2004 愛知工業大学 キャンパスコンサート
■2004/10/15(金) はじまる日
天気予報通り、急激に冷え込んできて、朝夕は この秋一番の寒さだった。
明日、明後日と雨の心配はなさそうで、いくらか気温も戻りそうという
ことなのだが、とにかく早朝、あるいは遅晩より並ばれる皆様に、事故
事件(^^;)などありませんようにと祈る今日。
初日。間違いなく初日。次は千秋楽だけど初日。(笑)
なんてワクワクするんだろう。
新しい何かが始まる感じ。何かが生まれる感じ。
わざわざアメリカのステージで新曲を追加したように、どこの どのステージも
彼女にとっては一つ一つ新しい前進であってほしい。
僅かでも その前進を汲み取れるファンでいたい。
「おいしー!」以降のシングルが軒並み売れなくなっている状況で
みんな=学生も知っていて盛り上がる曲のチョイスは ますます
難しくなるのだろうけど、恐れず、流されず、いいものを見せて
いただけるといいなと思う。
■2004/10/16(土) ハードルを越える人々
昨日は、愛工大ライブ指定席引き換えについて
>早朝、あるいは遅晩より並ばれる皆様
などと書いたが、聞けば今日(土曜)の日の高いうちに もう
何十人という列ができていたそうだ。
いや、それでも この冷え込み、若い女性もいらっしゃるのだから
暗くなれば どこか建物内に列を移してくれたりするのかと甘い想像を
していたら、そんなことは一切無く、この世の全て自己責任と
各々毛布やら寝袋やらで寒空の下、夜を明かすことになる模様だという。
寛子ちゃんの与えるハードルは相変わらず高い。
彼女に会うことは、こんなにも困難なことなのだ。
ジャスコやそこらで軽々しく目撃されないでほしいものだ。な。(笑)
張り切っていこう。
■2004/10/17(日) 愛知工業大学 学園祭 2004キャンパスコンサート
一昨年の学園祭・MAX来演の時に何人か徹夜組が出たことを
今も大事に語り継ぐ愛工大に、また一つ新しい学祭伝説(^^;)が
生まれた。
これだけの人数は初めてだと実行委の学生さんが感激したという
かなりの徹夜組含む指定券引き換え待ちの行列は、主催者側の
恐ろしいほどの手際の悪さで ずい分な苦行を強いられたけど
それは前方に濃いファンを集めてしまうという特殊な環境を
作ってくれた。
みな、正規に一般発売で購入し、指示通りの方法で得た場所。
学生がどうだろうと、一般客がどうだろうと、そんなことは
自分が気にすることでは無い。
後ろなんて振り向こうとも思わなかった。
彼女にしてもライブの常として何度も後方、上の階の客に
気を配ってはいたけれど、たった2回のライブ、その選曲は
どう考えてもhiroを愛し、SPEEDを愛し、必然があって そこにいた
客を十分意識していた。
学生への配慮は hiro側で製作したという「愛工大 Tシャツ」と
委員長以下4名をステージに上げて写真撮影したまでで十分。
小金を稼ごうとか、hiroの営業パックを売っていこうなんて
レベルでなく、本当に彼女の歌を聴きたい人を見据えたライブ。
彼女にとっての「歌うこと」を可能な範囲で確認したライブ。
だから設定された2公演なのだと思った。
× × ×
昨年のSPEEDライブを思い出す「LOVE IS SHOUTING OUT」の
ラッタタタタ・・が流れ、あの時 衣装換え中で このダンスに
参加できないことを残念がっていたことから話をつなぐような
セクシー系ダンスバージョンで始まった。
前面に光る模様の入った白タンクトップにピンクのぴったりとした
ショート丈の衣装を重ね、黒のパンツに編み上げのブーツ。
赤い帽子は なんとなく顔幅が強調されてしまうのだけれど
すぐ取るだろうから問題なし。その下は後頭部を凝った編み込み。
それよりも あのピンクを見ると いつかの「HEYX3」SPのワキ汗を
思い出してしまうのだが、案の定 ダンスが続いた2曲目には
はっきりと汗がにじんでいた。
それを脱いで一度腰に巻こうとした時 その汗の部分が
正面になってしまって、こちらが「あ」と思った瞬間、彼女も
それに気づいてか たまたまか、急に腰から はずしてしまった。
ま、どうでもいい情報。(^^;)
このあたりのダンスは かなり腰の動きに力が入っていて
これ見よがしな(笑) その腰のキレも最高。
