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       ごもくやわ
  五目夜話

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 五目亭亭主 拝


  「鮮魚」行き!?

(掲載 2004/02)
(更新 2007/01)


の写真を見ていただきたい。電車の行き先表示板である。





ある日、自宅から出先への直行のために、
普段よりも少し遅い電車に乗ろうと駅へ向かった。

駅のホームで目にしたのが、この電車。
25年間、毎日通った近鉄電車だが、初めてだ。

「鮮魚」行き?

そんな駅がどこにあるのかも知らない。

ちょうどホームに体を出していた車掌にたずねた。

そして・・・

この電車が「鮮魚列車」と呼ばれて
上本町(近鉄大阪〜名古屋線の発駅)と松阪間を長年走る
臨時列車であることを知った。
「鮮魚」を仕入れて、途中のいくつかの駅にも立ち寄りながら
鮮魚を届けるための「買出し」列車だったのだ。

車内の通路には所狭しとダンボール、スチロールの箱の山。
シートには早朝からの買い付けの疲れからか、
マグロのように横になったオジサンがアチコチ。

私は終点の上本町駅ではどうなっているのだろうかと気になり始めた。
出先へ向かう途上、上本町駅のホームにわざわざ立ち寄った。
「鮮魚列車」は、まだ到着していない・・・



いくつもあるホームの北端で、ゴム長にジャンパー姿、そして、台車をかかえた男たちが待っていた。
  (↓)
(自宅駅のホームで) (上本町駅のホームで)



後日、インターネット(google)で「鮮魚列車」を検索すると、
ナント、5000件以上のヒット。これはメジャーな列車だったのだ。
(*その後、この夜話がTOP 10件にリストされ、驚いています!
さらに・・・2006年になると8万件以上のヒットで、このサイトが2位!)

多くのホームページが、長い歴史を持つこの列車の変遷を追った
鉄道マニアのものらしい。

私には列車よりもゴム長オジサンたちの行き先の方が
気がかりであったが、出先でのアポイントがある。
残念!ホームから立ち去らなければならなかった。

彼らは黒門市場あたりの鮮魚商なのか
ミナミの料理屋の男たちなのか?



(*)後日談ですが・・・

大阪で市場関係者にお話を聞く機会がありました。
この鮮魚列車は大阪で行商(お店もある)をする伊勢の魚商のみなさんが
組合として、近鉄から臨時列車を借りて定時運行しているものだそうです。



近畿日本鉄道の「鮮魚列車」紹介サイト




ある日、このホームの端で出発を待つ(?)鮮魚列車を見ました。
車内をながめて「異様さ」に気づいて、パチリ!
車内広告が1枚もないのです。

当たり前と言えば「当たり前」ですが・・・




青い箱は長旅用のゴミ箱でしょうか、アチコチにある・・・



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