Call me/Seiko Matsuda Concert Tour 2003
■2003/06/25 (水)

【Call me/Seiko Matsuda Concert Tour 2003】その1

平気で開演が25分遅れた。
MCでの種明かしによると、ずっと舞台上のピアノの前でスタンバイしていた
らしいのだが、じゃあ なぜ遅れるのかと。(笑)
悪い習慣だなと思う。

開演を待つ間は、真後ろに座った、かなり濃い活動をしているらしい二人連れの
興味深い話が聞こえてきて飽きなかった。
ネタばれでもなく、ちょうど良質の濃い(笑)掲示板を読んでいるような情報が
楽しかった。
左隣のお姉さん3人組は、見た目お若いのに、ウチワに手作業でキラキラが
つけてあるあたり期待できる。何の期待か知らんが期待できる。(笑)
そして始まった。

機材席の横あたりだったのだが、アリーナならライブ映像が映る大画面が
あるだろうと勝手に思い込んでいたら、そういうものが無かった。
代わりに、背景の一部がクリアーなモニターになっていて、相当手の込んだ映像
ステージと一体になって一つの空間を作り出すという形になっていて、
これはおもしろかった。

そして新曲「CALL ME」の弾き語りが始まる。
真紅のドレス、アップの髪、そして なつかしいナンバーらしいのだが
私の知らない歌。(^^;)
静かに静かに歌い上げて、「あなたに逢いたくて」がきた。
近くから、「やっと知ってる曲!」という歓声が聞こえてきた。
苦笑。で、同感。(^^;)
「アイドル歌手なのにうまい」みたいな言われ方は昔からされていたけど
これはほんと、ダテに二十何年も歌っていない。
全く衰えることなく艶やかさだけが増したバラード。

ここでもう引っ込んで、今度はダンサーのついたダンスナンバー。
昔のヒット曲は簡単には歌わない。
現役進行形のアーティストとしての気概と誇りを見せつけ、でも
ある層の客を飽きさせないような工夫もあったりする。
モニターで披露されるコスプレも手が込んでいて楽しめた。
MCは、特におもしろくもないが下手ではなく、でもしゃべり方が
大人に・・って当然大人なんだよねえと しみじみ変なことを思った。
そして すでにここで白いロマンティックな衣装に変わっていて
「渚のバルコニー」やら何やらで小盛り上がりさせて引っ込む。
なんて財産曲の多い人なんだろう。

年齢層やや高めなために、いったん座りかける会場。

■2003/06/28 (土)

【Call me/Seiko Matsuda Concert Tour 2003】その2

すると、開演前、何度か会場に流されていた曲が始まる。
SAYAKA登場で、これは ツアーオープニングのさいたまスーパーアリーナの
模様がテレビで流れていたこともあって、会場も当然の登場と歓迎。
地味なワンピースだったけれど、8月にリリースの作詞作曲したという
歌はデビュー曲の路線で、なかなか良かった。・・そ、それだけだけど。
隣のお姉さんはオペラグラスを覗いて「可愛い!」を連発していたので
たぶん可愛かったのだろう。

そして今度はゴールドのタイトでセクシーなドレスで現れた。
このコーナーがかなり印象深い。
「赤いスイトピー」の会場との合唱という ありがちな企画が
こんなにも良いものだとは思わなかった。
微妙に聖子ちゃん世代ではないけれど、あそこまで一世を風靡した
歌手の名曲が歌えないわけはなく、周囲も気持ちいいほど素直に
歌ったりしていて、ちょっと「くる」ものがあった。
すかさず「SWEET MEMORIES」も来たりして、いくつになっても
「今が一番いいのではないか」と思える貴重な財産曲であることを
再確認。
こうくれば いよいよかな、と思ったところに、突然聴き慣れぬ曲。
エロエロな(笑)PVらしきものがバックで流れていたので持ち歌だろうと
思うのだが、初めてなのに一瞬で掴まれてしまった。
そう、「ME AND YOU」を聴いた時と同じ。(笑)
こんな経験は滅多にない。
表情も確認できない距離なのに、耳が豊かに満たされるから
視線を捉えて離さない。

終演後、隣の方々に教えていただいたのだが、去年全米でリリース
された全編英語のアルバムの中の一曲らしい。
それも「このアルバムの」と、ご自分のTシャツの胸を指さされた
そこには、アルバムタイトル「area62」のロゴ。
ファンの鑑である。(笑)
真剣に この曲のPVが欲しい。

■2003/07/01 (火)

【Call me/Seiko Matsuda Concert Tour 2003〜その3】

あとはSAYAKAちゃん大売出しMCやら定番らしきエビフリャ〜ソングやらで
自ら言っていたように「司会者」のようにSAYAKAに話を振り、それに
普通の女の子タレントのように答える様子が妙に親子っぽさが無くて
逆に変だった。
まあ、変に親子っぽいのは興ざめだろうけど。

それで、おもしろかったのは、会場がこの「聖子の娘」という存在を
さほど熱狂的に歓迎しているでもなく、ごく普通にぬるい感じで
暖かく受け入れているという様子だったこと。
私生活とか、過去とか、そういうものを越えて、ただ「松田聖子」と
いう存在を求めているという感じが とても伝わった。
原田真二はずっとバックについていて音楽面を支えているという
感じで、一度掛け合いのデュエットをやったけれど、よく言う
「息が合っている」というか、細部まで行き届いたデュエットだった。
会場にしてみれば もちろん彼の認知度は高いのだろうけど
これまた拒否でもなく歓迎でもなく普通にぬるい受け入れ方を
しているという雰囲気だった。

そして、このアカペラで歌った「エビフリャ〜」は持ち歌の替え歌
らしいのだが、これもダテに40まで歌ってないわ!という絶妙な
フェイクを聴かせていた。
やっぱり うまいです、この人は。
昔からのクセのあるボーカルスタイルは全然変わらなくて、それでも
大人の歌として、過去の曲さえ「なつかしさ」以上のもので聴かせて
しまう。

そしてラストは いよいよという感じで、遠目には(笑)藤本美貴か
松浦亜弥かというほどのブリブリのミニで、それが遠目なので(笑)違和感
無くて、新旧ヒット曲、有名なアルバム曲など歌い、こうなったらノンストップ。
ラストの「チェリーブラッサム」「夏の扉」の盛り上がり方はすごかった。
会場平均年齢35才くらいなのに すごかった。(笑)

アンコールはSAYAKAとともに「めざまし」のテーマソングやらで締めて
満足度100%のコンサートは終了した。
そして数千円を払って見るパフォーマンスは、これだけの贅を尽くしたもので
ないと満足できない体質(笑)も再確認した。
常日頃綴っているhiroのステージへのあれこれと比べるべきではない。
種類が違う。年代が違う。求めるものが全く違う。
でも、お金の価値は一緒なのだよねえ。

帰りの電車、世間的にはどう見ても若くない女性たちが手に手に
聖子ウチワを持って大量に乗り込む様は素敵だったな。