■2002/11/24 (日) 姫路工大ライブ

寛子ちゃんの歌声を、少しでも汚すことのないようにと飲んだ
慣れない咳止めは、緊張が解けるに従って眠りを誘う。
ボーッとした頭で とりあえず思い出せること。

なかなか立派な体育館で、バスケットゴールも折りたたまれて天井と
サイドに目立たぬようになっており、ステージも高かった。
スタンディングながら、各自に靴を持たせて足場を埋めたせいか
公演中 無理に押されることもなく、気持ちよく見られた。
曲順はいつもの通りで、今まで「座り」でやっていた部分は体育座り・・
ぢゃなくて(笑)、立ったまま静かに聴くという形。
客席からの声に応える意欲満々なのが感じられ、最後には
「他に質問とかは(笑)」とまで言ってくれたものの、割と欲の無い
掛け声が多かったかな?

カメラ付き携帯で撮影している人がいることを、ステージから逆説的に
やんわり指摘したものの、スタッフの対応が遅く、客席側が
「撮っていいの?」という雰囲気になってしまい、結局 彼女に
撮影してはいけないという、当たり前のことを言わせることになった
ということもあった。

二夜連続のステージだということ、ツアーラストだということ、それが
どう影響するのかはわからないけれど、歌は奥羽大学で聴いた時より
ずっと聴きやすく安定感があって、「Treasure」が、完全に自分のものに
なった歌いっぷりだったのもうれしかった。
「Naked and True」をはじめとするダンスは もちろんキレがあって
華があって、本当に これをたくさんの方に見てほしいとの思いばかりが
強くなる。

進行は、手慣れた(笑)観客がリードする場面もたびたびあって
アカペラリクエストコーナーは、いつものように「花」を一節と
「Delicious」を、意外なほど長く歌ってくれた。
この時、心地よいファルセットを使っていたのも印象的だった。

リクエストとともに、他の掛け声にも言えることだけど、何かと
「SPEED」が出ることや、「DA PUMPは出ないのか」などという
声に、彼女に「ごめんなさい」とまで言わせてしまうのは
その場にいて楽しいことではなかったな。

最後に「Bright Daylight」を歌う時に、マネージャーさんを含む
スタッフ何人かが後ろに花を持って並び、振り返った寛子ちゃんが
歓声をあげる、などという場面は、同じ時間をともに過ごせた喜び
みたいなものを感じさせてくれた。
エライさん(笑)は岡山にいらしたようで、今日はメイクさんとか
avexの担当の方とかが紹介されていた。
そして、やはりマネージャーさんの紹介には愛があふれていた。
開場前、体育館脇のゲートのアッチとコッチを行き来していた
一人はマネージャーさんだったのだけれど、もう一人の、てっきり
学生さんだと思っていた女性は、「なぜ ここにいるのかわからない」と
紹介された観月ありさのマネージャーさんということだった。
手には、なぜか彼女がステージ後楽しみにしていたという
グリコカフェオレの500mlパック。(笑)

初めて見た髪型は、変な言い方だけど、本当に普通の人の髪型で
全体の長さは肩すれすれで、サイドがやや短くシャギーが入っていた。
可愛いとか似合うとかの問題ではない位置から見ていたので
切ったことについては、何とも言えない。
近いから顔ばかりを眺めているかというと そうでもなく、ステージが
高い分、自分でもおかしいんだけど、つい からだ全体に目が行ってしまう。
特に一回チェンジ後の露出の多い黒い衣装の時、その美しさは
ちょっと表現できないほどで、その白い背中が次第に汗ばんで輝く
様は、女が見ても惚れ惚れする。
かといえば、衣装のヒラヒラがあたる部分をステージの途中でかいて
しまったのか、突然おへその右下あたりに丸い赤みが現れるという
生々しさがあったり、かってその筋(笑)で話題になった右脇の下の
プッチンの跡らしき色味が見えたりして、これもなんだかすごい
半径5mだったなあと思う。

最大の努力をした。
その上に、運と運と運が重なった姫路のステージ。
また整理するなり、思い出すなりします。今日はここで。

■2002/11/25 (月) 姫路工大ライブ

引き続き 昨日のライブのあれこれ。
ただ、言葉の細かい言い回しには間違いがあるだろうし、話の順序は
めちゃくちゃだと思う。
そういう記録は、職人さんたちの仕事を待とう。(笑)
これは、私の記憶の中の姫路工大ライブ。

