshiba 1B24AS 1957 1B24ASは、送信時において送受信機共用アンテナより受信装置を有効的に切り離すように設計された広帯域TR管です。動作周波数範囲は、8490MHzから9600NHzまでに可変同調で内部空洞型です。この切替放電管は、米国製製品の1B24A相当管です。 資料によると、外国製品の1B24Aには、動作の安定のためにアイソオープ コバルト60が0.15〜1.0マイクロキューリーが封入されている。 動作例 周波数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9375 MHz 送信時特性 平坦部漏洩電力・・・・・・・・・・・・・・15 mW 回復時間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 μs 受信時特性 挿入損失・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.5 dB 負荷時Q・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・260 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125 mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 mmφ |
![]() |
Comvn? BL-4 BL-4は、MADE IN USAと印字が見えるが、メーカーは印字が薄れて”Comvn?”としか判読できない。 写真で見る限りでは、”1B24"と酷似している。 BL-4の上半部は共振空洞と放電電極とから構成され両側に導波管と接続されるようになっている。 内部には、水素ガスと水蒸気または、アルゴン・ガスと水蒸気が封入されている。 その他の電気特性は、目下調査中です。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44.5mmφ |
![]() |
Bomac 1B27 1962 1B27は、送信時において送受信機共用アンテナより受信装置を有効的に切り離すように設計されたプレナー構造のTR管です。動作周波数範囲は、2.3GHz〜3.8GHzまで可変同調できる外部空洞洞型TR管です。このTR管は、CV713と相当管ですが、我が国ではNEC,JRCが製造をしていた。 使用電力は、450kWです。写真の下部には、ギャップ調整用のネジがあり、スプリングは、調整機能の一部を示します。 資料によると、1B27には、動作の安定のためにアイソオープ コバルト60が0.15マイクロキューリーが封入されている。 このBomac 1B27は、7N1VMN 鈴木輝夫氏のご厚意による寄贈品です。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100 mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26.8 mmφ |
![]() |
ENGLISH ELECTRIC VALVE BS810/CV1923 BS810/CV1923は、送信時において送受信機共用アンテナより受信装置を有効的に切り離すように設計された広帯域TR管です。動作周波数範囲は、9245MHzから9575NHzまでに可変同調で内部空洞型です。導波管内部のガラス窓には白色のセラミックが見える。 導波管に装着できる構造となっており、周波数微調整用のねじが見える。 動作例 周波数範囲・・・・・・・・・・・・・・・・9245〜9575 MH VSWR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.4 最小尖頭送信出力・・・・・・・・・・・1 KW 最大尖頭送信電力・・・・・・・・・・・75 KW 初期電圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・ー700〜ー1500 V 初期電流・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100〜200μA 初期動作電圧・・・・・・・・・・・・・・・・250〜450V 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92 mm 最大径・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 mmφ (注)このほかEEV BS811/QF451Rがあるが外形寸法は全く同じTR管です。 |
![]() ![]() |
JRC 9X64 バンドバス型 TR管 1969 JRC 9X64は、米国の1B63Aに対して、これよりもQを高くしてスパイク漏洩エネルギーを減少し、かつ、入力窓の部分にガラス・ウールを充填することによって、放電時生成したイオンの再結合を促進して回復時間を短縮したTR管で、1969年に日本無線(JRC)により開発されました。船舶レーダー用として他品種に比較して性能が優れているため、やがて我が国の船舶レーダーに使用されるTR管の首座を締めるようになりました。 イグナイタ電極とコーン電極の間では、常時直流放電をさせておきます。直流電流は、μA程度ですが、放電電流により、電子が高周波放電間隙であるコーン電極の間に常時供給されています。 また、このイグナイタ直流放電の放電開始時間を早めるために少量の放射性同位元素が封入されています。 そのため、左の写真に示すように放射性同位元素が含まれている黄色の警告のシールが貼ってあります。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 mm 奥行き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 mm 高さ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50 mm |