やはりダンサーさんが2人ついての振り付けのあるダンスは見ごたえがある。
声は「AS TIME GOES BY」などで多少ひっくり返ったりしたものの
より豊かで繊細で、抑制がきいていた。
途中 生ギターを招き入れて ついに封印されていたかのような
「Eternal Place」を歌い、それが“アコースティックバージョン”を
決して逃げ場にしない力強く大きい歌で、やはり これは伊秩さんの
名曲だったと確信した。
この後にアコースティックバージョンで もう一曲というのが
「見つめていたい」だったことは意外で、でも それが かなり
Coco d'Or風な?アプローチだったことで納得の選曲となった。
どちらも きちんと消化されていて、この2公演に対する姿勢が
わかる気がした。
もちろん新曲「光の中で」も歌うのだが、映画の主役をつかまえて
名前さえ無しの「FLAMEの双子の兄弟」という言い方をするところに
失礼というより彼らとの近くて遠い距離が感じられた。
この曲はさすがにダンスもDJも無く、だから全くのカラオケ状態で
いささか手持ち無沙汰、歌は良いものの絵的に寂しい感じはした。
途中、はっきりとした言葉の記憶は無いけれど、寛子はSPEEDだったから
ということで紹介が始まり、SPEEDの曲を一人で歌うのかと思ってしまった
コーナーがあった。
その時、たぶん私の気持ちはマイナス方向に一瞬針がふれて、でもすぐ
4人の歌を歌うことはできないからSPEEDっぽいものをということで
今度はSPEEDのアルバム等からソロ曲に近いものを拾うのかと想像したら・・
そこで「INORI」が始まって、そりゃもう大騒ぎで(^^;)興奮していたら
短く終わり、それだけかと思ったら次は「寛子ー!」って掛け声を
どうのこうのという前置きがあって、思いがけないことに
「EVERYDAY,BE WITH YOU」のイントロが始まったから もう大変。
周囲は狂喜乱舞。学生とか一般客なんて さっさと置いていくさ。
ノリそのままにワンコーラス歌いきって、当然「My first love」の
イントロが流れる。すると横揺れを始める。
後で本人も言ったように少々モノマネ入った鼻にかけた歌声。
これも短いものだったが、やはり多香子ちゃんを語る時には
言葉に遠慮が無くて、それを聴く私たちも信頼されていて楽しい。
そう、3曲全てが'99「REAL LIFE」ツアーで披露された曲。
他メンバーのソロをなぞるのではなく、間違いなくSPEEDとして
一体だった頃の曲。
それが そのまま 「それぞれの代表曲だから」というだけの
理由ではないことを信じたくなる あたたかさがあった。
その後の「hiroの曲」→「Your Innocence」が歌の出来以外の理由で
弱く感じてしまったのも仕方ないことか。
もちろん「Coco d'Or」からも2曲。
例によってものすごく安定した余裕の歌声で、ただ、あそこでは1曲でも
よかったかなという気はした。
そして2万強という売り上げの曲のC/Wが学園祭の学生にどうかなどと
いうことはおかまいなしに取り入れる新レパートリー「I wanna be your love」は
想像通りの枠のゆるいダンスナンバーになっていて これも良かった。
ソロ歌手hiroとして はずせない「Treasure」は、FCイベントで
「踊らないバージョン」を聴いて以来だけれど、16才のヒット当時の
口パクだとか「かぶせた」だとかが もう遠い思い出と化したかのような
充実の持ち歌となっていた。
間奏でこちらに向けてヒップをスウィングする振り付けは反対向きに
なっていたけれど。←さらに どうでもいい情報。(^^;)
一応の「ラスト」と紹介された「Baby don't cry」も、当時より
もっとPOPで洗練された歌に聴こえるようになっていた。
本当に楽しそうに歌っていて、happyがあふれていた。
もちろん これで終わるはずはなく、きちんと寛子コールが続く中で
左胸に「愛」の一文字、背中に「愛知工業大学」と縦書きした
白いTシャツに着替えて登場。
一曲目が「LOVE IS SHOUTING OUT」だったので もう無いと思っていた
「愛が泣いてる」から始まる。
これも文句なく盛り上がり(後方席は知らない^^;)本当の最後は