スタンディングということで心配された いろいろな場面でのマナーに
ついては、公演中、少なくとも自分の周囲は押し合ったりすることは
一切なかった。これは昨日書いたように、靴を含めた荷物を各自に
持たせたことが大きかったのかもしれない。
細かいことを挙げれば、それは特定個人に行き着いてしまうし
そんなことを言っていたらきりがない。
それはいつ、どんな場面でもありえること。
むしろ、視界に入っていただろう警備員さんの慌しい動きを、無いかのごとく
ステージを続けることや、困った客の要求のさばき方、愉快ではなかった
だろう客の声への対応の仕方に、うんと成長した姿を見る思いがした。
その姿は、いつの間にか瑞々しいミドルティーンから大人の女性へと
変わりつつあるけれど、私たちにとっては、彼女とともにある何年か分の
時間が、そのまま愛おしさでもあるのだ。

オープニング直前のこと。
スタッフが黒っぽい紙に何か書いたものをステージの前の端と一段上がって
いる場所に置きに来て、それはライブ中 本人からMC用のカンペであると
告白(笑)されたのだけれど、それは主に模擬店で買い込んだ「本日のメニュー」
のようだった。
そして今回もまた「今日が一番おいしかった」と星印は上積みされ、結局
埼玉の焼きそばにとっては無念な結果となった。(笑)

新曲については、少し考え、「年明けかな」ということで、引き続き作詞
そして作曲への意欲を語り、ギターもまだ続いているらしかった。
>自分の言葉で伝えたい
という言い方がとても印象的だった。
本人がそう思っていて、周囲の方針がそうならば、そういう流れになるの
だろう。
この件については、何か言うことも飽きた感があるけれど、それだけが
歌手として「頑張った」ことには ならないんだということも覚えていて
ほしいなと思った。
決して自作詞でない曲のリリースを、「自作詞の不採用」と、自分にとって
ワンランク下のものと とらえてしまいませんように。

客席とのやりとりでは「Notice my mind」のラストの英語詞の詳細を
尋ねられ、歌ってみせようとした時に、フェイクの部分から口にして
その詞の部分に入っていったのも印象に残った。
本人作詞の曲であろうと、常にその「ことば」は音符とともにある
ということなのか、スラスラと文章として出てくるものではないところが
「らしい」感じがした。
そして、自分(寛子)も この詞の部分を好きなのに、CDではフェイドアウト
してしまうということにふれ「葉山さ〜ん(笑)」という方向に行ったのも
可愛かった。

そしてラストに出てきたスタッフ紹介の時、本人を前にしても やはり
「美人マネージャーさん」という肩書きは変わることがなく、一見
無邪気ともとれる信頼の度合いはますます深く、そして帽子を目深にかぶった
マネージャーさんは、とにかく明るかった。
このマネージャーさんにとっても、hiroを担当してから初めての大きな
仕事を成し終えた瞬間でもあったはずだ。
ありがとう、とファンの一人として精一杯の拍手を送った。

そして この時、寛子ちゃんは興奮のあまりマイクを落としてしまい
それはステージ上だったので拾えない場所ではなかったのだけれど
「わぁ〜どうしよう〜」と、それでもステージ右方向のスタッフからの
花を受け取りに動く。
拾ってもらったマイクで一番に「歌手の命なのに」と照れ隠しに
音声さんに謝った時の「歌手」という言葉が 私には うれしかった。
ひろこは「かちゅ」になりたくて、「かちゅ」になったのだよね。
ラストライブこその最後の挨拶では、このツアーに対する当初の不安を
口にした上で、充実感、満足感を感じさせる言葉が続いた。
このツアーが決まってから、いろいろ思うことはあったし、実際に
書いたりもした。
彼女とて、いろいろな思いが無かったとは思えない。
これで学園祭ツアーに関しての自分の思いも、一区切りかなと、
これもまた力の限りの拍手を送らせてもらった。