![]() ![]() |
JRC 1B63A バンドバス型 TR管 1959 JRC 1B36Aは、我が国で初めて製造された内部空洞型のTR管は、1B24ですが、この次に製造されたのが、バンドパス型TR管で、その第1号がXバンドの1B63Aで、1959年に日本無線(JRC)が国産し、引き続いて他の周波数にも広がっていきました。TR管の中で最も多い種類が多いのがこの型で、Lバンドからuバンドまで及んでいます。 イグナイタ電極とコーン電極の間では、常時直流放電をさせておきます。直流電流は、μA程度ですが、放電電流により、電子が高周波放電間隙であるコーン電極の間に常時供給されています。 また、このイグナイタ直流放電の放電開始時間を早めるために少量の放射性同位元素が封入されています。 そのため、左の写真に示すように放射性同位元素が含まれている黄色の警告のシールが貼ってあります。 外形寸法 全長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 mm 奥行き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 mm 高さ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 mm |
●トリガトロン(Trigatron)

トリガトロンは、、マグネトロンに大きなパルスを供給するためのレーダー変調器に非常に良く使用されるトリガー用の火花ギャップです。
トリガトロンは、空気の中あるいは密閉され容器中で動作させます。トリガトロンの電極は3つから構成されています。2つは同じ大きさの電極で、3番目の電極は、真ん中にドリルで穴が開けられています。穴の開いていない電極は、ほかの2つの電極に比較して.負電圧になっています。他の2つの電極は、同じ電位です。トリガーパルスがトリガ電極に供給されると、それは主たる電極は導通状態にします。大気圧と同じトリガトロンは、高所でおこる低圧状態では使用できません。
製造技術および加圧されたアルゴン/酸素のガス・ミックスの実験により、、およそ93%のアルゴンおよび7%の酸素が最適であると選択されました。
左の写真は、KB/E、CV100で、茶ベークの3端子型ベースですが、1つの端子は使用されていません。全長は、150mm、最大径が68mmφです。
調査してみますとこのようなトリガトロンの仲間には、下記の表に示すトリガトロンがありました。それぞれの諸特性は表に示すとおりです。
編組保護用の”ソック(sock)”は、これらの真空管の内部ガス圧による暴発を防止するもので、そのときの内部圧は、300PSIとされています。. |
5.ストロボ放電管
ストロボ放電管は、陰極、第1グリット、第2グリットおよび陽極により構成されたネオン・ガス封入の冷陰極孤光放電管です。瞬時に数百アンペアの放電を行わせ、非常に明るい閃光を早い繰り返しで発光することが出来る放電管です。このため、ストロボスk−プとして回転体や振動体の運動状態の観測等に広く使用されました。また、冷陰極であるため、外部加熱電力が不必要で陰極余熱時間がなく瞬時起動が出来ます。数マイクロ〜数ひょくマイクロ・アンペアーの微少入力電流で、数百アンペアの大電流が制御できると言う特徴がありました。そのために、各種の制御装置に使用されました。
![]() |
TEN SN−4S ストロボ 放電管 TEN SN−4Sは、ネオン・ガス入り冷陰極の4極放電管で、ストロボスコープ用光源およびトリガー管として用いられた。米国のSN-4, 631ーP1の相当品です。特性は下記の通り 尖頭陽極耐順電圧;300V 最少陰極電流;5A 最少陰極電流;0.05A 放電繰返し数;250pps 全長;120mm 最大径;44mmφ |
6.グロー変調管
NEC 1B59は、オクタル・ベースの円筒ガラス管(頂部は平坦)の冷陰極 のactinic craterのグロー変調管 ”Glow Modulator”と言われています。SYLVANIA1B59/R1130B南下が最もポピュラーでしょうか? 高速で光をオン/オフするもので、元来ファクシミリのデコーダー部、ハーフトーン・スキャナー、心電図や地震計などのタイム・マーカー(一定時間が経過する毎に記録用紙に印を付ける)用として開発された真空管です。放電管でもマイナーな存在です。電極構造は、RAYTHEON BHの電極構造に似ている。ガラス管頂部は、平坦でクレーターと称する穴から光を発射するもので、0.06インチ(1.524mmφ)です。最小ルミナンスは、170,000 cd/m2 @30mAです。変調サイクルは、15KHz最高です。
![]() |
NEC 1B59 グロー変調管 NEC 1B59は、オクタル・ベースの円筒ガラス管(頂部は平坦)の冷陰極 のactinic craterのグロー変調管 ”Glow Modulator”と言われています。 ファクシミリのデコーダー部、ハーフトーン・スキャナー、心電図や地震計などのタイム・マーカー(一定時間が経過する毎に記録用紙に印を付ける)用として開発された真空管です。原田 直記氏の寄贈品です。 全長;75mm 最大径;32mmφ |