「Bright Daylight」ではなくて「人魚の恋」。
たぶんシアトルのために作り上げたパフォーマンスだろうけど
このあたりも そんなに「学園祭」に固執していない感じがして
新鮮だった。
細々としたMCはネットを見ていただくとして(^^;)、絵理ちゃんが
まだ出産されていないということを きちんと言っていたし
〔追記 10/18出産されたそうです〕
「秘訣」が「ケツ」になったりしたのも可愛いハプニング。
そして まだはっきりとはゴニョゴニョ・・という前置きはあるにせよ
「来年 ツアーをやります」という言葉があり、ただそれは
「みんながお休みの時=春休みとか夏休みとか冬休みとかいつになるかは
わからない」という言い方と「アルバムを出して」という言葉で多少
先のことのようにも思えたけれど、とにかく今までのような「希望」
だけではないのが「東京、名古屋・・・」という地名をあげたことからも
わかったのが感激だった。
夏休みだからと平日ばかりにならないことを祈るのみ。
最後の腕輪プレゼントは余分だったように思えた。
と、まあ最後にツアーの話があったことが かなり 今日のステージの
意味を自分の中で大きくしてしまった部分もある。
大学の普通の体育館兼講堂に敷物を敷き、パイプイスを一つ一つ
テープで固定した土足厳禁の会場。
そのステージも 紛れも無く学長先生が入学式でお話する演壇。
それでも そこは、ZEPPのFCイベントなんか目じゃない、歌があって
初めて交流できる何かがある、何かを求められている歌い手で
あることを今日は見せてくれた。それを伝えたい。
■2004/10/18(月) 翌日
今日になって思い出した あれこれ。
メイクの際に歯ブラシが欲しくなって、大学構内のローソンに
マネージャーさんに買いに行ってもらったという話。
ダンサーさんのビジュアルの作りが絵理&仁絵風であったこと。
スパンコール付きのタンクトップの下にスポーツブラ風の黒い
ハーフトップを着ていて、さらに透明の細いストラップが
見えていたので水分補給の際の危うい角度も手ごろでガッチリ安心保険。
・・だったこと。
早朝4時起きの上に長時間の「立ち待ち」は さすがにこたえて
元から無い集中力がさらに低下し、昨日の雑記を読み返せば
誤字脱字がワラワラと出てくる。
それを承知で伝えたかったものがあって、それは伝わったのだろうか。
一日なり時間を置き、頭ス〜ッキリ 知人たちとセットリストや
トークの記憶のつなぎ合わせをしたりネットの評判を一通り
チェックした上ならば、世論から浮かないような(^^;)まとまった
ものも書けるのだろうけど、まあ それはしょうがない。
私の席に座った人間は私以外には存在しない、としか言いようが無い。
× × ×
朝のテレビで、思いがけず この学園祭が取り上げられていた。
一台のハンディカメラがステージを追っていたのはわかって
いたけれど、反省会用の資料か、学校側の記録用の撮影なのかと
思っていた。
シアトルと同じく、この画質のやや劣る映像は、こうやって
自前で撮影し各局に提供され、「使っていただく」
「取り上げていただく」のだということを知った。
それはなぜか。
今日、たまたま会った人に開口一番「今日『めざまし』にhiro出てたね」
と言われた。
そういうことなのだろう。
そして これをスポーツ紙の記事にしようとすればDA PUMPが出たわけ
でもなく(笑)、ツアーといっても日程の詳細が載せられるわけでもなく
結局 「SPEEDメンバーの曲のカバー」「絵理子にエール」という
変てこなことになってしまうのだが、こういうのは もう仕方がない。
どういう事情で あの企画を決めたのか、それは私たちには知りようが無くて
ただFCイベントより はるか楽しい企画だったし、それを喜んだ人間の
「hiroのファン」としての土台の危うさだとも思わなくて。
昨日のステージの彼女は自分を「歌う人」と言ったけれど
それらの経緯を想像すると、なかなかどうして、ただ歌うだけではなく
たくさんのしがらみの中で歌い続けているのだ。
彼女が普通の大学生だったならば、委員さんたちと同じ大学2年生
ということになる。
お好み焼きを焼いていたか、それともダンスバトルに出場していたのか。
確かに見返りも大きいが、その背負っているものも とんでもなく大きい。