あとはもう 細かいことで、きちんと見れば衣装をあらかじめ重ね着
していたのは明白で、でも これが奥羽大学での距離では全く
見えなかったんだということ。
あれを「おそらく重ねて着ているのだろう」などという私の文章は
近い距離から見ていた方にとっては的外れもいいとこに思われた
ことだろう。
ライブには、客の数だけの真実がある。
そんなことを、3/4チャイナドレスの裾の裏側の折り込み方まで
見える場所で考えていた。

また、イスにかけて歌う時には左足全体で、素人が足先でトントンと
やるどころではないリズムの取り方をしていることも知った。
そしてそれは「ナミダ」の時には、なぜか「しあわせの道」の倍ほどの
極めて小刻みな動きをしていた。
やはり彼女は右脳で歌っている。(笑)
そして踊ったり動いたりするに従って、一分の隙も無いようだった
パンツのウエストラインから、ほんのちょっと女性らしさを感じさせる
お腹が のぞいてきたのも微笑ましかった。←変か?(;^^)
何度も書くと変な女と思われるだろうけど、いや実際変な女なん
ですけど(笑)、白い腕、背中、ホルダーネックが際立たせる
肩から胸筋のライン、どこも手を抜くことのないステージの動きで
やがて上気し じんわりと汗が光り始める美しさは忘れられない。

客席全体がどんな盛り上がり方だったのかが わからないから
どんな具合のライブだったのかという客観的なものは わからない。
自分は、彼女から望まれた動きは自然にしたけれど、やはり
声をかけることもなかった。
揺れていたいだけの歌の時は、好きにさせてもらった。
一番好きな聴き方で楽しんだ。
ライブ前、繰り返した冗談のように、このライブがhiroとしての
最後のライブになっても悔いの無いように。
それに応えるような、丁寧で自信に満ちた歌声でもあった。
ただ、目の前に自分の大好きな歌手がいて、歌い、踊り、笑い、語り
ひと時の夢、贅沢な時間があっただけ。

しっかり踊って歌っている姿に、これを16才の時にできていたなら
hiroというソロアーチストの評価も変わっていたのかな、と 思う
こともあったけれど、これこそが この2年の積み重ねなのだと素直に
納得できる。
「次」がありますように。
寛子ちゃんの希望通り、この日のスタッフと「寛子ちゃんが好き」な
たくさんのファンに囲まれた「次」が。

■2002/11/26 (火) 残像

まったりと余韻に浸りながらも、せわしなく生活に追われる。
そして何かの拍子にステージを思い出してはぽっと心が温かくなる。
テレビのような切り替えのない、直に見るダンスの迫力は、自分にとって
ますますhiroからダンスを切り離すことができなくなった。
「ME AND YOU」で登場した時のカンカンという小気味いい腰の動き
「Naked and True」にしても、実に細かいステップの振りがついていて
もちろん これはプロのダンサーさんと比べるものではなくて、なぜなら彼女は
歌とダンスと存在そのもので お金をいただく人なのだから。
何度も思うは やはり、これだけのことができる人なのだということを
たくさんの人に知ってほしいということ。

私は環境や立場上、どんなに努力しても基本的には「蚊帳の外」の人で
テレビ見て、雑誌読んで、CD買って、指をくわえて観覧や「街で見かけた」
話を聞いている人。
だから自分だけがいい思いをすれば満足、とは思えなくて、いい思いを
したのなら、それをたくさんの人に伝えたい。
ウハウハ ウッシッシーで終わらずに、何を見たかを聞いてほしい。
彼女という人の魅力を もっともっと知ってほしい。
実際にそれを実感できる距離で見られたのは、9校の学園祭で 1万人に
満たないように思えて、それが残念でならない。
姫路とて、私とは比較にならない半径5mを味わった方がいるはず。
彼女はいつも同じ気持ちで同じ力でステージを務めていて、でも その
ステージの評価は、客の数だけある。

真ん中ほどでご覧になった方の話では、そこからステージを見る時に
視野に入る観客の雰囲気は、やはりTHE☆SCANTYのようにはいかなくて(笑)
全部が全部 彼女が望む動きをしていたようでもなかったということだった。

メリハリ。
今回は、自分の勝手でメリハリつけて楽しんだけれど、これが
会場全体の動きになった時、きっと何かが生まれるはず。
内側からだけではない満足感。
喝采とともに、アーティストとしての悦びを、シャワーのように浴びてほしい。




2002/11/24 hiro姫路工業大学学園祭ライブ